Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2018/04/25
Update

ドキュメンタリー映画『ラ・チャナ』あらすじ。伝説のフラメンコダンサーとは

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

ドキュメンタリー映画『ラ・チャナ』は、2018年7月21日(土)よりヒューマントラスト有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開。

公開されたチャーミングな表情を見せる女性は、現在71歳、伝説のフラメンコダンサーのラ・チャナ。

“笑い、吠え、踊り、生きる!”と形容詞されたラ・チャナの真実に迫るドキュメンタリーは、 結婚、出産、キャリアの頂点での引退、どん底からの復帰と、そして迫りくる老いを見つめます。

ラ・チャナの波乱に満ちた人生とは、そして彼女の情熱の源とは何か?

映画『ラ・チャナ』の作品情報


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

【公開】
2018年(スペイン・アイスランド映画)

【原題】
La Chana

【監督】
ルツィア・ストイェヴィッチ

【キャスト】
ラ・チャナ、アントニオ・カナーレス、カリメ・アマヤ


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

映画『ラ・チャナ』のあらすじ


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions
若くしてその才能を開花させたラ・チャナ。

本名はアントニア・サンティアゴ・アマドールと言い、18歳で結婚した後出産。

夫がマネージャーとなり、フラメンコダンサーの活動をつづけていました。

シュルレアリスムの代表的な天才画家サルバドー・ダリを魅了させてるラ・チャナ。

そして、1968年の映画『無責任恋愛作戦』で歌う闘牛士フワン・バウチスタ役を演じた名優ピーター・セラーズと共演すると、彼をも魅了し、映画の都ハリウッドへと招かれます。


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

しかし、封建的なヒターノ(ジプシー)社会で女性が自らの意見を言うことは許されず、彼女がハリウッドに進出することはありませんでした。

その後も、情熱で多くの人たちを魅了し尽くすラ・チャナの人気は衰えることを知りません。

テレビ出演や世界ツアーなど、彼女はすべてのアーテストが目指す頂点に立ちました。

そんな、ある日、突然、表舞台からラ・チャナは姿を消します…。

本作『ラ・チャナ』では、彼女をとりまく状況を、ラ・チャナ本人へのインタビューや周囲の証言、残された映像や資料とともに丁寧に解き明かしていく作品です。


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

映画『ラ・チャナ』の感想と評価


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions
本作に登場するラ・チャナの素顔に迫る遍歴は、結婚、出産、キャリアの頂点での引退、どん底からの復帰と、迫りくる老いによって描かれています。

現在71歳になった伝説のフラメンコダンサーの女王と呼ばれるラ・チャナの半生に潜む波乱と情熱の源に映画は迫っていきます。

また、栄光の裏側にあるのは、男性社会で女性が活躍することの難しさや過去の家庭内暴力、そして、どん底からの復帰と、人生を共に歩む運命の相手との出会いなども見つめていきます。

ラ・チャナの人生は困難に満ちたものだったかもしれないが、彼女は絶望すら受け入れ、前に進む強さを教えてくれます。

スクリーンから溢れるラ・チャナの魅力は、激しい彼女のリズムとパワフルな踊り、そして何よりも会話から感じるチャーミングな人柄です。

その生み出す言葉のひとつひとつが、きっと、あなたを魅了するはずです。


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

まとめ


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions
世界中の人々を虜にした伝説のフラメンコダンサー、ラ・チャナの波乱の人生を描くドキュメンタリー。

ラ・チャナのチャーミングでユニークなキャラクターと、それとは逆にリズムを刻めば、ストイックなフラメンコダンサーの顔が彼女の全ての魅力を表現して見せてくれることでしょう。

キュートでパワフルなラ・チャナの幸せな日々を映し出しつつも、彼女の平坦ではなかった1人の女の人生に迫ります。

笑い、吠え、踊り、生きる!ラ・チャナに注目です!

世界の映画祭で映画賞の賞賛


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 観客賞受賞
ブダペスト国際ドキュメンタリー映画祭 観客賞受賞
ガウディ賞 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
フェロス賞 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
ドック・オブ・ザ・ベイ映画祭 観客賞&SADE賞受賞
レ・ボーチ・デル・インチエスタ 観客賞受賞
ヨーロッパ映画賞 ドキュメンタリー部門ノミネート
カナディアン・ドキュメンタリー国際映画祭 観客賞ノミネート


©2016 Noon Films S.L. Radiotelevisión Española Bless Bless Productions

関連記事

ヒューマンドラマ映画

『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』あらすじ感想と評価解説。奥平大兼x鈴鹿央士がeスポーツに情熱をかける高校生を熱くユーモラスに演じる

映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は2024年3月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開 『MOTHER マザー』(2020)の奥平大兼と『蜜蜂と遠雷』(2019) …

ヒューマンドラマ映画

映画『ラフラフダイ』あらすじ感想と評価解説。“笑い死にという奇病”が蔓延する世界で人として生きて死ぬためにはどうすべきか

映画『ラフラフダイ』は2023年4月15日から21日まで東京・K’s cinemaにてレイトショー上映、全国順次公開 映像制作チーム・シネマ健康会の松本卓也の監督作『ラフラフダイ』が202 …

ヒューマンドラマ映画

『わたしのお母さん』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。井上真央と石田えりが演じる“分かり合えない娘と母”の葛藤から見えたこと

誰より近いのに、誰より遠い、母と娘の物語 今回ご紹介する映画『わたしのお母さん』は、『人の望みの喜びよ』(2015)で第64回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門にてスペシャルメンションを受賞した …

ヒューマンドラマ映画

映画『マイ・エンジェル』あらすじネタバレと感想。マリオン・コティヤールが母親役を熱演!

愛し方が分からない母と、ただ愛されたい娘。 母娘の傷つきながら育まれる愛の物語。 美しい海辺の街、南仏コート・ダジュール。きらびやかな街の片隅に、取り残された母娘はお互いを必要としながらも、傷つくこと …

ヒューマンドラマ映画

映画『犬猿』あらすじとキャスト。公開日時と上映館も【吉田恵輔作品】

『ヒメアノ〜ル』の吉田恵輔監督が約4年ぶりとなるオリジナル脚本を映画化! 窪田正孝、新井浩文、「ニッチェ」の江上敬子、筧美和子ら異色の組み合わせが果たしてどのような化学反応を起こすのか? 兄弟姉妹とい …

『還り花』
Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学