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映画『神さまの轍』あらすじと主題歌はフレデリック。上映館の紹介も

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』は、2月24日(土)より京都神戸先行公開(イオンシネマ久御山・イオンシネマ高の原・OSシネマズ神戸ハーバーランド)。

3月17日(土)より新宿武蔵野館、アップリンク渋谷、イオンシネマ板橋ほか全国ロードショー!!

京都井手町を舞台に夢を掴んだ者と、夢すら見つけられなかった者との人生がロードバイクに捧げた青春に交錯する⁈

1.映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』の作品情報


Ⓒ2018映画『神さまの轍』製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【企画・脚本・監督・プロデューサー】
作道雄

【キャスト】
荒井敦史、岡山天音、望月歩、吉沢太陽、川村亮介、久保陽香、アベラヒデノブ、小貫加恵、松林慎司、月亭太遊、泉原豊、阿部進之介、津田寛治、六角精児

【主題歌】
フレデリック「たりないeye」(A-sketch)

【作品概要】
京都井手町を舞台にロードバイクにかけた若者たちの青春を描いた作品。

武田鉄矢の出演したドラマ『水戸黄門』で格さん役を演じた荒井敦史が勇利役、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』の岡山天音が洋介役を演じ、演出は商業映画デビューとなる作道雄監督です。

2.映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』のあらすじ


Ⓒ2018映画『神さまの轍』製作委員会

京都府井手町にある中学校に通学する勇利と洋介は、ふとした出来事をきっかけにロードバイクに熱中していきます。

これからの将来がどこに向かうか見えなくても、無心なまでにペダルをこぎ続けることが勇利と洋介にとって、これこそが“未来”へに続くそのものでした。

数年後、2人は再会しますが、勇利はプロのロードレーサーとして歩むことを決め、また社会人となった洋介はロードバイクに乗ることさえ辞めてしまっていました。

そのことから2人の人生は大きく変わっていました。

やがて、掴んでいたはずの夢を挫折してしまう勇利と、自分の夢を見つけることができなかった洋介の人生が、無心に過ごした思い出の井手町で開催される「ロードレース大会 ツールドKYOTO・2019で交差していきます。

白熱するロードレースのなか、2人の若者が選ぶそれぞれの未来とは…。

3.映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』の感想と評価

本作はロードバイクに青春を捧げた若者の姿が、観る者の心に響く人生賛歌といえるでしょう。

実は意外なことですが、現在の日本は自転車大国。人口当たり自転車保有台数は世界第6位と言われています。

自転車は日本人にとって、それほど身近な者なのですね。

また2020年に開催される東京オリンピックで、ロードレースが種目の最終ゴール地点に富士山が有力視されるなど、話題に上るロードバイクというスピード自転車も注目をされています。

そんな自転車文化の1つとして映画の企画制作に挑んだのは、本作『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』が商業映画デビューとなる作道雄監督。

演出を果たした作道雄監督は、本作について次のように観客となるあなたにメッセージを贈っています。

「自分の夢を見つけ、がむしゃらに追いかけて生きることが例えば仮にカッコイイことだとして、夢を見つけることが出来ないたくさんの若者たちは何を支えに生きていくのか。

夢、才能、環境、現実

誰しもが通り過ぎた若い、あの頃の痛み苦しみを時間は解決してくれるのでしょうか。これは何者でもない2人の若者が、ただ何かになりたくて、必死でペダルを漕いだ10年間の青春物語です」

作道雄監督が述べた、何でもない若者たちが、ただ何者かになりたくて必死にペダルを濃く姿

これこそがこの映画のすべてだと思います。

自転車という乗り物は漕ぐことをやめた時、自立して立つことも、先にあるかもしれない未来にも近づけない

まるで、“がむしゃらに生きた姿をまるで体現させたような乗り物”なのです。

作道雄監督がキーワードとして並べた「夢、才能、環境、現実」から、もし、あなたが目を背けている何かに苦しんでいたら、ぜひこの作品を観ていただきたい1本です。

本作が商業映画デビューとなる作道雄監督。彼自身が誰よりもペダルを漕ぎ続けていて公開に至った『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』に注目してみてはいては如何でしょう。

4.映画主題歌にフレデリックとは

参考映像:フレデリック『オワラセナイト』MusicVideo

本作『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』の映画主題歌に楽曲を提供したのは、人気急上昇中のバンド「フレドリック」

このバンド名はレオ・レオニの絵本『フレデリック』に登場する主人公である、ネズミのフレデリックをリスペクトしたものです。

「冬眠中、食料が尽きた時、言葉で皆の心を満たしたフレデリックのように音楽で皆の心を満たせる存在になりたい」という、アーティストとしての祈りが込められています。


【絵本タイトル】『フレデリック』
【作・絵】レオ・レオニ
【翻訳】谷川俊太郎
【出版】社好学社

そのようなアーティストの姿勢に願いを込めたロックバンド「フレドリック」は、三原健司(Vo./Gt.)、三原康司(Ba.)の双子の兄弟。そして赤頭隆児(Gt.)、高橋武(Dr.)で編成されています。

ユーモアと言葉遊びが豊かな歌詞と、中毒性の高いサウンドが話題となり、MASHA&Rオーディション初年度の特別賞を獲得します。

メジャー1stフルアルバム『フレデリズム』をリリースして、どのシーンにも属さない『オンリーワン』の楽曲とそのスタンスに評価を得ています。

参考映像:フレデリック「オンリーワンダー」MusicVideo

このような人気急上昇中バンドであるフレドリックの一つ楽曲『たりないeye』。

これが今回紹介している映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』の主題歌に決まりました。

言霊の持つ魅力と軽快なテンポ、そして何より彼らフレドリックにしかない独自性の世界観が歌われており、映画の爽やかな余韻を演出する形で寄り添うマッチングを果たしています。

映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』の主題歌
フレデリック「たりないeye」MusicVideo

また、フレドリックのヴォーカルの三原健司は、作道雄監督の『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』について、次のようなメッセージを贈っています。

「青春時代は大人になるにつれ薄れてしまうといいますが
そんなのはうそだと思います。
過ぎ去ってしまった青春をもう一度掴み取る姿は
いくつであっても少年時代よりも青い。
映画から感じたこれから始まる新しい青春に胸踊りました。
少しでもフレデリックの音楽で寄り添えたらと思います」

さすが三原健司の言葉と言えるのが、「いくつであっても少年時代よりも青い。映画から感じたこれから始まる新しい青春に胸踊りました」。

これもまた本作を作道監督の“ただただ無心にペダルを濃く姿”と表現したことに受けた、映画の感想だと感じられますね。

映画主題歌となった、フレドリックの「たりないeye」にも注目したいところです!

5.映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』の上映館は

関東地区

東京 アップリンク(2018/3/17~)
東京 新宿武蔵野館(2018/3/17~)
東京 イオンシネマ板橋(2018/3/17~)
栃木県 小山シネマロブレ(2018/3/17~)

中部地区

愛知 名演小劇場(2018/3/17~)

近畿地区

京都 イオンシネマ高の原(2018/2/24~)*先行公開
京都 イオンシネマ久御山(2018/2/24~)*先行公開
京都 京都シネマ 順次公開予定

大阪府 第七藝術劇場(2018/3/3~)
兵庫 OSシネマズ神戸ハーバーランド(2018/2/24~)*先行公開

*掲載した劇場と公開日は2月13日現在のものです。全国順次公開される可能性もあり、劇場にお出かけの際に公式ホームページをご確認くださいますよう、お願い致します。

まとめ

京都にある井手町を舞台に、才能に恵まれた勇利と恵まれなかった親友の洋介。彼らが大人になって再会を果たし、それぞれの人生がふたたびロードレースを通じて、青春として交錯していく姿とは?

本作が商業映画デビューとなる作道雄監督が、自ら脚本や企画を務めて完成させた作品には、ドラマ『真田十勇士』や『水戸黄門』の荒井敦史と、ドラマ『ひよっこ』の岡山天音が瑞々しい共演を果たしています。

そのほか、望月歩、吉沢太陽、六角精児、津田寛治、阿部進之介ら個性的な俳優たちも集結している点にも注目です。

さらには個性あるバンドとして知られるフレデリックの楽曲「たりないeye」が、映画主題歌に起用された点は要チェックです!

2月24日(土)より京都神戸先行公開。(イオンシネマ久御山、イオンシネマ高の原、OSシネマズ神戸ハーバーランド)

また、3月17日(土)より新宿武蔵野館、アップリンク渋谷、イオンシネマ板橋ほか全国ロードショー

ぜひ、お見逃しなく!

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