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Entry 2021/06/17
Update

映画『アガサとイシュタルの呪い』ネタバレあらすじ感想とラスト結末の解説。殺人事件の犯人推理とマックスとの恋愛を描く

  • Writer :
  • 秋國まゆ

ロマンスを求める世界的推理作家が、イラクで起きた事件の謎を解くミステリードラマ

サム・イエーツが監督を務めた、2019年製作のイギリスのミステリードラマ映画、『アガサとイシュタルの呪い』。

離婚で傷心中のアガサ・クリスティがイラクへ旅立ち、知り合いのウーリー夫妻が発掘した遺跡を訪れた際、発掘品の盗難や殺人事件に巻き込まれてしまうとは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

前作『アガサと殺人の真相』の続編であり、世界的推理作家アガサ・クリスティの史実をもとに描く、ミステリードラマシリーズ第2弾、『アガサとイシュタルの呪い』のネタバレあらすじと作品情報をご紹介いたします。

映画『アガサとイシュタルの呪い』の作品情報


(C)Darlow Smlthson Productions 2019

【公開】
2019年(イギリス映画)

【脚本】
トム・ダルトン

【監督】
サム・イエーツ

【キャスト】
リンゼイ・マーシャル、ジョナ・ハウアー=キング、ジャック・ディーム、ジェームズ・スタッドン、キャサリン・キングスレー、ロリー・フレック・バーンズ、スタンリー・タウンゼント、ブロナー・ワウ、クリスタル・クラーク

【作品概要】
イギリスの映画監督、サム・イエーツが監督を務めた、イギリスのミステリードラマ作品です。

前作『アガサと殺人の真相』に続き、世界的推理作家アガサ・クリスティの史実をもとに描くドラマシリーズ第2弾です。

TVドラマ『トラウマ:心的外傷』や映画『アウトサイダーズ』(2016)などに出演する女優、リンゼイ・マーシャルが主演を務めています。

映画『アガサとイシュタルの呪い』のあらすじとネタバレ


(C)Darlow Smlthson Productions 2019

1928年、イラク・バスラ。英国人考古学者マックス・マローワンと、考古学者パトリック・マルホランドは、未発掘の墓を調査していました。

しかしある日、パトリックは調査中、何者かに殺されてしまいます。

パトリックは息を引き取る直前、マックスに「イシュタルの呪い」と書かれた石板を渡しました。

マックスは、友人でもあるパトリックを殺した犯人探しを行いました。

一方その頃、1928年11月。世界的推理作家アガサ・クリスティは、夫アーチボルトの不倫により、離婚が成立。

傷心中のアガサは、恋愛小説を書いて新境地を開きたいと思い、夕食会で会った考古学者レナード・ウーリーとその妻キャサリンに、ロマンス溢れたところはないか相談します。

するとウーリー夫妻は、現在遺跡発掘のために駐留している、イラク・ウルに行ってみたらどうだと、アガサに勧めました。

アガサは未完成の恋愛小説を、一度出版社に持っていって見せましたが、出版社側からは『ポワロ』の続編を求められてしまうのです。

そこでアガサは、未完成の恋愛小説を完成させるためのロマンスを求めて、思い切って長距離夜行列車「シンプロン=オリエント急行」に乗ってイラクへ旅立つことにしました。

アガサはイラク・ウルの遺跡発掘現場に到着後、早速ウーリー夫妻に会おうとしましたが、2人の姿はありません。

その場にいたのは、頭から血を流して倒れているマックスだけです。アガサはマックスを助け、彼を車に乗せて病院へ連れて行きました。

翌日。幸い骨折程度の怪我で済んだマックスに、アガサは怪我をしていた理由を尋ねます。

マックス曰く、パトリック殺しの犯人を探している途中、誰かに命を狙われ、頭を撃たれてしまったのです。

アガサは、警察に任せるべきだと忠告しますが、まともに捜査しようとしない警察よりも、自分で犯人を探したいとマックスは言います。

それにマックスは、読書の習慣がないのか、アガサのことを知りませんでした。

アガサは、危なっかしい若者のマックスが心配なのと、自分を知らない彼に興味を抱いたのでしょう。

彼女はこのまま別れて、ウーリー夫妻の屋敷へ行こうとしましたが、彼をその屋敷へ送ることにしました。

ウーリー夫妻の屋敷は、遺跡発掘に携わる関係者や、マックスたち考古学者が寝泊まりする宿舎でもあったからです。

ウーリー夫妻の屋敷へ到着したアガサたち。しかしそこでは、キャサリンが飼っていた猿が首を吊られて殺されており、警察官が駆けつける騒ぎになっていました。

キャサリンから、溺愛していた猿を殺した犯人探しを依頼されたアガサ。翌日、彼女はまず、屋敷にいる住人と顔合わせすることにしました。

1人目は、ウルの遺跡所有者であり、遺跡で発掘したものを大英博物館に売って、富を得ている27歳の領主マーマデューク。

2、3人目はウーリー夫妻、4人目は29歳の警備員エゼキエル。5人目はマックスと同じ24歳で、医学の博士号を持つ黒人女性パール。

6人目は、英国大使コンスタンス・バーナードの妻、キャサリン。彼女は発掘品の記録と書類の用意、輸出の準備などを担当しています。

マーマデュークとエゼキエルは、キャサリンが飼っていた猿をあまりよく思っておらず、「殺されて清々した」という様子でした。

パールは、本当はキャサリンのお供として、発掘品の記録を担当するはずが、現地に着いたら雑用係を任されて不満を募らせていました。

屋敷にいる全員と顔合わせを済ませたアガサは、コナン・ドイルに助言を求めるべく、電報をうちました。

その結果、アガサはコナン・ドイルの助言に従い、マックスと一緒に猿の遺体を解剖。

猿の肝臓を取り出し、1対5の割合で希釈した硫酸と、重クロム酸カリウムを混ぜた液体の中に入れます。

解剖の結果、猿はストリキニーネという、殺虫剤として手に入る毒による、中毒死だと判明しました。

アガサたちは、屋敷内にいる犯人が誰かを殺すため、ストリキニーネを用意していたけど猿が誤飲してしまい、それを偽装するために首を吊ったのだと推測。

おそらく、その犯人はパトリックの殺害にも関与している同一犯の可能性が高い。そう考えたアガサは、裏付けを取るため、大英大使館を訪ねます。

アガサが話を聞きに行った相手は、ウルに派遣された英国大使で、パトリックの幼馴染でもあるコンスタンスです。

アガサはコンスタンスに、「猿もパトリックも、同じ犯人に毒殺された可能性が高い。パトリックの死因解明のために協力して欲しい」と頼みました。

コンスタンスは協力する代わりに、若い男性と不倫しているキャサリンを説得してくれないかと、アガサに頼みます。

アガサは一度、猿を屋敷の庭へ埋葬後、ルーシーに説得を試みましたが、彼女は聞く耳を持ってくれません。

次の日。アガサはマックスに案内され、ウルの遺跡の中にある保管室へ行きました。

ここ数日、行動を共にすることが多く、互いに相手のことを気になっているアガサたち。

密室で2人っきりになったことで、アガサたちは互いに惹かれあっていることを打ち明けるように、熱いキスを交わしました。

しかしその最中、施錠したはずの保管室に、突如爆発物が投げ込まれたのです。幸い、爆発はせず、助かったアガサたち。

アガサたちは、自分たちを狙った爆破未遂事件があったことを知らせるべく、昼食中だったウーリー夫妻たちを呼びました。

以下、『アガサとイシュタルの呪い』ネタバレ・結末の記載がございます。『アガサとイシュタルの呪い』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)Darlow Smlthson Productions 2019

犯人は誰か話し合うマックスとウーリー夫妻、エゼキエルとコンスタンスとは違い、1人落ちて割れた発掘品の心配をするルーシー。

それを見ていたアガサは、マックスたちが退散後、ルーシーを尋問します。

「何故盗難の手伝いをしたの?」「昼食中に爆発未遂が起きたということは、他にも遺跡の中にいたはずだ」

「あなたが助けてるのは不倫相手なの?あなたの愛人は私を殺そうとした」

「あなたは殺人の共犯者よ、どんな結末か考えてみた?」

実はウルの遺跡発掘現場では、発掘品の盗難被害が相次いで起きていたのです。

しかしルーシーは、その答えを聞くためにわざわざ、閉所恐怖症の自分を保管室に閉じ込めたアガサに怒り、彼女の問いに答えることなく立ち去りました。

翌日、アガサの部屋を訪ねたコンスタンスは、ルーシーが昨晩から姿が見えないと告げます。

アガサは、「遺跡発掘現場で話して、ルーシーと別れたから分からない」と答えると、コンスタンスは去り際にこう言いました。

「遺体の取り違えがあり、パトリックの遺体は既に火葬されていて毒の検出ができず、彼の墓にはインド人の大佐が埋葬されていた」

その後、行方不明になっていたルーシーは、屋敷の庭に埋葬されたはずの猿の棺桶の中で、死んでいることが発覚。

マーマデュークは、ルーシー不在では発掘品の輸出が行えず、金が手に入らないことを危惧してか、遺跡を閉鎖することにしました。

アガサは再び、大英大使館にいるコンスタンスの元を訪れ、彼に自身の推理を告げます。

「発掘品の窃盗をしていたルーシーは、パトリック同様、同じ犯人に毒殺された可能性がある」

「パトリックたちに盛られたストリキニーネは、毒殺に適しているヒ素やセレンなどよりも簡単に手に入るけど、容易に検出できてしまう」

「2人と猿を毒殺した犯人は、毒に詳しくない人物。そしてルーシーの不倫相手は、マーマデュークだ」

「おそらくマーマデュークは、大英博物館より儲かる、闇市場に盗難した発掘品を売り捌いている」

そう話すアガサは、コンスタンスにマーマデュークへ会合と言って、遺跡に呼び出して欲しいとお願いします。

アガサは、マックスに警備員の気を引いてもらい、閉鎖された遺跡の保管室で、マーマデュークを追求します。

しかし、アガサが退室した直後、保管室からマーマデュークの悲鳴が聞こえ、次の瞬間には爆弾によって彼は殺されてしまったのです。

アガサたちが、マーマデュークの死亡を確認した直後、遺跡内の別の場所に何故か倒れているパールを発見。

頭に怪我を負ったパールのそばには、木箱が置いてあり、その中には輸出承認書と、「イシュタルの呪い」と書かれた石板が入っていました。

パールは、輸出承認書を書いた人物が、自分を襲った人物だということは覚えていますが、襲撃者のことも何故自分がここにいるのかも覚えていません。

屋敷に戻ったアガサとマックスは、重要人物のパールをエゼキエルが部屋に軟禁した後、マーマデュークの手に握られた銃を発砲。

花瓶を割るだけでは、発砲音は誤魔化せず、騒ぎを聞きつけたエゼキエルが、アガサの部屋を訪ねてきました。

アガサたちは誤魔化した後、マーマデュークの犯行を知っていたエゼキエルに、その理由を尋ねます。

エゼキエルは、遺跡の警備をしていた際、レナードとマーマデュークが、発掘品を持ち去り、大英博物館へ持っていくところを目撃。

確固たる証拠を掴むため、エゼキエルはわざと、マーマデュークを捕まえず泳がせていたのです。

エゼキエルが退室した後、アガサたちは、壁に刺さったマーマデュークの銃弾を調べると、マックスの頭から検出されたものと一致しました。

つまりマックスを襲ったのは、マーマデュークでした。マーマデュークが全ての事件の犯人だと推理するマックスに対し、アガサは発掘品の盗難とマーマデュークの死は無関係ではと推理します。

そのため、アガサはパールの隠し事を突き止めに行きました。軟禁されたはずのパールは、部屋の扉を開けたまま、発掘品の記録をとっていました。

パールの部屋の箪笥の中から、ルーシーが盗難し、マーマデュークが闇市場で売ろうとしていた大量の発掘品が見つかりました。

それをアガサに見せたパールは、彼女に隠していた秘密を明かします。

「これはルーシーが盗んだ品よ、くすねて売るなんて嫌だった」「でも取ったのは、学ぶためよ。ここで勉強を続けるにはそうするしかなかった」

「隠れて行っているうちに、あのトンネル(パールが倒れていた場所)を見つけた」「どの品にも、輸出承認書が付いてた」

「私が持てば、愚かな金持ちの手に渡らずに済むと思ったの。そのせいで、殺人を招くことに…」

パールの告白を聞いたアガサは、その夜、2つの問題が解決したと大喜びのウーリー夫妻から、こんな話を聞きました。

「マーマデュークの死によって、この地を治めていた彼の土地は、英国政府に権利が移行された」

「そして遺跡は領事館のものとなり、発掘は継続されることになった」

それを聞いたアガサは、レナードの手に渡った、イシュタルの呪いについて尋ねます。

石板にはこう書かれていました。「我が聖なるイシュタル、あなたの美は青ざめた呪い」

「裂けてゴツゴツした地面から、黒い血を吐き出させ、てんびんから酸乳をあふれさせよ」

「バランスは保てない。そしてこの不当な世界を破壊せよ」と。

これらの言葉が意味するのは、「裏切り」です。その頃、別行動をとっていたマックスは、遺跡の上に、天秤のようなものが建設されていたのを目撃しました。

翌日、屋敷に戻ったマックスから、その報告を受けたアガサは、レナードたちを遺跡発掘現場に集めます。

アガサが事件の真相を明かす前に、コンスタンスはウーリー夫妻にこう言いました。

「この遺跡の今後についてだが、英国政府はある決断を下した。”第三者に土地を貸すことが、一番の利益になる”と」

コンスタンスのこの言葉をきっかけに、アガサは彼らと話をしながら、事件の真犯人を明かします。

「国にとってここは必要な遺跡です。メソポタミアの歴史は人類の歴史。世界中の文化を手にしなければ、覇者にはなれない」

「この砂地に、考古学以外の価値が?」「発展よ、大使が私に思い出させた。発展の陰に、理不尽な人間の行動があると」

「あなたは任務や犠牲を私利混合し、殺人を崇高なものと考えた」

「この遺跡の所有権は、イラクの石油会社に移った。その会社を所有するのは英国政府」

「まもなくこの遺跡発掘現場は、石油の掘削基地へ生まれ変わる」

「ルーシーが盗難した、発掘品全てに付いていた輸出承認書にも、マーマデュークと交わした土地契約書にも、コンスタンスの署名があった」

こう話すアガサ曰く、コンスタンスは石油の利権が降って湧く前は、マーマデュークを抱きこんで、発掘品を闇市場へ流していたのです。

コンスタンスは、書類の偽造をルーシーに任せ、利益を得ていました。そしてコンスタンスは、石油の利権が降って湧いた時、障害となるパトリックを毒殺。

パトリックが死の間際、マックスに渡したイシュタルの呪いと書かれた石板の意味は、「コンスタンスの裏切り」を示していたのです。

巻き添えをくらうことを恐れたマーマデュークは、この時使用された毒を使って、ルーシーを殺害。これはコンスタンスにとって、予想外の出来事でした。

コンスタンスは事件の後始末をするべく、マーマデュークを地下の保管室で、爆殺することを企てました。

アガサに事件の真相を暴かれたコンスタンスは、皆に取り入って無かったことにしようとしますが、彼の企みを知ったレナードたちは憤慨し、彼を糾弾します。

するとコンスタンスは、懐に隠し持っていた毒を飲み、「私にとって醜聞は死だ」と言って自殺しました。

事件解決後。帰国したアガサは、出版社に『ポワロ』の続編と、完成した恋愛小説を渡しました。

その恋愛小説は、アガサの要望により、「メアリ・ウェストマコット」というペンネームで出版されることになりました。

そしてアガサは、この旅で結ばれたマックスと、1930年9月11日に再婚し、46年間連れ添いました。

映画『アガサとイシュタルの呪い』の感想と評価


(C)Darlow Smlthson Productions 2019

冴えわたるアガサの推理力

前作『アガサと殺人の真相』では、6年前に列車内で起きた、従軍看護師殺害事件の謎を解き明かしたアガサ・クリスティ。

前作でも、推理作家としての推理力を活かし、アガサは迷宮入りした殺人事件及び、屋敷に滞在していた間に起きた事件の真犯人を逮捕することが出来ました。

前作の続編である本作では、アガサの推理力は物語の前半から冴えわたっています。

アガサはキャサリンが飼っていた猿が殺された事件から、遺跡発掘現場で相次いで起きる爆発事件と殺人事件まで、全ての謎を解き明かすのです。

本作で、アガサと一緒に犯人探しを行ったマックスも、アガサに次ぐ推理力を持っています。2人の連携プレイはまさに、名探偵シャーロック・ホームズと助手のワトソンです。

アガサたちが犯人に命を狙われながらも、懸命に捜査を行った結果、物語の後半で真犯人が明かされます。

アガサたちに協力していたコンスタンスが、全ての事件に関与し、遺跡発掘の裏で自分の利益のために暗躍していたとは、驚きです。

しかもコンスタンスは、そのまま逮捕されるかと思いきや、自ら毒を飲んで自殺します。思いもよらない結末に、アガサたち同様、観ている人も驚かされることでしょう。

アガサとマックスの恋

劇中では、主人公のアガサとマックスが互いに惹かれ合い、結ばれていく様子が描かれています。

物語の最初では、アガサとマックスはただの考古学者と、ロマンスを求めて来た推理作家というだけの関係でした。

2人は数日間、犯人探しのために行動を共にしていくうちに、いつしか相手のことが気になりはじめていきます。

アガサが、マックスと同い年のパールにヤキモチを妬くところ、マックスが、アガサに言い寄るマーマデュークにヤキモチを妬くところは、観ていて微笑ましいです。

そして物語の途中で、アガサたちがようやく結ばれたと思いきや、アガサを狙った犯人に爆殺されかけます。

そんなハラハラドキドキする展開が相次いで起こる中、結ばれたアガサたちが結婚し、46年間連れ添ったという事実は感動します。

まとめ


(C)Darlow Smlthson Productions 2019

ロマンスを求めた世界的推理作家が、旅の目的地イラクで、己の欲に走った男の陰謀と殺人事件に巻き込まれていく、ミステリードラマ作品でした。

本作の見どころは、アガサとマックスの恋と、遺跡発掘現場で相次いで起きる殺人事件となっています。

事件の真相に近づくにあたって、レナンドとパールが犯した行いも明らかになりますが、彼女たちに処罰が下ったのかは描かれていません。

代わりに、物語の後半まで発掘品を盗んだルーシーと、盗難した発掘品を闇市場に売り、ルーシーを殺害しアガサたちを殺そうとしたマーマデューク。

幼馴染のパトリックを邪魔に思い殺害し、マーマデュークを殺したコンスタンスが、犯した罪による罰を受けます。

犯人が服毒自殺をするバットエンドでしたが、夫と離婚し傷心中のアガサが、マックスと恋に落ち結ばれ、結婚したことがとても嬉しいです。

ロマンスを求める世界的推理作家が、若き考古学者と恋に落ちながら、殺人及び盗難事件の謎を解いていくミステリードラマ映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。

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