2017年12月25日は、喜劇王と呼ばれたチャップリンの没後40年の命日。
洋画専門CS放送ザ・シネマは、20本以上のチャップリンの初期傑作短編無声映画のデジタルリマスター版に、豪華声優陣が声をあて日本語の有声映画バージョンを制作しました。
現在、CS放送ザ・シネマでは、「1年間長期特集 没40年企画 吹き替えでチャップリン」と特集を銘打って、1月から12月まで毎月放送中です。
6月は、新年から放送してきた作品と、チャップリンの人生を辿るドキュメンタリー番組とあわせて、6/12(月)~6/18(日)毎朝6時より、放送キャッチアップ放送。
色褪せないチャップリンの名演と、作品に新たな息吹を吹き込む声優陣の熱演をお楽しみ下さい。
CONTENTS
- チャールズ・チャップリンとは?
- 1.記念すべきスクリーンデビュー!
- 2.お馴染みの衣装で初めて撮影された作品!
- 3.チャップリン初監督&脚本作品!
- 4.チャップリン監督復帰第1作:キーストンの最充実期の作品!
- 5.製作費の約75倍の大ヒット記録!
- 6.チャップリンの女装姿が1930年代は北欧は上映禁止⁈
- 7.エッサネイ時代の集大成!
- 8.名作『街の灯』に繋がるロマンチックな放浪紳士が登場
- 9.“放浪紳士”のイメージの決定版!
- 10.チャップリンが一人二役を熱演
- 11.当時珍しい移動撮影が用いられた作品
- 12.小道具を使ったギャグ満載の佳作!
- 13.“放浪紳士”の創り出された過程を紐解くドキュメンタリー
- 13.チャールズ・チャップリンのプロフィール
- まとめ
チャールズ・チャップリンとは?
チャーリー”サー・チャールズ・スペンサー・チャップリン(Sir Charles Spencer “Charlie” Chaplin)は、1889年4月16日に生まれた、イギリス出身の映画俳優、映画監督、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー、作曲家。
映画黎明期に数々のコメディ映画を作り上げ、“喜劇王”と呼ばれました。同年代に活躍したコメディアンのバスター・キートンやハロルド・ロイドと並んで、“世界の三大喜劇王”に挙げられます。
ハリウッド映画界においても極めてマルチな才能を発揮した人物で、徹底した完璧主義で知られていました。
ユーモアの陰に鋭い社会諷刺、ダウンタウンに生きる庶民の逞しさや怒り、哀愁の涙までも描かれているあらゆる映画の礎となるエンターテイメントの元祖的な存在です。
1.記念すべきスクリーンデビュー!
6/12(月)6:00~6:30『(吹)成功争い』
【出演】チャールズ・チャップリン(高木渉)、ヘンリー・レアマン(落合弘治)、ヴァージニア・カートリー(中司ゆう花)他
2.お馴染みの衣装で初めて撮影された作品!
6/12(月)6:30~6:45『(吹)ヴェニスの子供自動車競走』
【出演】チャールズ・チャップリン(高木渉)、ヘンリー・レアマン(落合弘治)他
3.チャップリン初監督&脚本作品!
6/12(月)6:45~7:15『(吹)雨に降られて』
【出演】チャールズ・チャップリン(高木渉)、マック・スウェイン(中村浩太郎)、アリス・ダヴェンポート(小宮和枝) 他
4.チャップリン監督復帰第1作:キーストンの最充実期の作品!
6/13(火)6:00~6:30『(吹)笑いのガス』
チャールズ・チャップリン(高木渉)、フリッツ・シェイド(駒谷昌男)、アリス・ハウエル(小宮和枝) 他
5.製作費の約75倍の大ヒット記録!
6/13(火)6:30~7:15『(吹)チャップリンとパン屋』
チャールズ・チャップリン(大塚芳忠)、ナレーター(羽佐間道夫)、チェスター・コンクリン(多田野曜平)、ノーマ・ニコルズ(雨蘭咲木子)他
6.チャップリンの女装姿が1930年代は北欧は上映禁止⁈
6/14(水)6:00~6:45『(吹)チャップリンの女装』
チャールズ・チャップリン(江原正士)、エドナ・パービアンス(中司ゆう花)、チャールズ・インズリー(中村浩太郎)他
7.エッサネイ時代の集大成!
6/14(水)6:45~7:30『(吹)チャップリンの改悟』
チャールズ・チャップリン(森川智之)、エドナ・パービアンス(中司ゆう花)、ウェズリー・ラッグルス(落合弘治)他
8.名作『街の灯』に繋がるロマンチックな放浪紳士が登場
6/15(木)6:00~6:45『(吹)チャップリンの駆落』
チャールズ・チャップリン(堀内賢雄)、エドナ・パービアンス(中司ゆう花) アーネスト・ヴァン・ペルト(駒谷昌男)他
9.“放浪紳士”のイメージの決定版!
6/15(木)6:45~7:30『(吹)チャップリンの失恋』
チャールズ・チャップリン(森川智之)、エドナ・パービアンス(中司ゆう花)、アーネスト・ヴァン・ペルト(駒谷昌男)他
10.チャップリンが一人二役を熱演
6/16(金)6:00~6:45『(吹)チャップリンの寄席見物』
チャールズ・チャップリン(江原正士)、エドナ・パービアンス(中司ゆう花)、シャーロット・ミノー(小宮和枝)他
11.当時珍しい移動撮影が用いられた作品
6/16(金)6:45~7:30 『(吹)チャップリンの役者』
チャールズ・チャップリン(大塚芳忠)、ナレーター(羽佐間道夫)、シャーロット・ミノー(雨蘭咲木子)、ベン・ターピン(後藤哲夫)他
12.小道具を使ったギャグ満載の佳作!
6/17(土)6:00~6:45『(吹)チャップリンの質屋』
チャールズ・チャップリン(堀内賢雄)、ヘンリー・バーグマン(駒谷昌男)、エドナ・パービアンス(中司ゆう花)他
13.“放浪紳士”の創り出された過程を紐解くドキュメンタリー
6/18(日)6:00~7:15『チャールズ・チャップリン-放浪紳士の誕生-』
【制作年】2013年
【出演】チャールズ・チャップリン
13.チャールズ・チャップリンのプロフィール
チャップリンの両親はともに歌手でしたが、チャップリンが1歳の時に離婚をしました。
初舞台は5歳の時で母親ハンナの代役でした。10歳になると地方の小さな一座で芸を学ぶようになります。
しかし、12歳の時に父親がアルコール中毒で死去。母は精神的な病となって病院に入院し、その後は孤児院で生活暮らし。
そこでガラス職人や床屋など様々な仕事をこなす経験をします。(これらは後に自分が制作した作品に多く活かされています)
19歳になると名門パントマイム劇団に入り寸劇の人気役者として注目を集めます。21歳の時に同劇団の初めてのアメリカ巡業が大成功をおさめます。
1913年に2度目となるアメリカ巡業で、映画プロデューサーから高く才能を評価されキーストン・スタジオに入社。
1914年の25歳時に、マック・セネット監督『成功争い』でスクリーンデビュー。
同年の出演2作目となる『ヴェニスベニスの子供自動車競争』にて、やがてトレードマークとなる山高帽、ステッキ、だぶだぶのズボン、ドタ靴、ペンギン歩きというキャラクターを確立します。
“放浪紳士チャーリー”は70本以上の映画で活躍することになります。また、日本ではチャップリンの巧みなパントマイムから“アルコール先生”の呼び名でも知られることになります。
世界中から人気者であるチャップリンの扮装をする者は、コメディアンに限らず、今なお消えることはありません。
まとめ
あと半年後には、チャールズ・チャップリン没後40周年。多くのイベントなども世界各国で開催されることでしょう。
チャップリンをよく知る往年の映画ファンのみならず、初めて知るあなたには格好のチャンスです。
チャップリンの日本語吹き替えの短編映画をぜひご覧くださいね。