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Entry 2021/01/29
Update

映画『デッドリー・ブライド』ネタバレ感想と結末解説のあらすじ。美しいサイコパス花嫁が理想の家族を追い求める|B級映画ザ・虎の穴ロードショー14

  • Writer :
  • 秋國まゆ

連載コラム「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」第14回

深夜テレビの放送や、レンタルビデオ店で目にする機会があったB級映画たち。現在では、新作・旧作含めたB級映画の数々を、動画配信サービス【U-NEXT】で鑑賞することも可能です。

そんな気になるB級映画のお宝掘り出し物を、Cinemarcheのシネマダイバーがご紹介する「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」第14回は、フレッド・オーレン・レイ(ニコラス・メディーナ)監督が演出を務めた、映画『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』です。

フレッド・オーレン・レイ(ニコラス・メディーナ)が監督を務め、2020年にアメリカで公開された、永遠の血縁を求める美しい花嫁の姿を描いたサスペンス・アクション映画『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』。

美しい花嫁は自分だけを愛してくれる恋人との結婚を強く望み、たとえそれが彼女の思い込みであろうと結婚を邪魔する奴は全て抹殺するといったサイコ・スリラー作品は、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

アメリカのサスペンス・アクション映画『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』をご紹介いたします。

【連載コラム】「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」記事一覧はこちら

映画『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』の作品情報


(C)2016 RENTED MULE FILMS,LLC All Rights Reserved

【公開】
2020年(アメリカ映画)

【脚本】
マーク・サンダーソン、ロルフ・カネフスキー

【監督】
フレッド・オーレン・レイ(ニコラス・メディーナ)

【キャスト】
ブリタニー・アンダーウッド、シャーリーン・アモイア、キャメロン・ジェボ、ジェラルド・ウェブ

【作品概要】
『キラー・エンジェル 復讐の天使』(1996)『マリン・クラッシュ』(2000)『沈黙のアフガン』(2016)などを手掛ける、アメリカの映画監督フレッド・オーレン・レイ(ニコラス・メディーナ)による、永遠の血縁を求める花嫁の姿を描いたサスペンス・アクション作品です。

『#フォロー・ミー』(1973)『新REC/レック デッド・ビギニング』(2016)など、アメリカのホラー映画に出演する女優ブリタニー・アンダーウッドと、『沈黙のアフガン』(2016)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』(2020)などに出演するシャーリーン・アモイアら豪華キャスト陣が出演しています。

映画『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』のあらすじとネタバレ

パティシエをしている黒髪の美女、ヘレナ・クラークは、アマーストで恋人のジョージと結婚式を挙げていました。

しかしジョージは、挙式中に突如倒れ、そのまま一酸化中毒で死んでしまいました。それはヘレナが挙式前、ジョージに手作りのカップケーキを食べさせたことが原因でした。

未亡人となったヘレナは、髪をブロンドに染め、「ヘレナ・リチャード」として生まれ変わり、ワシントンへ引っ越しました。

そこでヘレナは、工具店を営む家族の長男チャーリー・ディロンと恋に落ち、5ヶ月後に電撃婚約します。

チャーリーには、優しい母親のナンシーと父親のスチュアート、ディロン家の養女で義姉のレベッカがいました。

ディロン家は、「完璧な夫に、優しい両親、ずっと欲しかった姉」とヘレナがずっと夢見ていた通りの理想の家族でした。

バツイチとなったレベッカが実家に戻った日に、顔合わせを兼ねた夕食会が、ディロン家で開かれました。

全身真っ白で統一された服装をして現れたヘレナは、レベッカと仲良くなりたいと思い、終始笑顔で積極的に彼女に話しかけます。

しかしレベッカが、「料理上手なヘレナに対して、チャーリーの元カノはお湯も沸かせなかった」と言ったことで、ヘレナから笑顔が消えました。

わざと水を零して洗面所に向かったヘレナは、鏡に映ったもう一人の自分に、「あなたはレベッカに嫌われている。孤児のあなたには、ここは場違いなのよ」と嘲笑されます。

ヘレナは必死に、そんなことはないと自己暗示をかけました。ヘレナは気を取り直して、持ってきた手作りカップケーキを、皆で食べようとします。

そこへ、ナンシーの長年の友人である菓子店の店主、マズレクがウエディングケーキの試作品を持ってきました。

ヘレナは、自分が作るはずだと思っていたウエディングケーキを、他所の菓子店に頼んだことに腹を立てます。

それを知らないマズレクは、ヘレナに「髪色は違うみたいだけど、去年のトロントの菓子祭で会ったわよね?」と尋ねました。

ヘレナはマズレクに、嫌味を込めて「いいえ、あなたとは初対面よ。ウェディングケーキは自分が作るから必要ない」と答えます。

突然豹変したヘレナの態度に、ナンシーたちは唖然とし、マズレクは怒って店へ帰ってしまいました。

ヘレナは怒りのあまり、思わずカップケーキを1つ、片手で握り潰してしまいます。

しかし、ヘレナはチャーリーたちの前では、「マズレクに失礼な事をしてしまった」と反省する自分を演じ、帰路につきました。

ナンシーの長年の友人マズレクは、店のパソコンでネット販売をしているヘレナの店を調べました。

すると、ヘレナの髪色や名前は違うものの、トロントの菓子祭のパンフレットに載っている店名と商品が全く一緒でした。

やっぱりヘレナに会ったことがあると確信したマズレクは、ナンシーにこの事を伝えようと電話します。

ナンシーの代わりに出たレベッカが、マズレクの話を聞こうとしましたが、マズレクは話の途中で電話を切ってしまいました。

その原因は、夜遅くに来店したヘレナです。全身黒ずくめの衣装を身に纏うヘレナは、マズレクにお詫びの印として、自作の真っ黒なカップケーキを渡します。

これに気を良くして許したマズレクは、ヘレナがカウンターの上に置いたPC画面を覗いたことに、全く気づきませんでした。

マズレクは、店の棚にコレクションとして飾った、ウエディングケーキの上にのせる新郎新婦の人形の事をヘレナに話します。

するとヘレナは、マズレクが自分そっくりだという新婦と、その隣に立つ新郎の人形をもっと近くで見たいと、マズレクにお願いしました。

脚立を使って人形を取り出したマズレクは、ヘレナに見せようと後ろを振り返った瞬間、カウンターの上に置いた大きめのめん棒で、頭を殴られて殺されてしまいます。

ヘレナは「私の幸せの邪魔をしないで」と言い残して、黒いカップケーキと人形を持ってその場から立ち去っていきました。

一方レベッカは、出会って数ヶ月のヘレナと結婚するチャーリーの事が心配でした。

チャーリーは、レベッカにヘレナの家の合鍵を見せ、「ヘレナの過去は知らないが、彼女はとても良い人だ」と伝えます。

以下、『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』ネタバレ・結末の記載がございます。『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

その翌日、レベッカは式場に飾る花を受け取ろうと、花屋へ向かって歩いていました。道中、警察や救急車が来て人だかりができているマズレクの店の前を通りかかり、レベッカは何の騒ぎだと住民に尋ねます。

レベッカの後ろから現れたヘレナは、「彼女は死んでしまったそうよ」と話し、早くこの場から離れようと促しました。

レベッカはナンシーにこの事を電話で知らせた後、カフェに立ち寄ってから、ヘレナと一緒に花屋へ行きました。

花屋の店主は7年以上前、チャーリーと付き合っていたモニカでした。モニカが式場に飾る花を担当とすると知り、嫉妬したヘレナは、別の花屋に頼むと勝手にキャンセルします。

ヘレナはその後、仕事中のチャーリーの代わりに、不動産屋のマーティンが紹介する中古の豪邸を見に行きました。

チャーリーと親しいマーティンは、ヘレナが自分のことを嫌っていると薄々気づきながら、懸命に家を紹介します。

家よりモニカの事を気にするヘレナに、マーティンは「2人は結婚するつもりだったが、結局チャーリーがモニカを振って別れた」とだけ答えました。

一方レベッカは、帰宅早々ナンシーから、「警察はマズレクの死因は梯子から落ちたせいだと考えているけど、彼女は今まで普通に梯子を上り下りしていた」と聞かされます。

マズレクの死と、彼女と衝突したヘレナは何か関係があるのかと考えたレベッカは、ヘレナについてPCで調べてみることしました。

しかし、SNSをやっていないヘレナに友達がいるのか分からず、情報も店のサイトだけなので探しようがありません。そこでレベッカは、仕方なく自身のSNSで、ヘレナたちの結婚を報告しました。

その夜、ヘレナはチャーリーと一緒に、バーへ食事に出かけます。ヘレナが一度席を離れたタイミングで、ジャスティンと一緒に来たモニカが、1人でいたチャーリーに声をかけました。

チャーリーはヘレナが勝手に断った花のことを謝ると、モニカは気にしないでと許してくれただけでなく、彼らの結婚を祝福してくれたのです。

嬉しかったチャーリーは思わず、モニカにハグをして、彼女と別れます。しかし一部始終を見ていたヘレナは、モニカはチャーリーに未練があると思い込んでしまうのです。

やがてその考えは、結婚を邪魔する敵への殺意に変わり、ヘレナはバーから帰宅したモニカたちに襲いかかります。

何の罪もないジャスティンは、病院に搬送されるほどの重傷を負い、モニカはスコップで執拗に殴られて死んでしまいました。

その翌日、ヘレナに付き添って出かけていたレベッカの元へ、グレン・カーと名乗る男性がある事実を伝えようと連絡します。

ジョージの弟であるグレンは、「髪色と名前が変わっているものの、貴女がSNSで結婚報告したヘレナは、一酸化中毒で突然死んだ私の兄と結婚した女だ」と告げました。

グレンとジョージの両親によって、途中だった結婚式を別日にやり直したこと、ジョージと籍が入ったままだと知らないヘレナが、彼の遺産を持ち逃げしたことをグレンは淡々と語ります。

さらにジョージの死因を究明すべく、司法解剖まで依頼していると話すグレンを、レベッカはパーティーに招待しました。

一方、タキシードを受け取りに行ったチャーリーは、突然かかってきた電話でモニカの死を知ります。

レベッカはモニカとジョージの突然の死を知り、ヘレナを信用しきっている両親やチャーリーに、彼女はおかしいと訴えました。

チャーリーたちは聞く耳を持たず、逆に結婚に失敗したレベッカが妬んでいると、勘違いしてしまうのです。

その後、カップケーキを作りに来たヘレナは、モニカの話を聞いても、「でも本当良かったわ。別の店にしたから式には間に合う」とだけ答えます。

婚前パーティーは着々と進み、ヘレナはレベッカやチャーリーの友人デイビッド、ナンシーたちから貰ったプレゼントが嬉しくて、終始笑顔でした。

1000ドルの小切手を貰えたのが1番嬉しかったヘレナは、レベッカの好意に甘えて、直しが終わったドレスの受け取りを任せます。

レベッカはドレスを取りに行く前に、チャーリーの部屋からくすねた合鍵を使って、ヘレナの家に忍び込みます。

レベッカはヘレナの家の棚の引き出しから、彼女の養子縁組証明書と、ウエディングケーキの上に飾る人形を見つけました。

この人形はレベッカが前の夜、スチュアートが水道管修理の際に預かっていた鍵を返そうと立ち寄ったマズレクの店で、見つけたものです。

マズレクの遺志によるものか、なくなった新郎新婦の人形の形を作り出した影は、真っ暗な店内を懐中電灯で照らすレベッカに、その事を教えてくれました。

チャーリーの幼馴染であり、マズレクの息子フィルにチャーリーたち3人は結婚報告するため、ヘレナに留守番を任せて家を出ます。

留守番を任されたヘレナの元へ、レベッカに招待されたグレンがやって来ました。グレンは携帯のボイスレコーダーをONにした状態で、ヘレナに「ジョージを殺したのはお前か」と尋問します。

するとヘレナは、平然とした顔で「ジョージは不誠実だったから殺したの。彼、ジェシーを見つめていたから」と答えました。

激怒したグレンは、チャーリーたちに真実を明かし、結婚を中止させようとします。それを嫌がったヘレナは、グレンを背後から襲い、フライパンで執拗に殴りました。

帰宅したチャーリーたちに、ヘレナは「何か月も前に自分を探していたという、見知らぬ男に急に襲われた」という嘘を話します。

ヘレナの言う事を素直に信じるチャーリーたち、反対にヘレナの言う事をレベッカは信じていません。

倒れた男性が名刺を見てグレンだと分かると、レベッカは「彼はグレン・カー。ヘレナの死んだ夫の義弟よ」と真実を告げます。

幸いまだ息があったグレンはその後、駆けつけた救急車で病院に搬送されていき、レベッカたちは警察に事情聴取されました。

チャーリーはヘレナに、この一件が片付くまで数週間、式を延期しないかと提案します。これを聞いたヘレナは激怒し、バーで抱き合っていたモニカの事を愛しているからかと非難しました。

チャーリーはつい、「嫉妬深い君がおかしいのではなく、レベッカの方がどうかしている」と言ってしまいます。

家族と姉妹愛が欲しいヘレナは、「チャーリーたちが大事なレベッカを傷つけ、私たち姉妹を裏切った」と思い込み、睡眠薬を注入したカップケーキを3人に食べさせます。

ナンシーたちは急激な眠気に耐えきれず、2階に上がって寝室で横になりました。リビングに残ったチャーリーは、ドレスに着替えたヘレナから、自分たち睡眠薬入りのカップケーキを食べさせた理由を聞かされます。

ヘレナは平然と、「3人目の夫が事故死したら疑われるでしょう? だからマズレクさんの時みたいに、事故を装わなきゃ」とチャーリーに言いました。

ヘレナは2階で眠るナンシーたちを、長い螺旋階段から落とし、チャーリーも巻き込まれたというシナリオを思いつきます。

そこへ、車の中でグレンの携帯に残る音声を聞き、真実を知ったレベッカが帰ってきました。レベッカはヘレナに、チャーリーたちに何をしたのと尋ねました。

しかし、大きな花瓶を片手に持って近づくヘレナはそれに答えず、「あなたの血縁者はただ一人、実の姉妹である私だけよ」と言いました。

そう、ヘレナの実の母親ノラ・パッカードは、自分が産んだヘレナとレベッカの姉妹2人を養子に出していたのです。

その事実に辿り着いたヘレナはずっと、破れる頃がある婚姻関係よりも、「永遠に離れることがない血縁者」であるレベッカを捜し求めていました。

レベッカがヘレナに病院へ行くことを進めると、途端に彼女は病院には絶対行かないと逆上します。興奮状態のヘレナは、花瓶でレベッカを殴り、さらに腹に3回蹴りを入れました。

まだ興奮が収まらないヘレナは、キッチンにあった包丁を手に取り、レベッカに襲いかかります。レベッカは咄嗟に、ケーキの大きな型で応戦し、揉み合った末に彼女を1発殴って気絶させました。

その隙にレベッカは、携帯で警察と救急車を手配します。後日、無事助かったチャーリーとスチュアートは工具店で仕事を続け、レベッカとナンシーがサンドイッチとコーヒーを買って差し入れしました。

チャーリーたちはレベッカに、「話に耳を傾けず、疑ってばかりいて悪かった」と謝ります。無事怪我が治ったグレンは、アマーストへ帰っていきました。

家族の絆を取り戻したディロン一家、そこへマーティンもやって来ます。レベッカたちは迷惑をかけたお詫びに、マーティンと一緒にサンドイッチを食べることにしました。

精神病院に入院したヘレナは、新郎新婦の人形を強く握りしめたまま、ご飯を持ってきたハンサムな看守スティーブンに、「兄弟はいるの?」と尋ねます。

スティーブンは「姉が1人いて、いい子がいればいつか結婚したいと思っている」と答えました。

ヘレナはスティーブンが立ち去った後、窓の外を歩くもう1人の自分を見つめながら、両手の中で人形を弄って遊びます。

映画『デッドリー・ブライド 殺人レシピ』の感想と評価

ヘレナの狙いは、完璧な夫と優しい義両親と姉と家族になることだと、これを観た人は誰もが思ったことでしょう。

だからチャーリーの元カノであるモニカや、ウエディングケーキを任されたマズレクに嫉妬し、殺してしまったのだなと思いました。

確かにヘレナは、ジョージや他の男性と結婚したのは、幸せな家族を作るためでした。

しかし、ヘレナの本当の狙いは、唯一の肉親であり姉妹である、レベッカと永遠に血で結ばれることだったのです。

物語の終盤でこのことが明かされた時、観客は皆、度肝を抜かされます。レベッカとやたら親しくなりたがったのは、これが理由だったのかと納得しました。

永遠に離れることがない血縁者」と家族になることを望んでいたヘレナ、その為に髪色や名前まで変えて夫となる男性を探し、男性が不誠実だと思い込んだだけで殺すなんて怖すぎですよね。

まさにグレンが劇中で言ったように、ヘレナはサイコパスです。しかも度々、悪魔のようなことを囁くもう1人のヘレナも登場するので、彼女は二重人格者でもあります。

レベッカのおかげで、家族とグレンが助かって本当に良かったと安堵します。一瞬、レベッカも皆も死んでしまうバットエンドを想像してしまうほど、怖いラストシーンが描かれていました。

ヘレナが殺すときの冷淡さ、笑顔を消して真顔になった時、思い込みから逆上して襲い掛かってくる時、どの彼女もゾッとするほど恐ろしいです。

まとめ

ブロンド美女のヘレナは、「唯一の肉親であるレベッカと、永遠に離れることがない血の契りを結ぶ」という目的のためならば、殺人を犯すことも躊躇わないといった、サイコ・スリラー作品でした。

美味しそうに作ったカップケーキですら、ヘレナにかかれば殺人兵器となってしまいます。ヘレナの表も裏の顔も見事演じきった、ブリタニー・アンダーウッドの怪演っぷりに誰もが恐怖するでしょう。

彼女の思い込みによる邪魔者を排除する場面は、観ているこちらが殺されるのではないかと錯覚するほど、怖くてスリル満点です。

レベッカがグレンという協力者を得て、ヘレナの本性を露わにし、隠された真実を明らかにしていくところは、一緒に謎解きしている探偵気分を味わえます。

おまけに、事件が解決に向かっているはずなのに、ヘレナの怖さは増すばかりなので、ドキドキハラハラする気持ちが終わることはありません。

永遠の血縁者を求めて、思い込みであろうと邪魔する者は排除する花嫁に、事件解決後も恐怖する体験を味わいたい人に、このサスペンス・アクション映画はオススメです。

【連載コラム】「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」記事一覧はこちら

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