連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2022見破録」第7回
映画ファン待望の毎年恒例の祭典、今回で11回目となる「未体験ゾーンの映画たち2022」が今年も開催されました。
傑作・珍作に怪作、都市伝説を題材にしたホラーなど、様々な映画を上映する「未体験ゾーンの映画たち2022」、今年も全27作品を見破して紹介、古今東西から集結した映画を応援させていただきます。
第7回で紹介するのは、子供たちが信じた魔物の正体に挑む映画『マーシー・ブラック』。
かつてこの世のものでは無い存在を信じ、他人を傷つけてしまった少女。彼女は長期の入院生活を経て、故郷に帰ってきました。
しかし事件を引き起こした存在は、今や都市伝説になっていました。新たな生活を始めようとする彼女の周囲で、奇妙な事が起こり始めます…。
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CONTENTS
映画『マーシー・ブラック』の作品情報
【日本公開】
2022年(アメリカ映画)
【原題】
Mercy Black
【監督・脚本】
オーウェン・エガートン
【キャスト】
ダニエラ・ピネダ、オースティン・アメリオ、エル・ラモント、マイルズ・エモンズ、リー・エディ、ジャニーン・ガラファロー
【作品概要】
まだ若き日に想像上な怪物を信じ、生贄として友人を捧げた少女。成長した彼女は、かつて自分の心を支配した物の正体を暴こうと動きます。しかし彼女の周囲に確実に何かが迫っていました。果たしてその正体は。
この都市伝説を題材にしたホラー映画を、『モンスター・フェスティバル』(2018)のオーウェン・エガートンが監督し、主演を『ジュラシックワールド 炎の王国』(2018)、ドラマ『カウボーイビバップ』(2021~)のダニエラ・ピネダが務めました。
共演には『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(2016)のオースティン・アメリオ、『オルタネイト・リアリティ』(2014)のエル・ラモント。
ドラマ『ダーティ・ジョン 秘密と嘘』(2018~)のマイルズ・エモンズ、『この世に私の居場所なんてない』(2017)のリー・エディ。
『ロミーとミッシェルの場合』(1997)や『200本のたばこ』(1999)、『レミーのおいしいレストラン』(2007)でヒロインの声を演じ、ドラマ『ウェット・ホット・アメリカン・サマー あれから10年』(2017~)のジャニーン・ガラファローが出演しています。
映画『マーシー・ブラック』のあらすじとネタバレ
“マーシーを知ってるかい? 彼女の名前を知ってるかい? 彼女はお前の痛みをとってくれるよ もしお前が 彼女に痛みを差し出すと約束するなら…”
3人の少女が森に向かい、歌を歌いながら草原を歩いていました。そして森の中で、彼女たちの間で惨劇が起きました。
その後、少女の1人マリーナは、精神科医のワード博士(ジャニーン・ガラファロー)と面談していました。あなたは「見えない家」に行き、そこには「読めない本」があったと証言した、と指摘する博士。
混乱したり孤独になると、人はイマジナリー・フレンドを作ることがある。そしてそれは、とてもリアルに見えることがある…と博士はマリーナに語ります。
クマのぬいぐるみを抱いたマリーナは、「彼女の名は”マーシー”だ」と博士に告げました。
彼女は友人と共に、1人の少女を襲い傷付けたようです。太い枝も切断できる、剪定バサミを持ち出して…。
15年後。精神病院に入院中のマリーナ(ダニエラ・ピネダ)はワード博士と面談します。彼女は博士に最近は、悪夢もあまり見なくなったと答えます。
あなたは入院した時には、若年性統合失調症の傾向があり、自己暗示による幻覚に襲われていた、と説明する博士。
しかし今は良くなったと語る博士に、マリーナは何かを強く信じこめた少女時代が、時々懐かしくも思えますが、おかしな考えでしょうかと尋ねました。
博士はそれを否定し、人は皆何かを信じる必要がある、それが宗教や他のものであれ、それは人間の一部だと説明します。
そして博士は退院許可の申請を提出した、とマリーナに伝えました。病院を出て新たな人生を歩むよう告げるワード博士。
こうして15年ぶりに退院するマリーナを、姉のアリス(エル・ラモント)が迎えに来ます。アリスは妹の退院を心から歓迎していました。
マリーナは少女時代を過ごした家に戻って来ました。2人を飼い犬のロルフが迎えます。
昔と同じ部屋を使うよう案内されたマリーナ。部屋のロッカーの中に、アリスの8歳の息子ブライス(マイルズ・エモンズ)が隠れていました。
彼は近くに住む友人サムとかくれんぼをしていました。勝手に押しかけて来るサムを、ブライスは少々疎ましく思っている様子です。
母と2人暮らしだったブライスは、父はNASAで秘密のミッション遂行中で不在だと説明します。姉は家庭を捨てた夫を、息子にそう説明していると悟るマリーナ。
浴槽につかった彼女は、何者かに頭を掴まれたと感じました。落ち着いて目を閉じ5つ数えるマリーナ。そして目を開き、それは幻覚だと確認します。
しかし目の前に何かが現れ、彼女は悲鳴を上げ目覚めます。それは今も彼女を苦しめる悪夢でした。
ベットの脇にブライスが立っています。彼は悪夢にうなされる叔母を心配し、自分の大切なぬいぐるみを持ってきたのです。喜んでそれを受け取るマリーナ。
目覚めたマリーナは姉に仕事を探したい、求人広告は無いかと尋ねます。今はネットの検索で探せるとアリスは教えました。
入院中ネットに触れる事の無かったマリーナは、ブライスに手伝ってもらい検索します。ロンドンの美術学校にネットは無いの、と聞かれ彼女は戸惑います。
アリスは息子を守ろうと、妹が不在の理由を嘘で説明していました。それを受け入れる事にするマリーナ。
家族が囲む食卓に、現在アリスが付き合っている男ウィル(オースティン・アメリオ)が招かれます。話し上手で陽気なウィルは、ブライスにも好かれているようです。
ブライスが先に休むと、マリーナに15年前の出来事を尋ねるウィル。それは話したくないと彼女が言うと、謝って自分は犯罪マニアだと告げるウィル。
彼はアンドレア・イエーツ(5人の子を溺死させた母親。事件は精神疾患や産後うつの犯罪者をどう裁くべきか、全米に大きな議論を巻き起こした)や、テッド・バンディやブラック・ダリア事件に興味があると説明します。
2人の女の子が、”マーシー・ブラック”のために誘い出した友人を、7回も刺した事件に興味を持ったと語ります。その名は聞きたくない、と答えるマリーナ。
しかし事件の後、”マーシー・ブラック”は広く知られる存在になった。ウィルスの様に人々の間に広まり、あなたは世界に新しい悪夢、一つの都市伝説を与えたとウィルは告げました。
その夜、物音に気付き目覚めたマリーナが、2階の寝室を出て階段を降りると、突然ガラス窓を突き破り吊るされた人形が飛び込んできます。
悲鳴を上げたマリーナ。人形には彼女を罵る文字が書いてあります。外には走り去る車が見え、何者かの悪質なイタズラと思われました。
翌朝、アリスは学校に送るブライスと共に出勤します。妹に仕事が終わったら、図書館に待たせたブライスと共に帰宅する、と告げたアリス。
車に乗ったブライスは、母親に”マーシー・ブラック”は誰かと尋ねます。その名をどこで聞いた、その件は話したくないとアリスは息子に告げました。
その日、学校を終え図書館にいたブライスに、司書のベローズ(リー・エディ)が声をかけます。するとベローズに”マーシー・ブラック”を知ってる、と尋ねるブライス。
彼女は僕の家に住んでいると思う、と言い出したブライスに、困惑した表情のベローズは司書は調べ物をするには、ネットを使うと教えました。
2人は”マーシー・ブラック”を検索します。彼女は幽霊では無く、子供を守る守護天使のようなものと説明するベローズ。しかし彼女に血肉を捧げるとの記述を見つけ慌てます。
これは作り話だ、人々はあらゆる物を知り尽くすと、答えの無い新たな謎を作るもの、と説明するベローズ。
検索画面の中には、不気味な仮面を付けた”マーシー・ブラック”の姿、そして15年前マリーナが起こした事件の新聞記事もありました。
1人留守番中の家で、工具を使い木製の階段板を磨いているマリーナ。突然現れたウィルに驚きます。
アリスに妹の様子を見るよう頼まれた、と告げたウィルは15年前の事件、レベッカがマリーナを操り女の子を刺させた事件の詳細を聞きます。レベッカは自分より先に社会復帰したと聞いて驚くマリーナ。
ウィルは、事件について話すべきだと言い出します。誰かが始める前に自分と共に発表しよう、もう事件から利益を得ても良い時期だ、と説得するウィル。
彼の提案は耐えがたいものでした。作業に戻ったマリーナは、しつこく迫るウィルの手を工具で傷付けます。帰宅したアリスとブライスに、彼女は異常だと叫んだウィルは出て行きました。
その夜、姉の恋人を怪我させたと謝るマリーナに、アリスはあの男こそ馬鹿者だと言います。しかし、私は多くの人の人生を壊した、とマリーナはつぶやきます。
ゴミを捨てに出たアリスは奇妙な物音に気付きます。同じ時、家の中でマリーナが感じた怪しい気配は幻覚でしょうか。そして飼い犬のロルフが殺されていると気付いたアリス。
きっとウィルかその仲間の仕業だ、と怒ったアリスは1人で抗議に向かいます。残されたマリーナに、ブライスは本当に美術学校に行ってたの、と尋ねました。
“マーシー・ブラック”を検索したブライスは、事件に関する記事に叔母の名が出ていると気付いていました。まだ私が女の子だった頃、母親がひどい病気になったと語るマリーナ。
母を病苦から救いたいと願った時、頭の良いレベッカという子が現れ、それを叶えるゲームを教えてくれた。彼女が”マーシー”の物語を作り、私はそれを信じた。
私がそれを信じたのは悲しかったから、そして少し頭の中が病気だったから、マリーナは甥にそう説明します。
結局母は良くならず、あなたも”マーシー”も見る事はない、と語るマリーナ。見えない物が見えたら目を閉じ、5つ数えて目を開けば消える、私はそうしていると教えます。
しかしブライスは、彼女をパソコンの前に連れて行きます。”マーシー・ブラック”を検索し、どうしてこんなに多くの人が信じているの、と問うブライス。
ウィルの家に乗り込んだアリスは、彼が妹の起こした事件の資料を集めていると知り、言葉を失います。
犯罪を出版すれば金になる、と説明するウィル。”マーシー・ブラック”の都市伝説は世界に広まり、様々な事件を引き起こしている、必ず売れると主張するウィル。妹の人生を無視した言い分に、アリスは怒って家を後にしました。
アリスは帰宅しましたが、マリーナの事件の書籍化を諦めきれないウィルは、何者かの気配を感じます。マリーナを驚かせた人形が目の前に吊るされ、何者かに殺されるウィル。
同じ頃、目覚めたブライスはベットの下に気配を感じます。何かを目撃しますが、それは5つ数えると姿を消します。しかし、ダクトから”マーシー”が彼を覗いていました。
悲鳴を上げ、パニック状態になったブライスの前にアリスとマリーナが駆け付けます。ダクトには何もありません。しかしマリーナは、壁に赤く大きな文字で「Promise(約束)」と書かれていると気付きます。
15年前のあの日、彼女は横たわる少女から流れ出す血を、レベッカの指示で手に染めていました。まだ息をしている少女の命は、もう長くないようでした。
湖に入り、その手を水に浸すよう命じたレベッカは、剪定バサミを取り出し少女の指を切断します。
切り取った指を持ったレベッカも湖に入ります。これがレベッカとマリーナが信じ実行した、”マーシー・ブラック”に生贄を差し出す儀式でした…。
翌朝、甥は私が見たように”マーシー”を感じている、と告げたマリーナは、真実を探すと言い出して姉を困惑させます。
森には見えない家も読めない本も無く、私は頭がおかしくなったと言われた。だが真実ならどうなる。アリスが私や夫の不在をブライスに偽って説明したように、見なかったふりは出来ないと主張するマリーナ。
心配するアリスを置いて、彼女はブライスのためにも、あの日の真相を知る決意を固めて家を出ました…。
映画『マーシー・ブラック』の感想と評価
都市伝説を扱ったホラー映画には、古くはオリヴィア・ハッセー主演の『暗闇にベルが鳴る』(1974)…北米で有名な都市伝説「ベビーシッターと2階の男」を元にした作品…があります。
『暗闇にベルが鳴る』は現在までに2度リメイクされ、同じ都市伝説を元にした映画も多数誕生しました。
そして都市伝説そのものズバリを題材にした『ルール(原題は都市伝説を意味するUrban Legend)』(1998)や、クライヴ・バーカーが小説内で創造した都市伝説の映画は何本も誕生、その中の『キャンディマン』(2021)は記憶に新しい作品です。
邦画にも都市伝説を題材にした作品は多数あります。『学校の怪談』(1995年)シリーズを懐かしいと感じる方も増え、今やネットを中心に広がる都市伝説を題材とした映画が続々製作・企画されています。
さて『マーシー・ブラック』は、映画の中で新たな都市伝説を創造した作品です。未知の題材を扱う作品だけに、どう転ぶか判らぬ展開…登場人物に危害を加えるのは幽霊か、怪物か、それを騙る人間か…、が楽しめる作品です。
本作を製作したプロダクション・ブラムハウスを設立したのが、低予算ホラー映画『パラノーマル・アクティビティ』(2007)を大ヒットさせたジェイソン・ブラム。
彼はその後、世界的なホラーメーカーとなり『ハッピー・デス・デイ』(2017)、『ザ・スイッチ』(2020)など多数のホラー映画を製作しています。
今回、彼の元で本作を監督したのがオーウェン・エガートン。ジェイソン・ブラムと彼の会社のスタッフが、以前監督が書いた脚本を読み興味を抱いたのがきっかけでした。
ホラー映画の第一人者が認めた作品
今やホラー映画製作の第一人者、ジェイソン・ブラムは早い段階で、こんなアドバイスをくれたと語るエガートン監督。
「良いホラー映画とは、ジャンプスケア(ビックリ箱の様に観客を驚かす演出)や視覚効果を全て除いても、魅力的で探求したいキャラクターが描かれており、それが観客の興味を引きつける作品だ」
「作品がサンダンス映画祭で上映されるようなものであれば、その映画は正しい道を歩んでいるのだ」。これは本当に有益なアドバイスだった、と監督は語っています。
本作の脚本をリサーチしていた当時、アメリカで2009年にネット上で画像が誕生して以来、爆発的に広まった「スレンダーマン」の都市伝説が話題だったと振り返る監督。
同時に彼は、子供の犯した殺人事件について調べます。あるイギリスの事件、子供の頃友人と子供を殺害し、刑務所に服役した女性の事件です。
この女性は20代で出所後、合法的に名前を変え生活していたが、彼女の娘が12歳位になった頃、マスコミが訪れる…。この件に思いを巡らせたと監督は語りました。
「12歳の頃に行った行為に、どこまで責任を負うのか?当時の私は私でありながら、私で無かった。そこにグレーゾーンがあると思います」と監督はインタビューに答えます。
都市伝説、未成年犯罪への考察を元にした物語をどう描くべきかを本作のエグゼクティブ・プロデューサーのライアン・テュレックら製作チームと話し合った監督。
物語の中心的存在の怪物をどう描くかなど、議論を尽くした上でブラムハウスは、自分に大きな権限と裁量を与えてくれたと説明しています。
女性たちが恐怖の物語を紡ぐ
主演のダニエラ・ピネダは、『ジュラシックワールド 炎の王国』の撮影を終えてから、本作の撮影に入ります。しかし髪型を大きく変えないよう配慮が必要でした。
「なぜならまだ、『ジュラシックワールド 炎の王国』のピックアップ(追加撮影)が残っていたからね」と監督は舞台裏を話しています。
そして、自分はジャニーン・ガラファローの大ファンだと告白した監督。脚本を送ると彼女が飛びついてくれたおかげで、彼はこの撮影は楽しくなると確信しました。
「ワード博士の役柄は他の人物が演じたら、温かみの無いものになったと思う」。そう語った監督は撮影監督に助監督、クルーの中にも多くの女性がいると気付きます。
例えば子供が「こんな事があった、こんな物を見た」と訴える時、大人が「そんな事はない」とか「信じないぞ」と答えるのはどうだろう。女性たちは様々な反応や、子供にかけるべき言葉を教えてくれたと語る監督。
実にクールだと感じているが、本作に出演している大人の男性は1人だけ。この映画には本当に、多くの協力的な女性に参加してもらえて良かった、と振り返っています。
まとめ
都市伝説の誕生と広まり、その思わぬ影響と物語の意外な結末を描いてみせた『マーシー・ブラック』。
主要キャストが女性であるホラー、という一面が他の作品に無い魅力を本作に与えています。女性の共感力の高さが救いであり、同時に恐怖を産むという事でしょうか。
最終的にアレが登場して終わるのは、ありがちなラストと感じる方もいるでしょう。これはホラー映画の様式美、どうか受け入れてあげましょう。
何かと話題の「都市伝説」に興味をお持ちの方なら、「スレンダーマン」の流行を本作がどう参考にしたか調べて下さい。
監督は言及を避けているのかもしれませんが、本作と2014年にアメリカで発生した「スレンダーマン刺傷事件」には、大きな関連性があります。
噂は子供に影響を与え、その噂はネットで広まり、より大きく成長する。お遊びで始まった「スレンダーマン」伝説がもたらした未成年犯罪は社会に衝撃を与え、映画・ドラマに多くの関連作品を生みました。
誰かが想像し、想像した怪物や物語は、いつしか一人歩きを始めるものです。”マーシー・ブラック”は実在の都市伝説だ、現実に起きた事件を忠実に描いた映画だ…なんて噂が、もう広まりつつあるかもしれません。
次回の「未体験ゾーンの映画たち2022見破録」は…
次回の第8回は、超高層ビルのエレベーターに監禁される!繰り返す急降下に耐えられるのか!アトラクション・脱出スリラー映画『アクセル・フォール』を紹介いたします。お楽しみに。
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増田健(映画屋のジョン)プロフィール
1968年生まれ、高校時代は8mmフィルムで映画を制作。大阪芸術大学を卒業後、映画興行会社に就職。多様な劇場に勤務し、念願のマイナー映画の上映にも関わる。
今は映画ライターとして活躍中。タルコフスキーと石井輝男を人生の師と仰ぎ、「B級・ジャンル映画なんでも来い!」「珍作・迷作大歓迎!」がモットーに様々な視点で愛情をもって映画を紹介。(@eigayajohn)