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Entry 2022/03/18
Update

映画『僕らをつなぐもの』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。同性婚カップルのもとに“生まれた少年”の成長をユーモアたっぷりに描く理由|Netflix映画おすすめ90

  • Writer :
  • 山田あゆみ

連載コラム「シネマダイバー推薦のNetflix映画おすすめ」第90回

『僕らをつなぐもの』は、Netflixで2022年3月4日から配信が始まったイタリア映画。

同性婚の2人の父親の元で育った息子レオネが、自らの出生と向き合う中で葛藤し成長してゆく笑いあり・涙ありのヒューマンコメディ作品です。

青春ドラマとしての爽やかさと、大人同士の綺麗ごとだけでは片付けられない「愛」の現実。それらをユーモアたっぷりに描いた作品となっています。

そのネタバレ有りあらすじと見どころを解説していきます。

【連載コラム】「Netflix映画おすすめ」記事一覧はこちら

映画『僕らをつなぐもの』の作品情報


Netflix「僕らをつなぐもの」

【配信】
2022年(イタリア映画)

【監督】
マルコ・S・プッチョ―二

【キャスト】
フィリッポ・ティーミ、フランチェスコ・シャンナ、フランチェスコ・ゲギ、マッテオ・オスカル・ジウジョッリ、ジュリア・マエンザ、ジョディ・メイ、バレンティナ・チェルビ、エマヌエーレ・マリア・ディ・ステファノ、アレッシア・ジュリアーニ、マウロ・コンテ、ジェラルド・タイラー

【作品概要】
監督のマルコ・S・プッチョ―二はローマ生まれの映画監督。短編映画やドキュメンタリー映画を複数手がけ、2002年に長編映画デビューした後、2作目の映画でベルリン映画祭で上映。3作目の『Come il Vento』はローマ映画祭でプレミア上映されています。

主演のフランチェスコ・ゲギは『Mio fratello rincorre i dinosauri』(2019)、『Padrenostro』(2020)に出演している若手俳優です。

シモーネ役のフランチェスコ・シャンナは、『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)のジュゼッペ・トルナトーレの監督作で、ゴールデングローブ外国語映画賞にノミネートされた映画『シチリア!シチリア!』(2009)他数多くの映画作品に出演している俳優のひとり。

パオロ役のフィリッポ・ティーミは、テレビドラマ「トスカーナ大衆酒場の事件簿」や、女優としても知られるヴァレリア・ブルーニ=デデスキが監督・出演した『イタリアのある城で』(2013)などに出演しています。

映画『僕らをつなぐもの』のネタバレあらすじ


Netflix「僕らをつなぐもの」

レオネの父親シモーネ(フランチェスコ・シャンナ)は、人類学者の道を諦めて現在はレストランの経営者。もう1人の父親パオロ(フィリッポ・ティーミ)は、建築士で今は家具店の経営に勤しんでいます。

パオロとシモーネの若いころ、イタリアでは同性カップルに養子縁組は認められていませんでいた。そのためシモーネの同窓生ティリーが代理母になり、レオネ(フランチェスコ・ゲギ)が生まれました。

平凡で幸せな子ども時代を過ごしたレオネ。

またレオネが11歳の時、シモーネとパオロは正式に結婚をしました。その際、レオネの出生証明書に記名できる父親は1人だけだったので、パオロの名を記名しました。後にようやく市長が2人の名前を記名した証明書を認めたものの、それも無効にされてしまう可能性がありました。

学校の授業で動画制作をすることになったレオネは、親友のヤコポと一緒にパオロとシモーネについてのドキュメンタリーを撮ることにしました。学年末には全校生徒と家族の前で上映予定です。

パオロとシモーネはもうすぐ結婚20周年を迎えようとしていました。現在はバイカーの恋人リロイと暮らすティリーからもお祝いのプレゼントが届きます。

ある時、ヤコポにパーティへ誘われたレオネは、ひそかに想いを寄せていたフランスからの転校生アンナも来るとわかり、パーティへ参加することにしました。

アンナといつも一緒にいるイケメンのダリオもパーティに参加していましたが、他の男子と喧嘩し殴り合いにまで発展。アンナはフランス語でそれを止めます。

アンナから、ダリオは自分の双子の弟だと聞かされたレオネ。その後、アンナとレオネは一緒にダンスをして距離が縮まります。

一方、パオロが家に1人でいると、シモーネが家に忘れていた携帯に連絡がありました。その連絡してきた相手が浮気相手のリカルドだったことで、シモーネが2年前から彼と浮気していたことをパオロは知ってしまいます。

パオロはいてもたってもいられず、姉モニカに相談しに行きます。モニカは自分も夫に浮気された経験があるが、自分にも悪いところがあったので怒らずに許したと話します。

シモーネとパオロの結婚20周年を祝うホームパーティに、アンナが来ることになります。またアンナの母親エリザと双子の弟ダリオも一緒に挨拶だけしにやって来ました。

エリザはレオネの両親が同性婚だと知らなかったため面食らいます。うわべだけ同性愛者を理解しているふりをしているものの、古い考えを持ったエリザを驚かせたかったのだと、アンナは説明します。

パーティには、モニカとその夫も来ていました。

パーティ中の家に、シモーネの浮気相手リカルドがやって来ます。連絡がなかったので不安になってやってきたリカルドをどうにか帰らせようとするシモーネですが、言い合いに。そして庭でキスしているところを、パオロとモニカに見られてしまいました。

皆の前でそのこと説明するよう、シモーネに怒鳴るパオロ。シモーネと激しく言い合いになり、レオネもモニカやアンナも動揺します。

そこへインターホンが鳴ります。またリカルドが来たのだと大騒ぎになりますが、訪ねてきたのはティリーと彼女の恋人リロイでした。

レオネにグアダニョロに一緒に出かける約束だけして帰っていくアンナ。また喧嘩の末、シモーネは出て行ってしまいました。落ち込むレオネをティリーは励まします。

後日、レオネはアンナとともにグアダニョロに出かけます。また母親に「一緒に行け」と言われたという、アンナの弟ダリオも付いてきました。

バスの中で、「本当の父親はどちらなのか」とアンナに聞かれるレオネ。2人の父親の精子を試験管に入れ、ドナーの卵子と合わせてからティリーの体内に入れる方法でによって自分は生まれたため、どちらなのかは分からないとレオネは説明します。

グアダニョロに到着し、ロッククライミングに挑戦したダリオとレオネ。ダリオは得意なためあっという間に登り切り、続いてサポートを受けながらレオネも登り切りました。2人の様子をアンナは下から動画に撮っていました。

その頂上で、突然ダリオにキスされたレオネ。ゲイであることを誰にもカミングアウトできずにいるダリオは、レオネのことをゲイだと思っていたのです。自分がゲイではないと言ったレオネは、結果ダリオに口止めを約束させられました。

アンナもダリオがゲイなことを知っており、レオネもまたそうだと受け取っていました。父親たちの存在で誤解され、勝手に決めつけられたことに傷つきながらも、レオネは「ここに来たのはアンナのことが好きだからだ」とアンナに伝えます。

レオネが家に帰ると、パオロがシモーネのワインコレクションを全て捨てているところでした。パオロを慰めた後、レオネは眠りました。

その後、レオネは学校でアンナと会っても避けていましたが、アンナは彼に「好きだ」と伝えます。そこへ、シモーネがやって来ます。

シモーネは自分がした裏切りを息子レオネに謝罪する一方で、パオロにも非があり自分も努力したがダメだったと、結婚生活の本音を説明。それでも、レオネのことを愛していると伝えます。

そしてシモーネに昼食を一緒に取ろうと誘われますが、レオネは受け止めきれず、また今度にしようと答えました。

父子認定の件で、弁護士から呼び出されたシモーネとパオロ。離婚問題そして親権問題が浮上した以上、レオネのDNA検査を行った上で「本当の父親」を特定する必要が生じたのです。

その後、シモーネはパオロとレオネの不在中に、家へ荷物を取りにやって来ます。

そこで大事なワインが捨てられていることに気づいたシモーネは、腹いせにパオロの自慢のプラダのスーツをずたずたにハサミで引き裂いてしまいました。そして、洗面台に置いてあったレオネのヘアブラシの髪の毛を回収し、DNA検査に使うことにしました。

一方のパオロは、レオネの噛んだガムが置きっぱなしになっていたので、それでDNA検査をすることに決めました。

やがて帰宅すると、スーツの惨状に気づき泣き叫ぶパオロ。レオネは「ワインの仕返しだろうう」「パオロにも非がある」と言いますが、怒り続けるパオロは「二度とシモーネとは会わないように」と返します。

勝手なパオロの言い分に嫌気がさしてしまうレオネ。そして「どちらの見方でもない」「巻き込まないでほしい」と言いました。

パオロは、シモーネが経営するレストランを売却しようとします。そのことに知ったシモーネはパオロの職場に押しかけ、激しい口論に。何よりも「レオネがどちらの息子か」をめぐって2人は言い争います。

アンナの自宅で、母親の不在中に結ばれたレオネとアンナ。その翌朝のシャワールームでダリオと会ったレオネは、彼からグアダニョロでの一件を謝罪されました。

「レオネには正直になれる」と語るダリオと和解するレオネでしたが、そこに姉弟の母親エリザが帰ってきます。

レオネ・ダリオ・アンナ全員が下着姿であったこと、またその古い考え方ゆえに困惑し怒り続ける母親に対して、ダリオはそのまま自身がゲイであることをカミングアウト。またレオネもアンナと付き合っていることを彼女の母親に伝え、エリザは再び面食らうのでした。

一方、DNA検査の結果を知ったパオロとシモーネ。その後、シモーネはパオロに新しいスーツを買い、パオロもまたシモーネにレストランをタダ同然で譲りました。

パオロは「シモーネの家にも、レオネの部屋があった方がいい」と言います。しかしパオロは「レオネはシモーネと一緒に暮らすべきだ」と答えました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『僕らをつなぐもの』ネタバレ・結末の記載がございます。『僕らをつなぐもの』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

親権をめぐってのDNA検査の結果は、「レオネはパオロともシモーネとも血のつながりがない」というあまりにも予想外なものでした。

シモーネとパオロは、その事実をレオネに伝えます。

勝手にDNA検査をした父親たちに怒りながらも、レオネは検査で判明した事実にショックを受けます。シモーネとパオロは代理母のティリーに真実を説明してもらおうと諭しますが、動揺したレオネは家を飛び出してしまいます。

レオネは以前親友のヤポコからもらったドラッグを飲み、近くの屋外にあるボルダリング場へと向かいます。そして雨が降り出す中、命綱なしのボルダリングという自殺行為を敢行します。

10メートルの高さまで登ったレオネ。異変を察し駆けつけたダリオとヤポコに「それ以上登るな」と止められますが、聞く耳を持ちません。ついに頂上へと登り切れたレオネは喜びますが、壁を降りる途中で力尽き、地面へと落下してしまいます。

ダリオとヤポコが地面に多くのマットを敷いてくれていたことで、レオネは病院に運ばれたものの、首の軽い打撲程度で幸い命に別状はありませんでした。

病室で目を覚ましたレオネ。それを見守っていたのはダリオとヤポコ、そしてアンナでした。ヤポコはドラッグを渡してしまったことを詫びますが、レオネは悪友で親友な彼を許しました。

アンナの連絡により、パオロとモニカ、シモーネも慌てて病院に駆けつけます。「検査の結果がわかっても、今までと変わらずパオロとシモーネ、叔母のモニカは家族だ」……自殺行為をした息子の心配し謝り続けながらも、レオネの問いに答える2人の父親たちと伯母の姿に、レオネは涙をこらえ切れませんでした。

やがて、代理母のティリーも恋人リロイの運転するバイクで駆けつけました。レオネの無事を知り彼女が安堵する中、シモーネとパオロはDNA検査の結果を見せ、真実をレオネに伝えてほしいと求めます。

代理母出産に向けての受精卵の着床は、2年という長きにわたっての挑戦であったティリー。その2年間の中で彼女は当時の夫スティーブンと別居・離婚し、現在の恋人リロイと出会った直後に妊娠が判明しました。

ただティリーは移植後の性交を一切避けていたものの、たった一度だけ元夫のスティーブンと関係を持ってしまっていました。レオネの実父はスティーブンだったのです。

「パオロたちの悲しむ顔を見たくなかったし、当時養子をとる話もしていた」「確証もなかったので言い出せなかった」と説明しながらも、10年連れ添って3人の子どももいた元夫の関係はたすぐには断ち切れなかったこと、愛し合った記憶を消しようがないことを語るティリー。

シモーネとパブロにレオネを託すことができて幸せだったし、レオネを育てたパオロとシモーネこそ家族だと伝え、ティリーは父子に謝ります。「彼女の過ちがなかったら、レオネは今ここに存在しない」……そう思ったレオネたちは、彼女を許しました。

実父であるスティーブンは2018年に亡くなっていました。シモーネとパオロは改めてレオネと養子縁組を結び、ついにレオネの出生証明書にはパオロとシモーネの2人の名前が記名されました。

パオロとシモーネは別れ、レオネはシモーネとリカルドが暮らす家、パウロが1人暮らす家を行き来する生活の送るようになりました。生活そのものは変わったものの、2人から受ける愛情は変わりません。

全校生徒とその家族たち、そしてシモーネとパオロの前で完成したドキュメンタリー動画が上映される中、レオネは作品について語ります。

「うちの家族のいざこざを公開したのは、法曹界に知ってほしいからだ」「命の誕生は幾戦もの人々の功績の結果だと」「運命の赤い糸はもつれ合っているんだ」

「この物語の主人公はボクの両親。真の父親であるパオロとシモーネだ」「ありがとう、僕を迎え、育て導いてくれて。この何とも不可思議な世界で」

生徒や親たちからは拍手が巻き起こりました。

そしてエンドロールが流れる中、レオネがシモーネとパオロにそれぞれインタビューする映像で映画は幕を閉じます。

《インタビュー映像》

レオネ「愛が冷める瞬間は?」

パオロ「家に帰って靴下が脱ぎっぱなしだった時。それで首を絞めたくなる」

シモーネ「相手を理解できないた悟ったとき。それが別れ道だ」

レオネ「別れても真実の愛?」

シモーネ「もちろんだ。愛は友情に変わる。下手したら憎しみになるが」

レオネ「僕が生まれてなかったら?」

パオロ「考えたくもない。お前なしの人生なんて」

シモーネ「喜びも彩りもないモノクロの世界だろうな。パオロと2人は地獄だ」

パオロ「録画を止めてくれ。よく聞け、レオネ。シモーネとの愛は薄れたかもしれん。でもその愛が喜びを生み出した。今私の目の前にいる青年のことだ。お前は最愛の息子だ。……切った?」

映画『僕らをつなぐもの』の感想と評価


Netflix「僕らをつなぐもの」

本作は「2人の父親」という同性婚の親元で育った息子レオネが、自らの出生について向き合う中で、本当の愛情や人と人との繋がりの尊さに気付く物語となっています。

レオネが生まれた方法は「カクテル法」といい、父親のパオロとシモーネのそれぞれの精子を試験管で混ぜてからドナーの卵子と受精させ、それを代理母のティリーの体が出産するという方法でした。そのため本当の父親がパオロなのかシモーネなのかは誰も知りませんでした。

そして、パオロとシモーネの離婚が決まり、レオネの親権をめぐって本当の父親を確かめなければならなくなります。

パオロもシモーネも同じくらいレオネのことを愛していて、レオネも2人のどちらことも愛していましたが、真の父親をめぐって、物語はドラマチックかつとてもユーモラスに展開していきます。

若者たちの青春×大人たちの「過ち」だらけの現実

本作は10代のレオネの青春と恋愛について瑞々しく描く一方で、夫婦間の不仲や離婚は決して特別なことではないという社会のリアルな側面も描いています。

それは同性のパートナー同士であっても同じこと。互いへの思いやりが欠けたり、些細なすれ違いが重なったりすれば気持ちは離れていくもので、時には裏切りや過ちを犯してしまうこともあるでしょう。そしてこの「過ち」こそがストーリーを展開させていく重要な鍵となります。

感情的になって取り返しのつかない発言をしてしまった過ち。期待することを諦め、裏切ることを選んでしまった過ち。大切な人を裏切りたくないという気持ちから生まれた過ち。

それは青春の過ちとは違い、残酷で取り返しのつかない決定的なものになります。そこから、人間はいつも正しい行いができる訳ではないという教訓を感じ取ることができました。

社会におけるLGBTの現状を伝える「コメディ」の力


Netflix「僕らをつなぐもの」

レオネは、学校の課題で自分の家族をテーマに動画作成をしていて、同級生から嘲笑されていました。また、親友とハグしているところに冷やかしの声をかけられる場面もありました。若者たちの間でも差別的な偏見がまだ存在していることをさり気なく描いているのです。

またより厄介なのが、表面上は理解している認めていると言いながらも、実は受け入れることも知ろうとすることも出来ていない人がいるという現状です。それは、レオネが思いを寄せるアンナの母親のキャラクターとして分かりやすく描かれています。

イタリアでは現在、シビルユニオン(シビルパートナーシップ)で同性の結婚に関わる権利を保証されてはいますが、同性結婚は法律上認められていません。また同性カップルの養子縁組も全般が認められているわけではなく、その事例に応じて裁判所の判断が下されるのだそうです。

西ヨーロッパ諸国の中ではかなり遅れを取っている、イタリアにおけるLGBTの権利やそれに関する法律の現状を伝える意味でも、本作は強いメッセージを持った作品だと言えます。また映画として巧みなのはそれらの法的手続きなどについての解説を、冒頭でポップなイラストを交えて簡潔に見せていることで、とてもスムーズに映画の物語に入ることができます。

レオネをはじめ全てのキャラクターが活き活き描かれているので、彼らの葛藤や、苦悩に感情移入し、自分ごとのように見ることができる点も本作のポイント。さらにテンポのよい会話、登場人物のオーバーリアクション(イタリアでは普通なの?)によって、全編にわたってユーモアに溢れる演出が効いていて、観ていて暗いテンションになり過ぎない絶妙なバランスをとっている点も注目です。

まとめ

本作の原題『il filo invisibile』はイタリア語で「見えない糸」という意味。そこには「人と人との繋がりは、血縁や法律など目に見えるものだけではない」という本作のメッセージが込められているといえます。

目に見えない繋がりなので、自分たちが守らなければあっという間に消えてしまう。だけど、そんなカタチのない繋がりだからこそ、深い愛情や強い信念を持って守り抜けば、誰にも断ち切ることはできないものとなります。

そんな見えない糸を、みんなが平等に、自由に繋ぐことができる社会であればいいとユーモアたっぷりに感じさせてくれる映画でした。

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