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韓国映画『フォルテ』あらすじ感想と評価解説。音楽サスペンス・ホラーで描く‟成功への欲望と創作への執着”|映画という星空を知るひとよ302

  • Writer :
  • 星野しげみ

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第302回

韓国のインディーズ・ジャンル映画の特集上映「ハングル・ニューウェーブ映画祭2026」にて、映画『Forte〜フォルテ〜』が、2026年7月11日(土)から17日(金)までCinema KOBEにて上映


(C)Reel suspects/Cinemago

『Forte〜フォルテ〜』は、ミュージックビデオや短編を数多く手がけてきたキムボ・キム監督による音楽ホラーです。

憧れの音楽スタジオで働くことになった主人公が、次第にスタジオに漂う狂気に飲み込まれていきます。

音楽業界を舞台に、成功への欲望と創作への執着に取り憑かれていく若者の姿を描く本作では、美しいピアノ曲も披露され、観客を魅了します。

【連載コラム】『映画という星空を知るひとよ』一覧はこちら

映画『Forte〜フォルテ〜』の作品情報


(C)Reel suspects/Cinemago

【日本公開】
2026年(韓国映画)

【原題または英題】
Forte

【監督】
キムボ・キム

【脚本】
キムボ・キム、ソン・ヒュソン、キム・ジファン、イ・ダジョン

【出演】
イ・チェヨン、イ・ジョンウン、キム・ジェホン、キム・ジュンソク、チャ・セジン、チェ・ソウン

【作品概要】
『Forte〜フォルテ〜』は、ミュージックビデオや短編を数多く手がけてきたキムボ・キム監督による、音楽業界を舞台に、成功への欲望と創作への執着に取り憑かれていく若者の姿を描く音楽ホラーです。

第27回富川国際ファンタスティック映画祭、2024年の釜山国際映画祭に正式出品。韓国のインディーズ・ジャンル映画の特集上映「ハングル・ニューウェーブ映画祭2026」で上映。

映画『Forte〜フォルテ〜』のあらすじ


(C)Reel suspects/Cinemago

音楽の才能を信じて上京したヨンジ(イ・チェヨン)は、憧れの作曲スタジオ「Forte」に採用されました。

幻想的な森林の中にひっそりとたたずむ音楽スタジオです。希望を胸にヨンジは「Forte」に勤め始めます。

しかし現実は甘くなく、彼女の仕事は“幽霊作曲家”として名前も残らない裏方業務でした。

しかもそのスタジオには、怪異な噂話があったのです。

やがて同僚の怪死事件をきっかけに、スタジオに漂う不穏な空気と「呪われたグランドピアノ」の存在が明らかになっていきます。

欲望を抑圧されてきたヨンジは、抑えきれぬ衝動のまま、自らの手で血塗られた旋律を奏で始めます……。

映画『Forte〜フォルテ〜』の感想と評価


(C)Reel suspects/Cinemago

音楽の世界で自分の才能を生かせると意気込んで音楽スタジオ「Forte」にやって来たヨンジ。

物語はここから始まります。音楽スタジオに伝わる噂を知ったヨンジに、不思議な出来事も起こります。

美しい外観の音楽スタジオでこれから何が起こるのかと、惹き付けられます。

これから舞台は静かな森の中で、次第に不気味な様相にかわっていくのです。

作品では、不可思議な狂気が形となって現れますが、そのリアルな描写に戦慄を覚えることでしょう。

全体的に美しい調べの音楽が奏でられる、不思議感覚のホラーを存分に味わえます。

悪夢を見ているのか、現実なのかと、追い詰められていくヨンジが最後に縋りついたものを見届けてください

まとめ


(C)Reel suspects/Cinemago

緑豊かな森の中にひっそりと佇む音楽スタジオ「Forte」。怪異な噂があるそのスタジオに、音楽の才能を信じて上京したヨンジがやって来ました。

美しい自然とは裏腹に不穏な気配がスタジオに漂い始めます。

ヨンジは次第に狂気の世界に足を踏み入れ、「呪われたグランドピアノ」を弾き始めます。

ホラーですが自然の美しさとピアノ曲の調べがマッチして、幻想的な世界へ導いてくれる作品です。

韓国のインディーズ・ジャンル映画の特集上映「ハングル・ニューウェーブ映画祭2026」にて、映画『Forte〜フォルテ〜』が、2026年7月11日(土)から17日(金)までCinema KOBEにて上映

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星野しげみプロフィール

滋賀県出身の元陸上自衛官。現役時代にはイベントPRなど広報の仕事に携わる。退職後、専業主婦を経て以前から好きだった「書くこと」を追求。2020年よりCinemarcheでの記事執筆・編集業を開始し現在に至る。

時間を見つけて勤しむ読書は年間100冊前後。好きな小説が映画化されるとすぐに観に行き、映像となった活字の世界を楽しむ。



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