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【ネタバレ感想】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの無名キャラクターがもたらした奇跡の大ヒットを解説|最強アメコミ番付評18

  • Writer :
  • 野洲川亮

こんにちは、野洲川亮です。

『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ヘルボーイ』と続々と予告が公開され、楽しみも増えてきています。

今回はマーベル・シネマティック・ユニバース「MCU」シリーズに、新風を巻き起こしたSFアクションコメディ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を解説していきます。

【連載コラム】『最強アメコミ番付評』記事一覧はこちら

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のあらすじとネタバレ


(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

少年ピーター・クイルは、息を引き取る寸前の母の病室へと呼ばれます。

ピーターは母を失う恐怖から、最期に手を握ってほしいという頼みに応えられず、病室を飛び出してしまいますが、突然現れた宇宙船に誘拐されてしまいます。

時は流れ、成長したピーター・クイル(クリス・プラット)は、亡き母にもらったカセット―テープをウォークマンで聴きながら、オーブの回収へと向かっていました。

そこへロナンの部下を名乗る男たちが現れオーブを奪おうとしますが、何とか撃退しオーブを持って脱出しますが、ロナンだけでなく、ピーターを誘拐し育てたヨンドゥ(マイケル・ルーカー)率いるラヴェンジャーズからも追われることになります。

オーブを取引しようとザンダー星を訪れたピーターでしたが、ロナンが絡んでいることを知られると取引を拒否されてしまうと、オーブ奪還を狙うロナンの部下でありサノスの娘、ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)に襲撃されます。

その場に居合わせた賞金稼ぎコンビ、改造アライグマのロケット(ブラッドリー・クーパー)、植物人間グルート(ヴィン・ディーゼル)も巻き込んだ四つ巴の争いになりますが、駆けつけたノバ軍により全員逮捕されてしまいます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ネタバレ・結末の記載がございます。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

刑務所に連行された四人は、ロナンに家族を殺された凶悪犯ドラックス(デビッド・バウティスタ)と出会い、成り行きで脱獄のために手を組むことになりました。

オーブを売り払うまでの協力を約束する一同でしたが、オーブの中身が強大なパワーを秘めたインフィニティストーンである事を知り、その処分を巡ってもめ始めます。

するとそこへ、ロナンの部下とガモーラの妹ネビュラ、ヨンドゥらが現れます。

オーブを巡る乱戦が繰り広げられ、オーブをネビュラに奪われたピーターとガモーラはヨンドゥたちに捕まり、ロナンに立ち向かったドラックスは返り討ちに遭います。

サノスからオーブ奪還を命じられていたロナンでしたが、その中身を知るとサノスを裏切り、ストーンの力を取り込んで、ザンダーの破壊、打倒サノスを宣言します。

その頃ピーターは、ロナンの殺戮を止めるためヨンドゥを説得し、ラヴェンジャーズの協力を得ることに成功し、ガモーラ、ロケット、グルート、ドラックスとも、一致団結することとなりました。

その後、ノバ軍の協力も得て、ロナンを倒そうと迫る5人でしたが、逆にストーンの力を得たロナンに窮地に追い込まれます。

戦艦の墜落でピンチを迎えた一同でしたが、グルートの自らの生命を犠牲にした行為で九死に一生を得ました。

再びロナンと対峙したピーターたちは、ロナンの隙をついてストーンを奪います。

ストーンの力で身体が破壊されかかったピーターに、手を差し伸べたのはガモーラでした。

母の最期を思い出したピーターはその手をとり、ドラックス、ロケットも交えた四人で手を繋ぎ、ストーンの力を発動させて、ロナンを倒します。

ノバ軍に宇宙船を戦いで破壊された宇宙船を修理してもらい、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」となった彼らは、出発します。

苗木として復活したグルートを連れて…。

まさかの大ヒットとまさかの副産物


(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が公開されたのは2014年、MCUシリーズ第10作、その前後には『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』と『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が製作されていました。

シリアスで緊張感に満ちた作品が目立ったこの時期のMCUフェイズ2作品の中で、本作はあらゆる面で異例の存在となります。

アイアンマンやキャプテンアメリカなどの有名どころとは違い、原作コミックの知名度も低い本作は、完全な脇役、アウトローな立ち位置とならざるを得ませんでした。

さらに監督を務めるのが、『スリザー』や『スーパー!』などの、小規模作品を撮ってきたジェームズ・ガンとあって、ヒットを予想する声は多くありませんでした。


(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

ところが蓋を開けてみれば本作は、70’s、80’sのポップミュージックをバックに、緑色や灰色の宇宙人、アライグマ、木、といった奇異なメンバーたちが織り成す、バカらしく、不真面目で、くだらないやり取りの数々に大いに笑わせられ、最後には思いがけぬ感動を得られる、という傑作に仕上がっていました。

しかも上述したように、シリアスさが蔓延していたこの頃のMCU作品に“胃もたれ”していた観客にとって、本作の陽気さと軽さは、シリーズの閉塞感を吹き飛ばすという思わぬ副産物をもたらしたのです。

結果的に本作は、全世界で7億ドルを超える特大ヒットとなりました。

これはシリーズ本流である『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を超える数字で、ガーディアンズの面々は、一躍人気キャラクターの仲間入りを果たすこととなります。

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をを観た人へのオススメ作品

続編となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』はもちろんのこと、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』でも、ガーディアンズの活躍は存分に堪能できます。

ピーター・クイルを演じたクリス・プラットは、「ジュラシックワールド」シリーズでも主役を演じ、世界的スターの座に登り詰めました。

そしてジェームズ・ガン監督作品では、やはり『スーパー!』が必見でしょう。

正義感をこじらせたオジサンヒーローが、犯罪者を必要以上にぶちのめしていくブラックアクションコメディで、本家の「X-MEN」シリーズにも出演しているエレン・ペイジが、なりきりウルヴァリンになっているのも、アメコミファンにはたまらないでしょう。

次回の「最強アメコミ番付評」は…

いかがでしたか。

次回の第19回戦では、本作の続編である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』を考察していきます。

お楽しみに!

【連載コラム】『最強アメコミ番付評』記事一覧はこちら

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