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【映画ネタバレ】ヒロアカ第4弾ユアネクスト|あらすじ感想と結末の評価解説。キャラ豪華声優陣が勢ぞろい!最終決戦前の“ダークマイト”との戦いを描く

  • Writer :
  • 秋國まゆ

世界的人気の劇場版「僕のヒーローアカデミア」シリーズ待望の第4作!

岡村天斎が監督を務めた、2024年製作の日本のヒーローアクションアニメ映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』。

超常能力「個性」を持つ人間が当たり前になった世界で、「平和の象徴」と呼ばれたかつてのNo.1ヒーロー・オールマイト。

彼の意思を受け継いだ出久たち雄英高校ヒーロー科の2年目の春、ヒーローvs敵(ヴィラン)の全面戦争が勃発。その影響で荒廃した日本に、オールマイトにそっくりな謎の男が現れて………。

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の作品情報


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

【公開】
2024年(日本映画)

【原作】
堀越耕平

【監督】
岡村天斎

【声のキャスト】
山下大輝、岡本信彦、梶裕貴、佐倉綾音、石川界人、稲田徹、中村悠一、宮野真守、生見愛瑠、三宅健太、寿美菜子、てらそままさき、小林裕介、小野友樹、菊池通武、魚建

【作品概要】
MEMORIES』(1995)や『劇場版NARUTO 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』(2004)の岡村天斎が監督を務めた、日本のヒーローアクションアニメ作品。『週刊少年ジャンプ』連載の同名コミックを原作とする人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第4弾です。

前3作に続いて、原作者の堀越耕平が総監修を手がけており、テレビアニメ7期に描かれるヒーローvsヴィランの最終決戦直前に起きた、世界を揺るがす大事件をオリジナルストーリーで活写しています。

テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」シリーズに出演する山下大輝や岡本信彦ら豪華声優陣が出演。『DEATH NOTE』(2006~2007)や『機動戦士ガンダム00』(2007~2008)など、話題のテレビアニメに多数出演している人気声優の宮野真守が「僕のヒーローアカデミア」シリーズ初参加!

「めるる」の愛称で人気のタレント・モデル・俳優の生見愛瑠もゲスト声優として出演しています。

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』のあらすじとネタバレ


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

超常能力「個性」を持つ人間が当たり前になった世界で、「平和の象徴」と呼ばれたかつてのNo.1ヒーローのオールマイトが、「悪の帝王」と呼ばれる敵(ヴィラン)のオール・フォー・ワンとの死闘を制した直後、「次は君だ」とカメラに向かって指をさしながら言いました。

オールマイトが力を失い、No.1ヒーローの座を退いた後、彼の意思は雄英高校ヒーロー科1年A組の緑谷出久たちに受け継がれました。

出久たちの雄英高校2年目の春、ヒーローvs敵の全面戦争が勃発。

出久はオールマイトから受け継いだ個性「ワン・フォー・オール」を使って、オール・フォー・ワンに後継者として育てられ、恐るべき力を手に入れた敵の死柄木弔と対峙し、激しくぶつかり合います。

「ワン・フォー・オール(OFA)」とは、所有者自身の意思によって他人へ受け渡すことができる唯一無二の特性をもつ個性。能力の効果自体は「純粋な身体能力の強化」だが、その個性の本質は「能力を育て上げ次世代に渡すこと」です。

ヒーローと敵の双方が大きなダメージを受け、死柄木の撤退により戦いは一旦終結を見せました。しかし再び相まみえる決戦の時は、刻一刻と近づいていました…。

全面戦争の影響で荒廃した日本。さらにオール・フォー・ワンによって、収監されていた凶悪敵たちが野に放たれ、混乱に陥っていました。

出久たちA組は3班に分かれ、プロヒーロー同様、オール・フォー・ワンや敵連合の捜索をしつつ、凶悪敵たちの確保に動いていました。

A組3班、出久と麗日お茶子・葉隠透・尾白猿夫・瀬呂範太・耳郎響香は、「暴食(腹部にある口であらゆるものを捕食する)」という個性をもつ凶悪敵、喰有銀次(敵名:ギンジ)の確保へと向かいます。

しかし相対したギンジは、事前の敵情報データとは違う様相をしているだけでなく、金髪の少女を人質として連れていたのです。

出久とギンジが戦っていると、大型バイクに乗る眼帯の青年が登場。義手を銃に変え、少女の命を狙います。

青年の放った弾丸が、ギンジの腕から放り出された少女を貫く直前、彼女を守るように透明な青い膜のようなフィールドが展開されたのです。

それを行った男ブルーノは、襲いかかってきたギンジにも個性を使い動きを封じます。

それでも構わず少女の命を狙う青年の義手を、出久はOFAの能力の一つ「黒鞭」で掴まえるも、別の銃を向けられました。

しかし青年に対し、OFAの能力の一つ「危機感知」が反応しないことの意味を考える出久。

その隙に固まった少女を抱き抱え去っていくブルーノ。彼のもとへ、突如現れた空飛ぶクルーズ船が下降してきます。

一行はブルーノと同じく正装しており、赤い薔薇を一輪、身につけていました。

さらに驚くことに、クルーズ船の中から現れた革のマスクを被った男の素顔は、なんとオールマイトにそっくりでした。

ブルーノの個性が解除され、ハッとした少女は抵抗するも、クルーズ船に乗る妖艶な女デボラの個性によって大人しくなります。

少女とブルーノが乗り込んだ時、クルーズ船の中に男の姿はありませんでした。ギンジは、謎の一行に出久たちが気を取られている隙に逃走。

男は先回りし、ギンジにパンチをしてまるで弾丸のように吹き飛ばします。

その衝撃波は、ギンジが突き破った高層マンションの瓦礫から避難民たちを守り、避難誘導をしているお茶子たちのもとへ。

ギンジを追っていた出久も、大きな瓦礫に埋もれてしまいます。そこへギンジが落下、ギンジの腰についていた薔薇が散って敵情報データにある姿に戻り、息絶えました。

瓦礫を打ち破って出た出久はギンジと、倒れているお茶子たちや避難民たちの姿を見て、一体何が起きたのか言葉を失います。

男は困惑する出久たちに対して、自分こそが、力を失ったオールマイトの意思を引き継ぐ、オールマイトに代わる新たな平和の象徴だといいました。

人を理不尽に傷つけただけでなく、命懸けで戦い平和を望む想いを繋いでくれたオールマイトのことを侮辱した男に怒り、否定する出久。

男はそれをねじ伏せ自らの力を誇示するべく、己の手から次々と溢れ出す大量のコインを、地上へと落としました。

すると、コインが落ちた駐車場の地面から謎の発光現象が。あっという間に広がっていく光に、出久たちと避難民たち、現場に駆けつけた他のA組メンバー、青年が飲み込まれてしまったのです。

それを雄英本部(雄英高校)のモニター映像で見ていたオールマイトと、プロヒーローのホークスとベストジーニスト、雄英高校教師のセメントスたち。

クルーズ船の一行に見覚えがあったホークスが、係員に頼んで調べた結果、敵を中心に構成されたヨーロッパ圏最大の犯罪組織「ゴリーニ・ファミリー」であることが判明。

膨張し続ける光の中央に巨大な要塞を築いた、ゴリーニ・ファミリーのボスである男は、オールマイトに直接電話をかけ、力をなくしたオールマイトの意志を引き継ぎ、混乱したこの世界を平定してみせると宣言。

出久たちや避難民は、オールマイトの意志を達成するために必要な被験体だから解放しないといいました。

オールマイトは怒り、お前はただ力を誇示し己の欲を満たさんとする闇を求める敵だと、強い眼差しで断言します。

それを聞いた男は「ダークマイト」と名乗ることに決め、彼の言葉を一蹴しました。と同時に、ゆっくりと浮遊した巨大な要塞は移動を開始。街の人々を蹂躙していきます。

以下、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』ネタバレ・結末の記載がございます。『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

異変に気づいた出久たちは、避難民たちの救出及び脱出するべく、作り物のジャングルの中を走りました。

先頭を走る出久が壁に激突した直後、すぐ近くに、ジャングルにあるはずのないマンホールの蓋のようなものを発見。

底が見えないため、OFAの能力の一つ「浮遊」を使える出久と、指先にある肉球で触れたものを無重力状態にする「無重力(ゼログラビティ)」という個性を持つお茶子が調査することに。

すると途中で、個性が使えなくなることが判明。出久はお茶子をみんなのもとに戻らせます。

両腕・両足をつっぱってなんとか落ちないよう踏ん張っていた出久ですが、ずりずりと滑り、あれよあれよと落下。

快晴の空が描かれた天井の穴からぺっと吐き出され、雪山をゴロゴロと転がり、湖にドボン。湖のまわりを歩く出久は、青年と再会。少女を殺そうとした理由を尋ねます。

すると突如、黒服の男たちが襲来。青年は、個性が使えないという出久を囮に使い、ショック弾を使って黒服の男たちを制圧しました。

そのうちの1人が持っていたカード型の端末を使って、出久と青年はその空間から脱出。……できたと思いきや、ゴリーニ・ファミリーの構成員パウロと、1人が攻撃・もう1人が防御を担う手下の男たちが行く手を阻みます。

vsパウロ戦。まず青年が出久の提案に乗っかり、爆弾や武器などを搭載した大型バイクを遠隔操作して突進・爆破させて隙を作ります。

パウロの個性「アン・イデオロギー(自身を中心に数メートル範囲で個性を使用可能にするフィールドと、その外に個性を使用不可にするフィールドを形成する)」の弱点、可能範囲に侵入した出久はOFAが使えるように。

まずは、全身に一定の出力のOFAのエネルギーを張り巡らせることで身体能力を強化する自己強化技「フルカウル」を発動。

両腕を手下たちに向けて、OFAを使った必殺技「エアフォース(OFAの出力15%を超えることで同時に風圧を発生するようになり、衝撃波による遠距離攻撃が可能)」で吹き飛ばし、逃げるパウロを黒鞭で捕獲。

さらに逃げようとしたパウロを黒鞭で捕獲。さらに飛びあがりから急降下し、踵落としで相手の脳天を蹴りつける必殺技「マンチェスタースマッシュ」でパウロを倒しました。

するとそこへ、ダークマイトが登場。出久の不意打ちの攻撃をものともせず、ダークマイトは「ボローニャ・スマッシュ」という強力なパンチで出久を吹き飛ばします。

ダークマイトは、パウロの両脇にコインを投げ落としました。その光の中からスーツを着た大きなモンスターが現れ、パウロを捕まえダークマイトの元へ。

ダークマイトは、敗北しファミリーの名を汚したパウロを糾弾。「生まれ変わってまた必ず俺の下へおいで」とサムズダウンすると、それを合図にパウロは、地獄の窯を思わせるような大きな黒い穴に落とされました。

その頃、A組2班の轟焦凍・飯田天哉・八百万百・上鳴電気・蛙吹梅雨・峰田実・障子目蔵は、岩山の間にある小山に沿って建てられたような街を走り、ダークマイトの像がある街の頂上に到着。

広場にまるで並んでいるように倒れている多くの避難民の姿と、それを気にも留めず少女の前に大人しく列を作っている避難民たちという、異様な光景を目の当たりにします。

避難民たちを助けようとするも、少女と一緒にいたデボラの個性のせいで失敗。

出久と青年ジュリオ・ガンディーニは、大型バイクに乗って街へと移動。広場に薔薇の花びらと共に、轟たちと避難民たち、そして出久を追いかけてここへやってきたお茶子たちが倒れているのを見つけます。

ジュリオ曰く、彼が命を狙う少女アンナ・シェルビーノの個性が適合せず、フィードバックを受けたという…。

ダークマイトやデボラが言う「被験体」とは、アンナの個性に適合する人間のこと。彼らは適合者を増やして私兵にするつもりなのです。

そしてアンナは、デボラの個性「ブレイン・リモード(対象者1人に幻影を見せ、感情・行動を支配する)」によって楽しい夢を見ていると彼女はいいます。

ギンジやパウロ同様、アンナの個性に適合したデボラの個性は強化され、複数の人間に夢を見せることができるようになったのだと…。

vsデボラ戦。OFAの歴代継承者たちのおかげで幻想空間の中で意識を取り戻した出久は、アンナとの楽しい幻想を見ているジュリオに、これは幻想なのだといいました。

ジュリオの幻想を見て2人の関係性を知ったデボラは、アンナの個性に適合した避難民の個性(触手のようなもの)をつかってジュリオの首を絞めます。

失ったはずの右手があることに気づき、出久の言うとおりこれは幻想なのだと分かったジュリオは、デボラがいるであろう場所に右手をあげました。

そして現実で、ジュリオの右手が銃に変形してデボラを撃ちます。デボラが倒れたことで個性が解除され、みんなの意識が戻りました。


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

ジュリオは、駆け寄ってくるアンナに銃口を向けます。アンナと、「もしもの時は、私が私でいられるうちに殺して」と約束したからです。

すると、空が描かれた壁に扉が現れ、そこから「回遊(エクスカーション。任意の空間内にある人やものを重力に囚われず自由に動かせる)」という個性を持つゴリーニ・ファミリーの構成員カミルが現れ、アンナとデボラを回収していきます。

ジュリオは自分を止めた出久を糾弾するも、彼女を助けたいという本心を見抜かれ、全てを打ち明けることに。

アンナの個性は常時発動型の「個性因子の過剰変容」。自分が触れた相手に変容性個性因子を送り込み、対象者の個性を一定期間強化、変容させることができます。

しかしアンナの個性因子と適合しなければ、苦しみ悶えることになる。そんな個性だからか、アンナは人と触れ合うことを恐れ、自室でひっそりと息を殺すように暮らしていました。

しかし個性因子を一定量放出しないと、アンナの体内で因子が変容し苦しい発作を起こします。

アンナの父シェルビーノは娘を救うため、「因子相殺(右手で触れた相手の個性因子を、自分の因子で消滅することができる)」という個性をもつ孤児のジュリオを執事として雇いました。

ジュリオのおかげで人並みの生活を送ることができ、感情を出すようになったアンナでしたが、その個性は年々強くなる一方…。

個性が暴走したら、自分でいられなくなるかもしれないという絶望に襲われたアンナは、ジュリオとあの約束を交わしたのです。

するとどこからか、彼女の個性の秘密を知ったゴリーニ・ファミリーは屋敷を襲撃。

シェルビーノや屋敷の使用人たちは殺され、ジュリオは右目と左足、そして右手を失い、彼の目の前でアンナは連れ去られてしまいました。

アンナの個性が暴走したら、対象者の因子は無限に変容しつづけ誰にも止められなくなる。そうなる前に、ジュリオはアンナを…。

アンナとジュリオの事情を聞いた出久たちは、個性が暴走する前に彼女を助け、個性が暴走しない方法を一緒に考えようといいました。

そこへ、A組1班の爆豪勝己・切島鋭児郎・常闇踏陰・芦戸三奈・砂籐力道・口田甲司が登場。

彼らはひと足先にダークマイトの元へ辿り着くも、ダークマイトによってまるでゲームのダンジョンのような場所へ落とされました。

vsゴリーニ・ファミリーの構成員サイモン戦。爆豪たちは「個性」を使って、サイモンの個性「怪物召喚(モンスター・サモン)」によって召喚されたさまざまなモンスターたちを撃破。

そこから近道をして、爆豪の個性「爆破(掌の汗腺からニトロのような汗を出し爆発させる)」でダンジョンのラスボスのもとに辿り着いて一撃で決着をつけました。

ダイナマイトが差し向けたモンスターたちも難なく倒して、爆豪たちはダンジョンを脱出して広場に辿り着きました。

取り込まれた避難所から救援物資を持ってきて、避難民たちの救助活動に当たる出久たち。

ダークマイトはそんな彼らに、自分の伝説を作るためにオールマイトと、彼の母校である雄英高校を破壊すると声高らかに宣言しました。

それを聞いた爆豪はすぐさま、みんなに指示を出しました。

飯田と八百万に要救助者を連れて脱出経路を探すように。芦戸の個性「酸(体から溶解液を出すことができる)」と砂籐の個性「シュガードープ(糖分を摂取すると分量によってパワーが倍増する)」は脱出に使えると踏み、2人に飯田たちのサポートを。

全身をガチガチに硬くでき、攻撃・防御両面で活躍できる個性「硬化」をもつ切島と、体から放電する個性「帯電」をもつ上鳴、両腕の他に左右2本ずつの触手を持ち、その先に口や耳などの器官をコピーできる個性「複製腕」をもつ障子に、敵による妨害の排除を。

右から氷結、左から炎熱を繰り出す個性「半冷半熱」をもつ轟と、伸縮自在で実体化する影のようなモンスターを宿す個性「黒影(ダークシャドウ)」をもつ常闇、出久は自分に着いて来いと。

ダークマイトが差し向けてきたモンスターたちは常闇が、ゴリーニ・ファミリーの構成員ウーゴとジルは轟と爆豪が、ブルーノは緑谷とジュリオがそれぞれ戦うことになりました。

vsブルーノ戦。ブルーノの個性「ドレイン・スポット(自身を中心に数メートルほどのドーム状のフィールドに入ったものの時間をスローモーションにする)」によって、アンナを連れ去るダークマイトの元へ飛び出していたジュリオの動きが封じられてしまいます。

一度彼の個性を見ている出久は、エアフォースと黒鞭を使って後退して空間外へ。

浮遊とエアフォース、そしてOFAの能力の一つ「発勁(一定の動作を繰り返して運動エネルギーを一時的に身体に蓄積し、任意のタイミングで放出できる)」を同時に発動。

ブルーノの個性の効果さえ意味を成さないほどのスピードで突撃して倒しました。

その頃飯田たちは、ホークスが斥候として派遣した雄英高校ヒーロー科3年生の通形ミリオ(個性は「透過」。あらゆるものが身体をすり抜ける)と合流。

しかしダークマイトが差し向けてきたモンスターたちが現れ、飯田はミリオ・蛙吹・口田・瀬呂・葉隠に避難民たちの誘導を任せ、それ以外のA組メンバーと共にモンスターたちに立ち向かうことに。

轟の父であり、爆炎を放つ強力な個性「ヘルフレイム」をもつプロヒーロー・エンデヴァーを筆頭とするプロヒーローたちは、雄英高校に迫る巨大要塞を止めようとするもなかなか動きを封じることができずにいました。

そこでミリオが、ホークスにハンドサインで要救助が多数いること、自分がいるポイントを破壊して救助してほしいと報告。

これを受け、エンデヴァーの攻撃で指定ポイントを破壊、他のプロヒーローたちが避難民たちを無事救出しました。

vsウーゴ・ジル戦。自身および自身が触れている物質・生物を自分が目視可能な範囲で任意な場所へ移動することができるジルの個性「任意移動(エニー・テレポ)」と、無機物のみ物体を思い通りに動かせるウーゴの個性「念動力(テレキネシス)」の相性抜群の攻撃に、苦戦を強いられる爆豪と轟。

しかし彼らと戦うにつれてジルの「任意移動」の限界を見切り、爆豪の個性による爆発と、轟の個性による炎で周囲を焼き尽くして上空にテレポートするように誘導し、2人まとめて爆豪が爆破。瞬時に轟が2人を氷結させて勝利します。

vsダークマイト・デボラ戦。アンナを連れ去ったダークマイトの後を追いかけた出久とジュリオ。

ジュリオによって、ダークマイトの個性は「錬金(触媒を使って思い通りの物質を作れる)」、正体はゴリーニ・ファミリーのボス、バルド・ゴリーニであることが判明。

個性を使ってオールマイトそっくりな風貌に顔を変えたバルド。まるで複数の個性を持っているかのような彼の個性に苦戦を強いられてしまいます。

しかもアンナにはデボラがついており、救出も容易ではありません。

出久の必死の呼びかけにより、ジュリオの義眼の右目が動いてデボラを認識。その時に自動で動くようにあらかじめ設定していた彼のサポートアイテムが動き出します。

義手を変形した銃の弾はバルドに全て使ってしまいましたが、義足のカバーが外れて現れたロケットノズル、さらに義足の裏から炎が噴出し、ジュリオはロケットミサイルのように飛んでデボラを攻撃したのです。

デボラが倒されたことで、意識を取り戻したアンナ。バルドに捕まってしまった彼女を救おうとしたその瞬間、出久のもとへ爆豪と轟が駆けつけます。

バルドは、アンナの個性を使って自身の個性をさらにパワーアップ。


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

苦戦を強いられる出久たちでしたが、それぞれのオールマイトへの憧れをこめた攻撃により形勢逆転。

素顔が晒され狼狽えるバルドに向かって、黒鞭や発勁などを使って猛スピードで突撃した出久は、バルドに攻撃を浴びせ続けます。

そして、渾身の力を込めた必殺技「セントルイススマッシュ(飛び上段蹴りで相手を刈り取るように蹴りつけ、大地に叩き伏せる)」で止めを刺しました。

バルドは失いかける意識の中で、父親との最後の会話を思い出します。

力に固執する自分ではファミリーをまとめることはできないと、恐怖だけでは人を動かすことはできないと父親に言われたこと。

そして力を使って理想を叶えようとする自分とは違って、オールマイトは理想のために力を欲したのだといった父親の言葉を否定したくて殺したことを。

無限に湧いて出てくるモンスターたちに苦戦を強いられる常闇と飯田たち。そんな彼らのもとに、エンデヴァーの渾身の一撃であけた穴から要塞内部に侵入したホークスたちプロヒーローが応援に駆けつけます。

バルドが倒されたことで、彼の個性で作られていたモンスターたちが消滅。アンナの個性に適合したことで、自身の個性の効果範囲が拡大し巨大要塞を操作できるようになったカミル。

モニターに映る要塞内の惨状と、バルドの個性が途絶えたことに慌てる彼の背後にミリオが現れ、力強いパンチをお見舞いしました。

巨大要塞は崩壊し、完全に動きを停止しました。皆が安堵したのも束の間、限界を超えたアンナの個性が暴走。崩壊していた巨大要塞が修復していき、バルドを吞み込み恐ろしい怪物を生み出したのです。

出久の助けを得てなんとか、薔薇のつるに囚われたアンナのもとに辿り着けたジュリオ。苦しむ彼女を強く抱きしめます。

アンナは混濁しそうな意識の中、ジュリオと初めて会った日のことを思い出しました。


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

「これからは、私がずっと側におります」「私がいれば、お嬢様はちょっとお金持ちなだけの、ただの無個性な人間です」と言って、微笑んでくれた彼のことを。

するとジュリオがアンナの個性と適合し、個性因子を出し尽くしたアンナの個性を、変容したジュリオの個性がすべて相殺したのです。

その時、意識を失っていた出久は目を覚まし、痛む身体で起き上がって爆豪と轟と一緒に、化け物に変貌したバルドに立ち向かっていきました。

まずは3人の攻撃で吞み込まれたバルド本体を露わにし、凄まじいスピードで飛んだ勢いで、出久は全身全霊を懸けた飛び蹴りをバルドに食らわせ、彼の像の額に打ちつけました。

要塞も真っ二つに割れ、今度こそ本当に崩壊しました。

出久たちA組の面々が見守る中、ジュリオはアンナと向き合い、ただのお嬢様となり自由の身となった彼女と自分の雇用契約は終了したのだと冷静に告げます。

立ち去ろうとするジュリオの背中に抱き着いたアンナは、やっと対等の関係になれたことに喜びました。ジュリオは振り返り、アンナを抱き締めました。

そして笑顔を取り戻したジュリオを見て、出久はある決心をしました。みんなで力を合わせ、自分たちにしかできないやり方で、みんなの笑顔を取り戻そうと……。

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の感想と評価


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

みんなに笑顔と希望をくれ、何かを奪うのではなく与える力をもつオールマイトに憧れた轟。オールマイトの勝つ姿に憧れた爆豪。

出久は、どんなに困っている人でも笑顔で助けるオールマイトの姿に強い憧れを抱き、世界で一番敬愛しています。

だからこそ、オールマイトと姿形はそっくりでも思想が違う、正義感もない、オールマイトの理想を捻じ曲げるダークマイトことバルドが、とてもじゃないけど憧れません。

出久・爆豪・轟が力を合わせて、バルドと激闘を繰り広げていくバトルシーンは、本作で一番の見どころ。恐ろしい怪物となったバルドを倒す時、3人が並ぶ場面なんて本当もう、惚れ惚れするほど格好良いです。


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

一方バルドは、物語の初め、オール・フォー・ワンとの死闘を制したオールマイトが発した「次は君だ」という言葉に影響を受け、個性「錬金」を使って彼そっくりに化けました。

しかしバルドの回想では、マフィアのボスになる前からオールマイトを知っていました。にしても、オールマイトへのリスペクトは薄い……。

アンナの個性を使って「錬金」を強化するほど力に固執し、自信過剰で、自分の筋肉を自慢するナルシストな面もあるバルド。

マフィアのボスとなるべく育てられた彼には、父親になれないといわれていた、敗北した部下を容赦なく始末する冷酷なマフィアらしい気質があり、その落差にゾワっとします。

まとめ


(C)2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

オールマイトの言葉に影響されたマフィアのボスに、オールマイトの意思を受け継いだ出久たちが立ち向かうワクワクドキドキ、胸アツなヒーローアクションアニメ作品でした。

ダークマイトことバルドvs出久・爆豪・轟の対決を描いた作画やアニメーションは、何度も見返したくなるほどとても素晴らしいので、本作を鑑賞時には1分1秒たりとも画面から目を離さず観てほしいです。

また、オールマイト役を演じた三宅健太は、ダークマイト役も兼任しており、同じ声ながら対照的な2人を見事に演じ分けています。

そのダークマイトことバルドは、父親と最後の言葉を交わした回想を見るに、彼が力に固執したのは、もしかしたら父親に、誰かに認められたいという承認欲求があったからかもしれませんね。

本作のエンドロール後。暗い洞窟の奥に座るオール・フォー・ワンと、その足元に眠る死柄木の姿が描かれていました。

そして死柄木の目が開きました。それが、最終決戦開幕の合図でした…。




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