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映画『ダークタワー』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • まこちゃ

モダンホラーの帝王スティーヴン・キングの原点と言われている小説『ダークタワー』を、イドリス・エルバとマシュー・マコノヒー主演で映画化。

世界の平和を保つ塔を巡るバトルを描いた、キング映画初の本格派アクション大作となっています。

今回は映画『ダークタワー』を紹介します。

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1.映画『ダークタワー』の作品情報

【公開】
2018年 アメリカ映画

【原題】
The Dark Tower

【監督】
ニコライ・アーセル

【製作】
アキバ・ゴールズマン、ロン・ハワード、エリカ・ハギンズ

【製作総指揮】
G・マック・ブラウン

【キャスト】
イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー、クラウディア・キム、フラン・クランツ

【作品概要】
世界の均衡を保つ巨大な塔“ダークタワー”を守り続けるガンスリンガーのローランドと、その宿敵で黒衣の男、ウォルターの戦いを描いた作品。

原作者のスティーヴン・キングが、自身の作品の映画化に、初めてプロデューサーとして参加し、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』などのニコライ・アーセルが監督を務めています。

2.映画『ダークタワー』のあらすじ


ニューヨークに住む少年ジェイクは、偽物の人間の皮を被った怪物が、子供達を捕まえてエネルギーを奪い巨大なタワーを攻撃する不思議な夢を見ます。

ジェイクは他にも、拳銃使いの戦士(ガンスリンガー)と、魔術を操る黒衣の男が戦う夢や、現実世界と中間世界を繋ぐとされる建物の夢を見ており、見た夢を絵に描いていました。

その頃ニューヨークでは地震が多発しており、ジェイクは「巨大なタワーが、攻撃されている事と関係がある」と主張、周囲の人間は困惑し、ジェイクにカウンセリングを勧めます。

カウンセリングを拒否していたジェイクですが、学校で同級生を殴るなどの騒ぎを起こしてしまった事から、更生プログラムを受ける事になり、職員が迎えに来ます。

ジェイクを迎えに来た更生プログラムの職員は、首筋に不自然な傷があり、ジェイクが夢で見た偽物の人間の皮を被った怪物そのものでした。

母親に「あいつは怪物だ」と訴えるジェイクですが、母親は信じない為、ジェイクは窓から脱出、追いかけて来た更生プログラムの職員を振り切ります。

そしてジェイクが辿り着いたのは、夢に出てきた現実世界と中間世界を繋ぐとされる建物でした。

建物の中に入ったジェイクは、中間世界へと繋がる不思議な光を発見し、光を通り抜けようとします。

そこへ、建物を守る怪物が現れ、ジェイクに襲いかかりますが、ジェイクの不思議な力により突然息絶えます。

ジェイクは混乱したまま光を通り抜け、広大な砂漠に辿り着き、夢に出てきたガンスリンガーのローランドと出会うのでした。

一方、魔術を操る黒衣の男ウォルターは、ジェイクが2つの世界を繋ぐ建物を守っていた怪物を倒した事を知り、ジェイクの持つ不思議な力に目を付け、捜索を始めるのでした。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ダークタワー』ネタバレ・結末の記載がございます。『ダークタワー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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ジェイクは、ローランドに冷たくあしらわれますが、ローランドの名前や旅の目的を言い当て、興味を持ったローランドに同行する事を許されるのでした。

旅の道中で、ジェイクはローランドから中間世界の説明を受けます。

・巨大なタワー、ダークタワーは世界を守っている。

・ウォルターは子供を誘拐し、ダークタワーに力を送り破壊しようとしている。

・ダークタワーが破壊されると、異世界から怪物が侵入し、世界の秩序が乱れる。

・ウォルターは、混沌とした世界の支配者になろうとしている。

その夜、眠っていたジェイクは、何者かに呼ばれて目を覚まし、声のする方に歩き始めます。

それはウォルターの罠で、怪物がジェイクを取り込もうとしますが、ローランドによって阻止されます。

ローランドは、怪物を撃退しますが、同時に深い傷を追うのでした。

一方、ニューヨークでジェイクの捜索を続けるウォルターは、彼の母親と義理の父親が住む建物を突き止めます。

ウォルターは、ジェイクが特殊能力を持っており、その能力がタワーの破壊に必要である事を確信し、ジェイクの母親と義理の父親を消し去るのでした。

中間世界で旅を続けるジェイクとローランドは、ある村に到着します。

そこで、夢を読む能力を持つ女性アラによって、ジェイクには特殊能力がある事が判明します。

「輝き」と呼ばれるその能力は、人の思考を読み取ったり、心の中に直接語りかける力があり、この能力によって、ジェイクは中間世界の出来事を夢で見ていたのでした。

アラはジェイクの記憶を読み取り、ウォルターの居場所を突き止めますが、それは歩いて半年以上かかる遠い場所でした。

ローランドとジェイクは、村にある現実世界と中間世界を繋ぐ機械を使い、現実世界のニューヨークを経由してウォルターのいる場所に辿り着く事を計画しますが、ジェイクを狙ったウォルターの手下の怪物が現れ、村を襲います。

傷を追った状態のローランドは、激しい戦いの末、怪物を撃退しますが、更に深い傷を追ってしまいます。

現実世界のニューヨークに辿り着いたローランドとジェイクは、病院で治療を受けて回復、ジェイクの母親に会う為に、彼の自宅へ向かいますが、ジェイクの母親と義理の父親は、ウォールターによって消されてしまった事を知ります。

悲しむジェイクに、ローランドが敵を撃つ事を約束しますが、ジェイクは自分の母親が復讐の理由にされる事を嫌がります。

ローランドはウォルターに自分の父親を殺された過去があり、それ以来、ローランドは復讐の事だけを考え、ガンスリンガーの信念と使命を忘れてしまっていましたが、ジェイクと接する事によって自らの使命を思い出します。

ジェイクの能力「輝き」と、ローランドの武器である拳銃で、ウォルターに立ち向かう事をあらためて誓うのでした。

ウォルターとの戦いに備えて、ジェイクとローランドは弾丸を入手する為、ガンショップに向います。

そこに、ウォルターの幻影が現れ、ローランドは翻弄されてしまい、その間にジェイクがウォルターの部下に連れ去られてしまいます。

ジェイクはウォルターによって、ダークタワーを破壊する為の力を吸収されそうになりますが、「輝き」の力によって抵抗します。

「輝き」の力に導かれたローランドは、ジェイクの居場所を突き止め、ウォルターの基地に乗り込み、激しい戦闘を繰り広げます。

そしてローランドの前に、宿敵ウォルターが立ちはだかるのでした。

ウォルターの圧倒的な力の前に、ローランドは苦戦を強いられますが、ウォルターの意表を突く攻撃を繰り出し、ローランドの弾丸がウォルターの心臓を貫きます。

ウォルターに容赦なく弾丸を浴びせ、激闘を制したローランドは、ジェイクを救い出し現実世界のニューヨークへ戻ります。

母親を失ったジェイクはローランドに誘われて、中間世界での新たな旅に出るのでした。

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3.映画『ダークタワー』の感想と評価


『ダークタワー』はスティーヴン・キングが構想・執筆に33年を費やした大作で、本作は原作ラストからの続きであり、最終決戦を描いていますが、原作を未読の人でも楽しめるように作られています。

映画では、父親の復讐の為にウォルターと戦っていたローランドが、ジェイクと出会い、ガンスリンガーの使命を思い出すという部分に重点を置いており、ローランドの内面の成長は、誰でも共感できる展開になっています。

ローランドがジェイクと、ガンスリンガーの信念を唱えながら空き缶を撃っていくシーンは、胸が熱くなる名場面ですよ。

また、本作はローランドのガンアクションが見所となっています。

ローランドを演じたイドリス・エルバは、インタビューで以下のように語っています。

「ガンスリンガーはとんでもなく素早い動きをする。目にも止まらない早さでベルトから銃を出し、撃つ。僕が最も力を注いだのはアクションだ」

イドリス・エルバは素早いガンアクションを表現する為に、銃のトレーニングだけでなく、ボクシングや総合格闘技のトレーニングも積んで撮影に挑みました。

クライマックスの、ウォルターの基地で繰り広げられる、迫力満点のガンアクションは必見ですよ。

まとめ

ローランドは、スティーヴン・キングの小説において他作品にも登場するほどの人気キャラで、イドリス・エルバは役作りの苦労を以下のように語っています。

「監督も自分も彼に対しては様々なイメージを持っていた。だからこそ原作で何が描写されているかをしっかり抽出して、皆がかっこいい、革新的だと思えるキャラクター像を作ったんだ」

ローランドは、強さだけではなく、怪物との戦いで負った傷のダメージに苦しんだり、父親をウォルターに殺された過去に縛られたりと、人間的な弱さを持つ、魅力的なキャラクターに仕上がっています。

また、ローランドの宿敵ウォルターを演じたマシュー・マコノヒーに関して、キングは以下のように絶賛しています。

「マシュー・マコノヒーが、小説を書いているときに想像していた通りの徹底した悪役を演じてくれた。細身で力強く、カラスの羽のように黒い髪と燃えるような目をしていて、見た人が恐怖で後ずさりするような最高の演技だったよ」

2人の名優によって見事に表現された、ローランドとウォルターの対決は、非常に見応えがあります。

原作を未読でも、アクション・ファンタジーとして楽しめる映画『ダークタワー』。

原作を知っていると、更に楽しめる要素が散りばめられていますので、この作品をキッカケに原作小説に触れてみても良いのではないでしょうか?

『ダークタワー』は、1月27日から全国公開中です。

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