Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アクション映画

【ネタバレ】悪魔祓い株式会社|あらすじ感想とラスト結末の評価。ホラーアクションにマ・ドンソクが拳で悪魔に立ち向かう!

  • Writer :
  • 菅浪瑛子

悪魔崇拝カルト集団にマ・ドンソク率いる「悪魔祓い株式会社」が挑むホラーアクション

数々の敵を“拳”倒してきたマ・ドンソクが今度は悪魔に挑む!? ホラーアクション。

「悪魔祓い株式会社」では、バウ社長、エクソシスト・シャロン、情報収集を担うキム室長の3人が依頼を受け、悪魔退治を行ってきました。

悪魔崇拝カルト集団の台頭により、街が混乱に陥るなか、医師ジョンウォンから妹のウンソを助けて欲しいという依頼がやってきます。

ウンソを支配する邪悪な存在と対峙することになった「悪魔祓い株式会社」チームは……?

「犯罪都市」シリーズで主演として活躍するほか、プロデュースも務めるマ・ドンソク。本作では企画・原案・主演を担当しました。

エクソシスト・シャロンを演じたのは、アイドルグループ・少女時代のメンバーであり、『モラルセンス〜君はご主人様〜』(2022)のソヒョン。

キム室長役には『スウィング・キッズ』(2018)のイ・デヴィッド。

映画『悪魔祓い株式会社』の作品情報


(C)2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.

【日本公開】
2025年(韓国映画)

【英題】
Holy Night: Demon Hunters

【監督、脚本】
イム・デヒ

【企画、原案】
マ・ドンソク

【キャスト】
マ・ドンソク、ソヒョン、イ・デビッド、キョン・スジン、チョン・ジソ

【アクション監督】
ホ・ミョンヘン

【作品概要】
マ・ドンソクが企画・原案・主演を務めた映画『悪魔祓い株式会社』。監督を務めたのは、本作で長編監督デビューしたイム・デヒ。

アクション監督には、「犯罪都市」シリーズ過去3作のアクション監督を務め、Netflix映画『バッドランド・ハンターズ』(2024)で監督デビューを果たしたホ・ミョンヘン。

映画『悪魔祓い株式会社』のあらすじとネタバレ


(C)2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.

悪魔崇拝カルト集団の台頭により混乱に陥る韓国。そんななか、「悪魔祓い株式会社」では依頼を受け悪魔祓いを行っていました。

社長のバウは拳で悪魔の手先を薙ぎ倒し、エクソシストのシャロンが悪魔祓いの儀式を行い、情報収集をキム室長が担っていました。

そんな「悪魔祓い株式会社」のもとに医師のジョンウォンがやってきて、異常行動を繰り返す妹ウンソを救ってほしいと頼みます。

しかし、ジョンウォンに「悪魔祓い株式会社」を紹介したのは、バウが憎んでいる神父でした。

神父が経営する児童施設で育ったバウは、共に育った兄弟のような存在が悪魔崇拝者となり、施設の子供を殺しました。

施設を出て働いていたバウは子供たちを救うことができず、自身も死にかける経験をします。

神父は犯人の存在を認めず、教会へすぐに報告しなかったことをバウは許せずにいます。同時に子供たちを救えなかった、止められなかったことで自分を責め、悪夢にうなされていました。

神父の紹介ということで「協力できない」と言うバウでしたが、シャロンやキム室長は、ジョンウォンの切実な様子に助けないと思います。

シャロンやキム室長も共に施設で育ち、バウに助けられたという経験がありました。ジョンウォンが「見てほしい」と渡したUSBのデータを見ようと悩んでいたら、バウがやってきて見ようと言います。

そこに映るウンソを見た3人は、悪魔が取り憑いていることは間違いないと確信します。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『悪魔祓い株式会社』ネタバレ・結末の記載がございます。『悪魔祓い株式会社』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.

防犯カメラの映像から、家にやってきた宅配業者らが悪魔崇拝者であり、家に何かを仕掛けウンソに悪魔を取り憑かせた可能性があることも分かってきました。

バウたちは病院で悪魔祓いの儀式を行いますが、途中でウンソは病院から姿を消し、外に出ていってしまいます。

ジョンウォンがウンソを追いかけ、家に連れて行き、悪魔祓いの続きをすることに。シャロンが儀式を進めますが、ウンソに取り憑いた“何か”は、なかなか正体を明かそうとしません。

「お前が使っている力は兄弟のものだ。なぜ人間のために使うのか」とウンソに取り憑く“何か”がシャロンに問いかけ、翻弄しようとします。

「お前の兄弟が私に負けた証だ」とシャロンは言い「お前の正体を言え」と言いますが、なかなか正体を言おうとしません。

この家に何かがあると感じたシャロンは何かを感じ、バウがその壁を剥がすとびっしりと書かれた呪文が出てきました。バウは拳でその呪式を破壊します。

儀式は着実に次の段階へと進んでいきますが、その度に悪魔崇拝者らの邪魔が入ります。壁の中に潜んでいた手下とバウは乱闘を繰り広げ、倉庫にたどり着くと、儀式の最中でした。

バウに話しかけてきたのはかつて兄弟のように過ごした存在でしたが、今は悪魔崇拝者の祭司となっています。

「韓国人ですか?」とバウは冗談を言い、容赦無く拳で退治していきます。バウが再び家に戻り儀式の様子を見に行くと皆気絶していました。

そんなシャロンに手下が近づいています。キム室長とバウでシャロンを守り、シャロンは“何か”との会話からやっと正体に気づきました。

「子供を狙うお前の正体はモレクだ!ヴァラクの化身が命ずる地獄に戻れ」

モレクは悔しそうにうめき、「こんな奴らに負けるとは……でもこの女は地獄に連れて行く」と、ウンソを道連れにしようとします。

ジョンウォンとキム室長らが必死にウンソを引き留めようとしますが、力が強く叶いません。

そこにバウが大きく拳を振り翳し、モルクを地獄へと送り返します。激しい戦いを経てウンソはジョンウォンのもとに帰ってきました。

これからも「悪魔祓い株式会社」の仕事は続いていきます。

映画『悪魔祓い株式会社』感想と評価


(C)2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2017)で妻を守り、ゾンビ相手に果敢に立ち向かう姿が一躍話題となり、その後も韓国を代表するアクションスターとして人気になったマ・ドンソク。

そんなマ・ドンソクは、韓国でアクション映画をもっと盛り上げたいと会社を立ち上げ、自ら制作や企画にも携わるようになります。

大人気シリーズとなった「犯罪都市」シリーズがその一つです。本作は、「犯罪都市」シリーズ過去3作のアクション監督を務め、Netflix映画『バッドランド・ハンターズ』(2024)で監督デビューを果たしたホ・ミョンヘンがアクション監督を務めています。

様々な敵と拳で戦ってきたマ・ドンソクが新たに挑むのは悪魔!

オカルトホラーアクションという新ジャンルに挑むマ・ドンソクは、このジャンルにおいても拳で勝負するというアクションスタイルは変えず、マ・ドンソクファンにとっても楽しめる映画になっていました。

それだけでなく、驚くのは悪魔憑きの演技のリアルさ、悪魔祓いの儀式のリアルさです。

少女時代のスヒョンがエクサシストのシャロンを演じ、謎多き魅力的なキャラクターを演じています。

また、シャロンはウァラク化身であり、マ・ドンソク演じるバウも、悪魔崇拝者と戦ったことで悪魔の力を身につけていることが言及されていました。

シャロンとキム室長は、かつて悪魔崇拝者によって危険な目に遭っていたところを助けられたと劇中で話していましたが、2人とバウの関係性はあまり語られていません。

バウの過去についても語られていない部分は多くあり、因縁の相手との勝負も本作ではついていません。

続編を制作しシリーズ化する意図があるのかもしれませんが、映画単体としてやや消化不良は印象があるのは否めません。

それでもマ・ドンソクらしいアクションにジョークなどコミカルな部分も入れつつ、悪魔憑き映画としての怖さとしっかりあるホラーアクションになっていると言えます。

まとめ


(C)2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.

社長のバウ、エクソシストのシャロン、キム室長の3人が働く、悪魔祓いを生業とする「悪魔祓い株式会社」。

冒頭、息のあったコンビネーションでバウは拳で悪魔の手下を退治し、シャロンは悪魔祓いの儀式を行い、キム室長はビデオを回しています。

3人のキャラクターとチームワーク、そして悪魔祓いというホラー要素とマ・ドンソクといえば!の拳が融合したホラーエンタメ作。

もしや続編があるのでは?と思ってしまうラストにも期待が高まります。



関連記事

アクション映画

韓国ノワール映画『V.I.P.修羅の獣たち』感想と評価。パク・フンジョンの演出とは

韓国映画『V.I.P.修羅の獣たち』は、6月16日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー。 『新しき世界』などで知られる韓国ノワールの逸材パク・フンジョン監督のクライム・アクション、いよいよ公 …

アクション映画

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲|ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。ラストまで目が離せない“悪の組織”にヒーローコンビが死闘で挑む!

ボブ・ケイン作の大人気DCコミックスの実写映画版「バットマン」シリーズ第4弾! ジョエル・シュマッカーが監督を務めた、1997年製作のアメリカのヒーローアクション映画『バットマン&ロビン Mr.フリー …

アクション映画

ジョジョ実写映画ネタバレと感想!続編はある?山﨑賢人の評価も

映画界の鬼才・三池崇史監督が漫画界の奇才・荒木飛呂彦の大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を実写映画化! 主人公・東方仗助を演じる山﨑賢人をはじめとした人気実力派キャストが、ファンから最も人気の高い第4 …

アクション映画

映画『レディガイ』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

凄腕の殺し屋が、性転換手術で女の姿に!? 主演を務めるのは兄貴こと、ミシェル・ロドリゲス。 漢の映画を撮り続けるウォルター・ヒル御大の約4年ぶりとなる作品。 2018年1月6日(土)公開の『レディ・ガ …

アクション映画

映画『バッドボーイズ』あらすじネタバレと感想。ウィル・スミス×マーティン・ローレンスのコミカルな掛け合い

誰も俺たちを止められない! マイホームパパ、マーカスと金持ちプレイボーイ、マイクの刑事コンビが難事件に挑む…! はずが、証人保護のために二人は入れ替わることに!? マーティン・ローレンスとウィル・スミ …

『還り花』
Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学