映画『コロニー/群体』は第39回東京国際映画祭クロージング作品として上映!
「新感染」シリーズ監督、『ガス人間』脚本で知られるヨン・サンホの最新作映画『コロニー/群体』(2026)が、2026年の第39回東京国際映画祭クロージング作品として上映されました。
2027年1月1日(金)からの日本での劇場公開も決定した、パンデミック・ホラー映画『コロニー/群体』の見どころをレビューします。
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映画『コロニー/群体』の作品情報

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【日本上映】
2026年(韓国映画)※2027年1月1日より日本劇場公開
【原題】
Colony
【監督・脚本】
ヨン・サンホ
【製作】
ヤン・ユミン、ソン・ジュノ
【製作総指揮】
チャーリー・シン
【共同脚本】
チェ・ギュソク
【撮影】
ピョン・ボンソン
【音楽】
チェ・ミンジュ
【キャスト】
チョン・ジヒョン、ク・ギョファン、チ・チャンウク、シン・ヒョンビン、キム・シンロク、コ・ス
【作品概要】
『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)からなる「新感染」シリーズの監督にして、Netflixオリジナルドラマ『ガス人間』(2026)脚本でも話題となったヨン・サンホによる最新パンデミック・ホラー。
主要キャストに『猟奇的な彼女』(2011)チョン・ジヒョン、『脱走』(2025)のク・ギョファン、『リボルバー』(2025)のチ・チャンウク、『顔 かお』(2026)のシン・ヒョンビンなど。
2026年のカンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門にてワールドプレミア上映され、直後の韓国公開では興行収入4週末連続No.1を記録。マレーシア、台湾、フィリピン、シンガポール、香港、などのアジア10カ国でもNo.1を獲得しました。
第39回東京国際映画祭クロージング作品として上映され、2027年1月1日(金)には日本劇場公開を迎えます。
映画『コロニー/群体』のあらすじ

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ソウル都心の超高層ビルにで、未知のバイオテロが突如発生。
出口を封鎖され、逃げ場なきビルに残されたバイオテクノロジー教授であるクォン・セジョンら生存者は、粘る糸を引きながら猛スピードで襲い来る“未知の感染者たち”が、集団知性を持ち、進化し続けることに気づきます。
ビルに閉じ込められた生存者たちは、はたして超高層ビルから脱出することが出来るのか?
映画『コロニー/群体』の感想と評価

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“Kゾンビ”の巨匠が再び降臨
ドラキュラにフランケンシュタイン(の創造物)、狼男やミイラ男など、ホラー映画において象徴的なモンスターキャラクター。その中でもとりわけゾンビは、多種多様な特徴を付けやすいモンスターと言えるのではないでしょうか。
人を襲って食べるという基本フォーマットは押さえつつ、設定を変えればいくらでもバリエーションが生まれる。衣装も普段着のまま、顔にメイクをするだけで済むので、ほかのモンスターよりも低予算で製作できる。その好例作品が、製作費45ポンド(約6,000円)の『コリン LOVE OF THE DEAD』(2008)や『カメラを止めるな!』(2017)でしょう。
ただ、たくさんバリエーションが生まれた分、「もはや新鮮味がないのでは…」と飽きられてきた感もあったゾンビ映画。そんな中、突如“Kゾンビ”なるムーブメントを巻き起こしたのがヨン・サンホです。
2016年、猛スピードで襲い来る感染者の恐怖と、極限状態で露わになる人間の本性を融合した韓国産ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』が世界中で大ヒットし、続く『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020)では、舞台を終末のディストピアにスケールを拡大し、またもやヒットに。
原作・脚本を務めた『呪呪呪 死者をあやつるもの』(2023)では、“呪い”の概念を盛り込んだゾンビを生むなど、次々と新機軸を打ち出してきた“Kゾンビ”の巨匠が再び放つのが、本作『コロニー/群体』です。
意識共有&学習するアップデート型ゾンビ
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ソウルの超高層ビル内で突如、未知のバイオテロが発生。ビルは完全封鎖され、内部に残された人々は感染防止のために隔離されます。
逃げ場を失った生存者たちに襲いかかるのは、獣のように四つん這いで高速に這い回る感染者の群体(コロニー)。
噛まれれば新たな感染者となってしまうその元凶を突き止めるべく、生存者の1人であるバイオテクノロジーの教授クォン・セジョンが奔走します。
『呪呪呪 死者をあやつるもの』では、目的をプログラミングされた、フラッシュモブのように統率が取れたゾンビをクリエイトしたサンホ監督ですが、本作ではさらに変革。
感染者=ゾンビは、無秩序な襲撃から標的を識別した知能的な集団攻撃へと進化し、四つん這いから二足歩行に変わり、群れで意識を共有・学習するアップデート型タイプです。
「私たちは、情報が目まぐるしい速さで交換される時代に生きています。その結果、個性は徐々に集合意識へと置き換えられつつあります。
それだけでなく、AIはこの集合知を利用して人間の知性を模倣し始めている」と監督が語るように、ゾンビを、現代において私たちが直面する集合知の具現化としてクリエイトしました。
まとめ

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事件の鍵を握る生物学者ソ・ヨンチョルの存在にたどり着き、生存者とともに彼を確保し、決死の脱出を開始するセジョン。
ですが……『呪呪呪 死者をあやつるもの』でのインタビューにて、「ゾンビというマイナージャンルがいかに一般層に楽しんでもらえるか、常に考えている」と語っていたサンホ監督は、『コロニー/群体』に期待を寄せる観客にメッセージを残しています。
「映画を観終わった後、心の片隅に『人間を人間たらしめているものは何か』という問いを抱き続けてくれることを願っています」
とどまる事を知らない進化系“Kゾンビ”ホラーに、ご期待ください。
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松平光冬プロフィール
テレビ番組の放送作家・企画リサーチャーとしてドキュメンタリー番組やバラエティを中心に担当。『ガイアの夜明け』『ルビコンの決断』『クイズ雑学王』などに携わる。
ウェブニュースのライターとしても活動し、『fumufumu news(フムニュー)』等で執筆。Cinemarcheでは新作レビューの他、連載コラム『だからドキュメンタリー映画は面白い』『すべてはアクションから始まる』を担当。(@PUJ920219)































