むき出しな気持ちを心に秘めて生きる、ある一人の女の生きざま。
若き新鋭監督と女優がタッグを組んで完成させた野心作。
二ノ宮隆太郎監督、萩原みのり主演『お嬢ちゃん』が新宿K’s cinemaにて9月28日(土)より公開することが決定しました。
公開決定に加えて、本作のメインビジュアル及び場面写真が解禁されましたのでご紹介します。
映画『お嬢ちゃん』について
才能溢れる若き新鋭監督と女優がタッグを組んで完成させた本作。
監督は、ロカルノ国際映画祭ほか世界各国の映画祭で高く評価され、鮮烈な印象を刻みつけた『枝葉のこと』も記憶に新しい二ノ宮隆太郎。
前作では自身が主演した自叙伝とも言うべき作品でしたが、本作では、自身は出演せず、ある若い女性の生きざまをスクリーンに焼き付けました。
主演のみのりを演じるのは、『ハローグッバイ』(2017)、『転がるビー玉』(2019年公開予定)等、今まさに映画女優として活躍目覚ましい萩原みのり。
常に苛立ちを隠せず、しかし心の奥底に優しさを秘めた類まれな役どころを見事に演じました。
映画『お嬢ちゃん』メインビジュアル
今回、解禁されたメインビジュアルは、鎌倉の海辺で夏の日差しを浴びて立つ主演のみのりが、強い面持ちで彼方をみつめる表情が採用され、「どいつも、こいつも、くだらない」というコピーが添えられています。
かつてないヒロイン像の誕生を是非楽しみにお待ちください。
主演・萩原みのりプロフィール
本作でみのり役を演じた萩原みのり(はぎわらみのり)は1997年3月6日生まれ。愛知県出身。
『放課後グルーヴ』(2013)でドラマデビュー後、映画『ルームメイト』(2013)で映画デビュー。
その後、映画・ドラマなどで活躍し、2015年のドラマ『表参道高校合唱部!』でレギュラー出演し話題に。
映画『昼顔』『心が叫びたがってるんだ。』『ゆらり』『僕の好きな女の子』『もぎりさんsession2』など出演作多数。
待機作に映画『転がるビー玉』『37Seconds』などがあります。
監督・二ノ宮隆太郎プロフィール
本作の監督を務めた二ノ宮隆太郎(にのみやりゅうたろ)は1986年8月18日生まれ。神奈川県出身。
鈍牛倶楽部所属で、 映画監督、脚本家、俳優として活動しています。
2012年、初の長編作品『魅力の人間』が第34回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し、海外映画祭でも好評を博します。
2017年、監督、主演を 務めた長編第2作『枝葉のこと』が第70回ロカルノ国際映画祭に日本映画から長編部門に唯一選出されました。
本作が劇場公開デビュー作。
2019フィルメックス新人監督賞グランプリを受賞。
また、長編第4作『逃げきれた夢(仮)』の製作が決定し、初めて商業映画を監督することになります。
映画『お嬢ちゃん』の作品情報
【日本公開】
2019年(日本映画)
【監督・脚本】
二ノ宮隆太郎
【キャスト】
萩原みのり、土手理恵子、岬ミレホ、結城さなえ、廣瀬祐樹、伊藤慶徳、寺林弘達、桜まゆみ、植田萌、柴山美保、高岡晃太郎、遠藤隆太大、津尋葵、はぎの一、三好悠生、大石将弘、小竹原晋、鶴田翔、永井ちひろ、高石舞 島津志織、秋田ようこ、中澤梓佐、カナメ、佐藤一輝、中山求一郎、松木大輔、水沢有礼、髙橋雄祐、大河内健太郎
【作品概要】
大ヒット作『カメラを止めるな!』(2017)を生み出した映画専門学校ENBUゼミナールのワークショップ「シネマプロジェクト」の第8弾で製作された2作品のうちの1作。
俳優として活動するかたわら映画監督として作品を手がけ、劇場デビュー作『枝葉のこと』(2017)が第70回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるなど、国内外で注目される新鋭・二ノ宮隆太郎が、夏の鎌倉を舞台に、ひとりの若い女性の生き方を描きました。
映画『お嬢ちゃん』のあらすじ
みのり21歳。
神奈川県鎌倉市で暮らすみのりは、観光客が立ち寄る小さな甘味処でアルバイトをして生活しています。
一見普通の女性に見えるが、どこか違う彼女。
普通って何なのか。みのりは他の女性と何が違うのか。みのりは何を考えて生きているのか。
これは、夏の鎌倉に住む、一人の若い女性の生き方を描いた物語です。
まとめ
本作で初めて女性を主人公にした映画を撮った二ノ宮隆太郎監督。
その理由を「女優、萩原みのりの魅力を映画で表現したかった」からだと語っています。
主人公の名前が主演女優と同じ“みのり”なことも、そんな監督の想いが込められていそうですね。
萩原みのりが監督の熱意に応え、あがき続ける女性を好演。
若きふたつの魂のぶつかり合いにご期待下さい。
映画『お嬢ちゃん』は新宿K’s cinemaにて2019年9月28日(土)より公開。以降全国順次公開です。