映画『アリータ:バトルエンジェル』2019年2月22日よりロードショー!
『アバター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンがプロデュースして、「シン・シティ」シリーズのロバート・ロドリゲスが監督したSFアクション。
原作は日本のコミック木城ゆきと『銃夢』(ガンム)。
ジェームズ・キャメロンは、長年このプロジェクトに言及し続けていて、待望の企画実現です。
タイトルロールのアリータを演じるのは、オーディションを勝ち抜いたローサ・サラザール。
共演にアカデミー賞ウィナー&ノミネート経験者のクリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ、ジャッキ・アール・ヘイリーが出演。さらに大物がSECRETで“空中都市ザレム”の主ノヴァを演じています。
CONTENTS
映画『アリータ:バトルエンジェル』の作品情報
【公開】
2019年(アメリカ映画)
【原題】
ALITA:Battle Angel
【原作】
木城ゆきと『銃夢』
【監督】
ロバート・ロドリゲス
【キャスト】
ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ
【音楽】
トム・ホーケンバーグ
【作品概要】
『アバター』『タイタニック』というハリウッドを代表するヒット作を世に送り出してきたジェームズ・キャメロン監督が、日本のSFコミックを映画化。
木城ゆきとのSF格闘漫画『銃夢(ガンム)』漫画が原作で、ジェームズ・キャメロンが自ら脚本を執筆し、20数年の歳月をかけて映画公開にこぎつけます。
監督はロバート・ロドリゲス。独創的な映像技術とスタイリッシュなアクションが好評で、彼の監督作品『デスペラード』に主演したアントニオ・バンデラスは、一躍有名俳優の仲間入りを果たしました。
プロデューサーはジョン・ランドー。ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』『アバター』にも参加していて、どちらの作品も世界中で興行記録を塗り替える大ヒットとなりました。
サイボーグの少女アリータを演じるのは『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』でブレンダ役を務めたローサ・サラザール。
クズ鉄町で拾ったアリータに新たな命を与えたイド医師には、オーストリア出身のクリストフ・ヴァルツ。
ハリウッドデビュー作の『イングロリアス・バスターズ』と、『ジャンゴ 繋がれざる者』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した実力派です。
そのほかイドの前妻チレン役にはジェニファー・コネリー、モーターボールの支配者ベクターにマハーシャラ・アリなどアカデミー賞俳優が名を連ね、豪華なキャスティングとなっています。
映画『アリータ:バトルエンジェル』のキャラクターとキャスト
アリータ(ローサ・サラザール)
スクラップの山から発見されたサイボーグの少女。300年前の没落戦争に投入されたバーサーカーと呼ばれる戦士。
イド(クリストフ・ヴァルツ)
クズ鉄の町アイアンタウンに暮らす、サイバー医師。アリータの名付け親でもある
チレン(ジェニファー・コネリー)
イドの元妻、空中都市ザレムの元住人でもあり、ザレムに戻ることに固執している。
ヒューゴ(キーアン・ジョンソン)
アイアンタウンに住む部品バイヤーの青年。
ベクター(マハーシャラ・アリ)
アイアンタウンの実力者であり、危険な遊戯モーターボールを支配する。チレンの背後で暗躍する
グリシュカ(ジャッキ・アール・ヘイリー)
ベクターの手下のサイボーグ戦士
ノヴァ(エドワード・ノートン)
謎の多いザレムの支配者
映画『アリータ:バトルエンジェル』のあらすじとネタバレ
数多くの空中都市とURM(火星連合)との没落戦争(ザ・フォール)から300年。
地球の人々は唯一残った空中都市のザレムと、そこからゴミが廃棄されるアイアンタウン(クズ鉄の町)の二か所に別れて暮らしていました。
人間はザレムからアイアンタウンに追放されることがあっても、ザレムに行くことは認められていませんでした。
そんなある日、アイアンタウンのサイバー医師イドは、廃棄されたクズ鉄の中から大破したサイボーグ少女を救い出します。
記憶障害はあったものの少女の脳は正常に動き、イドは彼女に身体とアリータという名前を与えます。
アイアンタウンに暮らす青年のヒューゴとの出会いや、危険な遊戯モーターボールに触れる中で、自分が戦闘していたことを思い出すアリータ。
彼女の存在を知ったモーターボールの支配者で、アイアンタウンの実力者ベクターは、アリータの確保を配下の巨体サイボーグのグリシュカに命じます。
ベクターのそばには優秀な科学者でイドの元妻でもあるチレンがいました。
彼女とイドは元はザレムの住人でしたが、地上に追放されていたのです。ベクターと組むことで、ザレムに帰ることを狙っています。
映画『アリータ:バトルエンジェル』の感想と評価
日本コミックのハリウッド映像化企画の現在
ジェームズ・キャメロンがこの映画の企画を口にしたのは、かなり前のことで、やっと実現したという感じになりす。
“battleangelalita.com”というドメイン名を、20世紀フォックスが登録したのは2000年のことです。
ハリウッドの製作スパンは総じて長いモノなので、この位も許容範囲内なのか知れませんが、それにしてもよく企画が途絶えなかったものだと思います。
これまでも『ドラゴン・ボール』『鉄腕アトム』や『ゴースト・イン・ザ・シェル/攻殻機動隊』、または『デス・ノート』が映画化されていますが、その作品のクオリティについては賛否(否が多めです)あります。
今後で言えば公開待機中(つまり作品完成済み)作品に『名探偵ピカチュウ』があります。
ほかにも『カウボーイビバップ』『進撃の巨人』『ONEPIECE』『NARUTO』などが動いています。
大友克洋の『AKIRA』や浦沢直樹の『モンスター』などは話が出たり消えたりしていて果たしてどうなるのでしょう?
Netflix(ネットフリックス)を代表とする、映像ストリーミングが定着しだしていて、そちらでオリジナルドラマ(ミニシリーズ)などの選択肢も出てきました。
映画というフォーマットに合わない原作は、そちらに活路を見出すのもありかもしれませんね。
またコミックではありませんが、ゲームキャラクターのソニックザヘッジホッグやモンスターハンターの映像化企画もあります。
結果的に見ると権利取得後一気に動くか、執念深い中心人物がいるかがカギになっているような気がします。
一気に動くと日本との時差がなく映像化されますが、実はあんまりうまくいかないことが多いですね。
本作『アリータ:バトル・エンジェル』は、後者の代表例と言っていいでしょう。
ジェームズ・キャメロンが監督できなかったのは残念ですが、ロバート・ロドリゲス監督の外連味ある演出ははまっています。
意外とこのコンビはいいのかもしれませんね。
まとめ
本作品『アリータ:バトル・エンジェル』の原作は、木城ゆきとによる日本のSF漫画『銃夢(ガンム)』
同作の映画化を長年に渡り、熱望していたきたのは、「タイタニック』や『アバター』のジェームズ・キャメロン。
この作品では脚本と製作にまわり、遂にハリウッドで実写映画化にこぎつけました。
一方で監督は『シン・シティ』などで知られるロバート・ロドリゲス。
そして主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが務めています。
そのほかオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリも共演。
アリータの大きな瞳があどけない少女の容姿であるのと裏腹に、最強の格闘スキルを持ち、次々に迫り来る敵たちを圧倒していく姿を刮目せよ!