Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アクション映画

Entry 2018/10/28
Update

山下智久映画『サイバー・ミッション』あらすじとキャスト。ゼブラ役リディアン・ヴォーンのプロフィール紹介

  • Writer :
  • 石井夏子

サイバー戦国時代に生まれた新たなハッカー映画に、アジアを代表するスターが集結

未曾有のサイバーテロを防ぐために選ばれたオタク系ホワイトハッカーとブラックハッカーとの戦いを描いたタイムリミットサイバーアクション。

サイバーテロリストのボス役に、山下智久が初の海外進出として初の悪役にも挑戦し、流暢な英語と中国語を披露しています。

映画『サイバー・ミッション』は2019年1月25日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショーです。

映画『サイバー・ミッション』の作品情報


(C)2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED

【公開】
2019年(中国・香港合作映画)

【原題】
Reborn

【監督】
リー・ハイロン(李海龍)

【アクション監督】
ニコラス・パウエル

【キャスト】
ハンギョン(韓庚)、リディアン・ヴォーン(鳳小岳)、リー・ユエン(李媛)、山下智久、マイケル・パパジョン、リウ・カイチー

【作品概要】
本作は、アジアを代表するスターたちが集結したサイバーアクション。

『ボーン・アイデンティティー』のニコラス・パウエルがアクション監督を、リー・ハイロンが監督を務めます。

主演は元SUPER JUNIORのハンギョン。

共演は『モンガに散る』のリディアン・ヴォーン、雑誌『Ray』のモデルとしても活躍していたリー・ユエン。

そして“山P”こと山下智久が裏世界の大物・モリタケシを演じます。

サイバー犯罪を企てる悪の組織に、“オタク系プログラマー”ハオミンが立ち向かっていく模様を描きます。


映画『サイバー・ミッション』のあらすじ


(C)2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED

オタク系ホワイトハッカーのハオミン(ハンギョン)は、かつてハッキング対決で負かしたブラックハッカーゼブラ(リディアン・ヴォーン)が、危険な仕事に手を染めていることを香港警察から聞かされます。

ゼブラから裏世界の危険な仕事に誘われたハオミン。彼はそれを利用し、ゼブラのもとに覆面捜査員として潜入します。

次なるゼブラのねらいを探るうち、背後にいる裏世界の大物・モリタケシ(山下智久)の真の目的が明らかになって行きます。

危険度を増していくハオミンの捜査。そして徐々に本当のチームへと成長を遂げる、ハオミンとゼブラ。

犯罪組織との生死をかけた知恵比べを通して、チームの中心的存在となるほど急速に成長するハオミン。

彼らはネットの、世界の平和を守る事が出来るのでしょうか…。

映画『サイバー・ミッション』の見どころ


(C)2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED

ハンギョンは本作で、ビルから飛び降りるシーン、車や地下鉄を使ったアクションシーンなど、たくさんのアクションシーンにチャレンジしています。

高層ビルから飛び降りるシーンの撮影で負傷したものの、スタントマンは使わず、手当てを受けてすぐに撮影を再開してやり遂げました。

このエピソードについてハンギョンは、「こんなに難しいアクションシーンにチャレンジしたことはこれまでなかった。とても疲れたけど、刺激的で、とても楽しかった。撮影が終わってから、僕にもこんなことができるんだと改めて気づかされた」と話しています。

山下智久が演じる役は、アジアで有名な富豪・慈善活動家であり、犯罪組織のリーダーでもある裏世界の大物・モリタケシ。

彼はある計画を通して、テクノロジーをコントロールし、危機を作ってアジアの犯罪組織をまとめあげ、アジア金融の中枢を掌握しようと試みます。

山下智久にとっては中国映画初出演で、悪役を演じるのも初めて。

山下智久のパフォーマンスにリー・ハイロン監督は、「山下はアジアのアイドルで、ずっと正統派のイメージだったため、悪役を演じてもらうことにも少し不安があった。しかし、撮影が始まり、胸のつかえがとれた。彼は悪役もはまり役で、鋭い目つきは本当に貫禄がある」と絶賛。

初めての中国での撮影に関して山下智久は、「友達がたくさんできた。ハンギョンには、言葉の壁もなく、いいコンビネーションで撮影をスムーズに進めることができたと言ってもらえた」と笑顔で語っています。

ゼブラことリディアン・ヴォーンとは

参考映像:『モンガに散る』(2010)

ゼブラを演じるリディアン・ヴォーン。

彫りの深い顔立ちに、思慮深い目、品のある身のこなしが特徴的な俳優です。

ハンギョンや山下智久に比べ、彼の事をご存じない方も多いのではないでしょうか。

そこで、リディアン・ヴォーンにスポットを当て、彼の紹介をしていきます。

リディアン・ヴォーンのプロフィール

リディアン・ヴォーンは1988年月3月10日にフランスアヴィニョンで生まれました。

父は英国のウェールズ人、母は劇団を率いる台湾人。

幼いころからヨーロッパ、アジア各地を旅して育ちます。

フー・ティエンユー監督による短編映画『マイ・エッグ・ボーイ』(2004)出演を機に芸能活動を開始。

トム・リン監督の『九月に降る風』(2008)で主人公を演じ、一躍、国内外から注目を集める俳優に。

その後、更に演技を学ぶために英国に留学しますが、製作陣の熱い要望に応えて『モンガに散る』(2011)に出演します。

『モンガに散る』では、闇社会の親分の息子役。

仲間を従えながら校内を仕切るカリスマ的存在“ドラゴン”を演じたリディアン・ヴォーン。

ドラゴンを慕う仲間たちと、情に厚いドラゴンとの義兄弟の絆は、観た者の胸を熱く締め付けました。

ドラゴン役をきっかけにドラマや映画に引っ張りだこの人気俳優へと急成長、現在も活躍の場を広げています。

本作でもハンギョン演じるハオミンや、リー・ユエン演じるゼブラのパートナー、スー・イーとどのような絆を見せ、山下智久演じるモリタケシに立ち向かっていくのか、今から楽しみです。

まとめ


(C)2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED

国民的アイドル山下智久が海外進出を果たしたことでも話題の映画『サイバー・ミッション』。山下はクールな悪役を流暢な英語と中国語で演じています。

主演の元SUPER JUNIORのハンギョンは撮影で怪我をしたものの、スタントマンは使わずに撮影をやり遂げるほどの熱演。

また、ブラックハッカーゼブラを演じるリディアン・ヴォーンのカリスマ性あふれる演技にも期待が高まります。

映画『サイバー・ミッション』は2019年1月25日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショーです!


関連記事

アクション映画

【ネタバレ】ワイルドスピード/ジェットブレイク|結末感想とあらすじ解説。シリーズ9作目をジャスティン・リン監督が手掛けるカーアクション!

メガヒットカーアクション「ワイルド・スピード」シリーズの第9作。 ジャスティン・リンが監督・製作・原案・脚本を務めた、2021年製作のアメリカのカーアクション映画、『ワイルド・スピード/ジェットブレイ …

アクション映画

『アフリカン・カンフー・ナチス』感想評価とレビュー解説。トンデモ映画がガーナから日本へ上陸⁉︎

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』は、2021年6月12日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国公開! 2020年インターネット上で話題を呼び、課金制で限定配信されたAmazonでは5点満点 …

アクション映画

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム|あらすじ感想と評価解説。過去作のヴィランたち映画再登場にサムライミやマークウェブ版も事前鑑賞はオススメ!

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が2022年1月7日(金)に公開されます。 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続く、マーベ …

アクション映画

映画『セイビング・レニングラード』ネタバレ感想と結末解説のあらすじ。第2次世界大戦の実話に基づくソ連軍シークレットミッションを描く

旧ソ連軍が決死の脱出作戦に挑む戦争サバイバル・アクション アレクセイ・コズロフが製作・脚本・監督を務めた、2019年製作のロシアの、第2次世界大戦におけるソ連軍が決行した作戦を描いた戦争サバイバル・ア …

アクション映画

映画『15ミニッツ・ウォー』感想とレビュー評価。結末まで退屈させない2つの演出【架空のキャラと銃撃戦】

映画『15ミニッツ・ウォー』は2019年10月11日(金)よりロードショー! アフリカ・ジブチで起きたバスジャック事件。テロリストが人質としたのは、罪のない子供たち。その子供たちを救うべく、女性教師と …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学