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Entry 2017/04/06
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エマ・ワトソン映画おすすめ5選!名女優の現在を知るための過去作はハリーポッター以外でもかわいい!

  • Writer :
  • Yuko


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『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で人気のエマ・ワトソン。

最新作の実写映画『美女と野獣』でヒロインを演じていることでも話題になっていますね!

エマ・ワトソンは、フランス出身で1990年4月15日生まれ。11歳の時に『ハリー・ポッターと賢者の石』で映画デビューしました。通算8回のオーディションで見事ハーマイオニーの役を獲得したそうです。

それから約10年にわたり全7作の『ハリー・ポッター』シリーズに出演しました。

2014年名門校のブラウン大学英文学科を好成績で卒業し、女性の権利を訴えるフェミニストとしての活動も精力的におこなっています。

子役での活躍を経て、今では知的で美しい演技派女優へと変貌を遂げ、着々とキャリアを重ねています!

今回は、『ハリー・ポッター』シリーズでお馴染みのエマ・ワトソンの出演映画からおすすめの5作品をピックアップしてお届けします!

1.世界的大ヒットを記録したファンタジー映画『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)

『ハリー・ポッターと賢者の石』の作品概要

2001年のアメリカ映画。監督は、『ホーム・アローン』シリーズや『ナイト・ミュージアム』などのクリス・コロンバス。出演は、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、リチャード・ハリス、マギー・スミス、アラン・リックマンほか。

J・K・ローリングのベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画化第1弾。

第74回アカデミー賞作曲賞、衣装デザイン賞、美術賞にノミネート。

『ハリー・ポッターと賢者の石』のあらすじ

両親を失い、親せきの家で孤独に育った少年ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、11歳の誕生日を迎えた日、魔法界のホグワーツ魔法魔術学校から入学の招待状が届きます。

それをきっかけに、ハリーは、亡くなった両親が魔法使いだったことや、自身もその血を受け継いだ魔法使いであることを知ります。

その手紙に導かれるように早速ホグワーツに入学し、仲間とともに学園生活を送る中で自分の能力に目覚めていきます。

しかし、やがて学校に隠された驚くべき秘密に気づき…。

『ハリー・ポッターと賢者の石』のおすすめポイント

10年で計8作品も作られたファンタジー映画ハリー・ポッターシリーズの記念すべき第一作目です。

2001年の映画なので、ダニエル・ラドクリフやルパート・グリント、エマ・ワトソンらがまだ小さくて本当に可愛いですね!そして先生達も名優揃いで見ごたえたっぷり。

原作を読むと分かるのですが本当に原作に忠実に作られていて、魔法の世界に大人も子供もワクワクさせられる作品になっています。

魔法の授業やクディッチの試合のシーン、9と3/4乗り場の行き方、組み分け帽子をもらうシーンなどなど、数々の楽しいシーンはどれも夢が詰まっていますね。

これから展開する壮大な物語の序章にふさわしい、大人も楽しめる作品になっています。

エマ・ワトソンは、当時マルフォイ役のトム・フェルトンに片思いしていたのだそうです。映画では敵対していることが多い2人ですが、彼女が密かに淡い恋心を抱いていたなんて素敵なエピソードですね。

2.人気シリーズ第3作目!『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の作品概要

2004年のアメリカ映画。監督は、『天国の口、終りの楽園。』のアルフォンソ・キュアロン。出演は、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ゲーリー・オールドマン、マイケル・ガンボン、マギー・スミス、アラン・リックマン、トム・フェルトンほか。

世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの第3作目。

前2作のクリス・コロンバス監督から、メキシコ人監督のアルフォンソ・キュアロンにバトンタッチ。また、02年に他界したリチャード・ハリスに代わり、マイケル・ガンボンがダンブルドア校長役を演じています。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のあらすじ

ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)らは、ホグワーツ魔法魔術学校の3年生に。

人々の噂では、囚人シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)がアズカバン監獄を脱獄し、ハリーの命を狙っているといいます。

ホグワーツにはブラックを捕縛するためという名目で、アズカバンの看守たち=人間の魂を吸い取る恐ろしい吸魂鬼ディメンターたちが配備されます。

「闇の魔術に対する防衛術」の新たな担当教授として就任したリーマス・ルーピン(デビッド・シューリス)らの下で、学校生活を送るハリーは、やがてブラックがかつて父の親友であったこと、そして親友である父を裏切り闇の魔法使いの手下になったことを知ります。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のおすすめポイント

ダンブルドア校長以外の主要キャストは続投し、今回新登場のシリウス・ブラックは『レオン』のゲイリー・オールドマンが演じています。

第3作目とあって、キャストたちが随分成長してきたことが感じられます。また、監督が代わったことで作品全体がダークな雰囲気に一転、スペクタクル感もアップしさらに面白さが増しています。

吸魂鬼ディメンターの描き方が素晴らしく(子供が見たらちょっと怖いかもしれませんが)、新たな魔法の道具も出てきたりして、見どころが満載です。展開がスピーディーで終わりまであっという間に感じられます。

3.チリの驚愕の史実と緊迫の脱出劇を描いた『コロニア』(2015)

『コロニア』の作品概要

2015年のドイツ・ルクセンブルク・フランス合作映画。監督は、フロリアン・ガレンベルガー。出演は、エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクビスト、リチェンダ・ケアリー、ビッキー・クリープスほか。

『コロニア』のあらすじ

1973年9月11日、ドイツのキャビンアテンダントのレナ(エマ・ワトソン)は、フライトでチリを訪れます。彼女は、現地でジャーナリストの恋人ダニエル(ダニエル・ブリュール)と再会を果たしますが、突然チリ軍部によるクーデターが起こり、反体制勢力としてダニエルが連行されてしまいます。

ダニエルが収容された「コロニア・ディグニダ」は、表向きは農業コミュニティで、実態は「教皇」と呼ばれる元ナチ党員パウル・シェーファーが暴力で支配し、ピノチェト軍事独裁政権と結びついた拷問施設でした。

レナはダニエルを救うため「コロニア・ディグニダ」に潜入します。

『コロニア』のおすすめポイント

恋人を救い出すために危険な賭けに出るヒロインの活躍を描いたサバイバルドラマで、チリ・クーデターの際の実話を基にした作品です。

チリの歴史についてある程度の予備知識があるとより楽しめるかもしれません。

エマ・ワトソン演じるCAのレナが恋人を救い出すためにカルト集団に自ら飛び込んでいく姿に最後までドキドキが止まりません。実際にこんな場所があったと思うととても怖くなります。

ハリ・ポタのイメージの強いエマ・ワトソンですが、この作品では強くて知的で美しいヒロインを演じていて素敵な女優さんになったなと感じさせます。

4.窃盗事件を起こした少女たちをスタイリッシュに描く青春ドラマ『ブリングリング』(2013)

『ブリングリング』の作品概要

2013年のアメリカ・フランス・イギリス・日本・ドイツ合作映画。監督は、「ロスト・イン・トランスレーション」「SOMEWHERE」のソフィア・コッポラ。出演は、エマ・ワトソン、レスリー・マン、タイッサ・ファーミガ、クレア・ジュリアン、イズラエル・ブルサールほか。

第66回カンヌ映画祭「ある視点部門」に出品されました。

『ブリングリング』のあらすじ

ハリウッドセレブの豪邸が立ち並ぶ高級住宅街カラバサス。華やかな生活に憧れを抱く少女ニッキー(エマ・ワトソン)ら5人組は、パリス・ヒルトンやオーランド・ブルームなどセレブの豪邸をインターネットで調べ、留守宅への侵入と窃盗を繰り返していました。

ほんの出来心のつもりだったが、彼らはやがて後戻りできないところにまで足を踏み入れてしまいます。

ハリウッドで発生したティーンエイジャーによる実際の窃盗事件を題材に、欲望のままに犯罪に手を染めていく少女たちを描いた異色の青春ドラマです。

『ブリングリング』のおすすめポイント

ハリウッドセレブに憧れる少年少女たちが遊び感覚で窃盗を繰り返していく様を、ソフィア・コッポラ監督がスタイリッシュな映像で描いた作品です。

ミュージックビデオを見ているかのようなきらびやかさがあり、窃盗の話をここまで明るくゴージャスに仕上げているところが凄いです。事実をもとにしていることもあり、特にオチもないのですが、そこはソフィア・コッポラのブラック・ユーモアでしょうか。

実際に被害に遭ったというパリス・ヒルトンが自宅を撮影場所に提供して、全面的に映画化に協力しています。

エマ・ワトソンは窃盗団の一人・ニッキーを演じていますが、少女たちの中でもひと際かわいいです。

5.隠れた名作!困難を乗り越えていく若者の青春ストーリー『ウォールフラワー』(2012)

『ウォールフラワー』の作品概要

2012年のアメリカ映画。監督は、作品の原作者でもある、スティーブン・チョボスキー。出演は、ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー、メイ・ホイットマン、ジョニー・シモンズほか。

スティーヴン・チョボスキー監督自身の小説「ウォールフラワー」を基にした青春映画。

『ウォールフラワー』のあらすじ

小説家を夢見るシャイで物静かな高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、誰からも話しかけられずクラスメートたちから“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られていました。

しかし、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによって一変します。

チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっていましたが、過去のある事件をきっかけに、3人の青春の日々は思わぬ方向へ転がり始めます。

『ウォールフラワー』のおすすめポイント

“壁の花”というあだ名をつけられ、透明人間同然の高校生活を過ごす覚悟をしていた16歳のチャーリーが、かけがえのない友人や教師と出会い、困難を乗り越え未来を切り開いていく青春ストーリーです。

エマ・ワトソンは、主人公チャーリーの友人パトリック(エズラ・ミラー)の妹を演じています。

青春映画は国が違うとなかなか共感しづらいところがあるのですが、登場人物一人一人がどこか魅力的で愛おしく思えます。彼らがそれぞれ切ない経験や辛い思いをしていて、お互い慰め合いながら前に進んでいくその姿が、誰もが経験してきた青春と重なるからかもしれません。

青春って綺麗だなと思う作品です。そして主役3人の繊細な演技も素晴らしいのでぜひご覧になってみて下さい。

まとめ

エマ・ワトソンの出演映画から5作品をピックアップしてお届けしました。

『ハリー・ポッター』で共演したダニエル・ラドクリフやルパート・グリントとは今でも一番の友人なんだとか。ハーマイオニーという一つの役をずっと続けてきた経験や仲間との絆は、きっと彼女の今後の女優人生の中で糧となっていくことでしょう。

2017年は『美女と野獣』『リグレッション(原題)』が公開されます。今後の活躍にも期待したいですね!

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