フランス映画のエスプリ溢れだす!カルト映画の傑作『まぼろしの市街戦』(4Kデジタル修復版)は、10月27日(土)より、新宿K’s cinemaほかにて公開決定。
フランスの名匠フィリップ・ド・ブロカ監督作品の1966年のフランス映画『まぼろしの市街戦』。
製作より半世紀超の時を経て、東京K’s cinema、大阪シネ・ヌーヴォ、名古屋名演小劇場ほかにて、4Kデジタル修復版で正式にリバイバル公開となることが決まりました。
映画『まぼろしの市街戦』の作品情報
【公開】
1966年(フランス映画)
【原題】
Le roi de coeur(英題:KING OF HEARTS)
【監督】
フィリップ・ド・ブロカ
【キャスト】
アラン・ベイツ、ピエール・ブラッスール、フランソワーズ・クリストフ、ジャン=クロード・ブリアリ、ジュリアン・ギオマール、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ミシュリーヌ・プレール、アドルフォ・チェリ
映画『まぼろしの市街戦』とは
『まぼろしの市街戦』は映画史上に輝く、時代も常識も超えた類をみないユーモアたっぷりに戦争の狂気を活写した、カルト映画の歴史的傑作です。
巧みなストーリー展開に反戦のメッセージを込めた、『カトマンズの男』(1964)『リオの男』(1965)などで知られる名匠フィリップ・ド・ブロカの代表作で、世界中の映画ファンに愛され続ける唯一無二の作品。
『恋する女たち』のアラン・ベイツ、『1000日のアン』や『愛のメモリー』のジュヌヴィエーヴ・ビジョルドが主役を務め、ジャン=クロード・ブリアリ、ピエール・ブラッスールなど、フランスの名優が脇を固めています。
音楽は、フランソワ・トリュフォー監督の盟友として知られるジョルジュ・ドルリュー。
常識が常識でなくなる不安を抱える現代こそ、必見の映画史上に残る一篇です。
上映される本編は海外で一コマづつ4Kにてデジタル修復が施された最新のデジタルマスターです。
若干エンディングが異なった日本公開版ではなく、オリジナル版でのDCP上映となっているのも、ファンにとっては嬉しいですね。
映画『まぼろしの市街戦』のあらすじ
第一次大戦末期、敗走中のドイツ軍は占拠したフランスの小さな街に大型時限爆弾を仕掛けて撤退。
イギリス軍の通信兵プランピック二等兵は、爆弾解除を命じられ街に潜入。
しかし、住民が逃げ去った跡の街では、精神科病院から解放された患者とサーカスの動物たちが解放の喜びに浸り、ユートピアが繰り広げられていました。
通信兵プランピックは爆弾発見を諦め、最後の数時間を彼らと共に過ごそうと死を決意するが…。
まとめ
フランスの名匠フィリップ・ド・ブロカ監督の代表作『まぼろしの市街戦』。
本作品が生涯のベストという、瀬々敬久監督からもコメントが届きました。
中学生の頃、テレビの洋画劇場で見て大衝撃を受けて以来、生涯ベスト。
あの淀川長治さんも、その日は本気で大興奮していた。瀬々敬久(映画監督)
日本映画界の鬼才・瀬々敬久の生涯のベスト作品、そして誰よりも映画を知っている映画評論家として有名だった淀川先生もオススメの作品といえば、もう見るしかないですね。
『まぼろしの市街戦』(4Kデジタル修復版)は10月27日(土)より新宿k’s cinemaほか全国ロードショー。
ぜひ、お見逃しなく!