キラキラ映画『あのコの、トリコ。』は、10月5日(金)より、全国ロードショー!
『あのコの、トリコ。』主演にはイケメン人気俳優の吉沢亮を迎え、ヒロインに映画ドラマで活躍の新木優子、そして最強ライバル役は杉野遥亮と若手俳優たちがそろった作品です。
ドキドキな片思いとキラキラの夢を追いかける、幼なじみ3人のシンデレラ・ラブストーリーは、原作白石ユキの同名のコミックス「あのコの、トリコ。」の映画化。
地味で冴えないメガネ男子の頼は、一途に想いを寄せる雫のためにカッコよく変わっていこうとします。しかし、幼馴染でいつも一歩先行くライバルの昴が現れたことで…。
CONTENTS
映画『あのコの、トリコ。』の作品情報
【公開】
2018年10月5日(日本映画)
【原作】
白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
【脚本】
浅野妙子
【監督】
宮脇亮
【キャスト】
吉沢 亮、新木優子、杉野遥亮
【作品概要】
白石ユキ原作の同名の人気少女コミックを実写映画化。『続・最後から二番目の恋』などのテレビドラマで知られる宮脇亮の長編映画初監督作品。
主人公頼役を映画『ママレード・ボーイ』の吉沢亮が演じ、ヒロイン雫役を『僕らのごはんは明日で待ってる』の新木優子が務めます。また、恋のライバル昴役を『キセキ あの日のソビト』の杉野遥亮が演じています。
脚本は『NANA』『クローバー』などで知られる浅野妙子が担当。
映画『あのコの、トリコ。』のあらすじ
田舎暮らしをしていた地味で冴えない男子高校生の鈴木頼は、東京の芸能コースがある堀切学園高校に転校してきました。
そこで幼い頃から好きだった立花雫と再会を果たします。
雫は今も無邪気で昔のまま変わらぬ様子で、しかも子どもの頃からの夢に向かって、今なお真っ直ぐに頑張っていました。
そんな雫に改めて恋をした頼。彼女が所属する芸能プロダクションに頼まれ、雫の付き人として現場に同行するようになります。
ランジェリー広告の撮影日に共演するはずだった、頼と雫の幼なじみでもある人気俳優の東條昴が、あるアクシデントが起きて帰ってしまいます。
現場のスタッフたちから怒りをかった雫は、降板させられてしまいます。
そんな雫を助けるために頼は、なんと事もあろうに昴の代役を買って出ます。
当初スタッフたちは頼に目もくれませんでしたが、広告のディレクターを務めている演出家の近藤啓がそれを承諾します。
するとカメラを前にした頼は、いつもとは別人のように輝きを放ち雫は思いがけずにトキメキを感じます。
やがて、この広告が野外掲示されると、世間の注目を集め話題となり、頼、そして雫と昴の未来を変えていく…。
映画『あのコの、トリコ。』の感想と評価
2018年も出演作が続くイケメン俳優吉沢亮
白石ユキの描いた原作「あのコの、トリコ。」は、小学館の「Sho-Comi」に連載され、既刊5巻のコミックスは累計発行部数100万部突破。
主人公の地味で冴えないメガネ男子の鈴木頼が、好きな雫のためにカッコよく変わっていく様子を描いたもので、今回の映画化では、『ママレード・ボーイ』や『BLEACH』の人気イケメン俳優の吉沢亮が演じています。
吉沢亮がこれまでの役柄と異なり、新境地を見せてくれる本作ですが、好きな“あのコ”のため、勇気を出してカッコイイ姿に少しづつ変貌していく魅力は、女子ならずとも思わず応援をしたくなるほど親近感を持たせてくれます。
原作者白石ユキと主人公の鈴木頼
このような魅力のひとつは映画化される前の原作にすでに秘密があるのかもしれません。
原作者の白石ユキは少女コミックスの主人公を男性にしたきっかけや理由、その思いを次のように語っています。
「色々と思い悩んでいた時期に当時の担当さんから芸能界モノを勧められたのがキッカケです。男主人公は、たまにはこういう連載もいいのじゃないかと言うことであっさり決まりました。「好きな子の笑顔のためにならなんだってできる」、そういう男の子の一途な思いを込めて「あのコのトリコ。」と言うタイトルをつけました」
白石ユキのコメントにあるように、正に“頼りになる王子様”、それが鈴木頼なのではないでしょうか。
作者自身が“色々と思い悩み”ながら、理想的な男の子である「好きな子の笑顔のためにならなんだってできる」を描きました。
その上で白石自身の心も頼と同じように一途なまでに変貌を遂げたことが、原作コミックス「あのコのトリコ。」の魅力です。
そのことが性別に関係なく、女の子も男の子も楽しめる作品の力を実現させたのでしょう。
もちろん、実写化に伴い、説得力をもたせたのは、若手俳優でも演技力のある吉沢亮だからのことでしょう。
頼の普段は地味で何もできないように見えるけど、イザとなるとカッコイイというギャップは、“頼りになる王子様”を超えて、まるで変身ヒーローであることは言うまでもありませんね。
そんなところも男子的には吉沢亮が演じたことで、どこか「仮面ライダーフォーゼ」(2011〜12)の仮面ライダーメテオを思い出すファンもいるかも知れませんね。
宮脇亮監督こだわりの撮影スタジオの対決シーン
吉沢亮の演じる頼と杉野遥亮が演じた昴が対峙する場面では、宮脇亮監督のこだわりから長回しワン・ショットで撮影が行われました。
ここで撮影スタジオのホリゾントに描かれた沈まない太陽は、頼の精神を表現したメタファーです。
ホリゾントに描かれた太陽は決して沈まないことで、敗北宣言をしない鈴木頼そのものなのです。
大好きな雫に自分も告白する意思があることを、昴に対して明確に主張する物語の重要な場面です。
まるで西部劇の夕日の決闘のような場面は、テイクを重ね、吉沢亮と杉野遥亮の呼吸を合わせるような緊張感のある場面に仕上がりました。
撮影OKまでに6テイクを費やし、吉沢亮は「あのときの昴には勝てる気がしないけど、頑張んなきゃいけないと思いました」と振り返り、杉野遥亮の演技はラストテイクの迫力が素晴らしかったと述べています。
本作『あのコのトリコ。』は、そんなとこにも拘った作品なのです。お見逃しなく!
まとめ
原作白石ユキの人気コミックス「あのコの、トリコ。」を、宮脇亮が劇場初監督デビューで完全映画化。
編集や効果音を使った軽妙なリズムを刻み、とても見やすく完成した本作『あのコの、トリコ。』なのです。
また魅力あるキャストの主演には、王子様やヒーローとして申し分のない吉沢亮を迎えました。
さらにヒロインには新木優子、そして最強ライバルを杉野遥亮と、申し分ない配役となっています。
ぜひともご期待ください。