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【ネタバレ】映画RRR|あらすじ評価感想と結末ラストシーン解説。ラーマ強すぎ?ジェニーはどうなった?激闘と熱き友情が感動を呼ぶインド・アクション大作

  • Writer :
  • 谷川裕美子

強靱な肉体のぶつかり合いに圧倒される大迫力アクション

「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督によるアクションエンタテインメント。英国植民地時代の激動のインドを舞台に、ふたりの男の友情をドラマチックに描きます。

主演はN・T・ラーマ・ラオ・Jr.と、ラージャマウリ監督の『マガディーラ 勇者転生』(2018)にも主演したラーム・チャラン。

故郷への愛ゆえに重い任務を背負ったふたりの男が運命の出会いを果たします。

アクションありダンスあり、あまりの面白さに夢中になって見入ってしまう本作の魅力をご紹介します。

映画『RRR』の作品情報


(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

【日本公開】
2022年(インド映画)

【原案】
V・ビジャエーンドラ・プラサード

【監督・脚本】
S・S・ラージャマウリ

【キャスト】
N・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーム・チャラン、アジャイ・デーブガン、アーリアー・バット、シュリヤー・サラン、レイ・スティーヴンソン、アリソン・ドゥーディ、オリビア・モリス

【作品概要】
日本でも大きな話題を集めロングランヒットとなったインドアクション大作。「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリが監督を務めます。

英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描きます。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来します。

劇中の楽曲「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」も話題となり、第95回アカデミー賞でインド映画史上初となる歌曲賞を受賞。日本で公開されたインド映画で史上初めて興行収入10億円を超えるヒットを記録しています。

バードシャー テルグの皇帝』(2014)のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の『マガディーラ 勇者転生』にも主演したラーム・チャランがラーマを演じます。

映画『RRR』のあらすじとネタバレ


(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

1920年、英国植民地時代のインド。インド総統スコットの一行は森のゴーンド族の村を訪れ、美しい絵を描く才能を持つ少女マッリを気に入ってデリーに連れ去ります。

特使アヴァダニは、少女をゴーンド族に帰すよう忠告しました。もし引き渡さなければ、彼らの守護者がどんな方法を使ってでも取り戻しにやってくるからです。しかし、スコットの側近エドワードは取り合いませんでした。

その頃、部族の守護者であるビームはアクタルに扮して、仲間たちと共にマッリを救うためにデリーに向かいます。

一方、デリーの警察署には、逮捕された運動家釈放を求めるデモ隊が押しかけていました。昇進を望んでいる警察官のラーマは、デモ隊の中に飛び込み首謀者を逮捕。しかし、願いは叶わず昇進できませんでした。

ラーマはゴーンド部族の守護者捜査に名乗り出ます。彼は叔父と共に独立運動家集会にスパイとして潜り込み、ビームの仲間・ラッチュとの接触に成功しました。しかし、警察官だとばれたため、ラッチュに逃げられてしまいます。

そんな中、列車が発火して鉄橋から川に墜落し、船に乗っていた少年が巻き込まれそうになりました。偶然居合わせたラーマとビームは協力し合い、少年を救い出します。敵対する立場であることを知らないまま2人は心を通わせるようになり、無二の親友となりました。

スコット総督の姪・ジェニーは、インド人にも優しく接する女性でした。ビームはマッリを救出するために彼女に近づこうとします。ビームがジェニーに思いを寄せていると勘違いしたラーマは、近づく手助けをしてやりました。

ジェニーと親しくなり公邸に招かれたビームは、捕らわれていたマッリを見つけ出します。必ず助け出すと約束をして、ビームは立ち去りました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには映画『RRR』ネタバレ・結末の記載がございます。映画『RRR』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

逃げていたラッチュを見つけたラーマは、仲間の名を聞き出すために拷問します。しかし、隙をつかれてラッチュが投げた毒蛇に噛まれてしまいました。

命が残り少ないことを覚悟したラーマはラッチュを解放し、ビームのもとへ向かいました。ビームは総督公邸に乗り込む準備をしていましたが、息絶え絶えのラーマを見つけてすぐに解毒してやります。

ラーマの症状が回復し始めたのを確認したビームは、自分の本当の名と身分を明かし、マッリを助けるために総督公邸を襲うことを話しました。

公邸ではパーティーが開かれていました。そこにビームが野生動物を満載したトラックで正面突破したため、パーティーは大混乱に陥ります。

ビームがマッリを助けようとしたその時、ラーマが駆けつけ、自分が警察官であることを明かします。激しい格闘の末、ついにビームはラーマに捕らえられました。

ラーマは功績を認められ、武器庫の管理権限を持つ念願の特別捜査官に昇進します。

幼い頃、ラーマの村はイギリス軍に襲撃され、父も母も弟も殺されました。父の遺言に従い、成長したラーマは彼は自分の故郷の人々に武器を渡すために警察官となり、出世を目指して努力してきました。しかし、ラーマは親友を裏切った罪悪感に押しつぶされそうになっていました。

大勢の民衆とスコット夫妻らの前で、ビームは見せしめのためにラーマの手によってむち打ちの刑に処されます。ビームは最後まで屈さず、歌で民衆を鼓舞しました。民衆はビームの勇気に触発されて暴動を起こし、処刑は中止されました。

ビームの勇姿を見て自らの過ちに気づいたラーマは、親友を郊外に連れ出して逃がす計画を立てます。しかし、途中で企てに気づいたスコットに銃撃され、ラーマは重傷を負いました。

何も知らないビームはラーマを殴りつけ、マッリを連れて逃走します。ラーマはビームたちを逃がすために、必死でイギリス兵と戦いました。

道中危うく追手の警察に見つかりそうになったビーム一行でしたが、ひとりの女性が機転を利かせて助けてくれます。彼女はラーマの婚約者のシータでした。

シータは、ラーマが反英闘争という大義のために警察官となったことや、反逆罪により捕らえられ処刑されそうになっていることを話します。そして、親友を裏切ったことに苦しんでいたことも。

すべてを知ったビームは、迷わずラーマの救出に向かいました。独牢に閉じ込められていたラーマを助け出し、2人は森へと逃げ込みます。追ってきたイギリス軍特殊部隊と激しい戦いを繰り広げた末、見事全滅させました。

そのまま総督府を目指した2人は、公邸を爆破し、憎きスコットを倒しました。

彼らは総督府の武器を持ちだし、ラーマの故郷に送ります。ラーマとシータは感動の再会を果たしました。ビームとジェニーも熱い思いで互いを見つめ合います。

お礼に何か願いを叶えたいと言うラーマに、ビームは「読み書きを教えてほしい」と答えました。

映画『RRR』の感想と評価


(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

大義と友情の狭間で心揺れ動く男たち

熱い男達の友情とバトルを最高のエンタテイメントに仕上げたインドアクション大作です。

まっすぐに正義を貫き、温かなハートを持つ主人公のビームとラーマ。彼らの魅力は、何と言っても自分より他者の幸せを願う美しい心です。

ビームはゴーンド族の守護者であり、族に何かあったら身を挺して守るという大きな役目を担っています。彼に対して人々が抱く信頼は驚くほどに厚いものでした。

一方のラーマは、さらに大きな責務を負っています。彼の故郷はイギリス軍に襲われ、ラーマの父は自分の命を投げ出して村人を守ります。父の遺言で、村に武器を送るためにラーマは警察官となり出世を目指すのです。

しかし出世するためには、まずは同胞のインド人たちを取り締まる仕事を担わねばなりません。ラーマが心の痛みを押し隠す様に、胸が締め付けられます。

素性を知らないまま親友となったビームとラーマでしたが、互いの立場を知った以上は戦うよりほか道はありませんでした。肉体的な痛みにとどまらず、ふたりは心の中で血を流しながら必死で戦いを繰り広げます

頑なだったラーマの心を溶かしたのは、拷問の際にビームが歌声で民衆の心を動かす瞬間を見た時でした。人々を奮い立たせるのは、武器だけではなく熱い心だとラーマは気づかされます。

ビームもまた、シータによって真実を知らされ、ラーマの深い苦悩を知ります。互いを尊敬し合い、愛情を抱いていたからこそ、和解してからのふたりは無敵のバディとなれたのです。

鋼の肉体が奏でる圧倒的なアクションとダンス


(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

本作を通して見惚れてしまうのは、主人公ふたりの鍛え上げた強靱な肉体です。

最初にふたりが出会った、高い鉄橋からのド派手なアクションを皮切りに、野生動物も入り交じる激しい戦闘シーン、ビームがラーマを肩車して繰り広げる衝撃アクションなど、見どころたっぷりのシーンが連続します。

突っ込みどころ満載で、思わず笑ってしまう場面も多いのですが、彼らの素晴らしい筋肉、体幹、そのすべての迫力に気圧され、拍手を送らずにいられなくなります

本作で一番有名な群舞シーン「ナートゥ」は一番の見せ場です。思わず一緒に口ずさみたくなる軽やかなメロディーに乗って、片足でステップを踏み続ける激しく難しいダンスを笑顔で踊りきる技術、体力、筋力のすべてに圧倒されます。

ビームが朗々と歌い上げる名シーンなどミュージカル仕立てにはなっていますが、インド映画の醍醐味である群舞は「ナートゥ」以外ではほとんど登場しませんだからこそ、この上ないインパクトで最大の見せ場を飾れたといえるでしょう。必見の名シーンです。

まとめ


(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

敵同士だったふたりの男が、激しい紆余曲折を経て強い絆で結ばれる姿を圧巻のアクションで魅せる極上エンタテイメント『RRR』

あまりの面白さに、3時間という長い時間があっという間に過ぎ去ります。

心優しく純粋な心を持つビーム、すべての荷を黙って背負いスパイミッションに挑むラーマ。故郷への深い愛情によって己の生き方を定めたあまりにも似た者同士のふたりでした。

彼らが運命により引き寄せられ、いくつもの困難を越えた末に、再び深い絆を結んだのは当然のことだったのかもしれません。



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