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【12話ネタバレ】怪獣8号|アニメ感想/解説/考察。人間カフカを信じる人たちの思いは届くのか!?

  • Writer :
  • 谷川裕美子

コントロール不能になった怪獣8号が暴走する恐怖の第12話

怪獣が人々の生活をおびやかす世界で、謎の小型怪獣を飲み込んだことで「怪獣に変身する力」を身につけてしまった主人公の奮闘を描く、少年ジャンプ+の大人気ファンタジーアクション漫画をアニメ化した『怪獣8号』。

ド派手なアクションと笑いたっぷりのコミカルなドラマ展開から目が離せない本作。日比野カフカを福西勝也が演じるほか、瀬戸麻沙美、加藤渉らが声を担当しています。

怪獣8号であることがバレて捕らわれの身となったカフカ。四ノ宮功長官と1対1で戦うこととなりました。キコルの父である長官を傷つけるわけにはいかない不利な状況で、カフカはどのような戦いをみせるのでしょうか。

今回で第1期の最終話となります。ファーストステージのクライマックスの魅力をご紹介します。

アニメ『怪獣8号』の作品情報

【放送】
2024年(日本アニメ)

【原作】
松元直也

【監督】
宮繁之、神谷友美

【シリーズ構成・脚本】
大河内一桜

【総作画監督・キャラクターデザイン】
西尾鉄也

【怪獣デザイン】
前田真宏

【音楽】
坂東祐大

【アニメーション制作】
Production I.G

【キャスト】
福西勝也、瀬戸麻沙美、加藤渉、ファイルーズあい、河西健吾、新祐樹、河本啓佑、武内駿輔、千本木彩花、玄田哲章、吉野裕行

【作品概要】
少年ジャンプ+の松元直也による大人気ファンタジーアクション漫画をテレビアニメ化。

多数の怪獣が人々の生活をおびやかす世界で、謎の小型怪獣を飲み込んでしまい、怪獣8号に変身するようになった主人公・日比野カフカが、「日本防衛隊」へその能力を隠して入隊。仲間たちと共に怪獣討伐に奮闘する様を描きます。

監督は宮繁之と神谷友美、アニメーション制作はProduction I.Gが担当。主人公・カフカを福西勝也、カフカの幼なじみで防衛隊エリートの亜白ミナを瀬戸麻沙美、カフカとともに防衛隊員を目指す市川レノを加藤渉が演じます。


アニメ『怪獣8号』第12話のあらすじとネタバレ

第3部隊の仲間達がカフカ助命のために奔走する一方、有明りんかい基地では怪獣8号と四ノ宮功長官の死闘が続いていました。

大怪獣の力を自在に操り、かつて防衛隊史上最強と謳われた実力を発揮する功に対し、カフカがコントロールできなくなり暴走した怪獣8号は、自身の肉体の損傷も顧みない攻撃で反撃します。

相手の力を試すかのような戦い方をする功を見て、キコルは父がカフカに生き延びるチャンスを与えようとしているのではないかと気づきます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアにはアニメ『怪獣8号』第12話ネタバレ・結末の記載がございます。アニメ『怪獣8号』第12話をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

次第に追い詰められていく功。カフカは必死で怪獣8号の暴走を止めようとしていました。キコルの必死な瞳を見たカフカは、彼女の父を殺させまいと力を振り絞ります。

怪獣8号の威力を前に、功もカフカに期待するのは無理があったかと考えて諦めかけていました。

しかしそんな中、カフカの目の前にミナの姿が現れます。彼女は手を差し伸べ、「ずっと待ってる」とカフカに呼びかけました。

その瞬間、怪獣8号は、自分の胸を拳で突き刺しました。「俺は怪獣8号じゃない。日比野カフカだ。」そう言って怪獣はそのまま倒れ、カフカの姿に戻りました。

防衛隊幹部らの前で、ミナは現場の責任者としてカフカについて言葉を求められました。隊員としてのカフカの実直な働きぶりを話し、第3部隊全滅の危機を救った事実を話すミナ。そして、カフカは誰よりも諦めが悪く献身的で人間らしい男であり、信頼に足るかどうかの判断は彼の心にあると言いました。

一方のカフカは、幼かいミナを泣かせた怪獣を憎んで生きてきたことから、もし自分が身も心も怪獣になってしまったなら、人間として死のうと覚悟を決めていました。

目を開けたカフカは、長官が生きていることを知って安堵します。長官に何かあったらキコルに合わせる顔がないと、カフカは心配していました。

自分は人間だと認めてもらえたのかと聞くカフカ。功はカフカが怪獣だと結論づけられたことを伝え、敵かどうかは保留となったと話します。

幹部らは、戦力としてカフカを受け入れるという功の言葉に反対しましたが、功は「制御可能だと判断した」と言い切りました。カフカの桁外れの力を運用できれば希望となり得ると考えたからです。

功はカフカに向かい、「生き残るためにお前の有用性を示せ」と言いました。カフカは、自分を防衛隊員として認めさせるときっぱりと答えます。

処分保留の知らせを聞いて喜ぶ第3部隊のメンバーたち。一方、高い知能を持つ怪獣9号は、人間についてのリサーチを進めていました。「人間の手に落ちた怪獣の力を、怪獣のもとに取り戻すとしよう」と、彼は不気味な声で言いました。

アニメ『怪獣8号』第12話の感想と評価

カフカがコントロールできなくなった怪獣8号は、容赦なく功長官を痛めつけます。必死にカフカに呼びかけるキコルの存在と、幼なじみのミナの幻影からの呼びかけによって、カフカは人間としての心を取り戻しました

怪獣を制御することの難しさが突きつけられた回でした。今回は、カフカの捨て身の自分への攻撃によって何とか押さえ込むことができましたが、今後また同様のことが起きた場合はどうなるのでしょう。会議で、功の「カフカを戦力として受け入れる」という言葉に反対した幹部たちの気持ちもよくわかります。

それでも、カフカには、自分が防衛隊員として世界を守るのだという強い信念と、その思いを共有する温かな仲間がいます。きっと、怪獣8号に乗っ取られることなく、これからの難しい戦いに挑んでいくに違いありません。

ラストには、強敵怪獣9号の不気味な姿が映し出されます。彼は、人間世界に潜り込み、多くの情報を手に入れた様子です。「怪獣を取り戻す」とはどのような意味でしょうか。すでに始まる気配を見せた、次なる戦いへの期待が高まります。

まとめ

どうにか処分を免れたカフカ。しかし、今後は、襲い来る怪獣たちに加え、自身の中に住む怪獣8号という難敵との戦いが待っています

それでも、カフカはミナとの約束を果たすために、必死で戦い続けることでしょう。その先に、きっと希望が見えてくるに違いありません。

今話で第1期の最終回を迎えました。すでに、続編製作決定が発表されています。

虎視眈々と次の戦いに向けて準備を進める怪獣9号。カフカ達防衛隊のさらなる結束に期待しましょう





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