『長岡大花火 打ち上げ、開始でこざいます』は2024年6月28日(金)より全国公開
日本三大花火のひとつ「長岡花火」の全貌と世界の人々を惹きつけてやまない魅力に迫った、中越地震復興20年祈念ドキュメンタリー映画『長岡大花火 打ち上げ、開始でこざいます』が2024年6月28日(金)より全国公開されます。
中越地震から20年となる2024年の前年、2023年8月に開催された花火大会に関わった人々の思いと涙が映し出されます。最新大会だけではなく、伝説の花火師や過去の映像、歴史的背景を盛り込みながら制作されました。
ナレーションを新潟生まれのタレント・佐藤栞里が、題字を金澤翔子が担当。誰も見たことがない場所から、20台を超えるカメラでの撮影が敢行されました。初めて目にする角度からの迫力の映像が大スクリーンで堪能できます。
臨場感あふれる映像と音による感動、花火に没入する体験を映画館でぜひお楽しみください。
映画『長岡大花火 打ち上げ、開始でこざいます』の作品情報
【日本公開】
2024年(日本映画)
【監督】
坂上明和
【編集】
斎藤隆
【ナレーション】
佐藤栞里
【作品概要】
日本三大花火のの中で唯一競技会ではない花火大会「長岡花火」の全貌と、日本全国、海外の人々まで惹きつける魅力に迫ったドキュメンタリー。
中越地震から20年となる2024年の前年、2023年8月に開催された長岡花火大会には、支える現役花火師、運営関係者、市民スタッフ、花火大会に様々な思いを寄せ、時に涙する市民の姿がありました。
最新大会の様子に加えて、伝説の花火師や花火にまつわる人々、過去大会の映像、歴史的背景を盛り込みながら、過去と今を通じて長岡花火の全貌に迫ります。
ナレーションを新潟生まれのタレント・佐藤栞里が、題字を金澤翔子が担当。
映画『長岡大花火 打ち上げ、開始でこざいます』のあらすじ
江戸幕末の北越戊辰戦争で焼け野原となり、太平洋戦争禍の1945年8月1日の長岡空襲で再び焼け野原となり、多くの市民が犠牲となった深い悲しみの歴史を持つ長岡。2004年に起きた中越地態では甚大な被害を受けました。
そこには、戦争や災害にまつわる長い歴史と、市井の人々が込める慰霊と復興への思い、そして平和への深い祈りがありました。
そんな歴史を抱える長岡の人々の思いが込められた花火は、毎年夏の暑い盛り、8月2日、3日の二日間にわたって壮大に打ち上げられます。
会場となる新潟県中南部に位置する長岡市の信濃川河川敷には、二日間で長岡市の人口の3倍以上、約100万人もの観客が全国から駆けつけます。
その大会運営の裏側には、この日を目指して1年を花火作りに賭ける花火師、会場設営に汗を流すスタッフ、大観衆の安全安心を支える関係者など運営を支え奔走する人々、そして、長岡花火に様々な思いを寄せる市民たちの存在がありました。
映画『長岡大花火 打ち上げ、開始でこざいます』の感想と評価
思わず目を奪わるほど美しい長岡の大自然。雄大な信濃川で行われる花火会場の設営からカメラが追います。ひとつひとつ手作りされていく花火玉。花火師たちの瞳には、自身の仕事への大きな誇りが輝いています。
花火安全祈願をする人々には、花火に対するひとかたならぬ思いがありました。江戸時代から遡り、戦時中の空襲、そして2004年の中越地震など長岡を襲った多くの苦難。それらが丁寧に語られていきます。
そんな苦難を乗り越えるために、長岡花火が大きな力を市民に与えてきたことが伝わってくる作品です。
同市出身の芸術家・山下清や、伝説の花火師らの長岡花火への深い愛情にも胸打たれます。
ラストの花火大会映像は圧巻です。幻想的な美しさに陶酔してしまうことでしょう。
思わず涙を誘われるほどに過酷な長岡の歴史を理解した上で壮大な花火を見ると、平和の尊さが胸に迫り、熱いものがこみ上げるに違いありません。
まとめ
美しい長岡花火の映像とともに、長岡が乗り越えてきた多くの苦難、そして花火への熱い思いがあますことなく映し出された作品です。
時を超えて受け継がれてきた真摯な思いが伝わってきます。花火大会を守り成功させるために、多くの人々が力を合わせる様から、人間の素晴らしさを教えられることでしょう。
ドキュメンタリー映画『長岡大花火 打ち上げ、開始でこざいます』は2024年6月28日(金)より全国公開です。