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『ラブリセット 30⽇後、離婚します』あらすじ感想と評価解説。韓国ラブコメで描く記憶喪失になった離婚寸前の夫婦の物語|映画という星空を知るひとよ193

  • Writer :
  • 星野しげみ

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第193回

離婚寸前の夫婦が交通事故に遭って同時に記憶喪失になる、韓国映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』。

愛したことも憎み合ったことも記憶から消えてしまった2人は、周囲から2人は夫婦だと言われても戸惑うばかりです。記憶を取り戻した時、この2人はどうなるのでしょうか。

映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』は、2024年3月29日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

本作は、ナム・デジュン監督が手がけた本作を、主演の2人カン・ハヌルとチョン・ソミンが、テンポのよい口調とバトルぶりで離婚寸前の夫婦を演じる抱腹絶倒のラブコメです。

映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』をご紹介します。

【連載コラム】『映画という星空を知るひとよ』一覧はこちら

映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』の作品情報


(C)CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK

【日本公開】
2024年(韓国映画)

【原題】
30일

【英題】
LOVE RESET

【監督】
ナム・デジュン

【キャスト】
カン・ハヌル、チョン・ソミン、

【作品概要】
⾊男ホ・セク』(2020)のナム・デジュン監督が手がけた本作は、離婚を30⽇後に控えた夫婦が、交通事故で2⼈同時に記憶を失ったことで繰り広げられるラブコメディです。

主演は、ドラマ「椿の花咲く頃」や『ミッドナイト・ランナー』(2018)のカン・ハヌルと、『オオカミ狩り』(2023)のチョン・ソミン。2015年の『二十歳』以来8年ぶりの共演となる2⼈が、テンポの良い掛け合いで清々しい演技を披露しています。

映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』のあらすじ


(C)CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK

⾃称知的なイケメンだけど、弁護⼠試験に何度も落ちているどんくさいジョンヨル(カン・ハヌル)と、名家出⾝のお嬢さまだけど破天荒な性格で映画プロデューサーをしているナラ(チョン・ソミン)。

出会って以来、映画のような⼤恋愛をして結婚しますが、その後はお互いの価値観の違いに耐え切れなくなり、バトルを繰り返す毎日で、2⼈は遂に離婚を決意します。

裁判所の調停で熟慮期間を経た30⽇後に離婚することが決定しますが、その帰り道に交通事故に遭い、2人は病院へ担ぎ込まれます。

そして判明した2人同時の記憶喪失。以前の記憶全てがキレイに消え去った2⼈は、家族や友⼈を巻き込み、記憶を取り戻そうとするのですが……。

映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』の感想と評価


(C)CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK

育った環境も性格も全く違うのに魅かれあって結婚したジョンヨルとナラ。ですが、甘い結婚生活も少しするとほころびが見え始め、やがてそのほころびが大きな穴となり、破綻を招きます。

お互いの欠点ばかり目について憎むようになった2人は離婚を決意。裁判所に離婚を申し出ますが、その帰りに交通事故に遭い、2人とも記憶喪失となります。

事故前と同じ生活をしていれば記憶が戻るのが早いかもという医者のアドバイスもあり、2人は同居生活を続けるのですが……。

ここからが始まるのが、笑いが止まらないラブコメディ

ある時は相手の仕草に胸キュンとしたり、連鎖反応で身体が勝手に動いて相手を殴ったりと、かつての結婚していた2人は以前と同じような生活を送ります。

果たして2人の記憶は戻るのか、また戻ったあとはこの関係、どうなるのか。

付かず離れずの距離感を保ちつつ、愛したことも憎んだ記憶もリセットされた素の状態で向き合う2人。また新しい1歩が始まるのかと、期待の高まるストーリーが展開します。

主役を演じるカン・ハヌルとチョン・ソミンの迫力ある爆弾トークバトルなどの息の合った演技が作品を引き立てます

まとめ


(C)CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK

30日後に離婚が成立するのに突然記憶喪失になった夫婦の姿を追ったラブコメディ『ラブリセット 30⽇後、離婚します』をご紹介しました。

映画『ラブリセット 30⽇後、離婚します』は、2024年3月29日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

ケンカが絶えない夫婦に訪れる‟離婚”ですが、離婚を考えてもやはり夫婦は夫婦です。

相手のどこに惹かれたのか、本当に愛しているのかなど、出会った頃の気持ちを思い出すのが円満な家庭生活を送るうえで大切なのではないでしょうか

作中のジョンヨルとナラの2人の場合はどうなるのか。どうぞ劇場で2人の結末を見届けてください。

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星野しげみプロフィール

滋賀県出身の元陸上自衛官。現役時代にはイベントPRなど広報の仕事に携わる。退職後、専業主婦を経て以前から好きだった「書くこと」を追求。2020年よりCinemarcheでの記事執筆・編集業を開始し現在に至る。

時間を見つけて勤しむ読書は年間100冊前後。好きな小説が映画化されるとすぐに観に行き、映像となった活字の世界を楽しむ。



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