第36回東京国際映画祭は2023年10月23日(月)〜11月1日(水)に開催!
過酷な宿命を背負ったひとりの女性の切なくも壮絶な人生を描く衝撃作『市子』が2023年12月8日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテ他で全国公開を迎えます。
抗えない境遇が狂わせた川辺市子の切なくも壮絶な人生を、主演の杉咲花が堂々と演じ、2023年10月4日に行われた釜山国際映画祭にも正式出品された本作。
そして今回、10月23日(月)から開催の第36回東京国際映画祭オープニングのレッドカーペットイベントに、杉咲花と共演の若葉竜也、戸田彬弘監督が登壇しました。
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映画祭オープニング・レッドカーペットイベント概要
【開催日時】
2023年10月23日(月)15時00分~17時00分
【開催場所】
東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場/日比谷仲通り
【参加者】
杉咲花、若葉竜也、戸田彬弘
映画『市子』レッドカーペットレポート
背中が大きく開いた、秋らしいベルベット生地のシックなブラックワンピースで登壇した『市子』主演の杉咲花。東京国際映画祭への登場は本作が初となる杉咲ですが、大人の雰囲気を醸し出すその姿は会場を沸かせました。
美しいドレスに身を包み華々しく登場した杉咲は、本映画祭の開幕に立ち会い「『市子』という大切な映画を携えて、戸田監督と若葉さんと共にレッドカーペットを歩けたことを幸せに思っています」と喜びを滲ませました。
『愛がなんだ』以来5年ぶりの参加となった若葉竜也は、待ち構える大勢の観客を前に「「コロナが終わって、何年か前に見ていた日常みたいなものが戻ってきたのを間近に感じられる機会を与えてもらい、そこにほっとした気持ちがあります」と感慨深げな様子を見せました。
レッドカーペットでは、マスコミのフォトコールや観客たちの呼びかけに笑顔で応えた3人。彼らが歩くと沿道からは一際大きな歓声が沸き上がり、本作の期待度の高さが伺えました。
イベント終了後、杉咲は「初めての東京国際映画祭は、活気があってエネルギッシュな場所でした」と振り返り、映画祭を満喫したようでした。
映画『市子』の作品情報
【日本公開】
2023年(日本映画)
【原作】
戯曲『川辺市⼦のために』(戸田彬弘)
【監督】
戸田彬弘
【脚本】
上村奈帆、戸田彬弘
【音楽】
茂野雅道
【キャスト】
杉咲花、若葉竜也、森永悠希、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり
【作品概要】
監督の戸田彬弘が主宰する劇団「チーズtheater」の旗揚げ公演作品であり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞、観客から熱い支持を受けて再演された戯曲『川辺市⼦のために』を映画化。
「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは杉咲花。市子の恋人・長谷川を演じるのは、若葉竜也。また森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳らも共演し、市子の知られざる人物像や過去を第三者の目線からも描き出します。
映画『市子』のあらすじ
川辺市子(杉咲花)は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消します。
途⽅に暮れる⻑⾕川の元に訪れたのは、市⼦を探しているという刑事・後藤(宇野祥平)。後藤は、⻑⾕川の⽬の前に市子の写真を差し出し「この女性は誰なのでしょうか」と尋ねます。
市子の行方を追って、昔の友人や幼馴染、高校時代の同級生……とこれまで彼女と関わりがあった人々から証言を得ていく長谷川は、かつての市子が違う名前を名乗っていたことを知ります。
そんな中、長谷川は部屋の中から1枚の写真を発見し、その裏に書かれた住所を訪ねることに。
捜索を続けるうちに長谷川は、彼女が生きてきた壮絶な過去と真実を知ることになり……。
まとめ
10月23日(月)より開幕した第36回東京国際映画祭。そのオープニングでのレッドカーペットイベントには「Nippon Cinema Now」部門でジャパン・プレミア上映を迎える『市子』の主演・杉咲花、共演の若葉竜也、戸田彬弘監督が登壇し会場を沸かせました。
2023年12月8日(金)からのテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテ他での全国公開を先駆けての上映となった『市子』。
「脚本を読み終えてすぐ『絶対にやりたい』と思いました」と語った杉咲が、抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を凄まじい熱量で体現した衝撃作に、果たして同映画祭に訪れた観客たちからどんな反応を得られるのでしょうか。
第36回東京国際映画祭は2023年10月23日(月)〜11月1日(水)に開催!
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