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Entry 2018/06/08
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ヒョンビン映画『スウィンダラーズ』あらすじと感想レビュー。どんでん返しの詐欺師たちに心地よく騙される

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

韓国映画『スウィンダラーズ』7月7日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー。

詐欺師だけをダマすという詐欺師5人と、エリート検事の攻防を描いた、まったく予測不可能なケイパームービー。

駆け引きと裏切りの連続のダマし合いからの展開に大どんでん返しもある!

愉快!痛快!!爽快!!!な、犯罪エンターテイメント『スウィンダラーズ』とは…。

“1度目はダマすほうが、2度目はダマされたほうが悪い!?”あなたはダマさらずにいられるか?

映画『スウィンダラーズ』の作品情報


COPYRIGHT © 2017 showbox and DOODOONG PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

【公開】
2018年(韓国映画)

【原題】
꾼(英題:The Swindlers)

【脚本・監督】
チャン・チャンウォン

【キャスト】
ヒョンビン、ユ・ジテ、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、アン・セハ、ナナ

【作品概要】
韓国で実際に起きたマルチ商法詐欺事件をモチーフに、『コンフィデンシャル 共助』などで知られるヒョンビンが巧妙な詐欺師を演じたクライムサスペンス映画。

ヒョンビンが主人公の知的詐欺師のジソンを務め、共演は『オールド・ボーイ』のユ・ジテ、『ベテラン』のペ・ソンウ、『新しき世界』のパク・ソンウンたち人気俳優が固めます。

映画『スウィンダラーズ』のあらすじ


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1度目はダマすほうが、2度目はダマされたほうが悪い!?

韓国を騒がせた希代の詐欺師チャン・ドゥチルが死亡したという、テレビニュースが放映されます。

しかし、ドゥチルはどこかで今だに生きているという噂とともに、彼を保護した権力者たちによって、意図的に逃がしたという臆測までもが出回り始めるます。

詐欺師だけをダマす詐欺師ジソンは、自身の父親の命を殺めたチャン・ドゥチルはまだ生きていると確信を持ち、事件の担当検事パク・ヒスに、ドゥチルを捕まえようと提案を持ちかけます。

パク検事の署内で非公認の捜査ルートである詐欺師3人組コ・ソクトン、チュンジャ、キム課長を合流させ、行方をくらましたチャン・ドゥチルの右腕クァク・スンゴンに接近するため、新しい作戦を実行します。

しかし、パク検事はチャン・ドゥチル検挙ではなく、別の目的のために密かに違う作戦を企てています。

それに気づいたジソンと他の詐欺師たちも互いにダマされないため、それぞれの計画を立て始めるが…。

映画『スウィンダラーズ』の感想と評価


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彗星のごとく現れた新人チャン・チャンウォン監督

本作品『スウィンダラーズ』の演出を務め上げたチャン・チャンウォン監督は、長い間、先輩監督であるイ・ジュニク監督の下で活動した逸材です。

イ・ジュニク監督といえば、2005年に韓国において、それまでの映画史を塗り替え、大鐘賞も受賞した映画『王の男』を監督を務めていたので、助監督のチャンウォンは、この韓国の歴史ドラマで、スタッフとして采配を振るっていた人物。

そこでチャンウォン監督の名前をまだ聴き慣れていない、韓国映画ファンでもこれを聴くと、韓国映画界における経験豊かなな実力者の1人だということに頷けるのではないでしょうか。

そんなチャンウォン監督は、詐欺師たちの予測不可能な計画を描いた映画『スウィンダラーズ』で、いよいよ、初長編監督デビューを果たしました。

チャンウォン監督は、本作をこのように一言で述べています、「重苦しい現実を痛快にしてくれるエネルギーに満ちた映画」。

この言葉どおり!詐欺師を捕まえようとする詐欺師たちのハラハラするだまし合いのチームプレーを、愉快に描いた本作は、これまでにない予測不能な展開で描かれ、笑いと面白さを韓国映画ファンに見せてくれます。

間違いなく!あなたも映画を観て緻密に練られたチャンウォン監督の脚本と演出に、騙されること120パーセント⁈ですよ。

詐欺師だけをダマす詐欺師ジソンと父親の絆


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韓流のイケメン俳優ヒョンビンが演じた、詐欺師だけをダマす知能型詐欺師ファン・ジソン。

映画冒頭で韓国を騒がせた希代の詐欺師チャン・ドゥチルの起こした詐欺事件の見せた後、一方で詐欺師を行うファン・ジソンは登場します。

このジソンの様子は、映画全体のストーリー展開を予想させる姿に満ちています。

悪い詐欺師をダマしたものの、それがバレて下町の路地を追いかけられ、追い詰められるジソンのは、映画全体の大きな振りのようなものです。

詐欺師だけを狙う詐欺師として登場し、変装とダマしのテクニックにたけ、ずば抜けた様子を一気に見せます。

ここで物語の核となる、父親との関係を描く場面は、重要なので要注目です。

ジソンの父親も詐欺師なのですが、自分のような闇の世界に息子ジソンに来て欲しくない親心と、それをジソンは聞き流し、ダマして手にいれた2つの腕時計のやり取りは、ちょっとホロリとします。

ある種の息子の成長にぶりに、あえてダマされるフリをする父親。

その思いを刻んだ腕時計は、やがて永遠に止まった時刻を指しています。

ジソンはその腕時計を、詐欺師としての生涯のマスターピースとして、“ダマされるほうが愚か”という生き方を忘れない初心として、どのような時も貫き通します。

本作が単なる復讐映画ではなく、チャンウォン監督の語った「重苦しい現実を痛快にしてくれるエネルギーに満ちた映画」というのも、ココに顕著に観られことでしょう。

詐欺師をダマす詐欺師ジソンは、生きる力を持ったバイタリティー溢れる青年なのです。

これこそが韓国人特有の民族的な生きる力である恨(ハン)、そのものだと感じさせられました。

嫉妬や恨み、悲しみ、怒りなどの感情としての恨ではなく、自己のかくありたいと望む恨の姿です。

それを詐欺師同士という親子関係と、詐欺師からダマし獲ったニセモノとホンモノの2つの腕時計で見せた、チャンウォン監督の脚本と演出力は、素晴らしいものだと言えるでしょう。

イケメン俳優のヒョンビン

ヒョンビンは2014年に火本公開された『王の涙 –イ・サンの決断-』や、近作2018年『コンフィデンシャル/共助』などに出演した俳優。

圧倒的なカリスマ性で多くの作品でスクリーンを席巻するヒョンビンは、本作では詐欺師を演じています。

さまざまな人物に変装する見せ場も、チャンウォン監督の要望もあり、自ら本人が演じています。

詐欺師だけをダマす知能型詐欺師ジソンという、キャラクターの人物像に魅力を感じ、出演を決心したというヒョンビン。

特殊メイクによる外見の変身はもちろん、声や行動にまでこだわったヒョンビンの演技力で、映画全体のクオリティとモチベーションに情熱を注ぎ、ジソンというキャラクターに愛情を感じさせてくれます。

まとめ


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本作品『スウィンダラーズ』は、ヒョンビンのほかにも、魅力的なキャストが多数出演しています。

個人的には、共演する韓国の名バイプレイヤーのコ・ソクトンはお気に入りですし、スタイル抜群でカワイイ女優ナナについても語りたいところですが、本日はこのあたりにしておきましょう。

観客のあなたが、どこでダマされ、どうしてそうなったのか?何度も繰り返して観たくなる愉快・痛快映画、それが『スウィンダラーズ』です。

チャン・チャンウォン監督の長編デビュー作の『スウィンダラーズ』、7月7日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー!

ヒョンビン演じる詐欺師ジソンにダマされる爽快感を、ぜひ、劇場で味わってください!

お見逃しなく!!

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