既にアメリカで6月に公開され、日本でも2018年8月1日(水)に公開されているピクサー・アニメーションの新作映画『インクレディブル・ファミリー』。
2004年に公開された『Mr.インクレディブル』の続編として製作されました。
今回は、家事!育児!世界の危機!をキャッチコピーに、前作から続くアンダーマイナーとの戦いから幕を開ける!
CONTENTS
映画『インクレディブル・ファミリー』の作品情報
【公開】
2018年8月1日(アメリカ映画)
【原題】
Incredibles2
【監督】
ブラッド・バード
【声の出演】
ホリー・ハンター、クレイグ・T・ネルソン、サラ・ヴォーウェル、サミュエル・L・ジャクソン、ブラッド・バード、ジョナサン・バンクス、ボブ・オデンカーク、キャサリン・キーナー、ソフィア・ブッシュ、イザベラ・ロッセリーニ、ジョン・ラッツェンバーガー
【作品概要】
映画『イックレディブル・ファミリー』は、2004年に公開された『Mr.インクレディブル』の続編として製作されたピクサー・アニメーションによる映画。
前作のラストシーンからスタートし、今回はMr.インクレディブルの妻イラスティガールが主役となる物語。監督は前作同様ブラッド・バード、日本語吹替えは黒木瞳、三浦友和、綾瀬はるかが務めています。
ブラッド・バード監督のプロフィール
関連映像:『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)
ブラッド・バードは、1957年にアメリカ合衆国モンタナ州生まれの監督・脚本家として幅広く活躍しているアニメーション作家。
1989年に就職したクラスキー・シスポではテレビアニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』(1989)の製作に関わり、長編アニメーション映画『アイアン・ジャイアント』の監督を務めるのを機にワーナーブラザーズに移籍しました。
また、『Mr.インクレディブル』(2004)や『レミーのおいしいレストラン』(2007)でアカデミー賞を受賞したことでも知られています。
ブラッド・バードが影響を受けた監督には、日本のアニメを代表する監督、宮崎駿の名前があがっており、彼が宮崎監督作品の大ファンであることも有名で、特に『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)がお気に入りの作品となっているようです。
ブラッド・バード本人によると、自身が監督を務めた『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)は、少なからず『カリオストロの城』の影響を受けていると語っていました。
映画『インクレディブル・ファミリー』主要キャラ
イラスティガール:ヘレン・パー/ホリー・ハンター
イラスティガールは、Mr.インクレディブルの妻でありスーパーヒロイン。
現役を引退してからは、大きめヒップが悩みとともに、反抗期の子供に手を焼かせられることもあります。
結婚前後では着用している衣装が違うため、現役時代はイラスティガールと呼ばれていましたが、現在はインクレディブル夫人と呼ばれることもあります。
イラスティガールの声を担当しているのは、『ピアノ・レッスン』(1993)でアカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞、カンヌ国際映画祭女優賞の3冠を受賞し、同年『ザ・ファーム法律事務所』(1993)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたベテラン女優のホリー・ハンター。
ホリー・ハンターは2008年、これまでの功績が称えられハリウッドの殿堂ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれました。
Mr.インクレディブル:ボブ・パー/クレイグ・T・ネルソン
Mr.インクレディブルは、世界を守るヒーローでしたが、ある出来事がきっかけとなり、ヒーローに対する風当たりが強くなった15年前、全てのヒーローの引退と共にインクレディブルも普通の生活を送っています。
妻イラスティガールは普通の生活に順応していったものの、インクレディブルや子供たちはストレスを抱えていました。
そんな時、ミラージュという謎の女性から「あなたの力が必要だ」というメッセージを貰い、スーパーヒーローとして復活を遂げました。
Mr.インクレディブルの声は、映画『ポルター・ガイスト』(1982)シリーズや『トム・クルーズ/栄光の彼方に 』(1983)を初めとする、数多くの著名な作品に出演しているクレイグ・T・ネルソンが務めています。
ヴァイオレット・パー/サラ・ヴォーウェル
ヴァイオレット・パーは、自分を透明化したりバリアーを貼る特殊能力を持っている、Mr.インクレディブルとイラスティガールの長女。
初めは自分の能力にコンプレックスを感じていましたが、自信を持つと同時に髪型を変えるなど変貌を遂げています。
ヴァイオレットの声は、『Mr.インクレディブル』に引き続きサラ・ヴォーウェルが演じました。
前作から14年、大人になったヴァイオレットとともに、成長したサラ・ヴォーウェルの声の変化にも注目です。
映画『インクレディブル・ファミリー』日本語吹替声優紹介
今回『Mr.インクレディブル・ファミリー』の日本語吹替を担当しているのは、前作に引継ぎ黒木瞳、三浦友和、綾瀬はるか、高田延彦が担当すつことが決定しています。
14年経ったとは言え、いつまでも若々しい面々での連投に、期待する声も高まっていることでしょう。
映画『インクレディブル・ファミリー』のあらすじ
前作から続くアンダーマイナーとの戦いからスタートする本作の予告では、Mr.インクレディブルではなく妻のイラスティガールが犯罪と戦います。
夫のインクレディブルは育児を担当することになるのですが、目からビームや電気、炎まで出すジャック=ジャック=ポーに、インクレディブルは子守りに苦戦を強いられることに…。
しかし、家族はまだジック=ジャック=ポーの能力にも気づいていなかった!!
さらには、妻イラスティガールを狙う新たな敵”スクリーンスレイヴァー”の登場に、インクレディブルファミリーは家族総出で立ち向かわなくてはならなくなったのです。
映画『インクレディブル・ファミリー』の感想と評価
映画『Mr.インクレディブル』そして最新作映画『インクレディブル・ファミリー』の魅力は、彼らが完璧ではないヒーローだということです。
『Mr.インクレディブル』では、ミッションを軽々クリアしたインクレディブルが、悪の罠にハマってしまったり、夫の浮気を怪しんだ妻ヘレン(イラスティガール)が、ヴァイオレットとダッシュにジャックを預けて夫を探しに行ったりと、ヒーローなのに普通であることが人気のひとつ。
だからこそ、期待していなかったけど観たら本当に面白かった!と、身近に感じるヒーローということもウケている理由なのだと思います。
前作では、シンドローム撃退後に平凡な生活を送っていたインクレディブル一家の前に、アンダーマイナーを名乗る新たなヴィランが出現。
一家がヒーロースーツを身に纏い、いざ戦いというところで幕を閉じてから早14年。最新作はまさにそこからのスタートということで、公開を前にファンも喜びを隠せないことでしょう。
映画『インクレディブル・ファミリー』の公開は、2018年8月1日(水)。夏休みシーズンということもあり、お子様連れの方も多いと思いますが、今回はファミリーということで、ぜひご家族皆さまで楽しんでいただけれればと思います。
まとめ
赤のコスチュームに黒マスクが特徴のインクレディブルファミリーですが、本作ではインクレディブルが子守、イラスティガールが敵と戦うヒーローとなっています。
予告ではジャックが能力で父ロバート(インクレディブル)をてんてこ舞いさせているので、ヒーローとは違う一面のインクレディブルパパもご堪能くださいね。