新作『ザ・コンサルタント』の予想以上満足度から、”シリーズ化を望む待望の声”や、まるで”海外ドラマの第1話を観たような20話分の価値”があると言った喩えが挙がるほど、観客の反応は高い今作。
主演ペン・アフレックファンならずとも期待度の高く、これまで彼をちょっと苦手だと思っていた映画ファンも、ペンの王子様ぶりに新たなファン層を広げている。
今回はギャビン・オコナー監督の渾身の新作『ザ・コンサルタント』をご紹介します!
CONTENTS
映画『ザ・コンサルタント』の作品情報
【公開】
2017年(アメリカ映画)
【監督】
ギャビン・オコナー
【キャスト】
ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J・K・シモンズ、ジョン・バーン、ジョン・リスゴー、シンシア・アダイ=ロビンソンメ、ジェフリー・タンバー、ジーン・スマート
【作品概要】
「アルゴ」のベン・アフレックが、凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士を演じたサスペンスアクション。
「マイレージ、マイライフ」のアナ・ケンドリック、「セッション」のJ・K・シモンズらが出演。
監督は「ウォーリアー」「ジェーン」などを手がけたギャビン・オコナー。
映画『ザ・コンサルタント』のあらすじとネタバレ
ニューハンプシャー州にある、ハンディキャップのある児童を入所させる養護施設。そこに軍人の父親と小学校教師の母親が2人の息子を連れて見学相談に訪れました。
執拗なまでにジグソーパズルこだわる少年は、「ソロモン・グランディ 月曜日に生まれ 火曜日に洗礼を受け 水曜日に結婚して 木曜日に病気になって 金曜日に病気が悪くなり 土曜日に死んだ 日曜日には埋められて ソロモン・グランディは一巻の終わり…」とつぶやきます。
そんな長男の将来に不安をつのらせる母親に、養護施設長は夏休みの間施設で預かることを提案しましが、父親は自分の手で育てるといい、家族を連れてその場を後にします。
やがて、大人になった長男クリスチャン・ウルフは、公認会計士としてシカゴ近郊の田舎町に「ZZZ事務所」を開いていました。
住まいは簡素。暮らしぶりは非常にシンプルです。日々、決まった時間に、独自の習慣をこなします。
ある日、農家を営む高齢者夫婦が税金対策の相談に来ました。クリスチャンは、お客さんを前にしても愛想笑ひとつしないクールさ。しかし画期的なアイデアで夫婦の悩みを解決し信頼を得ます。
一方アメリカ政府の財務省の一室では、局長レイモンド・キングがメリーベス・メディナ分析官を呼び出して何枚かの写真を見せます。
そこに写っていたのは、世界各国の犯罪組織の大物人物たち。だが問題なのはその大物たちではなく、常にその周囲で写り込んでいたクリスチャンらしい人物の後ろ姿でした。
レイモンド局長は、メリーベス分析官の過去の少年院入りした犯罪歴に目を付け、世間に公表されたくなければ直属の部下として働くことを強要します。
写真の男、裏社会の会計コンサルタントの正体を突き止めろと命令をするのです。
かつて、クリスチャンは刑務所に収監されていた過去がありました。その時、会計士のフランシス・シルバーバークに気に入られていつも一緒に行動していました。
老いたフランシスはクリスチャンを可愛がり、2年の歳月をかけて裏社会の金の流れと、「人間らしい」行動の仕方について叩きこみ、フランシスの後釜として顧客を紹介したのでした。
そう、クリスチャンは裏社会に通じた会計士。自宅の他に、すぐに移動できるよう、トレーラーを持っていました。トレーラーの中には、現金、武器、有名な絵画などがあり、1人で暮らす十分、かつ豪華な設備が整っていました。
そして、クリスチャンの唯一の仲間、電話で全てを采配してくれる有能な”影のマネージャー”とも呼ぶべき女性の存在がいました。
彼女はメリーベス分析官がネット上で、クリスチャンを検索していることを察知すると、しばらくは一般人を相手にビジネスするよう指示し、大手電子メーカー”リビング・ロボ社”の仕事を紹介します。
リビング・ロボ社の経理のテイナ・カミングスが、帳簿の不正に気づいたことで、クリスチャンに調査依頼が回ってきたのです。
クリスチャンは、ティナの協力を断り、リビング・ロボ社の過去15年分の帳簿をたった一晩で調べ上げます。
翌朝、出社したテイナ。架空会社への送金を割り出したクリスチャンに驚愕します。不正の事実に一歩近づいたことで、ぎこちなかった2人の関係は急接近します。
同じ日の深夜。”リビング・ロボ社”の財務責任者が、ブラクストン一味に自殺を強要されるのでした…。
映画『ザ・コンサルタント』の感想と評価
この作品を深く楽しむポイントは、大きく3つ挙げられます。
「1.監督とキャストの信頼関係」
「2.クリスチャン・ウルフの持つキャラクターの魅力」
「3.格闘技(プンチャック・シラット)などのアクション」。
1.監督とキャストの信頼関係
監督と製作総指揮を務めるギャビン・オコナーは、主役クリスチャン・ウルフを演じたペン・アフレックの以前の出演作や、製作者としてのストーリーテリングについて好意を持っていました。
ペンの俳優としての実績は、世界的にも認められていて、『ハリウッドランド』(2006)では、ヴェネツィア国際映画祭男優賞とハリウッド映画祭助演男優賞を受賞。
また、ペンが監督と製作兼任した『アルゴ』(2012)では、米国アカデミー作品賞受賞、ゴールデングローブ監督賞受賞、英国アカデミー監督賞受賞などの実力揃い。
ギャビン監督は、「彼(ベン)なりにキャラクターの解釈あることもわかっていた。そこにはスペクトラム、つまり幅がある。このキャラクターをどう落ち着かせるか、(中略)私たちが同じ映画を目指していることを確認するための、とても実りが多いやりとりだったね」と述べ、彼と共に、クリスチャンという人物造形を行なったのです。
また、ペンは、ギャビン監督について、「彼がリーダーで、彼は僕らをどこか良い場所に導いてくれる。でも、同時に自分の意見も聞いてもらえるんだ。そういったことが感じられるのは、僕の経験では珍しいことだ。役者が間違いを恐れずトライできる安全な環境を作りたいと思っている人と仕事をするのはね」と述べています。
この作品に登場する多くの人物たちが、2面性という造形を持っていたことも、ギャビン監督がペンをはじめ、出演をするキャストたちと共に人物を作り上げていったことで、さらに深みを増していた結果なのではないでしょうか。
さらに、ギャビン監督は、『セッション』を映画館で見た直後、J・K・シモンズにオファーと連絡を取り、2日後には会い役のオファーしたそうです。
他にもブラクストン役はジョン・バーンサルが唯一無二の選択。メリーペス役のシンシア・アダイ=ロビンソンには100人の若手女優にオーディションで会い、シンシアに即決をしたそうだ。
ギャビン監督は、俳優との仕事を「映画製作をチームスポーツ」と語り、キャストたちと常に会話を行ない、「推し進めたり、チャレンジしたり、シーンを改良したり、キャラクターを深くしたり」と、この映画の俳優たち全員とした語っています。
2.クリスチャン・ウルフの持つキャラクターの魅力
ペン・アフレックが演じた、クリスチャン・ウルフというキャラクターは高機能自閉症であると自ら、想いを寄せている女性テイナに告げます。
クリスチャンのような高機能自閉症は、他人と社会的関係を図ることが困難であったり、限定的や反復的な行為に強い興味や言語発達の遅れが見られる人のことを指しています。
誤解の無いように補足をすると、知的発達の遅れを伴わないとされる障がいある人です。
この作品の中では、アメリカの68人に1人が高機能自閉症だという台詞も2度印象的に使われ、他にも健常者が作ったテストや価値観についてもそれが正しいのか疑問を呈しています。
物語の中でクリスチャンの高機能自閉症ゆえに見せる行動は、誰もが思わず笑ってしまうことでしょう。それは彼を差別したものではなく、愛らしいと感じた中で起きるように思いました。
例えば、対人コミュニケーションの不具合としては、テイナとクリスチャンの野外ランチのギコチがない会話、農家夫婦のサイドビジネスに興味を示さ無いこと、夫婦の危機的状況に感情を共有していないのもそのような特徴。
また、クリスチャンの会計事務所にいた受付女性が、娘とのランチの誘いも仲間に興味がないように見せていました。
クリスチャンの視線を合わせないことについては、身振りや顔の表情など、弟との壮大な兄弟喧嘩後のやり取りもかなり微笑ましい笑いが場内で漏れましたね。
クリスチャンの限定的な反復行動は、視覚的な面白さが映像的に目に見えていた箇所も幾つもありました。
一番に挙げられる常動的で反復的な運動は、フラッシュ・ライトと激しいロックの鳴り響く中で、自らの脛を鍛える場面。スクリーンから目をそらした方も多かったのでは無いですか。
あれは、高機能自閉症の感覚刺激に対する過敏さ、または鈍感さという、環境での感覚的並はずれた興味を見せたシーンでもありました。
逆に反復運動の農場での射撃シューティングの的に使用する、メロンに描かれた顔のイラストの固執。あれは幼い頃から他人の表情が読めないら特性の訓練が習慣化したものでしょう。
習慣への頑な拘りは、クローゼットの同一の服装しか持っていないことや肩掛けバックの所持などがあり、引き出しの中に並べられたフォークなどのカトラリーも印象的ですし、目玉焼き(メロンの顔と同じ)の食事のルーティーン・ワークの仕草も見られます。
さらに、ある点について説明しておきたいのですが、映画宣伝キャッチ・コピーで使用されていた、”世界一の殺し屋”や”クリスチャンの本当の謎”などは、ドラマの中に存在しないと感じています。
クリスチャンは高機能自閉症であり、対象への強い愛着とそれに没頭することや、過度に限定する固執した興味に真っ直ぐであること、また、最後まで達成することのみに興味がある姿が描かれているのです。
彼の目の前に壁のように阻止する者が現れたら、”単に消去する”。極めてシンプルなのではなのではしょうか。そこがこれまでのスーパーヒーローには無い魅力だと感じます。
クリスチャンを演じたペンは、スーパーヒーローの要素について、「僕らは異なることは間違いだと感じられるように作られている。子供から大人になるにつれ、そういったことは堪えていく。だけど、そういった問題を克服するやり方にヒロイズムがある」と述べています。
つまり、誰かと違ったことが特別なヒーローではなく、問題を克服しようとする誰もが持つ似通った要素こそが主人公を演じる起点に置いているのです。
ここでクリスチャン・ウルフが執着していた絵画とパズルの写真についても触れておきます。
彼が何よりも大切にしていた絵画、そして物語の終盤で愛しいテイナに贈った絵画の作者はジャクソン・ポロック。
ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock:1912年1月28日〜1956年8月11日)20世紀のアメリカでは最高峰の画家の1人に挙げられ、抽象表現主義(ニューヨーク派)の代表的な画家。
彼の画法はそれまでのパブロ・ピカソたちとは全く異なったアクション・ペインティングと呼ばれて、キャンバスに絵筆を着けずに描いたそれまでにはないアート作品。
1950年頃からポロックの先駆者的な実力があって、アートの中心地はパリではなくニューヨークに押し上げたのです。
彼については、「画家ジャクソン・ポロックの伝記(Jackson Pollock: An American Saga)」が出版され、ピューリッツァー賞の伝記部門受賞、映画化もされています。
ぜひ、クリスチャンがテイナに贈った絵画がどのようなものか知りたい方は、こちらもご覧いただきたい作品です。
『ポロック 2人だけのアトリエ』(2000)
この作品では、俳優のエド・ハリスが、監督兼プロデューサーを務め、主人公ポロック役を務めています。ポロックの妻を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンは、この作品で米国アカデミー助演女優賞を受賞。
20代の頃からジャクソン・ポロックはアルコール依存症を患っており、心療科で治療を受けていました。当時、彼の主治医であったった精神科医のジョセフ・L・ヘンダーソンは、「幼児期における情緒的な欠損からかなりの孤立に悩んでいた」と述べています。
ポロックもまた、クリスチャンと似通った点があることは言うまでもありませんね。
もう1つ、クリスチャンが幼い頃に遊んでいたパズルに写っていた黒人ボクサーは誰なのか。言わずもがなとは思いますが、プロボクサーのモハメド・アリ。
モハメド・アリ(Muhammad Ali:1942年1月17日〜2016年6月3日)アメリカのケンタッキー州出身のプロボクサー。アフリカ系アメリカ人ですが、イングランドとアイルランドの血をも引いた元WBA・WBC統一世界ヘビー級チャンピオン。
マイケル・マン監督が、ウィル・スミス主演で伝説的なアリの半生を描いた映画もあるので、ご鑑賞してはいかがでしょうか。
『ALI アリ』(2001)
プロボクサーのモハメド・アリを演じたウィル・スミスは今作でアカデミー主演男優賞、ジョン・ヴォイトは助演男優賞にノミネートされています。
また、アリは、イスラム教改宗前の名前はカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニア。したのをきっかけに、リングネームをカシアス・クレイからモハメド・アリに改めたことも有名な話ですね。
1960年ローマオリンピックボクシングライトヘビー級で金メダルを獲得というボクサーとしての闘いだけではなく、マルコムXと出会いから思想に共鳴を受けて、1964年にネーション・オブ・イスラムへの加入イスラム教にも改宗。
その後もベトナム戦争への徴兵拒否でアメリカ政府と長期にわたって争い、引退後には現役ボクサー時代に受けた頭部へのダメージが原因とされたパーキンソン病で闘病生活を送っていました。
この辺りの伏線は、もしかすると今後のクリスチャン・ウルフのキャラクターの魅力的なポイントになるのかもしれません。今後の繋がりが楽しみですね。
3.格闘技(プンチャック・シラット)などのアクション
ペン・アフレックは、今回の特別なものの1つに、プンチャック・シラットの独特なファイトを明確に学んだことを大きなチャレンジだったと述べています。
キャビン監督はスタント・コーディネーターのサム・ハーグレイブとフェルナンド・チェンと、様々なマーシャルアーツを検討した結果しました。
そこでハーグレイブたちは、あまり知られていないインドネシアの格闘技を提案すると、ギャビン監督は即決でそれがいいと判断したようです。
すでにペンは『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』に出演していた為、戦う体型になっていたことは、指導を行ったチェンも認めていました。
しかし、クリスチャンというキャラクターに必要なのは、バットマンのような大きな体格と筋肉だけではなく、素早く非常に直線的に、それでいて瞬発的に動くしなやかさだとマーシャルアーツ用の体型に調整していったそうです。
それについて、ペンは、「全てがまとまり、きちんと出来た時は、美しく優雅でさえあったんだ。例え残酷なシーンであっても」とスタッフと一緒に学べたことに喜びを感じていたようです。
クリスチャンの敵を倒していく戦闘場面を見ると、まるでダンスのようにキレがあ、り美しいことは一目瞭然なのも見どころですね。
また、プンチャック・シラットについて解説をすると、シラットは元々は口伝で継承されてきたようで、詳細な起源は明確には分かっていないそうですが、6世紀には格闘技としての存在を確認できるそうです。
インドネシアでは、地域によって500以上もの流派があり、技術的にかなりの違いがるそうですが、「イルム・パディ(稲穂の教え)」という根源に思想があり、鍛練を積むことで礼節や他人への思いやり、心豊かすることを身に付ける理想を重んる格闘技。
5つの誓いがあり、「1.崇高な精神と品格を備える」「2.同胞を尊敬、友愛と平和を守る」「3.常に前向きな考えと行動、創造性と力強さ維持する」「4.真実、公正、正義を守り、試練や誘惑に立ち向かう」「5.常に自身の言動に責任を取る」があるそうです。
クリスチャンの父親が、いかに高機能自閉症である息子を軍人であった自己流の教えを持って愛していたかが分かる、設定のマーシャルアーツではないでしょうか。
そんな点にも注目をして置きたいですね。
このインドネシアの西ジャワ地域にあるプンチャック・シラットは、欧米各国でも人気があるようで、ハリウッド映画もその点には抜け目はありません。
例えば、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、シラットの名手たちが、ギャングのカンジクラブ役で登場。他にもギャレス・エヴァンス監督で、イコ・ウワイス主演によるシラットの格闘技アクション映画も注目を集めています。
『ザ・レイド』(2011)
この作品は、麻薬王が支配する高層ビルディングを舞台に、強制捜査に入ったSWAT部隊と迎え撃つギャングたちの戦いを描いた作品です。格闘技好きな方には、参考までに観てみることをお薦めします。
このように、ギャビン監督のチームは一丸となって、『ザ・コンサルタント』の世界観を見事に構築していることは、どのような点にも伺えますね。
まとめ
ギャビン・オコナー監督の『ザ・コンサルタント』は、巧みなまでに伏線が張り巡らせれた作品。最近の映画はどれもシネフィル的な伏線が多かったように思いますが、今作の特徴はキャラクターの背景や、物語を膨らませていく伏線が多く見られます。
誰かと一緒になって映画鑑賞をしたりする作品として、最高に楽しめること間違いなしです!
クリスチャン・ウルフが見つけた”リビング・ロボ社”の不正会計の「3」という数字に彼もこだわる理由は何か?
テイナ・カミングスの特技は”見つけること”。果たして彼女が見つけた”王子様であるクリスチャン”との今後の恋の行方は?
ブラクストンとクリスチャン兄弟の過去にあった別れとは一体どのような状況だったのか?今後の兄弟の交流は?
レイモンド・キングはこのまま引退するのでしょうか?まだ、真の狙いはどこかにありそうな気もします?
メリーベス・メディナの今後の活躍と、過去の麻薬組織への嫌悪について出来事は?
ニューハンプシャー州にある養護施設に、新しくやって来た少年の”王子様”の行く末は?
本当にキャストとキャラクターの見事なマッチングに今後への期待は、挙げればきりがありませんね。
ギャビン監督!、『ザ・コンサルタント2』、『ザ・コンサルタント3』が、早く観たいです!
ぜひ!シリーズ製作して欲しいものです。
最後に、もう1つの謎のマザー・グースの唄は意味は?
Solomon Grundy,
Born on a Monday,
Christened on Tuesday,
Married on Wednesday,
Took ill on Thursday,
Grew worse on Friday,
Died on Saturday,
Buried on Sunday,
That was the tale,
Of Solomon Grundy.
ソロモン・グランディ
月曜日に生まれ
火曜日に洗礼を受け
水曜日に嫁をもらい
木曜日に病気になった
金曜日に病気が悪くなり
土曜日に死んだ
日曜日には埋められて
ソロモン・グランディは
一巻の終わり
ぜひ、皆さん、劇場で観ていただきたい、満足120%の映画です!劇場でごらんください!