Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アニメーション

Entry 2021/06/26
Update

バンドリ映画2021ネタバレ結末感想『BanG Dream! Episode of Roselia II』続編は進化した劇場向け映画に成る!

  • Writer :
  • 糸魚川悟

大迫力の演奏シーンが光る大人気メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」の劇場版作品第3弾!

アニメ、漫画、ゲームの世界観が繋がるだけでなく、現実の世界でも劇中バンドがライブを開催する一大メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」。

地上波音楽番組にも多数出演した実績を持つ劇中バンド「Roselia」を題材とした劇場版映画『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』(2021)は、音楽界での成功のため迷いながら大切な物を見つけていく少女たちの物語が魅力的に描かれていました。

今回は、そんな前作から続く「Roselia」の物語の完結作となる『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』(2021)をネタバレあらすじを含めご紹介させていただきます。

アニメ映画『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』の作品情報


(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)bushiroad All Rights Reserved.

【公開】
2021年(日本映画)

【監督】
三村厚史

【脚本】
柿本広大

【キャスト】
相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音

【作品概要】
全世界で2000万人のユーザ数を記録するスマホゲームなど、多岐に渡る作品で人気を誇るメディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」の登場バンド「Roselia」に焦点を当てた劇場版第2作。

本作には「Roselia」のメンバーだけでなく、美竹蘭を演じる佐倉綾音や宇田川巴を演じる日笠陽子など「BanG Dream!」を支える声優陣が多数出演しました。

映画『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』のあらすじとネタバレ


(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)bushiroad All Rights Reserved.

「FUTURE WORLD FES.」への出演権をかけたコンテストの日が迫り、「Roselia」の「湊友希那」は当日演奏する曲の選別に難航していました。

「FUTURE WORLD FES.」に出演することが出来ずに音楽の道を諦めた父が友希那に託した「LOUDER」と、友希那の親友でありRoseliaのベーシスト「今井リサ」が作曲した「約束」は必須としながらも、最後の曲を決めあぐね徹夜を繰り返す日々を送る友希那。

一方でリサは「約束」の作曲後、場の空気を読み自身の意見を主張することをしなかった過去とは異なりRoseliaのために積極的に自身の意見を述べるようになり、友希那とギタリストの「氷川紗夜」はその変化を頼もしく感じていました。

音楽以外の体験も想像力の糧になることを知った友希那と紗夜も、Roseliaを結成する前には考えもしなかった友人たちとのアクティビティに積極的に参加。

リサの変化や紗夜の「約束が私たちを強くする」と言う言葉に感化されたキーボードの「白金燐子」はバンドの練習にのめり込むようになり、1人で新曲「”UNIONS” Road」を完成させます。

コンテストまで1週間を切った練習日、燐子の親友でありドラマーの「宇田川あこ」の後押しによって「”UNIONS” Road」がコンテストの曲に正式に採用され、5人は短い期間での追い込みを始めました。

しかし、自分以外のメンバーの活躍を目にしコンテストの勝ち上がりを確信するにつれて、あこは「FUTURE WORLD FES.」への出演のために結成されたRoseliaがその目的を果たした後、バンドとしての存在意義があるのかを不安に感じ始めます。

あこは自身の悩みを姉であり「Afterglow」のドラマーである「宇田川巴」に相談すると、バンドや自分自身の「役目」を見つけるようにと諭されます。

コンテストの前日、悩みをメンバーに打ち明けたあこは、リサや友希那も「フェスの先」がどこに続いているかは分かっていませんでしたが、Roseliaとして結束した5人のまま歩み続けたい気持ちを持っていることを知ります。

「SWEET MUSIC SHOWER」での失敗時、あこが誰よりも先にRoseliaの抱える問題を見抜いたことを話す友希那によってあこは自身の「役目」がRoseliaを引っ張っていくことであると確信し奮起しました。

コンテスト当日、迷いを吹っ切ったRoseliaの演奏は冴え渡り、コンテストの順位を1位で通過し「FUTURE WORLD FES.」への出演が決定します。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』のネタバレ・結末の記載がございます。『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)bushiroad All Rights Reserved.

「FUTURE WORLD FES.」での演奏のため新曲の作詞に取り掛かる友希那でしたが、詩に手応えを感じることが出来ずにいました。

他者の力を借りることを覚えた友希那は、かつてRoseliaをライバル視していた「Afterglow」のボーカリスト「美竹蘭」に助言を求めます。

どんな道だとしても自身の「選択」に自身を持つことを諭された友希那は新曲の悩みをメンバーに相談。

紗夜は一方的に複雑な想いを抱えていた妹の「氷川日菜」が「FUTURE WORLD FES.」への参加の決定を誰よりも喜んでくれたことから、過去に妹への反発心と言う後ろ向きな理由からギターを始めた「選択」が今に繋がっていることを話します。

リサとあこは友希那とバンドを組む「選択」を貫いたこと、そして燐子は自分たち5人がいるからこそ「Roselia」なのだと力説します。

歌に対する後暗い気持ちこそ無くなったものの自分には歌しかないと考えていた友希那は自身の「選択」に改めて自信を持ち、Roseliaの未来を歌詞にした「Song I am.」を完成させました。

「FUTURE WORLD FES.」が始まりRoseliaの出演時間が迫る中、友希那は4人に父から受け継いだ楽曲「LOUDER」を今回を最後に2度と演奏しないことを了承して欲しいと提案。

Roseliaの骨子となる楽曲である一方で「FUTURE WORLD FES.」を目的としていた「LOUDER」を未来のために置いていく決断を4人は了承し、演奏へと挑みます。

想いを1つにしたRoseliaの演奏は観客を熱狂させ、彼女たちの演奏史上最高の盛り上がりを見せました。

演奏を終えた5人は舞台裏で演奏の成功の喜びを分かち合い、友希那は「ミュージシャン」としての一歩を踏み出せたと感謝を述べます。

舞台裏には演奏を見に来ていた「Afterglow」のメンバーや日菜が駆けつけ、紗夜とあこと燐子は応援に来てくれた面々のもとへと向かいました。

その様子を見つめる友希那とリサの前に友希那の父が現れ、迷いのない演奏を高く評価します。

友希那は父に感謝を述べると同時に「LOUDER」を今日限りで演奏をしないことを告げます。

友希那の父は笑顔を浮かべるとリサに「友希那と一緒に音楽の道を歩んでくれてありがとう」と言うとRoseliaの更なる飛躍を期待し舞台裏から去って行きました。

あこたちに呼ばれた友希那は「Roselia」の新たな一歩がここから始まると言いました。

映画『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』の感想と評価


(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)bushiroad All Rights Reserved.

前作を凌ぐ劇場映え「ライブ映画」

本作は劇中バンド「Roselia」の物語の一区切りとなる作品であり、彼女たちの悲願である音楽フェス「FUTURE WORLD FES.」を中心とした物語が展開していきます。

それゆえに前作に比べ演奏シーンが多く、前作よりもさらに劇場の大音響が活かされた劇場で観るべき作品に仕上がっていました。

そして本作は「音」だけでなく「バンド」を主軸に置いたプロジェクトならではの「演奏とのシンクロ」を意識したアニメーションにも大注目であり、アニメではなかなか表現の難しい劇中の登場人物が実際に演奏しているようなリアルな身体の動きが再現されています。

フェスの演出やカメラワークも「ライブ」への強いこだわりを感じ、「バンド好き」が目と耳の両方で充分に楽しめる作品でした。

前作から続く「Roselia」の物語


(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)bushiroad All Rights Reserved.

本作の物語は前作『BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』から地続きで繋がっています。

前作では「バンドの結成」「演奏の失敗」「バンドとしての再起」がドラマチックに描かれ、登場人物の数人が精神的に大きな成長を遂げました。

本作はその流れを組んでいるため、前作で迷いを捨てた湊友希那や今井リサが支柱となり、新たに迷い始める白金燐子や宇田川あこをしっかりと支えながら物語が進んでいきます。

「前作での成長は何だったのか」と言う続編映画にありがちなモヤモヤとは無縁の、登場人物の成長を噛み締めることができる続編かつ完結作にふさわしい物語展開を見せてくれる作品です。

まとめ


(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)bushiroad All Rights Reserved.

2021年8月には「BanG Dream!」の登場バンドが勢揃いするアニメーションライブ映画第2弾『BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage』(2021)が公開され、2022年1月には「Poppin’Party」を主軸とした『BanG Dream! ぽっぴん’どりーむ!』(2022)が公開予定の映画界としても大注目の「BanG Dream!」シリーズ。

音楽を題材に成長と挫折、そして未来への希望を詰めた青春物語が展開される「BanG Dream!」は大迫力の音響が楽しめる映画と言う媒体でも更なる飛躍を見せてくれること間違いありません。

そんな「BanG Dream!」映画の最新作『BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.』は劇場で絶賛公開中。

「Roselia」の奏でる音楽と彼女たちの物語をぜひ劇場でご覧になってください。




関連記事

アニメーション

映画『インクレディブル・ファミリー』あらすじとキャスト。吹き替え版の声優は

既にアメリカで6月に公開され、日本でも2018年8月1日(水)に公開されているピクサー・アニメーションの新作映画『インクレディブル・ファミリー』。 2004年に公開された『Mr.インクレディブル』の続 …

アニメーション

映画『風立ちぬ』あらすじネタバレとラスト結末考察。宮崎駿の堀辰雄同名小説の由来を含む自伝的ラブストーリー

自身の漫画作品を原作とした宮崎駿監督の『風立ちぬ』。 本作は2013年7月20日に公開され、およそ2ヶ月で国内興行収入100億円、観客動員数800万人を突破するほどの大ヒットを記録したアニメ作品です。 …

アニメーション

映画『海獣の子供』感想評価とネタバレ解説。渡辺歩監督の「海・波・水の触覚」は大胆で圧倒的な表現!

アニメ映画『海獣の子供』は、2019年6月7日(金)より全国ロードショー 一番大切な約束は言葉では交わせない。 漫画家・五十嵐大介の世界観をそのままにアニメーション映画化。 『鉄コン筋クリート』(20 …

アニメーション

【ネタバレ解説】映画チェンソーマン |レゼの最後は“死亡せず生きてる”?復活/再登場理由の先にある原作漫画の《機械仕掛けの神殺し》展開

レゼたち武器人間の正体は、“機械仕掛けの神殺し”? 『ルックバック』の藤本タツキによる大人気漫画を、テレビアニメ化に続き劇場版アニメーション化した映画『チェンソーマン レゼ篇』。 年上の女性・マキマに …

アニメーション

バンドリ映画2022ネタバレ|BanG Dream! ぽっぴん’どりーむ!あらすじ感想とラスト結末の解説。1年の開始を彩る音楽アニメーションの最高峰!

2022年元旦作品は大人気メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」の劇場版作品第5弾! メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」は現実世界でライブを行うだけでなく、アニメや …

『還り花』
Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学