「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」審査員特別賞授賞作品。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」にて審査員特別賞を受賞した韓国映画『赤い原罪』(現題:ORIGINAL SIN)。
映画『赤い原罪』が2021年10月から東京・ユーロスペースほかにて劇場公開されることが決定しました。
解禁された予告編や場面写真とともに、本作の見どころについてお伝えします。
映画『赤い原罪』について
本作『赤い原罪』の監督ムン・シングは神学を10年ほど学び牧師の資格を持ち、キリスト教会に務めていたという異色の映画監督。
演劇界でも活躍し、過去に上梓した作品はテーマ・表現性において韓国国内で物議を醸しだしたことがあります。
本作では神を呪う貧しい父娘と神を信じる修道女の出会いとその後の事件を描いたムン・シング監督。
宗教の在り方を訴える本作は、韓国の宗教界に一石を投じ、公開とともに韓国で宗教論争を巻き起こしました。
神を信じるクリスチャンにとっては本作のテーマを決して看過することができず、テーマに真摯に向き合うことは自身の宗教心を確かめ見直すことにつながります。
単なる宗教映画にとどまらず、「生きる」という人間の根源的な想いを伝える力強い映画となっています。
出演は、『哭声/コクソン』(2016)をはじめ多くの韓国映画に出演しているペク・スンチョルが父親役のほか、修道女役をキム・サンオク、娘役をイ・ヒョンジュが演じました。
映画『赤い原罪』の作品情報
【日本公開】
2021年(韓国映画)
【原題】
ORIGINAL SIN
【監督】
ムン・シング(文信久)
【キャスト】
ペク・スンチョル、キム・サンオク、イ・ヒョンジュ
映画『赤い原罪』のあらすじ
とある漁村の教会を訪れる白髪の女性。
その教会に修道女として務めていた40年前の出来事が語られはじめます。
40年前、その村には極貧の身体の不自由な父親と癲癇持ちの娘が住んでいました。
他人に頼らず生きようとする父娘と手を差し伸べようとする修道女。
村と父娘の秘密と罪があらわになっていきます。
神を呪う父と神を追う娘、修道女が最後にとった選択は……。
まとめ
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019にて審査員特別賞を授賞し、長らく日本公開を待たれていた作品が満を持して劇場公開されます。
韓国で宗教論争を巻き起こした問題作をお見逃しなく。
映画『赤い原罪』は、2021年10月から東京・ユーロスペースほかにて劇場公開です。