映画『写真の女』予告編解禁!
第33回東京国際映画祭での上映イベントも実施。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭での“SKIPシティアワード”受賞をはじめとする世界の映画祭でのアワード15冠を果たし、さらに60以上の公式上映で話題を集める映画『写真の女』が、東京で初となるイベント【第33回東京国際映画祭】での公式上映を果たしました。
またこの度、映画『写真の女』の公開日が2021年1月30日(土)に決定し、渋谷ユーロスペース他全国で順次公開となります。
本記事では、第33回東京国際映画祭に登壇した串田壮史監督、さらに主演の永井秀樹、大滝樹のコメントと、解禁された予告編をご紹介します。
TIFFでの上映レポート
串田壮史監督、さらに主演の永井秀樹、大滝樹の3人が初めて揃って東京国際映画祭でのイベントを行いました。
SKIPシティアワード受賞での話題もあり、チケットは完売。
3人は観客と一緒に本編を鑑賞した後の興奮した様子でティーチインイベントに臨みました。
とても仲の良い様子の3人を見守る観客とのQ&Aなどもあり、終始笑顔の絶えないイベントとなりました。
串田壮史監督のコメント
「この映画は【男と女の出会いの奇跡】を描いた作品。
多くの映画祭で数々の受賞をする奇跡がおこり、この度東京国際映画祭でも上映に至る事になりました。主演のお二人は、脚本を書く前に、起承転結を考え、その段階でオファーしたいと思った。出演OKを頂き、そこから6か月間かけてお二人をイメージして本を書いたので、バッチリでしたね。(笑) チャップリンのサイレント映画のように言葉を使わなくても全世界の人が面白いと思ってくれる映画を作りたいと思い、本作を制作しました。劇場公開日が1月30日(土)に決定し、渋谷ユーロスペース他全国公開となります。もっともっと多くの方に観て頂きたいので、もし気に入っていただけたら、SNSなどで広めて頂けると嬉しいです。」
永井秀樹のコメント
「皆さんと一緒に観ていたんですが、何度目かの鑑賞だったのに、すごい面白かったです!僕は普段は舞台俳優なんですが、セリフがあまり得意ではないので、オファーを頂いた際に、セリフが無いという事に喜びましたね(笑)。
しかし、セリフが無い分、表現を作りすぎてしまう、という危機感もあったので、できる限り芝居は『普通』『やりすぎない』を意識しました。いつも、自分の出演作を第三者的には観ることが出来ない方なんですが、自分が出ているかどうかは関係なく、今日は普通に『面白いなぁ』と思って見入ってしまったくらいなので、ぜひこの映画をいろんな人に宣伝してほしいです。」
大滝樹のコメント
「とにかくキョウコという人は、『愛されたい』という承認欲求の強い人。愛されたいがために、狂ったようにエスカレートしてしまう。これはきっと、役者も同じような感じかと思っていて、今の世の中の核心を突いているするどい視点の映画だな、と思います。今日改めてこの映画を観てやっぱり面白くて。来年映画館でも公開しますが、1日でも長く、1回でも多く沢山の人に観て頂けるよう、、ぜひ皆さまよろしくお願いいたします。」
映画『写真の女』の予告編
このたび公開決定とともに、解禁された予告編は、30秒・60秒・100秒の3バージョン。
アップテンポなラテンミュージックをバックに、カメラのシャッタ-が幾度と切られ、主演・永井秀樹(ながいひでき)と大滝樹(おおたきいつき)の印象的なシーンが独特な効果音と共に次々と重なっていく映像に心を奪われます。
学生時代イギリスで、実験映像を専攻し学んでいた串田壮史監督らしく、まさに目を見張る予告編に仕上がっています。
映画『写真の女』の作品情報
【日本公開】
2021年(日本映画)
【監督・脚本】
串田壮史
【キャスト】
永井秀樹、大滝樹、猪股俊明、鯉沼トキ
映画『写真の女』のあらすじ
小さな写真館にひとり暮らす“写真レタッチャー(補正加工する人)”械は、ある夏の日、森の奥で不慮の転落で怪我をし、胸元に大きな“傷のある美しい女”キョウコと出会いました。
女性恐怖症の械は、馴れ馴れしく付いてくるキョウコに戸惑うも、行く当てが無く困る彼女を仕方無く一緒に住まわせる事に。
械はキョウコに頼まれ、画像処理によって傷のない美しい姿を生み出しました。その加工された自身の姿に魅了されるキョウコ。
しかしSNS上では、ただ美しいだけでは評価されず、皮肉にも、傷ついた醜い本当の姿をさらす事で沢山の人が興味を抱いてくれました。
「理想の自分」と「現実の自分」、彼女にとっては世界のすべてであったSNSの中で、二つの自分の溝に挟まり精神的混乱に陥ってしまったキョウコは、やがて、完全に自分の存在意義を喪失。
もはや、自分だけがキョウコを救うことができると感じた械は、まるで、メスに共食いされてしまうカマキリのオスの様に、“死を覚悟して”女を愛し、彼女のすべてを写真に収め続ける事を決意し…。
まとめ
世界50の映画祭が興奮の渦に巻き込まれ、15冠を達成した映画『写真の女』。
男は一瞬の悦びのために永遠の苦しみを差し出し、女は完璧な美しさを求めて偽りの自分に溺れる…男女の行く末をぜひ、劇場でご覧ください。
映画『写真の女』は、2021年1月30日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショーです。