史上初!田辺・弁慶映画祭5冠受賞作。
沖田修一監督・犬童一心監督・城定秀夫監督らの推薦コメントも到着。
2019年の映画祭シーズンを席巻した映画『おろかもの』。
映画『おろかもの』が、テアトル新宿では2020年11月20日〜12月10日、シネ・リーブル梅田では12月18日~24日に開催される「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて上映と決定しました。
また、本作の予告編・場面写真が解禁され、同時に沖田修一・犬童一心・城定秀夫監督等からの推薦コメントも到着となります。
CONTENTS
映画『おろかもの』について
映画『おろかもの』は、『横道世之介』の沖田修一監督や『愛がなんだ』の今泉力哉監督等、今の日本映画界を牽引する監督を輩出してきた若手映画監督の登竜門田辺・弁慶映画祭にてグランプリを含む史上初の最多5冠を受賞したほか、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019観客賞、ドイツ・ニッポンコネクション2020にも正式招待されるなど、他の映画祭でも多数受賞し、映画祭シーズンを席巻。
主人公は、高校生の洋子と、その兄の浮気相手・美沙。
衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の物腰の柔らかさと強かさ、そして彼女の中にある心の脆さを目の当たりにして、ある提案をします。
本作は、そんな2人の女性による、新感覚シスターフッド・ムービーです。
主演を務めるのは、田辺・弁慶映画祭でグランプリを受賞し高評価を得た『空(カラ)の味』や、『次は何に生まれましょうか』『アルム』などの笠松七海と、今泉力哉監督『退屈な日々にさようならを』等へ出演のほか、映画監督としても活躍する村田唯。
2人は本作の演技で田辺・弁慶映画祭や各映画祭で俳優賞を受賞、その熱演と魅力、コンビネーションを高く評価されました。
その他にもイワゴウサトシ(『カメラを止めるな!』『カランコエの花』)、猫目はち(『退屈な日々にさようならを』)、南久松真奈(『スペシャルアクターズ』)など、インディーズ映画界で活躍してきた俳優陣が集結し、各々に当て書きされた役柄で魅力溢れる最高のアンサンブルを織り成します。
監督は、『空(カラ)の味』で撮影を務めた芳賀俊、監督作品『ボーダー』が映文連アワードで準グランプリを受賞した鈴木祥が共同で長編初監督を務めました。
『田辺弁慶映画祭」とは?
田辺・弁慶映画祭は、2007年に第1回目を開催し、今年で第14回を迎える和歌山県田辺市で行われる映画祭。
若手映画監督を対象としたコンペティションを実施しており、全国から応募があった作品のうちから予備審査を通過した作品(入選作品)を映画祭において上映し、本審査を経て各賞が決定されます。
受賞作は「田辺・弁慶映画祭セレクション」としてテアトル新宿、シネ・リーブル梅田で公開。
過去のコンペティション部門入選・入賞監督がその後商業デビューを果たすなど、「若手監督の登竜門の映画祭」として全国的に知られるようになっています。
映画『おろかもの』の予告編
解禁された予告では、笠松演じる洋子が兄の浮気相手である村田演じる美沙に「結婚式、止めてみます?」と持ちかける場面からスタート。
ふたりの奇妙な友愛が垣間見える内容となっています。
著名人からの推薦コメント
また公開決定を受け、著名人からの推薦コメントも続々到着。
犬童一心監督は、「よくぞここまでという素晴らしさ。サスペンスフルな躍動する青春恋愛映画。」と絶賛。
沖田修一監督も「ちゃんと面白い映画です。それがどれだけ難しいことか。二人の監督のこれからが楽しみです。」と熱い賛辞を送っています。
沖田修一監督からのコメント
ちゃんと面白い映画です。それがどれだけ難しいことか。二人の監督のこれからが楽しみです。
犬童一心監督からのコメント
よくぞここまでという素晴らしさ。監督が、「ターミネーター2」の崇拝者だけのことはあるサスペンスフルな躍動する青春恋愛映画。アクション、ホラーを愛する人は信用できる。私は、「ダーティハリー」と「ドラキュラ」を参考に、「ジョゼと虎と魚たち」を撮りました。
村田唯さん、強力だった。
井口昇監督からのコメント
「おろかもの」は、決して愚かな映画ではない。むしろ崇高に美しい映画だ。
最低な駄目キャラ達が最高に愛しく見えるショットの数々。抱きしめたくなる女性映画です!
城定秀夫監督からのコメント
オーディオビジュアル関連の驚異的な技術力、どこにでも落ちているような物語をゾクゾクするバディムービーに展開させる脚本力、すべての女性を可愛く見せる演出力……こんなのを自主映画でやられた日には我々低予算商業映画組の立つ瀬などあったものではなく、もう歯ぎしりと共にひれ伏すしかありません。
Cinemarche映画ダイバー・西川ちょりからのコメント
普段、脳内に深く刻まれたお約束の“パターン”が見事に打ち砕かれていく。それは日常、私達が、いかに“それらしい物語”に毒されているかということであり、『おろかもの』はそうしたものから少しずつずれている。その自由さこそがこの作品の大きな魅力だ。
どの俳優もどのキャラクターも愛さずにはいられない、『おろかもの』とはそんな映画だ。
映画『おろかもの』のスタッフからのコメント
SKIPシティ映画祭授賞式後の芳賀俊監督(右)と鈴木祥監督(左)
芳賀俊監督からのコメント
当初の公開予定日から半年の延期を経て、漸く皆様に「おろかもの」をお届け出来る事をとても嬉しく思っています。今作は人のどうしようもない愚かさや愛しさを、時に可笑しく、時にサスペンスフルに、そして時にはアクション映画のように描いた、非常に娯楽性の高い魅力的な作品に仕上げました。登
場人物達の心の機微を大胆且つ微細に演じた素晴らしい役者陣の表情を是非とも大きなスクリーンでご堪能ください。
鈴木祥監督からのコメント
新型コロナウィルス感染症の影響下で テアトルシネマグループや田辺弁慶映画祭の方々など、上映に日々ご尽力されている皆様には深く感謝申し上げます。 また、この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族・関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。 この状況下ではありますが、皆様に映画館で作品をお届けできることを光栄に思います。
脚本家・沼田真隆からのコメント
自分達の大切な映画を、劇場で皆様にお届けできる事の幸せを噛み締めています。 男臭い所帯で作り上げた映画ですが、女性の心をこれまでの日本映画に無いトーンで描き出そうと試みています。くすりと笑ってじんわり熱くなって、どうか感情のジェットコースターをお楽しみ下さい。 そしてこの脚本
は、愛する役者達を輝かせる為に書きました。彼女達の素晴らしい魅力と演技を、是非スクリーンで目撃して下さい。
映画『おろかもの』の作品情報
【公開】
2020年(日本映画)
【監督】
芳賀俊、鈴木祥
【脚本】
沼田真隆
【キャスト】
笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、南久松真奈
【公式サイト】
映画『おろかもの』公式HPはこちらから→
映画『おろかもの』のあらすじ
結婚を目前に控えた兄の健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃してしまう高校生の洋子。
衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の物腰の柔らかさと強かさ、そして彼女の中にある心の脆さを目の当たりにして、自分でも予期せぬ事を口走ってしまいます。
「結婚式、止めてみます?」
2人の女性達の奇妙な共犯関係が始まり…。
まとめ
登場人物たちの愛すべきおろかさに、共感し、心揺さぶられる本作。
満を持して劇場公開されます。
映画『おろかもの』は「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて、テアトル新宿では11月20日(金)・12月4日(金)〜12月10日(木)、シネ・リーブル梅田では12月18日(金)~21日(月)に上映です。