Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2017/11/17
Update

映画『ミッション・ワイルド』あらすじとキャスト!オススメ評価は?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

映画「メン・イン・ブラック」シリーズ、缶コーヒーBOSSのコマーシャルなど、日本で圧倒的な認知度を誇る俳優トミー・リー・ジョーンズ。

2017年10月に開催された東京国際映画祭では、コンペティション部門の審査員長を務めました。

日本での人気に揺るぎや翳りはありませんね。そんなトミーが監督と主演を果たしたのが、映画『ミッション・ワイルド』

カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作であり、ヒラリー・スワンク、メリル・ストリープの2大オスカー女優出演といった豪華キャスティングな作品です。

1.映画『ミッション・ワイルド』の作品情報


© 2014 THE HOMESMAN LIMITED PARTNERSHIP

【公開】
2014年(アメリカ・フランス映画合作)

【原題】
THE HOMESMAN

【脚本・監督】
トミー・リー・ジョーンズ

【キャスト】
トミー・リー・ジョーンズ、ヒラリー・スワンク、グレイス・ガマー、ミランダ・オットー、ジェームズ・スペイダー、ヘイリー・スタインフェルド、メリル・ストリープ

【作品概要】
ハリウッドスターで知られるトミー・リー・ジョーンズが、カンヌ映画祭にて2部門を受賞した映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』以来、自身2作目となる監督・主演で、19世紀のアメリカ・ネブラスカを舞台に、西部開拓時代を生き抜く人々の姿を描いた作品。

カンヌ映画祭ではコンペティション部門に出品された本作には、豪華キャストにオスカー女優のヒラリー・スワンクとメリル・ストリープがキャスティングに名を連ね大きな話題となった映画。また国内の京都ヒストリカ映画祭でも上映されました。

2.映画『ミッション・ワイルド』のあらすじ


© 2014 THE HOMESMAN LIMITED PARTNERSHIP

19世紀のアメリカ・ネブラスカ。小さな集落で暮らす独身女性メアリー。

彼女は病で豹変した3人の女性をアイオワの教会まで連れて行く役目の「ホームズマン」に立候補します。

メアリーは馬車に揺られ出発した直後に、木に吊るされた悪党ブリッグスに遭遇。

処刑寸前だったブリッグスを旅に同行することを条件に、メアリーは彼を助け出しました。

こうして始まった、孤独な女と大悪党の約400マイル(650km)の長い旅。

だが彼らを待ち受けたのは、地獄と例えられ生きて帰ることもままならない最も危険な荒野でした。

過酷な気候や先住民との出会い、そして命を狙う盗賊たち。メアリーとブリッグズは無事に任務をまっとうすることができるのでしょうか…。

3.映画『ミッション・ワイルド』の感想と評価


© 2014 THE HOMESMAN LIMITED PARTNERSHIP

ハリウッドスターとして知られるトミー・リー・ジョーンズは、2005年に世界公開された初監督作品『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』で、カンヌ映画祭の男優賞(自身)と脚本賞の2部門を受賞してから、第2作目となる監督&主演作品です。

本作『ミッション・ワイルド』は、カンヌ映画祭のコンペティション部門で上映されると鳴り止まないスタンディング・オベーションを浴び、世界的なニュースとなりました。

この作品のプロデューサーにはリュック・ベッソンやピーター・ブラント、またブライアン・ケネディの名前が並び、さすがにキャスティングが超豪華な作品です。

トミー・リー・ジョーンズ自身はもちろんオスカー女優のヒラリー・スワンク、同じくオスカー女優のメリル・ストリープと娘グレイス・ガマーの親子共演と役者だけでも見どころは満載。

また『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエオウィン姫ことミランダ・オットー『ピッチ・パーフェクト2』『スウィート17モンスター』でティーンのハートを掴み人気急上昇中のヘイリー・スタインフェルドなど、驚くほど充実した面々が集結しています。

さらには驚くことなかれ、スタッフも超豪華なのです!!

名作『ブロークバック・マウンテン』で映画賞を総なめにし、『沈黙-サイレンス-』でのオスカーノミネートも記憶に新しい撮影監督ロドリコ・プリエトが、西部開拓時代のネバダ荒野を四季に渡り、美しい映像を作り上げています。

脚本は、映画『スノーデン』で世界的評価を集めたキーラン・フィッツジェラルドが担当。音楽は現代版西部劇を再現に挑んだ映画『LOGAN/ローガン』のマルコ・ベルトラミが担当しています。

現在のハリウッドを背負って立つ最高峰の人員たちが集い、壮大な世界観を見事に具現化している作品だけに、これは俳優たちが一緒に仕事をしたいはずですよね。

まとめ


© 2014 THE HOMESMAN LIMITED PARTNERSHIP

今回ご紹介した作品『ミッション・ワイルド』に、あなたは見どころ満載そうだなと感じませんか

多くの知人である俳優仲間や、ハリウッド切っての名スタッフ陣とともに、主演を務めたトミー・リー・ジョーンズ。

そのうえ今回の作品では、彼の監督としての演出の力量も見ることができるトミーだけでもダブルでお得な作品です。

レンタル&DVD販売は、2017年12月22日(金)より開始です。

さて、もう少し本作に登場するキャスティングに触れるなら、映画『セックスと嘘とビデオテープ』のジェームズ・スペイダーや、『フランシス・ハ』のグレイス・ガマーも出演していますよ。

ぜひ、年末年始の冬休みにレンタル店で、どんな映画を観るか迷った際には、ぜひ、オススメです!

関連記事

ヒューマンドラマ映画

『ペルシャン・レッスン』ネタバレあらすじ結末と感想評価の考察。ユダヤ人の青年がペルシャ人と偽りナチス将校を相手にとった行動とは⁈

自身をペルシャ人と偽り、架空のペルシャ語を教えて生き延びようとする戦争ドラマ 『砂と霧の家』(2004)で映画監督デビューしたウクライナ出身のバディム・パールマンが監督を務め、『BPM ビート・パー・ …

ヒューマンドラマ映画

『億男』ネタバレ感想。映画と原作の違いを徹底解説。お金の意味と運用の金言書の紹介も

あなたは、お金とどう付き合っていますか? お金で買えるもの。お金じゃ買えないもの。分かっているようで分かっていないお金のこと。 『億男』の原作は、2014年に雑誌『BRUTUS』で連載された後、刊行さ …

ヒューマンドラマ映画

映画『スティング』あらすじネタバレと感想。どんでん返しのラストが魅力のコンゲーム代表作

これぞ、詐欺師の中の詐欺師! お金よりも大切なものとは? アカデミー賞作品賞を始め、1973年度最多7部門を受賞した不朽の名作『スティング』。 同じく数々の輝かしい賞を受賞した、1969年製作映画『明 …

ヒューマンドラマ映画

映画『タミー・フェイの瞳』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。ジェシカ・チャステインがテレビ伝道師の波乱万丈な人生を魅せる

映画『タミー・フェイの瞳』はディズニー+で2022年2月2日(水)から配信開始。 1970年代から80年代にかけてテレビ伝道師として一躍有名になった夫婦タミー・フェイとジム・ベイカーの波乱万丈な人生を …

ヒューマンドラマ映画

映画『さがす』感想評価と内容解説。佐藤二朗×片山慎三監督が生む“見つけたくないもの”だらけの異色エンタメ

映画『さがす』は2022年1月21日(金)より全国ロードショー! 片山慎三監督×佐藤二朗のタッグによる異色のヒューマンドラマ『さがす』。 『岬の兄妹』で注目された片山監督の商業デビュー作品となった本作 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学