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映画『ギヴン』ネタバレ感想と考察評価。悩める人に届けとアニメが届ける佐藤真冬の奇跡の歌声

  • Writer :
  • さくらきょうこ

映画『ギヴン』は2020年8月22日(土)に全国ロードショー。

2019年7月期、フジテレビ深夜ノイタミナ枠で放送された『ギブン』。この作品は、フジテレビが立ち上げたBL(ボーイズラブ)に特化したアニメレーベル「BLUE LYNX」の手掛ける作品で、『囀る鳥は羽ばたかない』に次ぐ2作目の劇場アニメとなります。

テレビシリーズでは主要キャラクター4人のうち、「高校生組」と呼ばれる立夏と真冬の関係を描いてきた「ギヴン」。今回の映画は立夏と真冬を見守ってきた「大人組」春樹と秋彦にスポットをあてた物語となっています。

映画『ギブン』の作品情報

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

【公開】
2020年(日本映画)

【原作】
キヅナツキ

【監督】
山口ひかる

【キャスト】
矢野奨吾、内田雄馬、中澤まさとも、江口拓也、浅沼晋太郎

【作品概要】
漫画『ギヴン』は2013年より「シェリプラス」にて連載がスタートしたBL作品。原作者のキズナツキは、繊細なタッチの人物描写と切ないストーリー展開が多く、人気のある作家です。

この「ギヴン」は音楽を愛する登場人物たちが、バンド活動を通して心を通わせていく青春群像劇で、「given(ギヴン)」とは彼らのバンドの名前です。

テレビシリーズ「ギヴン」をおさらい

高校生の上ノ山立夏は大学生の梶明彦、大学院生の中山春樹と三人でインストゥルメンタルのバンドを組んでいます。高校生らしからぬギターの腕前をもつ立夏は、ひょんなことから同じ高校の佐藤真冬にギターを教えてほしいと頼まれました。

ギターのことを何も知らない真冬に困惑しながらも次第に気になり始め、自分たちのバンドが練習するスタジオに真冬を連れていくようになります。

ある日真冬の歌声を聞いて衝撃を受けた立夏は、ボーカルとしてバンドに入ってほしいと誘います。でも真冬はそれを拒否し立夏を避けるようになります。

なんとか説得して真冬をメンバーに入れることに成功した立夏は、真冬のためにボーカル曲を作り始めます。バンドはライブに出ることが決まり、練習にも熱がこもるようになっていきます。

そんな中立夏は、真冬がかつて同級生の男とつき合っていて、その男が自殺したという噂を耳にします。動揺しながらも真冬にそれを確かめることができない立夏。そんな立夏に秋彦は、真冬に新曲の歌詞を書かせてみたらどうかと提案します。

真冬に惹かれていることを自覚した立夏は、どう接していいかわからず真冬につらくあたります。一方の真冬も過去の恋に整理がつかず、その気持ちをどう歌詞にのせたらいいかわからず悩んでいました。

そんなとき、真冬や真冬の死んだ恋人吉田由紀の幼なじみ、鹿島柊が現れます。真冬が父親から虐待を受けていたこと、その中で由紀と次第に互いを補い合うようにつき合い始めたこと、そしてつまらないケンカで由紀が自ら命を絶ってしまったことなどすべてを知っている柊。

由紀とバンドを組んでいた柊は、真冬が由紀のギターを持っていることに反発しながらも、真冬のことを心配しています。

ライブ当日。まだ歌詞もできておらずギクシャクするメンバーたち。切れてしまった真冬の弦を張り直しながら、立夏は素直な気持ちを伝えます。

そして本番。いきなり真冬は自分の気持ちを歌詞にのせて歌い出し、その歌声にライブ会場は一気に魅了されます。一曲歌い終わると真冬はステージを離れてしまい、それを追っていった立夏は自然と真冬にキスしてしまいます。

後日、打ち上げの場で新しいバンド名が「given」に決まりメンバーの士気も高まります。立夏は真冬と晴れて両思いになれたものの、以前バンド内恋愛禁止と豪語してきたため恐る恐る春樹と秋彦に報告します。

秋彦はあっさり祝福しますが、春樹はいろいろと心配事を並べて説教します。実はそんな春樹はずっと前から密かに秋彦のことを思い続けていたのですが…。

映画『ギヴン』のあらすじとネタバレ

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

さまざまな音楽に興味を持ち始めた真冬。秋彦はそんな真冬をクラシックのコンサートに連れていきます。それは秋彦のかつての恋人、天才ヴァイオリニスト村田雨月のコンサートでした。

バンド「given」は年末カウントダウンライブ出場枠の二次選考を通過、真冬はライブに出たい!と前向きですが持ち歌は一曲しかありません。真冬は立夏と帰りながら、次の曲は音で感情を表現したいと話します。

その夜、秋彦が居候する家に家主である雨月が帰ってきました。秋彦は雨月にキスをしてベッドに引っ張り込みます。

「何で懲りないのかな、秋彦は」と雨月。

秋彦と雨月のつき合いは高校のころからで、この天才にヴァイオリンではかなわないと思いつつそばにいた秋彦はやがて雨月と同居するに至りました。

しかし、一緒にいることがお互いのためにならないと感じた雨月から別れを告げられ、同居しながらもお互い好き勝手やってケンカする日々を続けていました。

翌朝、その家に真冬がやってきました。マイペースに新曲のメロディを弾き始める真冬に、雨月は辛口でアドバイスします。

2人を置いて家を出た秋彦は春樹と車で出かけます。真冬が来たことを伝える秋彦でしたが、春樹はサラッと言われた「同居人」という言葉が引っかかり話に集中できません。

「厳密にはもうつき合ってないよ」と秋彦は春樹に言います。

雨月は真冬に秋彦とのことを話し、秋彦から離れてくれるのを待ってるのだと言います。

ある夜、他のバンドとの飲み会に来ない秋彦に電話をする春樹。電話の向こうからは女の声がします。どんよりする春樹を友だちのタケちゃんなぐさめてくれます。

翌日、スタジオに集まった秋彦以外のメンバー。歌詞はまだ適当ですが新曲を披露する真冬。春樹は、素人同然だった真冬の成長を感じ驚きます。

そして、バンドの中で自分だけが平凡で才能も何もない、と疎外感を感じてしまいます。

その夜。春樹の家に秋彦が泊めてほしいとやってきます。同居人とやり合ってしまい、もう何日も外泊でしのいでいたという秋彦。

春樹はライブを控えてしばらく作曲に専念したいという真冬たちの希望を伝えると、昼間のことや秋彦のことなどを気にして暗い顔になってしまいます。それを見逃さなかった秋彦はわけをたずねますが、春樹は答えません。

秋彦は春樹を押し倒し強引にキスします。不本意な行為に春樹は涙を浮かべ、しかし秋彦の辛そうな表情を見て「言ってよ。なんでもしてあげるから!」と叫びました。

秋彦に「お前に言ってもどうにもならない」と突っぱねられショックを受ける春樹。行為自体は受け入れてしまいます。

その後春樹は感情を抑え、夕方までに出ていくよう告げて家を出ていきます。歩きながら春樹は泣いていました。タケちゃんの家に向かった春樹は、そこで長い髪をバッサリ切ってもらいます。

春樹が家に戻ると秋彦はまだそこにいました。怒って追い出そうとする春樹に秋彦は「帰るところがない」と言い、春樹は仕方なくそのまま置いてやることにしました。

案の定、バンドの練習はうまくいかず、立夏は春樹を心配します。春樹は(みじめだ。音楽も、音楽以外も)と落ち込みます。

帰り道。そんな春樹に秋彦は「オレの方、ちゃんと見ろ」と言い、自分は必要ないと卑下する春樹に「4人全員天才じゃバンドは成り立たない。おまえは必要だ。オレずっと言ってるよな」と声をかけました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには映画『ギヴン』ネタバレ・結末の記載がございます。映画『ギヴン』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

春樹の家で暮らすようになった秋彦は、甲斐甲斐しく料理を作ったりまるでヒモのようですが穏やかな日々が過ぎていきます。

ある夜、打ち上げ花火を見ながら元恋人の話になり、春樹は秋彦がまだその男のことが好きなのだと気づいてしまいます。

でも秋彦は「もう、苦しい」と気持ちを吐き出し、部屋に置いてくれてありがとうと春樹に感謝するのでした。

表面上いい雰囲気の春樹と秋彦はバンド練習のあとも2人で居残り練習、いつの間にか時刻は3時過ぎに。秋彦が歩くと言い出し、夜中テンションで家に帰ります。

「シャワー浴びてくる」といってバスルームのドアを閉めた秋彦は、何か思いつめたようにうつむいていました。

新曲の歌詞が出来上がらない真冬に、ヒントを探しに行けば?と立夏がアドバイス、真冬は雨月のもとを訪ねます。
荒れ放題の部屋。「秋彦かと思ってビックリした」と憔悴した顔で雨月は言います。

年末カウントダウンライブのバンド審査一日目。春樹たちは見学のため会場を訪れますが、秋彦はスマホを部屋に置いたまま行方不明です。

秋彦は雨月の家へ行っていました。慣れた手つきでコーヒーをいれ、さらっと「ここを出ていく」と告げる秋彦。「ここから出てちがう音楽をやってみたい」と言う秋彦に、雨月の返事は「嫌だ!」でした。

審査会場では、秋彦が来ないことを気にする春樹に真冬が、「見てて時々しんどいです」とズバリ切り込みます。
「だって春樹さん、好きですよね?」

春樹は秋彦がしばらく泊まっていること、何もないしフラれたからもうそういう気持ちじゃないと説明します。でも春樹は心の中で、(自分は秋彦に求められていない、それがしんどい)と苦しんでいました。

春樹が家に帰ると、鍵は持っているのに入らず待っている秋彦の姿が。顔にはキズがついています。

「ただいま」と言って部屋に入る秋彦。コンビニに行こうとする春樹の背中に頭をくっつけて言います。「いまいかないで。ここにいてくれ」

真冬と立夏は審査会場からの帰り道、公園で寄り道しています。緊張してきたという真冬。でも同時に欲がでてきた、とも。

「おまえ、変わったな」と立夏は言い、「おまえが一番かっこいいよ」と言うと真冬はうれしそうに立夏の肩にもたれかかるのでした。

審査当日。

雨月とのモヤッとした別れに集中力を欠く秋彦の頭を春樹がコンっとたたきます。「眠れなくても 夜は明ける それをぼくは ながめている」。

真冬が歌い出すと秋彦は(何だ、今の?この感覚)と驚き、真冬に雨月のときと同じような音楽の感動をおぼえます。

いつから音楽がいやになっていたんだろう。過去を思い出しながら、秋彦は強く自覚します。音楽が好きだ!

客席にきていた雨月はこの歌が、真冬に話した自身の苦しい恋の話に対する真冬からの答えなのだと悟ります。そしてステージで演奏する春樹をみて、「その男なのか」とも。

「この苦しみが、終わってほしい」そう望む雨月。「この部屋につまってるものが全部なくなる…音楽だけは残ればいいのに」以前、雨月は真冬にそう言いました。

(大丈夫。きっと、どこへでも行けるから)

真冬は雨月へ、そしてさまざまな誰かに向けて歌います。

(届け)

演奏終了後、雨月が来ていたことに気づいた秋彦は、「すぐ戻ってくるから」と春樹に告げ雨月を追いかけます。
「雨月、止まれ」。止まったら別れ話するんだろ?と雨月は拒否します。

秋彦は雨月の手をつかみ「今までヴァイオリンに注いだモンは嘘じゃない」と言います。そして、「今まで沢山傷つけてごめん。ありがとう」と頭を下げます。

雨月は前を向いたまま「もうわかったから離してくれ」と言い、やがて手は離れていきます。

秋彦の方へ振り向いた雨月の目からは涙がボロボロあふれ、今にも秋彦にすがりつきそうな表情です。しかし、雨月の目に映ったのは遠ざかっていく秋彦の後ろ姿でした。

「ほらもうすぐ 夜が明ける だから大丈夫」

雨月の頭の中に真冬の歌声が響き、雨月はそのまま秋彦を背中を見送るのでした。

ライブ審査に惜しくも落ちてしまった「given」。ただ、いろいろなところから声がかかり成果は上々なようです。

数日後、秋彦は春樹の家を出ていきました。心を入れ替えたようにバンドの練習に真面目に取り組み、専攻しているヴァイオリンの練習も熱心にしている秋彦。

年が明け、春になり、秋彦はヴァイオリンのコンクールに出場しました。春樹は真冬に連れられ、観客席でその様子を見守ることに。

真摯にヴァイオリンに向き合う秋彦の姿に雨月の影を感じて苦しくなった春樹は、ひとりで先に会場をあとにします。

川原のベンチでひとり落ち込む春樹。するとそこに秋彦があわててやってきました。会場に春樹がいることに気づいて恥ずかしかったと興奮気味の秋彦。

そしてぽつぽつと、雨月と別れたこと、今まで逃げていたヴァイオリンに向き合ったことなどを話し始めます。

急に変わっていく秋彦に戸惑っていたという春樹に対し秋彦は、「お前に見合う男になりたかったからだ」と告白します。

顔を赤らめうつむく春樹に、触れてもいいか確認した秋彦はギュッと抱きしめ「好きです。俺と付き合って下さい」と言いました。

「真冬の歌をきいてからずっと、変わりたいって思ってた」秋彦の言葉に対する春樹の返事は…。

「いいよ」

ようやく通じ合ったふたりを、美しく散る桜の花びらが祝福していました。

映画『ギヴン』の感想と評価

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

誰もが覚えのあるような切なさ

BLというと構えてしまう人もいるかもしれません。でもここにあるのは、誰にでもあるような恋の切なさであり、誰にでも起こりうる人生の悩みなのです。

恋人との時間が楽しすぎて甘えすぎて、演奏家としてダメになってしまう、と別れたものの関係を続ける雨月。

雨月の才能に打ちのめされ、それでもその魅力に抗えずいっしょにいるのに拒絶され、自堕落にかりそめの恋愛をくり返す秋彦。

何でもこなしてしまう秋彦に惹かれながら、まわりの人間の才能に嫉妬する自己肯定感の低い春樹。

「大人組」三者三様の問題は、どこかしらわたしたちに通ずるものがあるように思えます。

引き算の演技・現実とリンクする演技

この物語のキーマンは秋彦の元恋人、村田雨月です。雨月を演じるのは今注目を浴びる声優、浅沼晋太郎です。

もともと劇団を立ち上げ舞台からキャリアをスタートさせた浅沼は、2006年頃から声優としても活動しています。

本来の高めの声を生かして少年役や歌って踊れるアイドルなどを演じたかと思うと、某ラップコンテンツでは凄みのある渋い声でヤクザを演じ絶大な人気を獲得しています。

その変幻自在な浅沼が天才・雨月を演じるにあたって気をつけたのは演じすぎないこと。

繊細なこの物語の空気感を壊さないよう、地声に近い声で引き算の演技を心がけたといいます。特に秋彦との別れのシーンでは、セリフのないところでも雨月を感じさせるように努めたそうです。

春樹を演じた中澤まさともは、この「ギヴン」で初めてメジャー作品の主要人物を演じました。

本人もインタビューで語っていますが、他のキャスト陣に比べて経験の少なさに引け目を感じることもあったといいます。その感情が劇中の春樹の気持ちと重なって、よりグッとこちらに迫ってくるような表現へとつながったのでしょう。

そしてその中澤の演技を引き出したのが秋彦を演じる江口拓也です。

「ラストシーンは江口くんの芝居を聞いて気合が入った」と中澤が語るように、それまでどちらかというと手の内を見せずのらりくらりと生きていた秋彦が、全力直球勝負で告白したところは思わず胸が熱くなりました。

三者三様の芝居が影響し合って出来上がった映画「ギヴン」。原作者のキズナツキも、声優の皆さんの演技はこちらの予想を上回るものばかりでした、と絶賛しています。

ストーリーに寄り添う楽曲の数々

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

バンドが物語の中心にあるこの作品。テレビシリーズから通して楽曲を提供しているのは「センチミリメンタル」です。

センチミリメンタルは、作詞、作曲、編曲、歌唱、ピアノ、ギター、プログラミングすべてを温詞(あつし)が担うソロプロジェクト。

テレビシリーズの顔となるオープニングテーマ「キズアト」、エンディング「まるつけ」、物語の核となる劇中曲「冬のはなし」、そして真冬加入前のインスト曲も含め、「ギヴン」の世界観にぴったりの曲をすべて作っています。

今回の映画でも主題歌「僕らだけの主題歌」と、象徴的な劇中歌「夜が明ける」を担当。その物語にハマった歌詞も相まって涙腺崩壊必至です。

バンドgivenのボーカル、佐藤真冬を演じるのは矢野奨吾。劇団スーパー・エキセントリック・シアター所属の俳優・声優です。

テレビシリーズでは、かつて幼いころから唯一無二の存在だった恋人と死に別れてしまった真冬が、行き場を失っていた感情を歌詞にすることで乗り越えていく、そのライブシーンがクライマックスとなっていました。

矢野奨吾の歌声はそんな真冬の繊細で、人の魂に触れてくるような声を作品上に再現させ、多くの人の心をつかみました。

今回の映画では、音楽の才能を開花しつつある真冬が歌詞だけではなく曲でも感情を表現したい、と作曲を始めます。雨月にアドバイスをもらい曲は出来上がりますが、これだ!という歌詞がなかなか見つかりません。

そんな中、雨月の苦悩を本能的に理解する真冬は彼を、彼を取り巻く人たちを救う歌詞を書き上げます。本番でいきなりつむがれる言葉の数々に雨月は希望を見出し、秋彦は本来の自分を取り戻し、春樹は感動します。

そこに説得力をもたせる矢野奨吾による真冬の声はこの作品の要であり、音楽って凄い!という感情をわたしたちに改めて呼び起こさせるのです。

まとめ

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

膠着状態の苦しい恋愛、好きだからこそうまくいかない恋愛、自分の平凡さを自覚し他人をうらやんでしまう感情…
そんなネガティブな状況を抱えている人はたくさんいると思います。

この「ギヴン」は、ストーリー、絵、音楽、声の演技 すべてが繊細なバランスで融合した切ない青春物語です。

可能であればテレビシリーズから見て欲しい。真冬の歌、ギヴンの曲、センチミリメンタルの曲を聞いて欲しい。BLではあるけれど、そんなことは関係なく多くの人に見て欲しい。

本当におすすめの作品です。

映画『ギヴン』は2020年8月22日(土)より全国ロードショーされています。

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