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Entry 2020/07/30
Update

『奇想天外映画祭2020』開催日/上映作品情報。新宿K’s cinemaにてウィッカーマンやトッド・ブラウニング傑作選を公開!

  • Writer :
  • 石井夏子

映画史にその名を刻んだ怪作、珍作、迷作、凡作、奇作が今年も目白押し。
映画評論家、滝本誠も太鼓判を押すカルト映画が大集合!

映画史にその名を刻む選りすぐりの怪作、珍作、迷作、凡作、奇作を集めた「奇想天外映画祭」。

2019年に開催され大好評を博した本映画祭が、2020年も開催することが決定されました。

『奇想天外映画祭 vol.2 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション 2020』(以下『奇想天外映画祭2020』)と題して、2020年8月29日(土)から9月18日(金)まで新宿 K’s cinemamにて開催されます。

映画祭推薦人は映画評論家の滝本誠。

13本の上映作品の見どころとともに、本映画祭をご紹介します。

『奇想天外映画祭2020』開催概要

『ハルムスの幻想』(C)Jovan Maekovic

【開催日時】
2020年8月29日(土)〜9月18日(金)

【開催場所】
K’s cinema

【K’s cinema住所】
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F

【アクセス】
JR新宿駅:東南口 徒歩3分/東口 徒歩5分
東京メトロ丸の内線 新宿三丁目駅:A5出口 徒歩2分
東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅:E9出口 徒歩2分
都営新宿線 新宿三丁目駅:C1出口 徒歩4分

【上映作品】
『ブラック・ムーン』、『ヘンリー』、『プライベート・パーツ』、『ラ・ヴァレ』、『ロベルトは今夜』、『ハルムスの幻想』(1988)『血を吸うカメラ』、『ウィッカーマン final cut』、「トッド・ブラウニング傑作選」

日本初公開『ウィッカーマン final cut』

(C) canal+

今回の上映の目玉となるのは、<日本初公開>となる『ウィッカーマン final cut』(2013)。

スコットランドに古くから伝わる原始的宗教が生き残る島に、行方不明の少女捜索のため上陸したハウィー警部は捜査に取り掛かりますが、島はクリストファー・リー演じるサマーアイル卿が統治するケルト神話に支配された禁断の地で…。

その過激すぎる反キリスト教の内容が故に、1973年公開時は、まったく正当な評価を受けずにいた本作。

2013年に、ロビン・ハーディ監督が未使用のフーテージも使用し再編集して完成させたのが、公開バージョンより6分長い『ウィッカーマン final cut』です。

2020年に日本で公開され話題を呼んだ『ミッドサマー』(2019)も元ネタに参照している映画のひとつに挙げられている大注目のカルト作です。

映画『ウィッカーマン final cut』の作品情報

【製作】
2013年(アメリカ映画)

【監督】
ロビン・ハーディ

【脚本】
アンソニー・シェーファー

【音楽】
ポール・ジョヴァンニ

【キャスト】
エドワード・ウッドワード、クリストファー・リー、ブリット・エクランド

【作品概要】
行方不明の少女捜索のためスコットランドの孤島に上陸したハウィー警部は捜査に取り掛かりますが、島はサマーアイル卿(C・リー)が統治するケルト神話に支配された禁断の地で…。

日本初公開の『ウィッカーマン finalcut』は、『ウィッカーマン』(1973)の製作40周年記念作品としてロビン・ハーディ監督が未使用のフーテージも使用し再編集して完成させました。88分公開バージョンより6分長い、94分の上映時間。

いわくつきの『ブラック・ムーン』

(C) Gaumont

『死刑台のエレベーター』、『地下鉄のザジ』ほかで知られるフランスの巨匠ルイ・マルが 1975年に撮ったいわくつきの作品が『ブラック・ムーン』(1975)。

近未来の非現実的世界を『不思議の国のアリス』のように彷徨う少女の姿を、ほとんど台詞のないまま描く異色作です。

映画『ブラック・ムーン』の作品情報

【製作】
1975年(フランス・イタリア・西ドイツ合作映画)

【監督】
ルイ・マル

【撮影】
スヴェン・ニクヴィスト

【キャスト】
キャスリン・ハリソン、ジョー・ダレッサンドロ

【作品概要】
一人の少女がある館に迷い込みます。ラジオが「メッセージを伝え、動物が喋る、が人の声はしない。そのうちそれらが黙示的光景のように見えてきて…。

映画の冒頭「本作は理屈の通じない世界での作品です」と監督の言葉を伝えます。

全編「不思議な国のアリス」のヴァリエーションともいうべき、鏡を越えた世界を描いたルイ・マルの奇怪作。

5作品を特集上映「トッド・ブラウニング傑作選」

映画史にその名を深く刻んだ怪作『フリークス』をはじめ、サイレント期からトーキー時代にかけて多数の恐怖映画で知られる巨匠トッド・ブラウニング

生誕140年記念を記念して、愛する女のために自らの腕を切り落とす男をロン・チェイニーが演じたサイレント時代の傑作『知られぬ人』ほか5作品を上映する「トッド・ブラウニング傑作選」を上映します。

「トッド・ブラウニング傑作選」の作品情報

【監督】
トッド・ブラウニング

【上映作品】
『知られぬ人』(1927)、『見世物』(1927)、『フリークス』(1932)、『古城の妖鬼』(1935)、『悪魔の人形』(1936)

その他も怪作珍作ぞろい!

『ヘンリー』(C) 1986 MALJACK PRODUCTIONS

その他の作品は、アメリカで300人以上を殺害したと伝わる連続殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスの生き様をドキュメンタリータッチで描いた『ヘンリー』(1986)。

『デス・レース2000年』で知られる異色の監督ポール・バーテルの処女作『プライベート・パーツ』(1977)。

幻想に満ちたアルメンドロスの魔術的映像美と神秘と魔性のメッセージを伝えるピンク・フロイドのテーマ曲が印象的な『ラ・ヴァレ』(1972)。

『ラ・ヴァレ』(C) les films du losange

妻と他の男との戯れを覗き見る老紳士とそれに抵抗する妻。原作者であるクロソフスキー自身と妻が演じるという究極のスキャンダラスに満ちたプライヴェート・フィルム『ロベルトは今夜』(1977)。

ロシア・アヴァンギャルド最後の一人“異端の作家”ダニール・ハルムスの摩訶不思議な2日間を描いた異色作『ハルムスの幻想』(1988)。

最後は、あまりに性的・暴力的な内容から、公開当時はメディアや評論家から酷評を浴びた『血を吸うカメラ』(1960)の計13本の上映となります。

まとめ

『血を吸うカメラ』(C) Tamasa Distribution

怪作、珍作、迷作、凡作、奇作13本を上映する、『奇想天外映画祭 vol.2 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション 2020』。

いずれの作品も何らかの理由から過去に封印され、現在観ることが難しい問題作ばかり。この機会に、是非とも劇場でご覧ください。

『奇想天外映画祭 vol.2 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション 2020』は2020年8月29日(土)から9月18日(金)まで新宿 K’s cinemamにて開催です。


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