彼女が恋に落ちたのは、後に“エロスの祭司”と称される異端の詩人でした。
この度、原題『CURIOSA』が邦題『不実な女と官能詩人』として2019年11月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田にて公開されることが決定しました。
19世紀のフランスに実在した詩人ピエール・ルイスの知られざる物語を描いた本作。
日本版のポスタービジュアル、場面写真も公開されましたのでご紹介します。
CONTENTS
映画『不実な女と官能詩人』について
作曲家ドビュッシー、小説家ジッド、詩人オスカー・ワイルドなど高名な芸術家たちと交友を結び、影響を与えたと言われるフランス象徴主義の詩人ピエール・ルイス。
生涯で2,500人以上の女性と関係を持ったと言われ「エロスの祭司」とも称された彼の死後、自身が撮影したと思われる大量のポルノ写真が見つかりました。
そしてなんとそのモデルのうちの1人は、著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女で、親友の妻だったマリーでした。
道ならぬ恋におちた2人はどのように出会い関係を結んでいったのか、そしてなぜピエールは女性の痴態を撮影し続けたのか。
フランス文学史にその名を刻む異端の詩人、その秘められた愛と官能の物語が本作を通してついに明らかとなります。
映画『不実な女と官能詩人』のキャストと監督
主演マリー役を務めたのは『英雄は嘘がお好き』『パリの家族たち』などに出演し注目を集めるノエミ・メルラン。
そして稀代のプレイボーイ、ピエール・ルイスを演じるのは『ポリーナ、私を踊る』などで知られるニールス・シュネデール。
フランスの次代を担う若手スターが共演し、つややかに物語を彩っています。
監督は新進気鋭の女性監督ルー・ジュネ。
本作は単なる官能の物語ではなく、女性が不自由な時代に自由に生きたいと願った、一人の人間の人生の記録でもあるんです。
映画『不実な女と官能詩人』のポスタービジュアル
発表された『不実な女と官能詩人』のポスタービジュアルは、トップレスの女性の後ろ姿が大きく映し出されています。
そしてベッドの上で語り合うマリーとピエール、さらには快楽に溺れる悩ましげなマリーの表情も捉えられ、美しくも刺激的なデザインとなりました。
映画『不実な女と官能詩人』の作品情報
【日本公開】
2019年(フランス映画・R18+)
【原題】
CURIOSA
【監督】
ルー・ジュネ
【脚本】
ラファエル・デプレシャン、ルー・ジュネ
【撮影】
シモン・ロカ
【音楽】
アルノー・ルボチーニ
【字幕翻訳】
横井和子
【キャスト】
ノエミ・メルラン、ニールス・シュネデール、バンジャマン・ラヴェルネ、スカリ・デルペラト
映画『不実な女と官能詩人』のあらすじ
19世紀、パリ。
著名な詩人ジョゼ・マリア・ド・エレディアの次女マリーは、新進気鋭の詩人ピエール・ルイスと恋に落ちます。
しかし、2人の思いを知ってか知らずか、両親は金銭的理由から、同じくマリーに思いを寄せていたピエールの親友で貴族出身の詩人アンリ・ド・レニエとの結婚を決めてしまいました。
打ちひしがれたピエールはアルジェリアに渡り、女性の痴態・官能美を写真に収めることに情熱を傾け退廃的な生活を送ります。
アンリの一方的な思いだけが結べつけたマリーの結婚生活もまた、味気なく乾ききったままでした。
1年後、ピエールが帰国したとの噂を聞きつけ、マリーはたまらず彼のもとに駆けつけます。
「あなたと結婚したかった」
マリーが発した言葉、それが彼女とピエールの長い長い情交の始まりになりました。
セックス、文学、そして官能的な写真の数々。
2人の奔放な関係は周囲の人々を巻き込み、思いも寄らない方向へ転がり始めてゆき…。
まとめ
これは誠実で奔放な愛と官能を描いた、真実の物語です。
生涯で2,500人以上の女性と関係を持ったと言われ、「エロスの祭司」とも称されたフランス象徴主義の詩人ピエール・ルイス。
彼が撮ったポルノ写真のモデル・マリーを主人公に、女性の生き方と、ピエール・ルイスの秘められた愛を映しだします。
映画『不実な女と官能詩人』は2019年11月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田にてロードショーです。