2017年8月19日(土)より、すでに関西圏の布施ラインシネマでは先行公開されている『キセキの葉書』。
主演を務めた鈴木紗理奈は、スペインに渡航していた際に財布とパスポートの盗難され、不幸のどん底から一変して、マドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞というニュースが世間を賑わせました。
脳性麻痺の娘と認知症の母親をもつ主婦役を鈴木沙理奈が迫真の演技で好演!
1.映画『キセキの葉書』の作品情報
【公開】
2017年(日本映画)
【原作】
脇谷みどり『希望のスイッチは、くすっ』(鳳書院)
【監督】
ジャッキー・ウー
【キャスト】
鈴木紗理奈、申芳夫、八日市屋天満、福富慶士郎、土屋貴子、雪村いづみ、赤座美代子、亀井賢二
【作品概要】
テレビ番組『エチカの鏡』で紹介され書籍化された実話のエピソードである、うつ病と認知症を併発した故郷に住む母親のため、笑える絵葉書を毎日送り続ける女性の姿を描いた作品。
タレント・鈴木紗理奈が主人公の美幸役を熱演、マドリード国際映画祭で最優秀外国語映画主演女優賞を受賞。
2.映画『キセキの葉書』のあらすじ
阪神淡路大震災の半年後…。兵庫県の西宮にある巨大団地に住む、38歳の原田美幸とその家族。
40歳になる夫の和成は大学助教授、7歳の長男勇希、そして、5歳の長女望美は脳性麻痺を持つ重度の障がい児。
美幸は介護と子育てに追われる生活に困難を感じ、20年も会っていない実家・大分に住む母の門倉喜子に手助けを依頼します。
しかし、キツイ言葉で自分の生き方を厳しく断じられ、美幸は二度と母親には頼まないと決意をします。
美幸は心の調子を崩し、見た目は元気だが不眠と摂食障害に悩む“仮面鬱”を患ってしまいます。
ある時、娘の病気のせいで自分は不幸になったと考えていた自分の無思慮さに気付き、もう一度〝自分らしく生きよう〟と、昔からの夢であった児童文学作家への道を探り始めます。
そんな時、大分の母が認知症と鬱を同時に発病していることが発覚。しかし、父には状況的に帰郷することはできないと告げてしまいます。
一方、夫の和成はイギリス留学を経る教授への道を推薦されました。
夫から留学中には大分に帰ってはどうかと勧められますが、望美の病院の問題だけでなく、自分の中に〝望美に対して冷たい母〟に対する憎悪の思いがあると気付いてしまう美幸。
それでも帰郷はできないが、気持ちの明るくなる便りをハガキにして毎日送ろうと思いつく美幸。
和成をイギリスへ送り出しながら、家族の誰も手放さないと強く決意します。
最初はハガキに興味の無かった母親もだんだん便りを楽しみにし始めます。
それでも病状は一進一退を繰り返し、ある日、ついに自死未遂を起こしてしまいます。
自分が望美を通して母としての生きがいを得たように、日々のハガキでマアの「母」という面に強く呼びかけ始める美幸。
暗闇に火を灯すように「お母さん、お母さん、私のために生きてください」というメッセージに、やがて一歩一歩回復し二年後、ついに完治するマア。
美幸は夢を叶え、本を出版することになります。
和成も帰国し、さらには美幸の両親が会いに来てくれる。苦難を乗り越えた一家の顔に、野花のような笑顔が咲くのです…。
3.映画『キセキの葉書』の内容は?
フジテレビ系列のテレビ番組『エチカの鏡』で紹介された実話に基づいた感動のドラマです。
重い障がいを持った幼い娘を介護するなか、故郷に住む母親がうつ病と認知症を併発。
「死にたい」という母親に、娘は毎日笑える絵はがきを送り続けました。
娘から届く絵はがきは、やがて、母親の生命のなかで確かな希望の光となっていき、うつ病と認知症を克服するまでとなります。
まとめ
原作の脇谷みどりが書いた実際にあった嘘のような、感動的な話!「希望のスイッチは、くすっ (鳳書院)」を鈴木紗理奈主演で綴った『キセキの葉書』。
なんと!うつ病の母親に笑顔がもどるまでに書いたはがきは5千枚!
世界も認めた鈴木紗理奈の演技が見せる感動作の公開は、関西先行が布施ラインシネマにて、8月19日(土)より絶賛上映中!
また、11月4日(土)より本公開が東京の渋谷ユーロライブほか全国順次公開されます。
ぜひ、お見逃しなく!