第11回のテーマは、「SPARK FILM -きっとハジケル3日間-」。
ジャンルを問わないコンペティションをメインプログラムに、音楽や演劇、ファッション、グルメなど下北沢を彩るさまざまなカルチャーを切り口にしたプログラムを行う下北沢映画祭。
11回目を迎える2019年も10月12日(土)から14日(月・祝)までの3日間、北沢タウンホールほか全3会場で開催されます。
本記事にて、全プログラムをご紹介いたします。
CONTENTS
下北沢映画祭とは?
下北沢映画祭とは、クリエイティブな街、下北沢全体を巻き込んだ映画祭。
下北沢は数々の劇場やライブハウス、服飾、飲食店などが集積しており、またそれらを求めて感度の高い、クリエイティブな人々が集まる街です。
また、ギャラリーを併設するカフェやイベントスペースを設置した小売店が多く点在するなど、街全体が表現活動に非常に協力的であるため、厚みのある様々なカルチャーが誕生しています。
このような街の特長を活かし、地域と協力関係を築き、下北沢を代表するイベントの一つに育て上げ、映像に親しんでもらえるような映画祭を目指してるそうです。
第11回下北沢映画祭について
第11回のテーマは、「SPARK FILM -きっとハジケル3日間-」。
新しい元号「令和」がスタートし、日本中が新しい風に吹かれています。下北沢映画祭は、この新しい時代へ踏み出す瞬間を「SPARK FILM」と呼ぶことにしました。
多様な企画と映画から溢れるパワーをイメージしたこの言葉をテーマにすることで、下北沢映画祭を通じてあなただけ䛾“SPARK”を見つけて欲しい、という思いを込めているそう。
フライヤーのイラストは、人気漫画家・大橋裕之が手がけました。
昨年に続いて、下北沢トリウッドでの開催はもちろんのことライブハウス近松、北沢タウンホールの全3会場にて、7つのプログラムが開催されます。
A Program『音楽』“ロックバージョン”
アニメーション映画『音楽』“ロックバージョン”超最速上映!
2020年1月より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる、岩井澤健治監督、大橋裕之原作の『音楽』。
公開まで期待が高まる中、岩井澤監督自ら編集したライブハウス上映限定“ロックバージョン”を上映します。
監督ほかゲストのトークに加えて、映画へ楽曲提供しているGALAXIEDEADと“古美術”ボーカル黒岡まさひろんによる、劇中曲「ばんからばくち」のスペシャルコラボも。
ライブハウスの音響で全編手描きのスゴ味を体感してください。
A Programの詳細
【日時】
10月12日(土) 18:30〜 (18:00開場)
【会場】
ライブハウス近松
【上映作品】
『音楽』ロックバージョン
※劇場版とは異なる内容となります。
【ゲスト】
GALAXIEDEAD、黒岡まさひろ、岩井澤健治監督、大橋裕之ほか
【チケット】
3,000円+1ドリンク
B Program『短歌映画』特集
「光」をテーマにした短歌コンテストで1,200首のなかから選出した4首の短歌を原作に制作された杉田協士監督の長編映画『ひかりの歌』。
その源流となる「光の短歌映画」短編4作品を、下北沢トリウッドにて2日間にわたり上映します。
B Programの詳細
【日時】
10月12日(土) 19:30開映(19:15開場)
【会場】
下北沢トリウッド
【上映作品】
12日:『反対になった電池が光らない理由だなんて思えなかった』、 『始発待つ光のなかでピーナツは未来の車みたいなかたち』
13日:『自販機の光にふらふら歩み寄り ごめんなさいってつぶやいていた』、『100円の傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る』
【ゲスト】
杉田協士監督ほか
【チケット】
1,500円
C Program 今泉力哉監督の最新作『街の上で』
世界初上映、新たな下北沢映画が誕生します。
『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『his』と話題作を立て続けに発表する今泉力哉監督が、本作が映画初主演となる若葉竜也、共同脚本に漫画家・大橋裕之を迎え、オール下北沢ロケを敢行した長編映画『街の上で』。
古着屋で働く青年・荒川青(あお)のもとにある日「自主映画への出演依頼」が届き…。
“恋愛映画の旗手”今泉力哉監督が紡ぐ、街と人々への愛情を込めた新たな<下北沢映画>。
現時点で劇場公開未定、プレミア必至のプログラムです。お披露目に是非お立会いください。
C Programの詳細
【日時】
10月13日(日) 14:00開映(13:30開場)
【会場】
北沢タウンホール
【上映作品】
『街の上で』
【ゲスト】
若葉竜也、今泉力哉監督、大橋裕之
【チケット】
2,000円
D Program 斎藤工特集上映
俳優にとどまらず映画との関係性に限界は見えない斎藤工。
俳優、監督、プロデューサーと秀でた個性を惜しみなく放出した斎藤工の作品たちを、一挙上映します。
監督初期作の『バランサー』『サクライロ』を始め、長編監督デビュー作『blank13』をも含む、長編・短編を集めた7作品。
さらに『映画の妖精 フィルとムー』の秦俊子監督をはじめ、映画の様々な現場で活躍するゲストによるトークセッション。
映画の作り手と受け手それぞれの側面から“映画とは何か”を存分に語っていただきます。
D Programの詳細
【日時】
10月13日(日) 18:00開演(17:45開場)
【会場】
北沢タウンホール
【上映作品】
『バランサー』、『サクライロ』、『blank13』『映画の妖精 フィルとムー』、『パカリアン』、『ZERO-焼きそばしかないキャバクラ』、『DEATH BIKE』
【ゲスト】
秦俊子監督、西村喜廣、教来石小織
【チケット】
前売り 2,000円/当日 2,300円
E Program 【こども向け】下北ニコニコ活弁大会
映画が多様化しつつある今でも色あせない面白さで100年経っても人を魅了する活弁上映。
活動写真弁士の佐々木亜希子を迎え、こども向け活弁上映会を開催します。
喜劇王チャップリンのコメディ短編映画を活弁つきで上映いたします。
E Programの詳細
【日時】
10月14日(月・祝) 10:30開映(10:10受付開始)
【会場】
北沢タウンホール12Fスカイサロン
【上映作品】
『チャップリンの勇敢』ほか
【ゲスト】
活弁士・佐々木亜希子
【チケット】
子ども:800円
大人:1,000円
※お子様を対象にした上映会となります。大人のみでのご入場はご遠慮いただいております。
F Program ヨーロッパ企画の新プロジェクト
京都を拠点に活動する劇団・ヨーロッパ企画。
その活動は演劇にとどまらず、下北沢でも「ヨーロッパ企画と下北沢映画祭のトリウッド大作戦」と称して、下北沢唯一の映画館・トリウッドにて映画上映イベントを開催してきました。
そして2020年に向けて、ヨーロッパ企画とトリウッドがタッグを組み、新たな挑戦が始まります。
下北沢映画祭で新たなミッションを大発表!スタートの瞬間をお見逃しなく。
F Programの詳細
【日時】
10月14日(月・祝) 11:00開映(10:45開場)
【会場】
北沢タウンホール
【上映作品】
『ハウリング』ほか
【ゲスト】
上田誠、山口淳太、ヨーロッパ企画メンバー(予定)
【チケット】
前売り 1,300円/当日 1,500円
G Program 第11回下北沢映画祭コンペティション
実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。
応募総数270作品の中からスタッフによる選定を通過した全9作品を期間中に上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の投票による観客賞、日本映画専門チャンネル賞、下北沢商店連合会会長賞を決定。
授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションを行います。
G Programの詳細
【日時】
10月14日(月・祝) 14:00開映(13:45開場)
【会場】
北沢タウンホール
【上映作品】
『雲梯』(監督:川上喜朗)、『門出』(監督:村田 唯)、『そんなこと考えるの馬鹿』(監督:田村将章)、『次は何に生まれましょうか』(監督:野本梢)、『中村屋酒店の兄弟』(監督:白磯大知)、『なみぎわ』(監督:常間地裕) 、『春』(監督:大森歩)、『ひ なんて、なくなってしまえ!』(監督:平松悠)、『宮田バスターズ(株)』(監督:坂田敦哉)
【チケット】
前売り 1,500円 当日1,800円
まとめ
コンペティションゲスト審査員は、『淵に立つ』(2016)『よこがお』(2019)の深田晃司監督。トークセッションが楽しみですね。
全プログラムのチケットは、9月16日(月・祝)AM10:00より下北沢映画祭公式サイトにて販売開始!
子どもから大人まで楽しめる映画祭、ぜひお運びください。
第11回下北沢映画祭は2019年10月12日(土)から14日(月・祝)までの3日間、北沢タウンホールほか全3会場で開催です!