〝世界で最もセクシーな女性“に選ばれたこともあるスカーレット・ヨハンソン。同じ女性から見ても、彼女の美しさにはうっとりしてしまいますよね!
アメリカ出身のスカーレット・ヨハンソンは、10歳で映画デビューし、2003年の『ロスト・イン・トランスレーション』や『真珠の耳飾りの少女』で各映画賞にノミネートされ演技が高く評価されました。
さらに、2005年の『マッチポイント』でウディ・アレン監督の新たなミューズとして注目され、以降『タロットカード殺人事件』、『それでも恋するバルセロナ』でもタッグを組みました。『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』などアクション映画にも出演し演技の幅を広げています。
また映画に留まらず、2010年には舞台『橋からの眺め』でブロードウェイデビューを果たし、トニー賞演劇助演女優賞を受賞しています。
そんな美しい演技派女優スカーレット・ヨハンソンの映画の中から厳選した5作品をピックアップしてお届けします!
CONTENTS
1.東京が舞台のヒューマンドラマ『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)
『ロスト・イン・トランスレーション』の作品概要
2003年のアメリカ映画。監督・脚本は、『ヴァージン・スーサイズ』のソフィア・コッポラ。
出演は、スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレイ、ジョバンニ・リビシほか。
第76回アカデミー賞脚本賞受賞、作品賞、監督賞、主演男優賞ノミネート。第61回ゴールデングローブ賞(コメディ・ミュージカル部門)最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚本賞受賞。最優秀主演女優賞ノミネート。
『ロスト・イン・トランスレーション』のあらすじ
CM撮影のために来日したハリウッド俳優のボブ・ハリスと、カメラマンの夫に同行して来日した主婦のシャーロット。偶然同じホテルに宿泊する2人は、知っている人もなく言葉が通じる人もいない東京で、それぞれ孤独感を募らせていました。
そんなある日、2人はホテルのバーで言葉を交わします。
『ロスト・イン・トランスレーション』のおすすめポイント
東京を舞台に、年配のハリウッド・スターと、孤独な若いアメリカ人妻の淡い出会いと別れを描いた作品です。
コッポラ監督自身、若い頃に日本に滞在していて、その体験をもとにした半自伝的作品だと言われています。
大都会の喧騒や高層ビル群、六本木の異国情緒…さまざまな東京の側面をコッポラの目線、ツーリストの目線で映し出されていて、日本人としてはとても新鮮な印象を受けます。
主人公2人の持っている寂しさ、誰とも分かり合えないのではないかという不安や孤独感といったものがうまく表現されていてなんとも切なくなります。スカーレット・ヨハンソンの演技が評価された作品でもありますので、彼女の演技にも注目してみて下さい。
2.スカーレット・ヨハンソンの魅力満載『マッチポイント』(2005)
『マッチポイント』の作品概要
2005年のイギリス映画。監督は、『アニー・ホール』『マンハッタン』ウディ・アレン。出演は、ジョナサン・リース=マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、マシュー・グッドほか。
第78回アカデミー賞脚本賞ノミネート。第63回ゴールデングローブ賞最優秀作品賞、最優秀助演女優賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞ノミネート。
『マッチポイント』のあらすじ
プロテニス選手のクリスは自分のキャリアに限界を感じ、人生を変えたいと思っていました。
そんな彼はロンドンのあるテニスクラブでコーチになり、上流階級出のトムと親しくなったことがきっかけで、彼の妹クロエと付き合うようになります。一方でトムの婚約者で、アメリカからやって来た女優志望のノラにも強く惹かれてゆき…。
『マッチポイント』のおすすめポイント
ウディ・アレン監督映画というとコメディのイメージですが、この作品はミステリー・サスペンスになっており、野心と愛欲の間で揺れる青年クリスの苦悩が描かれています。
スカーレット・ヨハンソンは、主人公クリスの不倫相手を演じ、フェロモンたっぷりの迫真の演技を見せています。
人生もテニスと同じで、ちょっとした差でその後の生き方を左右してしまう。ウディ・アレンらしい皮肉も含まれていて、普通のサスペンス映画とは一味違うダークコメディのような雰囲気が新鮮です。
3.まさに絵画のような美しさ…『真珠の耳飾りの少女』(2003)
『真珠の耳飾りの少女』の作品概要
2003年のイギリス・ルクセンブルク合作映画。監督は、『ハンニバル・ライジング』のピーター・ウェーバー。出演は、スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、トム・ウィルキンソンほか。
第76回アカデミー賞撮影賞など3部門にノミネート。第61回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート、最優秀作曲賞ノミネート。
フェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女」を着想にトレイシー・シュヴァリエが書き上げた同名の小説を映画化。
『真珠の耳飾りの少女』のあらすじ
1665年オランダ。つましい家庭の少女グリートは、タイル職人の父が事故で失明したことから一家の家計を支えるため、画家ヨハネス・フェルメールの家で奉公することになります。
グリートは、夫婦ゲンカが絶えず、子供たちが騒々しい中で日夜働き続けます。ある日、フェルメールはグリートの窓掃除により生まれた新たな光を見て新作を描くきっかけを掴みます。
フェルメールは彼女の色彩感覚を認め、絵の具の調合を手伝わせるようになりますが、フェルメールの創作意欲を刺激するグリートの存在は、やがて周囲に思わぬ波風を起こしていくことに…。
『真珠の耳飾りの少女』のおすすめポイント
後に名画と呼ばれる絵画『真珠の耳飾りの少女』が描かれた背景をフェルメールの家で使用人として働く17歳の少女の目線で描いた作品です。その17歳の少女をスカーレット・ヨハンソンが演じています。
スカーレット・ヨハンソンの透明感あふれる美しさは、この絵画のイメージそのもの。音楽や映像、演出、キャスト、すべてが絶妙に絡み合い、官能的でとても素敵な雰囲気に包まれた作品です。17世紀のオランダを再現した衣装や美術も必見です。
4.カッコいい女戦士を演じたアクション大作『アベンジャーズ』(2012)
『アベンジャーズ』の作品概要
2012年のアメリカ映画。監督・脚本は、「トイストーリー」の脚本を務めたジョス・ウェドン。出演は、ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナーほか。
第85回アカデミー賞視覚効果賞ノミネート。
『アベンジャーズ』のあらすじ
地球戦略のカウントダウンが開始された時、人類の未来は“最強”の力を持つ7人のヒーローたちに託されます。そのメンバーは、戦う実業家 アイアンマン、神失格の男 ソー、超人ソルジャー キャプテン・アメリカ、魔性のスパイ ブラック・ウィドウ、苦悩の科学者 ハルク、地上最強の射手 ホークアイ、そして孤高の司令官 ニック・フューリー。まさに究極とも言えるこの最強チームは、アベンジャーズと名付けられました。
しかし意思に反して集結させられた彼らは、チームとして戦うことを拒み続けます。次第に明かされるアベンジャーズの知られざる過去と苦悩…。
そしてついに、人類が未だかつて経験したことのない最強の敵が現れ…。はたして彼らは地球を救うことができるのか?
『アベンジャーズ』のおすすめポイント
人気シリーズ『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』『マイティ・ソー』『ハルク』から各ヒーローが集合するアクションムービーです。
スカーレット・ヨハンソンは、唯一の女戦士ブラック・ウィドウを演じています。黒いスーツに身を包み、敵を次々とクールに倒していくシーンはなんともカッコいい。
これまでマーベル作品を観てきた人にとっては、決して見逃すことのできない作品です。主役を張ってきた個々のヒーローたちが団結して戦うシーンには感動すること間違いなしです。
5.心に傷を負う元教授と少女の触れ合いを描く『ママの遺したラヴソング』(2004)
『ママの遺したラヴソング』の作品概要
2004年のアメリカ映画。監督は、シェイニー・ゲイベル。出演は、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・トラボルタ、ガブリエル・マクト、デボラ・カーラ・アンガーほか。
第62回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート。
ロナルド・イヴァレット・カップスによる小説を映画化した作品。
『ママの遺したラヴソング』のあらすじ
フロリダで怠惰な生活を送っていた少女パーシーは、母ロレーンの死を知り、故郷のニューオーリンズに帰郷します。そこでパーシーは母の家に住み着き、母を看取った見知らぬ2人の男、元英文学教授のボビーとその助手で作家志望のローソンと出会います。
幼い頃から離れて暮らしていた母のことを知りたくなったパーシーは、彼らと3人で共同生活を始めます。
『ママの遺したラヴソング』のおすすめポイント
母親の死をきっかけに故郷に戻って来た孤独な少女と、心に傷を抱えた元文学部教授の男との心の触れ合いを描いたヒューマンドラマです。スカーレット・ヨハンソンは、主人公の少女パーシーを演じています。
スカーレット・ヨハンソンがゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞にノミネートされ、その演技がとても高い評価をされた作品です。
反発しあう男と少女が共同生活をすることで徐々に心を通わせるようになる過程が丁寧に描かれています。人間味あふれる登場人物たちの切ないストーリーとアメリカの田舎の雰囲気心地よい作品です。
まとめ
スカーレット・ヨハンソンの出演映画の中から5作品をピックアップしてお届けしました。
ゴージャスでセクシーなイメージがありながら、アクションやシリアス、等身大な女性の役から大人しい役まで幅広くこなしていて、どの作品を見ても彼女の魅力を存分に感じられると思います。
「攻殻機動隊」を実写化した2017年4月公開の『ゴースト・イン・ザ・シェル』では主人公の少佐を演じています。
最新作を観る前に、スカーレット・ヨハンソンの出演作を観賞し彼女の魅力を今一度感じてみてはいかがでしょうか。