葵の疑惑の真相は?新たな犠牲者・新たな謎の第6話
予測不能で、真犯人は一体誰なのかと考察せずにはいられない、スリルたっぷりな完全オリジナルの心理サスペンスドラマ『約束~16年目の真実~』。
16年前に生まれ育った町で起きた連続殺人事件で人生を奪われ、故郷に戻って事件の真相に迫ろうとする女性刑事。しかし帰郷後、殺人事は再び起こり始めます。
主演の中村アンをはじめ、横山裕、岡部たかし、杉本哲太ら豪華キャストが紡ぐスリリングなストーリーが病みつきになる一作。第6話では、さらに物語は急展開を見せます。
明らかとなった新たな犠牲者。今回疑惑の目を向けられたのは、葵の元同級生・桃……果たして恐ろしい犯罪を起こしたのは、いったい誰なのか。さらに深まる事件の謎に葵が迫ります。
CONTENTS
ドラマ『約束~16年目の真実~』の作品情報
【放送】
2024年(日本ドラマ)
【演出】
山本大輔、今和紀、吉川祐太 ほか
【脚本】
小峯裕之、本田隆朗、富安美尋
【音楽】
木村秀彬
【キャスト】
中村アン、横山裕、細田善彦、佐津川愛美、森永悠希、織田梨沙、坪倉由幸、樋口幸平、森優作、長谷川朝晴、井上肇、向里祐香、山田キヌヲ、川床明日香、岡部たかし、杉本哲太
【作品概要】
16年前に起きた連続殺人事件によりすべてを奪われた女性刑事・桐生葵が、父の無実を証明するために故郷に戻り、事件の真相に迫るさまをスリリングに描くサスペンスドラマ。
葵が帰郷した途端に再び事件が次々に発生し、青春時代をともにした同級生らまでも容疑者に。登場人物全員、互いが互いを疑い疑われるストーリーから一瞬たりとも目が離せません。考察必至の極上ミステリーです。
主演を中村アンが務め、バディの刑事を横山裕が演じます。細田善彦、佐津川愛美、森永悠希、織田梨沙が元同級生役を演じるほか、杉本哲太、岡部たかしらベテラン実力派が脇を固めます。
ドラマ『約束~16年目の真実~』第6話のあらすじとネタバレ
16年前の殺人事件の現場と同じ場所で、葵はビー玉を口に詰められた女性の遺体を発見。
連続殺人が再開されたと葵は確信し、望野署には連続殺人事件・捜査本部が設置されました。捜査第一係には、警視庁の矢吹が赴任します。
新たな被害者は、半年前から望野町に住む18歳の和田瑠璃。
瑠璃を殺害した犯人は、16年前の犯人と同一人物の可能性が高いと想定され、本部では捜査が進められることとなります。
香坂は「この犯人による被害者が、他にもいる可能性がある」と言及しますが、矢吹から「余計な考えを起こさないほうが身のためだ」と釘を刺されます。香坂と矢吹の関係に違和感を持った葵は話を聞こうとしますが、彼は何も語ろうとはしませんでした。
やがて瑠璃の携帯の通話履歴から、彼女が最後に通話した相手は葵の高校時代の同級生である桃と判明。葵と香坂は事情聴取を行います。桃は「瑠璃のことはよく知らない」と答えます。
そのような状況の中で、望野署に連続殺人事件に関する匿名通報が入ります。葵たちは通報の場所に向かいました。
ドラマ『約束~16年目の真実~』第6話の感想と評価
新たに発見された「3体の白骨化遺体」の謎
今回は匿名の通報により、新たな3体の白骨化遺体の存在が明らかに。
しかも発見されたのは葵の実家の裏庭。そして16年前の連続殺人事件を象徴する「色あせたビー玉」も一緒に掘り出されます。
果たして誰の仕業なのか。ここでひとつ忘れてはならないシーンがあります。この遺体が見つかる前に香坂刑事が「ほかにも被害者がいる可能性がある」と語った際、新たに赴任してきた矢吹が「余計な考えを起こさないほうが身のためだ」と香坂に釘を刺した場面です。
矢吹には警視庁本部の有村刑事部長の息がかかっており、香坂が部長から密命を受けていることも知っている様子。その矢吹の言った「余計なことに手を出すな」という言葉は、刑事部長の意志と考えて良いでしょう。
刑事部長はほかに犠牲者がいることを知っており、なおかつ「その事実を伏せておきたい」と思っているのが暗に伝わってきます。ただし、今回の白骨化遺体について知っていたかどうかは謎のままです。
やがて遺体のうちの一人が、葵の同級生の桃の母親だと判明。桃はずっと「母に捨てられた」と思い苦しんで生きてきましたが、実は16年前にすでに殺され、裏庭に埋められていたのです。
3人の遺体を埋める作業は、決して楽ではない重労働です。若い女性の犯行とは考えられません。男性だとしても単独では難しいはずです。
ラストでは、シナリオを書き進めた人物が、白骨化遺体について通報したことが明かされます。おそらくこの人物が、桃のポストにシナリオを入れて、葵の疑いの目を桃に向けさせた張本人なのでしょう。
和田瑠璃という女性を殺したのが、彼女をDVで苦しめてきた元恋人なのかどうかもはっきりしません。瑠璃はほんの半年前、DVから逃れるためにこの町にやってきたばかりの女性ですが、それでも16年前の事件に連なる犠牲者である可能性はありそうです。
瑠璃の犠牲と、3体の白骨化遺体の発見が同時期だったことは、大きな意味を含んでいるように思えてなりません。
次回新たに疑惑の目が向けられるのは元同級生・天草
新たな謎が積み重なっていく中、第6話のラストで判明したのは、「葵の元同級生である天草が、なぜか殺人事件の被害者・瑠璃の携帯を所持していた」という衝撃の事実でした。
今回の第6回では、桃に大きな嫌疑がかけられました。有罪を確信した葵は独断で桃を逮捕するものの、すぐに桃の疑惑は晴れることに。しかも桃の母親もまた、16年前の犠牲者のひとりであることが判明し、事件はさらに混沌とし始めます。
次回の第7回は、おそらく天草が抱える「秘密」に迫る回となるのは必至。
これまでの展開から推察すると、天草が真犯人である確率は低いかもしれません。しかしながら、天草が人に言えない秘密を抱え込んでいることは間違いありません。現場近くでボソリと不穏な呟きを残した、雑貨屋の店主・井出の存在も気になります。
そして次回は、香坂の過去についても少しずつ明かされていく模様。香坂の抱える秘密からも目が離せません。
まとめ
今回の第6話では、新たな殺人事件の犠牲者・瑠璃の遺体が見つかり、容疑者として元同級生の桃が逮捕されるという急展開でした。
桃の嫌疑が晴れたのもつかの間、第7話では、瑠璃の携帯をなぜか所持していた天草に疑惑の目が向けられます。
仲のよかった同級生らが、次々に容疑者となっていく残酷な展開に胸を痛めつつ、その先のストーリーが気になって目が離せません。
16年前から恐ろしい連続殺人を行ってきた凶悪犯はいったい誰なのでしょうか。二転三転するストーリーをしっかり見つめながら、ぜひ考察を楽しんでください。