映画『マスカレード・ホテル』は、1月18日(金)より全国ロードショー!
東野圭吾の人気作品群「マスカレード」シリーズ。累計310万部を売り上げるこのシリーズの第一作『マスカレード・ホテル』がついに実写化。
グループ解散後、俳優として精力的に活動する木村拓哉を主演に据え、小日向文世・長澤まさみ・高嶋政宏など豪華キャストで贈る究極のホテル・ミステリーです。
CONTENTS
映画『マスカレード・ホテル』の作品情報
【公開】
2019年(日本)
【原作】
東野圭吾『マスカレード・ホテル』
【監督】
鈴木雅之
【脚本】
岡田道尚
【キャスト】
木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、東根作寿、石川恋、濱田岳、前田敦子、笹野高史、高嶋政宏、菜々緒、生瀬勝久、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼
【作品概要】
小説家東野圭吾の作品群の中でも屈指の人気を誇る「マスカレード」シリーズ。第一作『マスカレード・ホテル』を実写映画化。
『王様のレストラン』(1995)や『ロングバケーション』(1994)などを手掛け、さらに木村拓哉の代表作でもある『HERO』のドラマ・映画両方の監督を務めた鈴木雅之が担当。
脚本は映画「ライアーゲーム」シリーズを手掛けた岡田道尚が務めます。
鈴木雅之監督のプロフィール
参考映像:『HERO』(2015)
鈴木雅之は、映画監督でもあると同時に、フジテレビジョン役員待遇編成局制作センター第一制作室ゼネラルディレクターでもある、テレビマンです。
共同テレビで、TVドラマ『世にも奇妙な物語』(1990)や『白鳥麗子でございます!』(1993)を演出し注目を集めると、1994年、フジテレビに移籍します。
その後『王様のレストラン』(1995)、『ロングバケーション』(1994)、『ショムニ』(98)、『古畑任三郎』(1999~2006)など90年代を代表するドラマ作品を数多く手がけ、高視聴率をたたき出します。
1999年、人気漫画作品が原作で、ドラマとしても大ヒットした『GTO』の劇場版で、映画監督デビュー。
木村拓哉の代表作ともいえる『HERO』では、2001年のドラマ版と2007年と2015年の映画版の両方を監督を務めます。
近年手掛けた映画作品では、2011年、万城目学原作の映画『プリンセス トヨトミ』が話題となりました。
原作者東野圭吾のプロフィール
参考映像:『容疑者Xの献身』(2008)
東野圭吾は、1958年生まれの大阪市生野区生まれ。
幼いころは特に読書少年でもなかった彼ですが、大阪府立阪南高等学校に入学し、2年生になった1974年に、偶然手に取った小峰元の小説『アルキメデスは手を汚さない』を読み、推理小説に初めて目覚めます。
そして同時に江戸川乱歩賞の存在を知り、そのつながりから松本清張の著作を読み漁るようになり、やがて自ら推理小説を書き始めます。
処女作は『アンドロイドは警告する』だが、現在まで内容は公開されていません。
大学卒業後、エンジニアとして働きながら小説を執筆。何作かの江戸川乱歩賞への挑戦の末、1985年、デビュー作『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞します。
1986年には退職し、専業作家としての道を歩みまじめますが、ヒット作に恵まれない時代が続きます。第52回日本推理作家協会賞を受賞した『秘密』がヒットすると、1999年には広末涼子主演で映画化されます。
以後、彼の作品の映像化が増え、『白夜行』は2006年にドラマになり、2010年に映画が公開されました。
特に福山雅治主演でドラマや映画になた「ガリレオシリーズ」で、小説を読まない層にもその名が広く知られるようになっています。
その他映画化された作品に『手紙』(2006)、『容疑者Xの献身』(2008)、『さまよう刃』(2009)、『夜明けの街で』(2011)など多数。
映画『マスカレード・ホテル』の主なキャスト
新田浩介役・木村拓哉のプロフィール
参考映像:『無限の住人』(2017)
木村拓哉は、1972年生まれ、東京都出身の俳優。
1988年にジャニーズ事務所のアイドルグループSMAPのメンバーとして活動をスタートし、1991年にCDデビューを果たします。
グループ活動を通じ数々のヒット曲をリリースするとともに、『SMAP×SMAP』といったTV番組で、当時のアイドルとしては珍しいバラエティもできるアイドルとして国民的人気を博します。
また、個人の活動として、”あすなろ抱き”という言葉を生み出した『あすなろ白書』(1993)などのテレビドラマ出演に始まり、『ロングバケーション』(1996)や『ラブジェネレーション』(1997)、『ビューティフルライフ ふたりでいた日々』(2000)など主演ドラマが軒並み高視聴率を獲得します。
代表作「HERO」シリーズ(2001~15)は、2007年と2015年の劇場版がともに大ヒットを記録しました。
俳優としてもアイドル的な人気を持っていた一方で、巨匠山田洋次監督の『武士の一分』(2006)で主演を務めたほか、ウォン・カーウァイ監督の『2046』(2004)など海外の監督の作品にも精力的に出演するなど、一人の俳優としてのキャリアも着実に積み上げています。
2016年のSMAP解散後は俳優としての活動がめざましく、映画『無限の住人』(2017)、『検察側の罪人』(2018)などに主演。
輝くアイドル俳優から、渋みと凄みを増したアラフィフ俳優への階段を上っています。
映画『マスカレード・ホテル』のあらすじ
都内で発生した、3件の殺人事件。現場にはいずれも不可解な数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事件として捜査が開始されます。
警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介は、その数字が次の犯行場所を予告していること、そして高級ホテル・コルテシア東京が4件目の犯行場所になることを突き止めます。
犯人を見つけるためホテルのフロントクラークに成りすまして潜入捜査を始める新田。
刑事という立場から、現れる宿泊客たちを次々と疑っていく新田と、彼らをお客様として信じようとするフロントクラーク・山岸尚美。
2人は衝突を繰り返しながら、この難事件に挑みますが…。
映画『マスカレード・ホテル』の感想と評価
本作の見どころは、まずその“舞台”にあります。
ホテルの中で繰り広げられるミステリーということで、普通のドラマの刑事ものとは規模が違います。
豪華なホテルの世界を堪能しながら、観客の私たちも宿泊客のひとりになったつもりで、一緒になぞ解きをしてみるのが、おすすめの鑑賞方法です。
また、舞台がホテルということは、それだけ登場人物の数も、人間模様も多様で複雑なものになります。
そしてこの作品の凄いところは、多くの登場人物に豪華キャストを呼んでいることです。
ヒロインに長澤まさみを据え、小日向文世、笹野高史、高嶋政宏、生瀬勝久、宇梶剛士などのベテラン勢にはじまり、前田敦子、菜々緒、勝地涼などのいまをときめく若手俳優、そして石川恋、橋本マナミなどここ数年ドラマで輝き始めたニュースターまで、さまざまな年代や個性の俳優さんがずらっと揃っています。
そんな彼らが、いったいどんなキャラクターを演じるのか、そしてこの連続殺人事件の犯人はいったい誰なのか、そこに注目しながら作品をみるのも本作の醍醐味ですね。
もちろん、日本が誇る国民的人気俳優、木村拓哉の初の刑事役にも注目してみてください。
まとめ
東野圭吾氏のミステリーを映像化した作品は、ミステリーに慣れていない人でも、事件の経緯や人物描写がわかりやすく、ひとつのエンターテインメントとしても楽しめるものが多いです。
ドラマの『ガリレオ』や『新参者』がヒットしたのもその表れです。
そしてそういったワクワクできる作品には、やはり“スター”と呼ばれる俳優が真ん中にどーんと構えていることで、映像作品としての強度を増します。
「ガリレオ」シリーズには福山雅治、『新参者』には阿部寛というのがその例です。
彼らが謎を解き、謎だけでなく犯人の心の暗部と対峙していく様は、エンターテイメントさながら、痛快とも言えます。
そんな東野圭吾の映像化がキムタク主演であり、『マスカレード・ホテル』ということも相まって、ワクワクドキドキの作品になるに違いありません。
2019年のオススメの1発目に何かワクワクしたものが観たいという方は、ぜひ観ておくべき1本ですよ。
映画『マスカレード・ホテル』は、1月18日(金)より全国ロードショー!