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Entry 2017/10/28
Update

映画SAW(ソウ)全シリーズあらすじ解説。動画無料視聴方法も

  • Writer :
  • 村松健太郎

ギネスブック公認世界で最も成功したスリラーシリーズ「SAW」が復活。

2017年11月10日より公開される新感覚ソリッド・シチュエーション・スリラー『ジグソウ:ソウ・レガシー』。

公開直前!あの最前列の殺人者が還ってくる前に『SAW』シリーズ過去の7作を完全プレイバック

1.映画「ソウ」シリーズの成り立ち


(C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved

2004年から2010年の7年間ハロウィンシーズンを恐怖に陥れてきた「SAW」シリーズが7年ぶりにまさかの帰還

命の価値を巡る究極のゲームの仕掛け人”にして“最前列の殺人鬼”こと“ジグソウ”が蘇る?


(C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved

2004年当時全く無名だったジェームズ・ワンリー・ワネルの監督兼脚本兼役者コンビが放った低予算密室ホラー『ソウ』

意味深でハッタリの効いた予告編に惹かれて、実際の映画本編に入ってみると謎が謎を呼ぶ展開がはまった人が続出しました。

大ヒットを受けて、シリーズ化が決定。もともとも別作品ように用意していた脚本から派生してパート2が翌年2005年のハロウィンシーズンに公開。以降7年間・7作品に渡ってこの時期恒例の映画シリーズとなりました。

ちなみにタイトルの“ソウ”はノコギリ(チェーンソウなどの“ソウ”)・見る(SEE)の過去形、犯人のジグソウ、立場逆転のシーソーと複数の意味がこめられています。

1.映画『ソウ』(2004)のあらすじ

古びた浴室に二人の男。二人の足は鎖で繋がれていて身動きができない状態。

一人はアダムというカメラマンで、もう一人はゴードンという名の医師。そして二人の間にはテープレコーダーと拳銃を握った死体が。

テープの声は6時間以内にどちらかがどちらかを殺さなくては二人とも死ぬと告げます。更にゴードンの妻子の命も危ないことが知らされます。

二人はここに至るまでの記憶を探ります。

ゴードンは末期の脳腫瘍を患っているジョンという名の患者のカルテを見ていました。そこにタップ刑事とその相棒が現れます。

ゴードンのペンがとある殺人事件の現場に落ちていたと言うのです。通称“ジグソウ殺人”と呼ばれるこの事件は対象となる人間に過酷なゲームを仕掛ける殺人事件です。

ゲームは複雑なトラップが使われ、選ばれた人間は“命の価値を分かっていない者”と見なされた者たちです。遺体にはジグスパズルのピースのような形で皮膚が切り取られています。

浴室内を探すとノコギリと着信専用の携帯電話が見つかります。ノコギリはとてもじゃないですが、鎖を切断できモノではありませんでした。つまり、自分の足を切り落とせということなのです。

ゴードンの持つ携帯に「アダムを信用するな」というメッセージが送られます。アダムは実はゴードンを疑った刑事たちに雇われ、尾行していた者でした。

タップ刑事たちメッセージの語り部として“ビリー人形”の映像の背景からジグゾウの隠れ家を見つけ出し潜入、殺人鬼にあと一歩のところまで迫りますが逃走用のトラップにかかりタップ刑事は重傷を負い相棒は命を落とします。

一方ゴードンの家では病院の雑用役ゼップがゴードンの妻子を拘束していました。

指定の6時間が過ぎるとゼップは二人を手にかけようとします、重傷を負いながらもゴードンの家の張り込みをしていたタップ刑事たちが飛び込み妻子は助かります。しかし、刑事はゼップに撃たれてしまいます。

妻子の無事を知ることができないゴードンは半狂乱となって自分の足をノコギリで切り落とし、アダムに拳銃をむけます。

ゴードンの妻子を殺害することに失敗したゼップがやってきたのは二人のいた浴室でした。

ゼップによって浴室の扉は開かれ、更にゴードンに殺されたと思ったアダムが起き上がりゼップを射殺します。

ゴードンは痛む足を引きずりながら外に向かいます。アダムはゼップの服の中から鍵を探しますが出てきたのは一本のテープでした。

ゼップもまたゴードンの妻子を殺さなくては投与された毒によって死んでしまうというゲームの対象者でした。

その時、驚くべきことに浴室の中央にいた死体が起き上がります。この死体に扮していた者こそジグソウでした。

そしてジグソウは再び扉を固く閉ざしてしまいます。その直前、ジグソウはアダムに冷たく言い放ちます「GAMEOVER !」と。

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2.『ソウ2』(2005)のあらすじ

息子ダニエルの素行不良に悩まされるエリック刑事。そんな彼が同僚の女性刑事ケリーに呼び出された殺人現場は状況から見てジグソウの仕業としか思えません。

現場にはエリックの名前が残されていました。現場のヒントからエリックはジグソウのアジト導き出し、急襲します。多くのトラップにより苦戦しますが、確かにその奥にはジグソウの姿がありました。

ジグソウは末期の脳腫瘍を患い、身体を動かすこともままなりません。そんなジグソウの目の前には複数のモニターが設置されていました。

そこに映し出されていたのは新たなゲームの参加者となった8人の男女の姿があり、そこにはダニエルの姿もありました。

その中にはかつてゲームから生き残ったアマンダの姿もありました。再びゲームに参加させられたアマンダは残りの7人にジグソウのゲームの説明をします。

今回のゲームは閉じ込められた建物内に遅効性の神経ガスが充満していて各々に課されたゲームをクリアすれば解毒剤を得られるというものでした。

ダニエル以外の7人は前科者ですべてエリックが証拠をねつ造して逮捕・起訴した者でした。一人また一人と過酷なゲームと内輪もめによって傷つき倒れていきます。

ダニエルを何とかして助けたいエリックに対してジグソウは制限時間まで自分と話をしていることがルールだと語ります。

しかし耐え切れなくなったエリックはジグソウに暴力も辞さない苛烈な尋問を行い、やがてゲームの場がジグソウの屋敷の地下室だということ自白させます。

エリックは単独でジグソウをアジトから連れ出し道案内をさせます。彼は後を追うSWATを待つことなく屋敷に突入します。

一方地下室では最後に残っていたアマンダとダニエルが追い詰められていました。逃げ込んだ場所はアダムとゴードンが閉じ込められたあの浴室でした。

ジグソウのアジトでエリックとSWATが突入したはずのジグソウの屋敷の映像をみていたケリーは愕然とします。中にいるはずの彼らの姿が映っていなかったのです。

ゲームに映っていた映像は過去の録画映像でした。その時アジトで制限時間が過ぎたことを知らせるアラームが鳴りアジトのあった大型金庫の扉が開きます。

中にいたのはダニエルでした。ジグソウの言葉通り制限時間までアジトでジグソウと対峙していればエリックの目の前に自然とダニエルは現れるのでした。

しかし、事情を知らないエリックは浴室の浴槽に人がいることに気が付き、それがダニエルだと思い手を差し伸べますが、逆に襲われます。

そこにいたのはゲームの参加者だと思われたアマンダでした。アマンダは扉を閉める直前に言い放ちます「GAMEOVER !」と。

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3.『ソウ3』(2006)のあらすじ


(C) 2006 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

ジグソウの弟子となったアマンダによって閉じ込められたエリック。彼は自身の足を潰し自身の足かせをからその身を脱します。

そのころケリーは新たな爆殺事件現場に駆け付けます。ジグソウの仕業と見なされますが、ケリーにはゲームをクリアしてなお殺されている被害者を見て違和感を覚えます。

しかしそのケリーもまたアマンダによってとらわれ過酷なゲームに巻き込まれ、命を落とします。

女性外科医のリンは激務からの帰宅特注に何者かに誘拐されます。彼女が目覚めた場所にいたのは脳腫瘍のため瀕死の状態にあるジグソウとアマンダの姿がありました。

ジグソウの後継者になることを切望するアマンダは、制限時間以内にジグソウの延命に成功しないとリンは死ぬというゲームを提示します。

一方、地下室の一室で一人の男が目覚めます、彼の名はジェフ。かつて息子を轢き逃げで失った過去があります。

そんな彼の前に事件関係者たち(目撃者、証言をしなかった女、軽い罪にとどめた判事、そして今は自由の身にある犯人)が過酷な状況で囚われている姿がありました。

ジェフが恨みを捨てて赦せば関係者たちは死なずに済みますが、ジェフが赦すことができないとしたときは彼の目の前で関係者たちは次々と殺されていきます。

その惨状を見てジェフはやがてターゲットたちを赦していくのでした。

リンは限られた設備でと死の恐怖と戦いながら何とかジグソウの延命に成功します。しかしアマンダはルールを破りリンを殺害します。そこに現れたのはジェフでした。

リンとジェフは夫婦であり、たどり着いた先、ジグソウの治療が行われていた地下室にたどり着き、目の前でリンを撃つアマンダの姿を目撃、そしてジェフは銃撃戦の末にアマンダを撃ち殺しました。

アマンダはジグソウの後継者になろうとする一方で、何度もルールを無視しゲームをクリアした者たちをも殺していました。

これはジグソウがアマンダを自分の使命を受け継ぐべき存在かどうかを試すゲームでもありました。アマンダはこのゲームをクリアすることができませんでした。

一部始終を語り終わったジグソウは最後の時を迎えます。すでにアマンダは息絶え、リンも瀕死の状況にあります。

ジグソウは最後にジェフに自分を赦すかどうかを尋ねます。ジェフはジグソウを赦しますが、しかし最後はジグソウの頭を撃ち抜きます。

しかしそれこそがジグソウの最後の仕掛けでした。

ジグソウが死ぬと同時にリンのトラップが作動しリンは死亡します。ジェフの赦しの最後の対象はジグソウ自身でした。

最後の時にジグソウが再生したテープにはそのことと更に残された二人の娘が囚われていてその詳細はジグソウしか知らないことを告げるのでいた。

【ちょい解説】
さて、ここで映画『ソウ』を取り巻く環境が変わります。

監督こそ1作目だけでしたが、脚本・原案を担当していたジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作のみの傘下となりシリーズから距離を置くこととなります。

▼映画『ソウ3』はHuluで視聴できます。
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4.『ソウ4』(2007)のあらすじ


(C) 2007 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

ジグソウことジョン・クレイマーの遺体が解剖されます。そして胃の中から蝋で固められたテープが発見されました。

テープの声はゲームの終わりは自分の死ではない、また始まると語ります。

事件を追うホフマン刑事に加えエリックの相棒だったリッグがある遺体を発見します。アマンダのトラップにより命を落としたケリーでした。

そこにFBIからストラムとペレーズの特別捜査官が到着し、ジョン・クレイマーの妻ジルに尋問を始めます。

リッグは部下であるSWAT隊員にエリック、ケリーも失い私生活をも犠牲にして事件を追おうとします。そんな姿を見てホフマンは慎重になるよう忠告します。彼も何もんかに襲われてしまいます。

そんな中、リッグがゲームの参加者に選ばれてしまいます。

家で何者かに襲撃されたリッグは目を覚ますとテレビに映るジグソウの化身・ビリー人形の姿を見ます。

ビリー人形はリッグにゲームのルールを語りだします。映像は別の場面に切り替わります。

そこにいたのはかろうじて生き永らえていたエリックが天井から吊るされ、ホフマンが椅子に拘束されている姿でした。

エリックの足元には大きな氷の塊があり、エリックが踏み外すとホフマンの椅子が水の中に沈み込み感電するというものでした。

リッグの前に複数の写真が提示されます。そこに写っているのは少女買春の取りまとめ役であったり、無罪になった強姦犯であったりしました。中にはホフマンの写真もあり、最後の一枚はあのジルです。

目の前でジグソウのトラップ囚われているのは明らかな重犯罪者、リッグは彼らを助けるのか罪に囚われずにいる犯罪者をそのまま見殺しにするのかという選択に迫られます。

ジグソウの思想をリッグに見せつけるような犯罪でした。一方でリッグはストラム達によってジグソウの協力者ではないかという疑いがかけられてしまいます。

リッグの部屋に写真があったことから、ストラムは改めてジルを尋問します。

そこでジルから夫でもあるジグソウことジョン・クレイマーとの間起きた出来事を語り始めます。

ジルはかつて薬物中毒者のリハビリ施設で働いていました。ジルはジョンの子供を身籠っていましたが、ある夜元患者が強盗に押し入りジルに襲い掛かりました。

結果としてジルは流産。ジルはその直後にジョンから別れを切り出され、そしてジョンがジグソウに変わったと言います。

その強盗こそ最初のゲームの被害者でした。

リッグがジグソウによって導かれる先々は法で裁かれない犯罪者の居場所ばかりです。

リッグは正義と人命のはざまに立たされます。リッグは犯罪者自身に任せるという選択をしますが、トラップが発動して命を落とすものばかりです。

そしてそれはリッグの後を追うストラムからみるとそれはリッグがジグソウの模倣をしているようにしか見えません。

ストラムとペレーズがジグソウ(またはその後継者)のアジトを突き止め潜入しますが、ジグソウの罠にペレーズが倒れます。

そんな彼の目の前にいたのは二人の瀕死の女性、そして息も絶え絶えのジグソウと、彼に赦すように求められるジェフの姿がありました。

ジェフもまたジグソウの仲間だと判断したストラムはジェフを殺害します。

一方、リッグは最後の部屋にたどり着きますしかし、そこに仕掛けられた罠は扉を開けるだけでエリックとホフマンの仕掛けを作動させるものでした。

そんなリッグの前に意外な人物が立ち塞がります。それは拘束され罠の犠牲になったと思われていたホフマンでした。
ホフマンはリッグにもっと慎重になれと言い最後に告げます「GAMEOVER !」と。

そして物語は冒頭の解剖後のテープに戻ります。ジグソウが死の淵に立ちアマンダがルールを守らなくなることでゲームの支配者になったと思っていたホフマンにはそれはまるで死者からの警告のようでした。

▼映画『ソウ4』はHuluで視聴できます。
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(C) 2007 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

5.『ソウ5』(2008)


(C)2008 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ある男が巨大な死の振り子によって惨殺されます。男はゲームクリアの条件をこなしたにも拘らず罠の餌食となりました。

FBIのストラムはジグソウことジョン・クレイマーが最後の時を迎えた部屋にいます。そこにはジグソウの後継者になり損ねたアマンダや外科医のリン、そしてストラムに銃を向けたジェフを射殺した直後です。

奥の隠し部屋に進むとテープがあり再生するとこれ以上進まない方がいいと警告していきます。しかしストラムは先に進みジグソウの罠にかかってしまいます。

命が下で何とか罠から脱したストラム、彼はその後駆けつけた警官隊によって救出されます。ジェフの娘を抱きかかえて出てきたホフマンはその姿を見せて顔を曇らせます。

一方、ジルは夫の遺産としてある木箱を受け取ります。自分の首にかけてあった鍵でその箱明け、中身を見たときにジルは戦慄を覚えます。

その一方でジグソウことジョン・クレイマーの死をもって一連の事件の終結宣言をした警察は、生き残った英雄としてホフマンを称えます。

しかし彼が、自室に戻るとホフマンの正体を知っていると書かれたメモが置かれていました。

ホフマンとストラムは事件について言い争いをします。そしてストラムはホフマンを疑いの目で見ます。

その頃、新たに5人の男女がゲームの参加者に選ばれていました。これは誰かを犠牲にしなくては次へ進めないという今までのジグソウのゲームからはかけ離れたものでした。

深夜、負傷した体を押してFBI資料室にやってきたストラムはホフマンとジグソウの接点を探し出します。ホフマンの妹が殺害され、その犯人もまた殺害されていました。

捜査の上ではジグソウの犯罪の一つとされていましたが、それこそ解除できない巨大な振り子による殺人であり、ホフマンがジグソウに見せかけた犯罪でした。

ストラムはジグソウ事件の捜査全てにホフマンが関わっていることを突き止め、やがて彼が捜査情報を巧みに操作していたと推理します。

ホフマンのしたことは生前のジグソウことジョン・クレイマーにすぐに見つけられます。ジョンは模倣こそ最高の賛辞と語りながらも、勝手に名前を使われることを許さず、更生のチャンスのない殺人を否定します。

そしてジョンはホフマンに更生=自分のすることをそばで見ることを選ばせます。

ジグソウは自分の仕事をホフマンに見せ“殺人と更生”の違いを見分けるようにと語り噛めます。ホフマンは最初期からジグソウの共犯者でした。あのゴードン医師とタップ刑事を近づかせたのもホフマンの仕業でした。

ジグソウはエリック刑事の息子を巻き込んだ8人のゲームの中にアマンダを送り込む一方で、ホフマンにその状況を観察させます。

ジグソウ最後の場でもホフマンは関わっており、瀕死のジグソウにアマンダ、リン、ジェフ、そしてストラムをも殺害し、自分だけが唯一生き残った英雄になろうとしていたのでした。

また、ホフマンはストラムの後任のエリクソン捜査官にアマンダ以外にもジグソウの遺志を継ぐ共犯者の存在を仄めかします。

ホフマンこそジグソウの後継者であることを確信したストラムは彼の後つけある廃墟にたどり着きます。

その場所こそ新たなゲームの舞台でした。ホフマンは唯一の生き残りにストラムの存在を誤認させ、その証言を得たエリクソンはストラムが後継者だと考えます。

ストラムは廃墟の奥でホフマンと乱闘になりガラスの破片が入ったケースにホフマンを投げ入れます。

ホフマンを捉えたと思ったのも束の間ガラスのケースが静かに床に沈みだすと同時に両側の鉄の壁が動き出し、ストラムを押しつぶしていきます。ホフマンはその姿を不敵に笑いながら見届けるのでした。

▼映画『ソウ5』はHuluで視聴できます。
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(C)2008 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

6.『ソウ6』(2009)


(C)MMIX Lions Gate Films Inc. ALL Rights Reserved

ホフマン刑事はジグソウの共犯者=ストラム捜査官であるという証拠を多く残し自身は生き残ります。

そんな彼がある現場にFBIから呼び出しを受け、向かうと意外な人物に出会います、罠に倒れたと思われていたストラムのかつての相棒ペレーズ捜査官でした。

エリクソンが安全のために彼女の存在を隠していたのでした。ストラムの後を継いだエリクソンは事件についてホフマンと共同捜査を申し入れます。

二人の捜査官の話からストラムがジグソウの共犯者である可能性とそうではないのではないかと部分、両方を提示されます。またエリクソンたちはジョンの遺品の木箱の存在を知っていました。

ジルがジョンとの過去を回想します。アマンダはジルを襲撃した強盗犯の共犯でした。そしてジグソウのゲームを生き残ったことで、今はジグソウの忠実な弟子となったことを告げます。

一時期はホフマンより上の立場でジグソウに接していたこともわかります。

これまで事件のことは何も知らないと言っていたジルもまたジョンのゲームについて深くかかわっていました。

そんなジルに、捜査の進捗状況に焦りを感じたホフマンがジョンの遺言に残された最後のゲーム計画を渡すよう迫ります。

それは最後のゲームの参加者を記したものが入った5つの封筒でした。最後の仕上げだけはジルが行うということにもホフマンは無下に断ります。

保険会社の副社長が拉致され新たなゲームが始まります。

この保険会社にはかつてジョンも加入していて、脳腫瘍を発症したときに充分な保険金の支払いを受けられてないでいました。また彼と同じように支払いを受けらなかった人も多くいました。

副社長もジグソウことジョン・クレイマーのことは記憶していました。他人の命について軽く考えてきた相手にジグソウのゲームは苛烈を極めます。

一方、エリクソンたちはストラム以外の共犯者の可能性を感じ残された音声のクリーニングを進めます。クリーニングが全て終わった瞬間、そこに響いたのはホフマンの声でした。

驚く一同にホフマンが襲い掛かります。切り取っておいたたストラムの手を使って各所に指紋を残し、更に証拠隠滅のために火を放ちます。

ホフマンが向かった先はゲームを監視するモニタールーム。

かつてホフマンはアマンダを退けてジグソウの後継者になるために、ジルの流産とアマンダの関係をもとにアマンダを脅迫していました。

ジグソウのアマンダへの最後のテストに失敗したのもホフマンの脅しがあったからでした。

モニタールームの席についたホフマンの前にその脅迫状のコピーが置かれています。次の瞬間ジルがホフマンを襲撃します。ホフマンに罠を仕掛けて立ち去ります。その去り際、ジルは言い放ちます「GAMEOVER !」と。

▼映画『ソウ6』はHuluで視聴できます。
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(C)MMIX Lions Gate Films Inc. ALL Rights Reserved

7.『ソウ・ザ・ファイナル3D 』(2010)


(C)2010 Lions Gate Films Inc.All Rights Reserved.

片足を失い血まみれになりながらも這うようにして脱出している男がいます。あのゴードン医師です。

ジグソウことジョン・クレイマーの妻ジルの罠にかかったホフマン刑事は重傷を負いながらも罠から脱します。

ホフマンの処刑に失敗したこと悟ったジルは警察に駆け込みます。担当したギブソン刑事に身柄の保護と面積を条件に出したうえで“ホフマンこそがジグソウの後継者”であることを伝えます。

一方、世間では一人の男が話題になっていました。男の名はボビー、彼はジグソウのゲームからの帰還者として自伝を発表していました。

TVにも出演し自身の体験を雄弁に語ります。しかし、この一件は丸々ボビーの作り話であり、ボビーは自分の名声のためにジグソウを利用したのでした。

また別の日ボビーはジグソウの被害者・生還者の集まりに参加していました。その場には過去に何とかゲームから本当に生き残った人々が集まっていました。

そこでもボビーは雄弁にかたり、その場にいる人々を鼓舞します。そんな彼を見て大きな拍手を送る義足の男性がいました。あのゴードン医師です。

ボビーの嘘はもちろんジョンとホフマンの耳に入っていました。ジョンはボビーの本のサイン会にも顔を出していたほどです。

集会の直後、ボビーは何ものかに捕らえられ本物のゲームに差参加することになります。ホフマンは刑事としての身分を失ったこともあり暴走し始めます。

彼が仕掛ける罠はおおよそクリアができるものではなく、全てのものを殺害してしまうものでした。ホフマンは自動車解体工場で人種差別主義者をゲームにかけます。案の定誰もが助かりません。

現場を見たギブソンはジグソウの後継者ホフマンの仕業だとすぐに察します。警察関係者ということもあってセーフハウスも役に立たない中、ジルは警察署の拘留施設に身を置かれます。

ギブソンはかつて目の前で犯罪者を嬉々として銃殺したホフマンの姿を思い出します。

ホフマンの行方を追うギブソン、残されたわずかな手がかりからホフマンの隠れ家は自らが事件を起こした自動車解体工場の隠し部屋であることに気が付き急行します。

しかし、それは大きな罠でした。工場にはマシンガンが仕掛けられギブソンを含む駆けつけた警官の多くが犠牲になります。

ホフマンは工場に警察の目を集めたすきに自動車解体工場の遺体袋の中に忍び込み、まんまと警察署内部に侵入します。

手薄になった警察署の中でホフマンを止められる者はいません。ジルも必死に抵抗しますが最後は罠の餌食となります。

ボビーもゲームをクリアすることができずに唯々周りの人間の死を目の当たりにするだけです。

町の混乱を利用して証拠全て隠滅したホフマンは町を最期にします。

しかしそこに覆面の男たちが襲い掛かります。その中にはあのゴードン医師の姿もありました。ゴードンこそがジグソウの後を受け継ぐ者だったのです。

ゲーム参加者に体の一部に鍵となるアイテムを埋め込んだ、ジグソウパズルの形に皮膚を切り取たりするなどの専門的な医療技術を提供していました。

ジグソウに外科医のリンを紹介したのもゴードンでした。目を覚ましたホフマンはあの浴室、アダムやエリックの遺体のあるあの浴室です。

そしてホフマンは足を鎖で繋がれていました。あのノコギリがありましたが、ゴードンによって奪われてしまいます。

そして、ゴードンはホフマンを閉じ込めたまま二度と空くことがないであろう扉を閉めます。そして、最後に一言あの言葉を発します「GAMEOVER !」。

▼映画『ソウ・ザ・ファイナル』はHuluで視聴できます。
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(C)2010 Lions Gate Films Inc.All Rights Reserved.
*Huluでの視聴は3Dではご覧いただけませんので、ご注意ください。

まとめ

2017年11月10日より公開される新感覚ソリッド・シチュエーション・スリラー『ジグソウ:ソウ・レガシー』。

その前に過去作7作品のあらすじのプレイバックと、Huluでの無料動画視聴も紹介させていただきました。

▼映画「ソウ」シリーズはHuluでご覧いただけます。

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まずは2004年の『ソウ』から見始めて、2010年の『ソウ・ザ・ファイナル』まで一気に見ることも可能ですよ。

無料トライアル期間に解約をすれば料金は一切かかりませんし、記事でご紹介した作品以外にも映画・海外ドラマ・国内ドラマ・アニメなど、大量の作品が見放題となっています。

作品によって追加料金がかかるVOD(定額制動画配信サービス)もありますが、Huluは全作品見放題というのも安心して使えるポイントですね!

※紹介している情報は2017年11月時点のものです。配信作品の状況が変わっている可能性もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。

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