Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

サスペンス映画

Entry 2018/07/17
Update

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』あらすじとキャスト。マーゴット・ロビー紹介も

  • Writer :
  • 若松れん

2018年7月21日(土)より新宿シネマカリテにて公開のロンドンを舞台に繰り広げられる復讐の物語『アニー・イン・ザ・ターミナル』

復讐を遂げる美女を、今ハリウッドで注目のマーゴット・ロビーが演じ、時には黒髪の殺し屋となり、時には白衣の天使となって男たちを翻弄していきます。

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』のキャストやあらすじ、見どころのご紹介です。

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』の作品情報


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

【公開】
2018年(アメリカ・イギリス・ハンガリー・香港合作映画)

【原題】
Terminal

【監督】
ヴォーン・ステイン

【キャスト】
マーゴット・ロビー、サイモン・ペッグ、マイク・マイヤーズ、マックス・アイアンズ・デクスター・フレッチャー

【作品概要】
映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』は、ロンドンを舞台に『ワールド・ウォーZ』の助監督ヴォーン・ステインと、『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・バロン製作による復讐劇。

目的のためならどんな手段も厭わない、史上最高の悪女が極上のリベンジを仕掛けるサスペンス・スリラー作品です。怪しい美貌で男たちを翻弄する主人公アニーは、現在ハリウッドで最も注目されているマーゴット・ロビーが演じています。

ヴォーン・ステインのプロフィール

ヴォーン・ステインは、俳優としても活動しており、短編映画『Yussef Is Complicated』(2015)や『Dark Night』(2006)に出演。

その後は、『ワールド・ウォーZ』(2013)や『美女と野獣』(2017)の助監督を務め、本作『アニー・イン・ザ・ターミナル』が監督としてのデビュー作となります。

デヴィッド・バロンのプロフィール

本作で制作を務めているデヴィッド・バロンは、1980年代にロケーションマネージャーやプロダクションマネージャーとして活動。

1995年の『世にも憂鬱なハムレットたち』で初クレジットされ、1996年には上映時間4時間にも及ぶ超大作映画『ハムレット』の製作を務めました。

その後は『ハリー・ポッター』全8作品のうち6作品、『エージェント・ライアン』(2014)などの製作に携わるなど、現在ではイギリスを代表するプロデューサーのひとりとして名を馳せています。

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』の主要キャラクター紹介


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

アニー役/マーゴット・ロビー

アニーは、ダイナーのウエイトレスという他、時には魅惑のポールダンサー、時には白衣の天使など、状況にあわせて七変化する片付け屋です。

自分が狙った獲物は決して逃がさない、金やドラッグ、目的を達成するためなら手段を選ばないという史上最高の悪女。

しかし、そんなアニーにはある壮大な復讐劇が隠されていたのです。

アニー役を演じているのは、ドラマ『PAN AM/パンナム』(2011-2012)のローラ役で注目され、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)で、ディカプリオ演じるジョーダンの妻ナオミ役を演じ、一躍スターの座を獲得しました。

その後も、数多くの作品に出演し、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)では、アカデミー・ゴールデングローブ共にノミネートされ、今ハリウッドで最も注目されている女優として注目されています。

ビル役/サイモン・ペッグ

ビルは、末期癌を患っており、死の宣告を受けています。

理想の死に方を求め途方に暮れているところでアニーと出会い、彼女に魅了されました。

ビル役を演じているのは、イギリス出身のコメディアンであり俳優。テレビシリーズ『スペード』(1999-2001)で注目され、その後は『M:i:III』(2006)以降シリーズ全作に渡りベンジー・ダン役で出演。

またコメディアンということもあり、映画『宇宙人ポール』(2010)や『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)などのコメディ映画の脚本を務めたり、アニメ映画で声優を務めたりと幅広く活躍しています。

アルフレッド役/マックス・アイアンズ

アルフレッドは容姿端麗の殺し屋。アニーが働くダイナーをよく訪れますが、実はアニーに好意を抱いています。

もしかしたら、アニーといい関係になるかも…?

アルフレッド役は、イギリスを代表する俳優ジェレミー・アイアンズを父に、アイスランド出身の女優シニード・キューザックを母に持つマックス・アイアンズ。

2004年に『華麗なる恋の舞台で』でデビューし、映画『赤ずきん』(2011)や『ザ・ホスト 美しき侵略者』(2013)などに出演しました。

また、2017年にはロバート・レッドフォード主演の映画『コンドル』(1975)をドラマ化し、マックス・アイアンズが主人公を演じています。

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』のあらすじ


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

アニーは、ロンドン地下鉄の終着駅にあるダイナーでウェイトレスとして働いていました。

しかし、アニーにはウェイトレス以外にもうひとつ、街の厄介ごとを密かに始末する裏の顔があったのです。

アニーには目的があり、一見何も関係のないような客たちが彼女がターゲットとしている相手であり、それはこれから起こる復讐劇の始まりでした。

目的を果たすためなら手段は厭わない。それが彼女のやり方。ターゲットに近づくため、キュートなウェイトレスになったり、魅惑のポールダンサーへと七変化します。

ある日、最終列車が出てしまった夜のことです。最終列車も出てしまい、途方に暮れていたビルという元国語教師の男性がダイナーを訪れました。

彼は末期のガンにより、医師から死の宣告を受け自殺を考えていましたが、アニーの怪しげな美しさに魅了されていきます。

このダイナーには、謎の人物から多額の報酬を得ている暗殺者2人が常連客として通っており、雇い主はMr.フランクリンという人物でした。

2人のうちアルフレッドという男はアニーに好意を抱いていますが、もちろんふたりともアニーに裏の顔があることは知りません。

実は、このふたりはアニーのターゲットで、狙いは男たちがMr.フランクリンから受け取る多額の報酬でした。

男たちは、現在依頼されている暗殺を遂行しようとしていましたが、自分たちもアニーに狙われているとは知る由もなかったのです。

果たして、生き残るのはアニーか、それとも2人の暗殺者なのでしょうか…。


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』の感想と評価


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』は、壮大なスケールで描きかつ、実力ある俳優たちの迫真の演技に魅了される作品です。

また、アニーは心に深く大きな傷を抱えており、彼女が「表と裏の世界で生きている」と言う表現の枠を超えた生き方が描かれています。

誰もが持つ闇の部分を浮き彫りにしつつ、闇の世界でしか生きられない人の現実に向き合っている作品といえるでしょう。

光の中で生きる人たちには想像もできない闇の世界。そんな展開が観る者を魅了する。『アニー・イン・ザ・ターミナル』とは、そんな作品なのです。


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

まとめ


(C)2017, Mr. Lively, LLC. All Rights Reserved.

いかがでしたか?アニーが抱える闇、そして彼女が遂げようとしているある目的が徐々に明らかになって行きます。

マーゴット・ロビーの妖艶な美しさや華麗な七変化、アニーを初めとする周囲の人物から決して目が離せなくなる『アニー・イン・ザ・ターミナル』

関連記事

サスペンス映画

韓国映画『エターナル』あらすじと感想レビュー【イ・ビョンホン】

イ・ビョンホン主演『エターナル』は、2018年2月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー! 証券会社で支店長を務めるカン・ジェフンは不良債権事件により、職も地位もすべてを失います。 …

サスペンス映画

『プロミシング・ヤング・ウーマン』ネタバレ結末とラスト考察。復讐劇!性暴力への痛烈なリベンジとは?

キャリー・マリガン主演、性暴力への痛烈な復讐劇を描いた映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』 “プロミシング・ヤング・ウーマン=前途ある若い女性”に対する性暴力に対する怒り、憤りを主人公キャシーの視点 …

サスペンス映画

Netflix映画『アンカット・ダイヤモンド』ネタバレ感想と考察評価。 A24サフディー兄弟が描くギャンブル中毒男の人生の結末とは

アダム・サンドラーが「ヤバい宝石屋」に扮し、「ヤバい取り引き」が始まる! Netflix映画『アンカット・ダイヤモンド』は、ニューヨークを舞台に、アダム・サンドラーが、一攫千金を狙うギャンブル依存症の …

サスペンス映画

『フライトゲーム』動画無料視聴はU-NEXT。ネタバレ感想と犯人は?

リーアム・ニーソンといえば娘が誘拐されて凄い怒ったり、自分の身分が根こそぎ知らない男に奪われたり、キリスト教を棄教させられたりと、結構大変な目に遭う役が多い印象です。 今作『フライト・ゲーム』でも負け …

サスペンス映画

映画『ルース(Luce)』あらすじネタバレと感想。監督とキャストよる“脚本・演出・演技力の3拍子”揃ったサイコスリラー

サンダンス映画祭2019でプレミア上映されたジュリアス・オナー監督の映画『ルース(原題:Luce)』 映画『ルース(原題:Luce)』は、ナイジェリア出身の新鋭ジュリアス・オナが監督したサイコ・スリラ …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学