“失敗できない”夫婦、関係崩壊までのカウントダウン。
観る者の聴覚を刺激する体感型サスペンス。
2019年11月2日(土)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開される映画『積むさおり』。
この度、アメリカ・サンタアナで開催のHorrible Imaginings Film Festival短編部門において、黒沢あすかが主演女優賞を受賞しました。
黒沢あすか本人からの喜びのコメントも到着、併せて予告編、場面写真もご紹介します。
CONTENTS
Horrible Imaginings Film Festivalとは?
参考:Horrible Imaginings Film Festivalのインスタグラム
Horrible Imaginings Film Festivalとは、2009年にカリフォルニア州サンディエゴで設立された映画祭です。
映画上映、多様なパネル、パーティーなどを複数日にわたって開催し、ホラーやSF、ファンタジーなどのジャンルの最新映画を上映。
過去10年間で、750以上の作品を審査し、8,000人以上の参加者が訪れる、ジャンル映画の祭典です。
2019年度は8月30日から9月1日の3日間にかけて開催されました。
黒沢あすかの主演女優賞受賞コメント
主演女優賞を受賞でき、とても嬉しいです。
家庭を持ち子育てをする日々を送っていると、自分のことよりも、息子達の成長を喜ぶことが増えていましたから、受賞の一報を聞いても少しの間、大喜びしていいのかな?
いいんだよね?イェーイッ!の3段階を踏むことになりました。
そろそろ50才に手が届こうという年令での受賞。
女優としての道のりを振り返り、これまで出会った方々や、携わらせていただいた作品への敬意をあらためて噛みしめています。
HORRIBLE IMAGININGSの皆さまと『積むさおり』関係者の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。
気をつけないと犬のようにはしゃぎまくってしまう私です。
でももう少しだけ、飛び跳ねさせてください。
数年ぶりの喜びですから。
映画『積むさおり』の予告編
本作の予告編は、バツイチ同士の夫婦、さおりと慶介の穏やかな日常から始まります。
犬の散歩で訪れた森で、“穴”を見つけたさおりは、以来、夫・慶介のささやかな言動ひとつひとつが気に障るように。
能面のように凍りついて行くさおりの表情と、粗暴さが誇張されて行く慶介の対比に息を飲む予告編となっています。
映画『積むさおり』の作品情報
【日本公開】
2019年(日本映画)
【監督・脚本・編集】
梅沢壮一
【キャスト】
黒沢あすか、木村圭作
【作品概要】
妻さおりを演じるのは、園子温監督作『冷たい熱帯魚』(2010)や、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙 サイレンス』(2016)の>実力派女優、黒沢あすか。
夫役には『クライングフリーセックス』(2018)の木村圭作が扮します。
監督を務めたのは、特殊メイクアーティストとして、数々の映画やTVに参加し、黒沢の夫でもある梅沢壮一です。
映画『積むさおり』のあらすじ
間もなく結婚5周年を迎えるバツイチ同士の夫婦、さおりと慶介。
ある日、さおりは犬の散歩中、積み枝の前に見たことのない穴を発見します。
風が起こり、音が吸い込まれるような不可思議な体験をするさおり。
それ以来耳鳴りが起こり、さらには夫の立てる些細な音にも敏感になってしまいました。
夫や仕事に不満を抱えることなく暮らしていた日々が一変、気づかぬうちに積み重なっていた鬱屈が頭をもたげ始めます。
まとめ
予告を見ると、女優賞受賞も納得の黒沢あすかの佇まい。微細に変化していく彼女の表情から目が離せません。
夫の事が不快に感じるのは、彼の問題か、それともさおり自身の問題なのか。
夫婦が一度は通る道を、梅沢壮一監督が新たな視点で描き出します。
黒沢あすか、木村圭作主演作『積むさおり』は、2019年11月2日より(土)新宿K’s cinemaほか全国順次公開です。