齊藤工監督の最新オムニバス映画プロジェクトが始動。
映画業界の未来を鑑みて、いろいろな動きが広がる中、新たな企画がはじまりました。
新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を受けた外出自粛要請により、全国映画館の休館、映画祭のミニシアターをはじめ映画業界はじめ打撃を受けているエンタテインメント業界。
先行きの見えない現場に対峙し、俳優、フィルムメーカー、モノクロ写真家としてマルチに活動する斎藤工が ”STAY at HOME”をテーマに、日常化するテレワークを舞台にした映画企画 『TOKYO TELEWORK FILM』を始動、リモート撮影でクランクインしました。
制作にあわせて、コメントも到着しましたのでご紹介します。
CONTENTS
映画『TOKYO TELEWORK FILM』について
2020年3月下旬、東京都の外出自粛要請を受け、自宅環境での“娯楽の選択肢”として特別WEBサイト「A TAKUMI SAITOH FILM」を立ち上げ、監督作品や出演関連作、レコメンド作品や映画を随時更中の斎藤工。
自身の出演作品も撮影延期となり、在宅自粛の最中にスピード感をもって立ち上げた本企画『TOKYO TELEWORK FILM』は、鬱屈に屈さず、ウイルスショックによって生まれ行く「テレワークカルチャー」を記録し続け、連作を時系列に並べるオムニバス映画です。
俳優、芸人、ミュージシャン、一般ユーザーまでをも次々巻き込み、「テレワークセッション」(フェーズ1)、「テレワーク会話劇」(フェーズ2)を経て、「短編・長編を想定した製作」(フェーズ3)へと発展させた3段階(フェーズ)で製作を展開予定、2020年中の長編公開を目指します。
4月20日に撮影が終了した「テレワークセッション」(フェーズ1)では、テレビ電話で繋がったキャストが本人として実名で登場。近況実況やケームなどに興じた短編制作を重ね、ジム・ジャームッシュ監督作『コーヒー&シガレッツ』(2003)テレワーク版のようなドキュメンタリー性ある内容となりました。
初回(第1弾)出演は、斎藤工のほか、齊藤組にゆかりの深い女優・伊藤沙莉、常連の芸人・大水洋介(ラバーガール)、初参加となる酒井健太(アルコ&ピース)ほか。
第2弾以降(近日撮影予定)に、『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』主演の秋山ゆずきほか多彩なゲストが出演を予定、今後WEBにて随時公開を予定です。
『TOKYO TELEWORK FILM』に寄せて斎藤工のコメント
映画企画 『TOKYO TELEWORK FILM』制作にあわせて、斎藤工よりコメントが到着しました。
「漁師は漁に出られない時は網を縫う」 と言う言葉があります。
この”予期せぬ事態”に対し、従順に自主規制をかけながらも、
そこから新たな歓びや愉しみを見付ける事は その網の目を密にする事
我々人間の進化に繋がると、割と本気で思っています。(人命・医療・インフラ最優先ですが)
手探りですが、様々な方々とオンラインで繋がり、お力・才能をお借りし、知恵を絞り合い、
共に可動域を広げながら、”今(在宅・遠隔)だからこそ出来る事”を発掘、開拓して行きたいと思います。具体的に、悠々と、迅速に。
STAY at HOME 斎藤工
今だからできることを本気で探し、追い求める斎藤工。彼だからこそできる本作に期待が高まりますね。
映画『TOKYO TELEWORK FILM』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【企画・プロデュース・監督】
齊藤工
【プロデュース】
小林有衣子
【プロデュース・編集】
清水康彦
【キャスト】
伊藤沙莉、大水洋介(ラバーガール)、酒井健太(アルコ&ピース)、斎藤工 ほか
映画『TOKYO TELEWORK FILM』の概要とあらすじ
2020年4月8日現在、新型コロナウィルス(COVID-19)の猛威を受け、日本政府は非常事態宣言による社会活動自粛を決断。経済活動のみならず、メディアやコンテンツ、大衆性を伴う興行という興行が、事実上閉鎖されたかに見た。
人間は興を失うのか。笑いや憂い、想いを形にし表現する事によって生まれる 熱狂や共感は途絶えてしまうのか。
否、我々は、いつまでも自由。その証明の足掛かりとして、我々は、自宅自粛(Stay Home)に、テレワークにその活路を見出したい。
まとめ
参考動画:『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』(2020)
本企画第一弾として2020年4月29日(水・祝)よりプレオープンする、通常興行を目指すオンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu-mo Live Theater」にて、休館要請により全国ミニシアターでの上映が中断となった、齊藤工総監督映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』との併映でプレミア上映が決定。
上映後にはトークイベントも開催、3日間限定(6回配信)で有料上映されます。
今を切り取った新たな創作の形を見出した本作『TOKYO TELEWORK FILM』を娯楽の1つとして、『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』ともにお楽しみください。