大森監督が15年温めてきた脚本が映画化
大森立嗣監督のオリジナル脚本による映画『タロウのバカ』が2019年秋、テアトル新宿ほかにて公開となります。
本作の主演YOSHI、共演の菅田将暉、太賀に加えて、新たに奥野瑛太、植田紗々、豊田エリー、國村隼も出演していることが明かされました。
合わせて、菅田将暉と太賀のキャラクター写真も解禁されましたのでご紹介します。
映画『タロウのバカ』の登場キャラクターたち
本作は、タロウ、エージ、スギオという3人の刹那的に生きる少年たちを描く、純粋で過激な問題作です。
生まれてから一度も学校に通ったことがない主人公タロウを演じるのは、大森立嗣監督に抜擢され、本作が俳優デビュー作となる16歳の異端児YOSHI。
そして、発表されていなかった菅田将暉と太賀の役柄は、タロウと行動を共にする高校生のエージとスギオ役ということがキャラクター写真とともに明らかとなりました。
少年エージ役・菅田将暉
菅田将暉はやるせない悩みを抱え暴力に走ってしまう少年エージ役。
『溺れるナイフ』『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)、『あゝ、荒野』(2017)、『アルキメデスの大戦』(2019)など野心的な作品から超大作まで、ずば抜けた感性で幅広い役柄をこなし、2019年秋には舞台『カリギュラ』でタイトルロールの暴君カリギュラを演じる菅田将暉。
彼のその伸びやかな演技力は、暴力に至った理由を納得させることでしょう。
少年スギオ役・太賀
エージの親友で、理性的で臆病な少年スギオを演じるのは、『南瓜とマヨネーズ』(2017)、『来る』(2018)、『町田くんの世界』(2019)など話題作への出演が相次ぐ太賀。
オムニバス映画映画『十年Ten Years Japan』(2018)の一編『美しい国』で主演を飾った彼は、どこにでもいる若者が徴兵される恐ろしさを自然な演技で体現しました。
太賀演じるスギオが、どのように巻き込まれ、タロウたちと関わって行くのか、目が離せませんね。
映画『タロウのバカ』の追加キャスト
そして、新たに4名の追加キャストが発表となりました。
タロウたちと対峙する半グレ集団のリーダー吉岡役には、『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(2012)、『友罪』(2018)などでちょいワル演技に定評のある奥野瑛太。
エージ、スギオと同じ高校に通う、援助交際を繰り返す洋子役には、『日日是好日』(2018)、『ママレード・ボーイ』(2018)の植田紗々がオーディションにて選ばれました。
タロウを育児放棄している母親、恵子を演じるのは、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍する豊田エリー。
そして、元ヤクザで吉岡と共に裏ビジネスを生業とする小田役には、『萌の朱雀』(1997)『地獄でなぜ悪い』(2013)などの日本映画に数多く出演し、韓国映画『哭声/コクソン』(2017)の怪演で世界中を震え上がらせた國村隼が扮しています。
映画『タロウのバカ』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【監督・脚本・編集】
大森立嗣
【キャスト】
YOSHI、菅田将暉、太賀、奥野瑛太、植田紗々、豊田エリー、國村隼
【作品概要】
『日日是好日』(2018)で報知映画賞監督賞を受賞した大森立嗣監督のオリジナル脚本作品です。
主演を務めるのは300人の候補者から大抜擢されたYOSHI。演技経験が全くないく、本作がはじめての映像作品出演となります。
タロウに慕われるエージ役には菅田将暉。『セトウツミ』(2016)以来2度目の大森組参加。
エージとともにタロウに慕われるスギオ役には映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』で主人公のタイジを演じて脚光を浴びた太賀です。
映画『タロウのバカ』のあらすじ
主人公は少年タロウ。
彼は生まれてから一度も学校に行ったことがありません。自分の年齢すら知りません。
母親、家族、社会。誰からも振り向かれないタロウでしたが、それでも自由に生きています。
そんな彼は年上の少年エージ、スギオと出会い、初めて「世界」を知ることになり…。
まとめ
ハッピーバースデー🎉
今日はYOSHIさん
16歳の誕生日。タロウのバカ。#YOSHI#菅田将暉#太賀#大森立嗣 pic.twitter.com/zhbacyAB1l
— 映画『タロウのバカ』 (@taro_no_baka) 2019年2月25日
新人YOSHIを主人公に抜擢したことでも話題の大森立嗣監督の映画『タロウのバカ』。
YOSHIを支える菅田将暉、太賀の役柄が明かされ、さらにキャラクターの場面写真も解禁。
そして、映画界に無くてはならない存在の國村隼や、奥野瑛太、植田紗々、豊田エリーといった追加キャストも発表されました。
世界を壊し常識を覆す映画『タロウのバカ』は2019年秋、テアトル新宿ほかにて公開です。