石坂浩二が劇場版アニメ初主演
2019年5月24日(金)より、シネマート新宿、角川シネマ有楽町ほかにてアニメ映画『歎異抄をひらく』の公開が決定。
親鸞聖人の教えを忠実に記し、「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という一文で知られ、その解釈をめぐり今まで様々な哲学者・文化人らが議論し、愛されてきた古典文学の名著「歎異抄」。
発行部数100万部を突破した『なぜ生きる』の作者・高森顕徹氏がわかりやすく、正しく解釈した『歎異抄をひらく』(1万年堂出版)がアニメ化されます。
2016年に劇場アニメが公開され、15万人以上を動員した『なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-』の第二弾。
映画『歎異抄をひらく』では親鸞聖人の声に劇場版アニメ初主演となる石坂浩二。
人気声優・増田俊樹が親鸞聖人に教えを乞い、のちに「歎異抄」を記す唯円を演じます。
キャスト二人からのコメントも到着!
親鸞聖人役・石坂浩二
親鸞聖人を演じるのは、本作が劇場版アニメ初主演となる名優・石坂浩二。
日本映画界きっての博識で知られる石坂ならではの知性豊かな声が、物語に奥行きと深みを与えています。
石坂浩二は作品について次のように語っています。
こんな大きな哲人を演じるのは初めてです。素晴らしく美しい画面に負けぬ様に声で表現する難しさを感じました。ましてや、あの親鸞聖人の言葉です。時代感、人間一人一人がまだ強かった時代を、上手く滲ませる事が出来ていたらいいなと思います。作品は素晴らしいものです。ぜひご覧ください。
様々な作品において穏やかながら深い印象を残す石坂浩二が、表現する難しさを感じたと言う本作。
石坂浩二演じる親鸞聖人の言葉が、観る者の心に響くことでしょう。
唯円役・増田俊樹
アニメ「刀剣乱舞-花丸-」シリーズの加州清光役や「僕のヒーローアカデミア」シリーズの切島鋭児郎役で人気を博し、現在もっとも注目を集める声優・増田俊樹。
親鸞聖人に教えを乞いのちに「歎異抄」を記す唯円に扮した増田俊樹が、悩み惑う青年の心を繊細に表現しているのも見逃せません。
増田俊樹は唯円に込めた想いと、観客へ気持ちをこう語りました。
純朴でありながらも探究心を持った青年像を意識し、常に自身と向き合い考え続けることで、教えをさらに深く知っていく彼らしい直向きさを演じるように心がけました。この作品の唯円達の生き様を見ていただき、彼らの生き方を感じ、観ていただいた皆様の生き方に少しでも変化が生まれると嬉しいです。考え方ひとつ変えるだけで世界のあり方が変わります、そんなひとつのきっかけになると嬉しいです。
悩みながらも直向きに探究し続ける唯円は、あらゆる役柄と真摯に向き合う増田俊樹に通じるものがありますね。
石坂浩二との共演で、更なる高みに登る増田俊樹、要チェックです。
映画『歎異抄をひらく』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【原作】
高森顕徹『歎異抄をひらく』(1万年堂出版)
【監督】
大野和寿
【声のキャスト】
石坂浩二、増田俊樹
【作品概要】
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という一文で知られる、古典文学の名著「歎異抄(たんにしょう)」。
親鸞聖人の教えを忠実に記しながらも、読む人によっては誤解を招くともいわれる「歎異抄」を、高森顕徹がわかりやすく、正しく解釈した本「歎異抄をひらく」(1万年堂出版刊)をアニメ化しました。
監督は、AMラジオのミキサー、ディレクターを経て、1992年にタツノコプロに入社したという異色の経歴を持つ大野和寿です。
名優・石坂浩二が親鸞聖人を、人気声優の増田俊樹が「歎異抄」を記す唯円を演じます。
映画『歎異抄をひらく』のあらすじ
親鸞聖人の言葉を書き記した「歎異抄」には、多くの謎が秘められています。
「なぜ、善人よりも悪人なのか」
「『念仏さえ称えていたら助かる』は、なぜ間違いなのか」
「葬式や年忌法要は死んだ人のためにならないって、ホントなのか」
「『この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、まことは一つもない』と、なぜ断言できるのか」
幸せ観、人間観を一変させる、常識破りの発言の数々。
「歎異抄」の著者と言われる唯円が親鸞聖人と出会い、仲間たちと共に迷い悩みながら成長する姿を描きます。
まとめ
大災害や不条理な事件が頻発し、格差が拡がる現代社会。
本作は、親鸞聖人の「この世は、人の力ではどうにもならんことばかり」という言葉が痛切に心に突き刺さります。
“いまの日本”を生きる人こそ見るべき作品といえます。
「歎異抄」の謎が解けた時、幸せ観、人間観、仏教観は、一変するでしょう。
アニメ映画『歎異抄をひらく』は2019年5月24日(金)より、シネマート新宿、角川シネマ有楽町ほかにてロードショー。
第一弾『なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-』で提示された、「不条理で無常なこの世をどう生きるべきか?」の答えがここにある!