Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/11/04
Update

映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』あらすじ/公開日/上映館。革新的SF作品が日本初上陸!

  • Writer :
  • 大塚まき

土星から降臨した宇宙音楽王、サン・ラーの革新的・暗黒SF!
半世紀を経て突如日本初公開。

独自の宇宙哲学と作曲、パフォーマンスで知られるサン・ラー。

その超現実的宇宙音楽王サン・ラーが、地球人に警鐘を鳴らします。


(c) A North American Star System Production / Rapid Eye Movies

アヴァンギャルド・フリー・ジャズの音源を大量に発表した土星から降臨した太陽神、超現実的宇宙音楽の創造者であり、1993年に地球を去ったサン・ラー。

彼が脚本、音楽、主演をつとめた漆黒の革新的SF映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』が、2021年1月29日(金)よりアップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテほかにて日本初公開となることが決定しました。

このたび本作の公開決定に伴い、キービジュアル、メインカットが解禁となります。

スポンサーリンク

映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』について

1960年代後半から70年代初頭にかけて、カリフォルニア大学バークレー校で「宇宙の黒人」という講義を行っていたサン・ラーの存在が、サンフランシスコでアヴァンギャルド・アートを展開していた<DILEXI>のプロデューサー、ジム・ニューマンの目に留まり実現した、革新的・暗黒SF映画。

サン・ラーの音楽を地球を超えた新しい未来へ人々を導く原動力とし、宇宙探査とその音楽を通して黒人文化の救済を描きます。

内容の一部は「宇宙の黒人」をベースとしています。発表したフリー・ジャズの音源があまりにも膨大なため誰も全貌を把握できない土星から降臨した太陽神、超現実的宇宙音楽の創造者サン・ラーが脚本、音楽、主演をつとめたため、『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』はどこにも存在しないまったく新しい映画となりました。

約半世紀を経た今でも類似作品は存在しません。

ミュージカル、SFオペラ、社会評論の要素を組み合わせた本作を、一部にはクエンティン・タランティーノ等に影響を与えたブラックスプロイテーション映画群の重要作と呼ぶ人もいます。

しかし本作はジャンルの慣習に準拠しません。むしろ、サン・ラーの鋭い精神状態を視覚的に表したもので、<音楽>は当時の政治的希望、つまり人種的抑圧からの解放を反映した銀河間の兵器として使われています。

これは映画的で哲学的な創造の根源であり、いつの時代においても重要な意味を放ち続ける、時空を超えた傑作と言えます。

その奇妙でビザールな内容でありながら唯一無二の黒光りする存在感は同時代に出現したハリウッド大作『未来惑星ザルドス』(1974)と無理やり比較してもいいかもしれません。

また海外ではロジェ・バディム監督『バーバレラ』(1968)やニコラス・ローグ監督『パフォーマンス』(1970)を例に本作を語る者もいます。

この度上映されるのは地球上に残されていた唯一の35mmプリントからスキャン、史上初めてオリジナルの画面サイズであるスタンダードサイズ(1:1.33)で作られたデジタル素材です。

オリジナルのフィルムの状態を最大限再現するため、一切レストアはされていません。

海外では過去に約64分の<サン・ラー編集版>と呼ばれるバージョンがVHSで出回っていましたが、本上映はオリジナルの81分のバージョンで上映されます。

映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』の作品情報


(c) A North American Star System Production / Rapid Eye Movies

【日本公開】
2021年(アメリカ映画)

【原題】
SPACE IS THE PLACE(宇宙こそ我が故郷)

【監督】
ジョン・コニー

【脚本】
ジョシュア・スミス、サン・ラー

【キャスト】
サン・ラー、レイ・ジョンソン、クリストファー・ブルックス、バーバラ・デロニー、エリカ・レダー、ジョン・ベイリー、クラレンス・ブリュワー

スポンサーリンク

映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』のあらすじ

1969年頃に地球から姿を消していた大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは、音楽を燃料に大宇宙を航行するなか、遂に地球と異なる理想の惑星を発見しました。

さっそく地球に戻り、ジャズのソウル・パワーによる同位体瞬間移動で米国にいる黒人のブラザーたちの移送計画を立てますが、その技術を盗もうとアメリカ航空宇宙局(NASA)の魔の手が迫ります…。

まとめ

サン・ラーは、以下のような言葉を残しています。

地球は音楽なしでは動けない。地球は一定のリズム、サウンド、旋律で動く。
音楽が止まれば、地球も止まり、地球上にあるものはすべて死ぬ。 -サン・ラー

サン・ラーの音楽が人類を解放する瞬間をぜひとも、劇場でご覧ください。

革新的SF映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』が、2021年1月29日(金)よりアップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテほかにてロードショーです。

関連記事

新作映画ニュース

映画『もしもあたしたちがサイサイじゃなかったら。』あらすじ/キャスト/公開日。ライブですうが時空を超える!?

映画『もしもあたしたちがサイサイじゃなかったら。』は2020年5月8日(金)より上映。 結成10周年を迎える“SILENT SIREN”が、映画『もしもあたしたちがサイサイじゃなかったら。』で、ついに …

新作映画ニュース

映画『ベイビーティース』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。予告動画もエモいフレッシュなラブストーリー!

胸が張りさけるほど愛おしいモーメント・ラブストーリー! 第76回ヴェネチア国際映画祭にてマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞した映画『BABYTEETH』。 (C) 2019 White …

新作映画ニュース

映画『シンク・オア・スイム』あらすじキャスト。【イチかバチか俺たちの夢】日本公開は7月に決定

この夏、彼らが日本中を奮起させる 「フランスのアカデミー賞」と言われるセザール賞にて最多10部門にノミネートされたジル・ルルーシュ監督による『SINK OR SWIM』の邦題が『シンク・オア・スイム …

新作映画ニュース

大阪アジアン映画祭2019のチケット発売開始!エントリー作品の選定と登壇ゲスト情報

第14回大阪アジアン映画祭のチケット購入方法やイベント情報 2019年3月8日(金)から3月17日(日)まで開催される、第14回大阪アジアン映画祭。 第14回大阪アジアン映画祭のチケットは、2月23日 …

新作映画ニュース

草彅剛映画『ミッドナイトスワン』あらすじ/キャスト。トランスジェンダー役で魅せる場面写真紹介!

映画『ミッドナイトスワン』は2020年9月25日より全国公開予定。 『台風家族』の草彅剛(くさなぎつよし)を主演に迎え、『全裸監督』の内田英治(うちだえいじ)監督が創り出すオリジナル作品『ミッドナイト …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
架空映画館 by ReallyLikeFilms Online
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学