第4回池袋みらい国際映画祭 特別審査員賞 受賞作品
濃すぎる個性の大渋滞ドタバタ劇!?昭和モダン炸裂なコメディ映画の誕生
第4回池袋みらい国際映画祭における、現役で映画を制作しているプロの映画監督やプロデューサーなどで構成される特別審査員による特別審査員賞を受賞した映画『相対性浪漫飛行』。
この度、映画『相対性浪漫飛行』が、池袋シネマ・ロサ劇場にて2022年1月15日(土)~21日(金)の1週間公開されることが決定しました。
また、メインビジュアル、予告編と場面写真が解禁となります。
映画『相対性浪漫飛行』について
本作の監督を務めたのは、CM制作会社に勤める若手クリエイターの坂田航。
撮影が行われたのは坂田が学生時代であった2018年。
既にスマートフォンでも作品が撮れるという時代において坂田が興行デビュー作として選んだのは16mmフィルムで撮影・編集したコメディ劇でした。
平成生まれの若手クリエイターがフィルム風編集ではなく、実際にフィルム映画を撮り切ったのは興味深く、坂田の猛烈な映画愛が伺えます。
さらに今回、劇場公開に向けて再度本作と向き合い音楽を中心に再編集を試みました。
CM制作会社でキャリアを積んだ坂田の現在が集約された作品となります。
アナログな手段のコミュニケーションの連続で話は展開しますが、設定は現代です。よく見るとスマートフォンを操作する人物も描かれ、ここにも作り手の拘りが見え隠れします。
息つく暇もなく訪れる状況の変化に踊らされる青木の早口ナレーションは実に独特であり、この物語のコミカルさを引き出しています。
冴えない大学生・青木を演じたのは美南宏樹。本作の主人公として最適解とも言える彼の演技、そして「私は今、異様に○○が食べたいのだ!」というセリフは映画祭で上映される度に映画ファンの心を鷲掴みにしました。
映画『相対性浪漫飛行』の予告編
この度解禁された予告動画では、主人公・青木に人生最大のモテ期が訪れた様子が映し出されます。
青木を取り巻くのは、明るく元気な後輩・さやか、 大学で姉さんと親しまれる大人の女性・静香、文通相手の留学生・リリーの3人とかつて短くも付き合っていた元彼女・輿水の姿が。
そして、「私は今、異様に○○が食べたいのだ!」というセリフも明かされます。
青木が満身創痍に3つの“愛の世界”へと走り出す様子がコミカルに描かれ、ドタバタコメディ劇の結末に期待が高まる予告となっています。
映画『相対性浪漫飛行』の作品情報
【日本公開】
2022年(日本映画)
【監督】
坂田航
【脚本】
江越亮介
【キャスト】
美南宏樹、藤村拓矢、上田うた、神門実里、堀井綾香
映画『相対性浪漫飛行』のあらすじ
三浪の末に大学への入学を果たした主人公・青木。
ところが、青春を謳歌しようと“かくれんぼサークル”に所属するも不調、同じサークルの女子・輿水とやっとのことで交際するものの、すぐに破局。
思うような青春を送れないでいました。輿水より良い恋人を作ろうと必死な青木に、人生最大のモテ期が訪れます。
元気で気さくな後輩・さやか、留年3年の姉御肌な先輩・静香、突如始まった文通で繋がる留学生・リリーの3 人に迫られます。
学内のゴシップに詳しい親友の石田(通称『天狗』)からそれぞれの女性についての怪しい噂を耳にした青木は、満身創痍に3つの“愛の世界”へと走り出します。
青木が気づいた“愛”とは……。そこで青木が決断した選択とは……。
まとめ
映画館上映のリクエストが多かった『相対性浪漫飛行』がついに劇場公開となります。
本作は、撮影から編集までを16mmフィルムで制作。フィルムならではの味のある風合いと、それにぴったりな昭和の世界観が描かれます。
後加工ではない本物のフィルム作品は、フィルムに馴染み深い世代には懐かしさを、デジタルな若者には新しさを感じさせることでしょう。
ぜひスクリーンで見届けてください。
濃すぎる個性の大渋滞!ドタバタコメディ劇!映画『相対性浪漫飛行』は、池袋シネマ・ロサ劇場にて2022年1月15日(土)~21日(金)の1週間限定上映です。