『SISTERS BROTHERS(原題)』が第44回セザール賞にて4冠
2019年7月にTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショーされる映画『SISTERS BROTHERS(原題)』。
ジャック・オーディアール監督最新作、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞の本作がこのたび、フランス時間2月22日(金)に開催された第44回セザール賞授賞式にて、見事監督賞、撮影賞、美術賞、音響賞の4部門受賞5ノミネートを果たしました!!
西部劇ジャンルに新しさを与えエンターテインメント作品に仕上げた映画『SISTERS BROTHERS(原題)』についてお伝えしていきます。
セザール賞とは
セザール賞は別名“フランス版アカデミー賞”と呼ばれ、同賞を主催する仏映画芸術技術アカデミー会員の投票によって決まる賞です。
過去作品賞に選出された作品では『アメリ』(2001)、『戦場のピアニスト』(2003)、『アーティスト』(2012)など、日本でも大ヒットを記録した作品も多く、米国アカデミー賞前哨戦としても重要な賞となります。
ジャック・オーディアール監督作品は本賞の常連となっており『ディーパンの闘い』(2016)で9部門ノミネート、『君と歩く世界』(2013)は4部門受賞、5部門ノミネート、『預言者』(2012)では作品賞、監督賞、脚本賞含む9部門受賞、3ノミネートを果たしていました。
映画『SISTERS BROTHERS(原題)』の作品情報
【公開】
2019年(アメリカ・フランス・ルーマニア・スペイン合作映画)
【原作】
パトリック・デウィット「シスターズ・ブラザーズ」 (創元推理文庫刊)
【監督】
ジャック・オーディアール
【キャスト】
ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッド
【作品概要】
本作『SISTERS BROTHERS(原題)』はジャック・オーディアール監督初の英語作品で、キャストは『シカゴ』(2003)のジョン・C・ライリー、『ザ・マスター』(2013)のホアキン・フェニックス、『ブロークバック・マウンテン』(2006)のジェイク・ギレンホール、『ナイトクローラー』(2015)のリズ・アーメットと実力者ぞろい。
1851年のゴールドラッシュに沸くアメリカを舞台に、それぞれの思惑をもちながら黄金に魅せられた4人を描いたエンターテイメント作品です。
映画『SISTERS BROTHERS(原題)』のあらすじ
時はゴールドラッシュ。
普通を夢見る兄と、裏世界でのし上がりたい弟。
ふたりは最強と呼ばれる殺し屋として生きてました。
政府の内密な依頼で偵察係と追うことになったのは、黄金を見分ける化学式をみつけた科学者。
しかし黄金に魅せられた4人は手を組むことになり…。
トラウマ、憧憬、疑心、かすかな友情。
組むはずではなかった4人の思惑が交錯し、思いがけないラストへと加速する傑作サスペンスドラマです。
まとめ
Congratulations to THE SISTERS BROTHERS for its 9 César Award Nominations! Watch the movie now on Digital! #SistersBrothers Get it here: https://t.co/MSnl6ngnni pic.twitter.com/m9xeOYzVvD
— The Sisters Brothers (@SistersBrosFilm) 2019年1月23日
それぞれの思惑をもちながら黄金に魅せられた4人は何を得て、何を失うのか…。
西部劇のルックながらサスペンスドラマの要素が入り読めない展開、誰が善で誰が悪なのかツイストしていく人間ドラマ、愛おしさをにじませるキャラクターの掘り下げなどジャック・オーディアール監督は西部劇ジャンルに新しさを与えエンターテインメント作品に仕上げました。
第44回セザール賞授賞式にて、見事監督賞、撮影賞、美術賞、音響賞の4部門受賞5ノミネートを果たした映画『SISTERS BROTHERS(原題)』。
2019年7月にTOHOシネマズシャンテ他で全国ロードショーです!