国境を越え、過去を乗り越えた友情の絆「フィリピン水道建設プロジェクト」。
感動の実話を映画化!
日本とフィリピン両国のボランティア達の献身により、戦争の傷を乗り越え9年もの歳月を費やし完成した、フィリピン・パンダンの水道建設工事。
その感動の実話を描いた、映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』が、2019年9月21日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開されます。
この記事では『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』の作品情報ついてお伝えしていきます。
CONTENTS
映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』の作品情報
【日本公開】
2019年(日本映画)
【原作】
小嶋忠良「マロンパティの精水 いのちの水の物語」(PHP研究所)
【監督・脚本】
目黒啓太
【キャスト】
辻美優(elfin’)、赤井英和、前川泰之、新井裕介、花房里枝、岡千絵、橋本マナミ、蝶野正洋、角田信朗、篠原信一、森次晃嗣、BONG CABRERA、SUE PRADO、MIEL ESPINOZA、ERMIE CONCEPCION
映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』のあらすじ
フィリピンの首都マニラから300キロ南にあるパナイ島の田舎町パンダン。
海水混じりの井戸水しかないパンダンでは、多くの村人が腎臓病などに悩まされていました。
友人に誘われ軽い気持ちで、パンダン水道建設工事プロジェクトにボランティアとして参加した女子大生・明日香。
ですが、戦争の禍根から日本人に反発する現地の人々、灼熱の中での作業など、多くの困難が待ち受けていました。
そんな中、明日香を優しく迎え入れてくれたのは、5歳の少女アミー。
2人は絵本と折り紙を通して仲良くなっていきます。
しかし、アミーも重い腎臓病に蝕まれていて…。
主演女優・辻美優について
本作の主人公・明日香を演じるのは、全日本美声女コンテストで14,434人の中からグランプリを受賞した辻美優。
美声女ユニット『elfin’(エルフィン)』でアーティストとして活動し、劇場前売り鑑賞券の特典オリジナルポストカードのイラストも担当しています。
elfin’とは、“容姿”と“声”という人の印象を司る2つの要素に“美しさ”を兼ね備えた、次世代のニューヒロインを発掘する「全日本美声女コンテスト」をきっかけに結成された、アーティスト・女優・声優・モデル・タレントなどマルチに躍動する注目の4人組美声女ユニット。
主題歌には辻美優と花房里枝が所属するelfin’の楽曲「アンルート」を起用しました。
辻美優のプロフィール
参考:辻美優の公式ツイッター
#SHOWROOM を見てくれたみんな!ありがとうございました🥰
はなちゃんただいま回でした:-)舞台「歌姫」のお話、本日おこなわれた映画「セカイイチオイシイ水〜マロンパティの涙〜」完成披露上映会のお話、いよいよ来週に迫った「Beauty Voice Theater vol.6」のお話をしました💚
また来週も見てね🧚♀️ pic.twitter.com/D5hlBd7POW— 辻 美優(elfin') (@elfinTsujiMiyuu) September 10, 2019
本作にて、ボランティアで水道プロジェクトに参加する事になった女子大生、清水明日香を演じる辻美優(つじみゆう)は1996年7月6日生まれ。東京都出身。
“容姿”と“声”という人の印象を司る2つの要素に“美しさ”を兼ね備えた次世代ニューヒロインを発掘する「全日本美声女コンテスト」で応募総数14,434通の中からグランプリを受賞。
アーティスト・女優・声優・モデル・タレント・漫画家として多方面においてマルチでハイブリッドな活躍をしています。
美声女ユニット『elfin’(エルフィン)』のリーダーとして活動し、3rdシングル「貪欲スナイパー」、4thシングル「君にエール!!!! ~同じ空の下で~」をリリース。2019年5月22日には待望の5thシングル「ユレル、クレル、ハゼル」がリリースされました。
世界最大級のポータブルオーディオイベント「ポタフェス2018」の公式イメージアーティストにも就任し、ニッポン放送のレギュラー番組「オールナイトニッポンi~elfin’のビューティーボイス放送局~」ではメインパーソナリティも務めています。
個人としても、映画『君の名は。』や『SING/シング』、TVアニメ『けものフレンズ』や『マクロスΔ』などに声優として出演。
webサイト「超!アニメディア」では漫画家として「Strawberry Dream」を好評連載中の他、PUBGのゲーム実況動画を配信するなど各カルチャー分野でも多彩な才能を発揮しています。
脇を固めるキャストたち
フィリピンでの水道建設工事の立ち上げから関わり、反日感情が強い現地でも、その誠実な人柄と情熱で皆から最も信頼される、アジア協会アジア友の会・岩田役に赤井英和。
現地ボランティアとして、明日香の指導にあたる青年・田中役に男劇団青山表参道Xの一員として活躍の場を広げている新井裕介。
更に、辻美優と同じくelfin’に所属する花房里枝の他、前川泰之、岡千絵、角田信朗、蝶野正洋、橋本マナミ、篠原信一、森次晃嗣など豪華俳優陣が脇を固め、物語に奥行きをもたせています。
監督・脚本は、本作が長編デビュー作となる、新鋭・目黒啓太です。
映画の基となった実話パンダンプロジェクトとは
今から約20年前の1990年8月、アジアでボランティア活動をしていたNGO「アジア協会アジア友の会」に、日本に留学していたフィリピン人男性から、自分の故郷であるパナイ島のパンダンに井戸を掘ってほしいとの依頼の電話がありました。
首都マニラから300キロ南のパナイ島。
しかし、その島に安全な飲料水を供給するには、井戸水では間に合わないと判明。
キレイな水を、水源から丘を越えて引かねばなりませんでした。
「パンダン飲料水パイプライン建設事業」=パンダンプロジェクトのスタートです。
丘を越えてパイプラインを引くことの困難に、もう一つ越えなければならない困難がありました。
第二次世界大戦時の日本へのつらい記憶が、フィリピンの人々の心の傷として深く残っていたためです。
それから9年。泥と汗にまみれながら、様々な苦難を乗り越えるうち、やがて日本人とフィリピン人の固い絆が生まれ、日比の友情のあかし「パンダンプロジェクト」は完成。
その水を飲んだパンダンの人々は「セカイイチオイシイ!」と叫んだと言います。
まとめ
今なお世界には、安全な水が供給されずに亡くなる子どもたちが年間100万人以上います。
この物語は、過去を乗り越え「今を生きる」ことの大切さを教えてくれる「人間賛歌」です。
現代の日本やアジアに住む子どもたちに広く知ってもらい、より豊かでハッピーなアジアの未来を築くための第一歩として、本作をぜひご覧ください。
映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』は2019年9月21日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開です。